【現役からレジェンドに至る大勢のプロ・ゴルファーと共演しているギルモア】
SNAKEPIPE WROTE:
「アメリカンジョークは面白くない」と言う人は多いはず。 コテコテのオヤジギャグを好むSNAKEPIPEも大きくうなずくはずなのに、「俺たち〜」シリーズで有名なアメリカのコメディアンであるウィル・フェレルの大ファンになったのが今から10年以上前のこと。 ちょっと下品なアメリカンジョークに、腹を抱えて笑えることがわかったよ。 ウィル・フェレル出演の映画については「映画の殿08」から「ユーロビジョン」まで5つも特集しているので、いかに熱中して鑑賞していたのかが分かるよね。(笑) そんなウィル・フェレルがコメディアンとしての地位を確立したのが、アメリカのコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ 」だった。 1975年から続く長寿番組だというので、日本だったら「笑点」みたいなものか? ウィル・フェレルより少し前に「サタデー・ナイト・ライブ」で笑いを取っていたのが、ユダヤ系アメリカ人のアダム・サンドラー 。 前置きが長くなってしまったけれど、今回はアダム・サンドラー主演映画「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル」について書いていこう。※ネタバレしないように書いているつもりですが、未鑑賞の方はご注意ください
1996年に公開された「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル (原題:Happy Gilmore)」。 タイトルと画像でゴルフの話だと分かるよね。 以前より何度か書いているように、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEは毎週欠かさずアメリカのPGAゴルフを鑑賞しているゴルフ・ファン。 恐らく10年ほどの鑑賞歴になるので、今ではすっかり詳しくなっているはずだよ。 そういえば、ウィル・フェレルもスポ根映画、たくさん扱っていたっけ。(笑) アダム・サンドラー主演のゴルフ・コメディ映画はどんな感じだろう。 あらすじはこちら。
プロのアイスホッケー選手を目指す青年ハッピー・ギルモアは、シュート力は抜群なのにスケートが大の苦手。 ある日、差し押さえられた祖母の家を取り戻すために大金が必要になったギルモアは、賞金目当てでゴルフトーナメントに出場することに。 持ち前のシュート力でミラクルショットを連発し、順調に勝ち進んでいくが……。 (映画.comより)
トレイラーはこちら。
ティーショットで400ヤード飛ばし、パー4でワンオンするなんて夢のような話。(笑) 本当はアイスホッケーのプロになりたかったはずなのに、借金返済のためにゴルフを選ぶギルモア。 ゴルフの優勝賞金額は高いからね! ホッケーのシュートを決める時のフォームが、ゴルフのティーショットになっているね。 下からすくい上げるようなスタイルは、現在世界ランクNo,1のスコッティ・シェフラーに似てるかも。 そしてハッピー・ギルモア本人は、画像でも分かるように「やんちゃ」で、深く考えないタイプ。 性根は優しくて、おばあちゃん想いなんだよね。
ギルモアが大好きなおばあちゃん(画像真ん中)。 このおばあちゃんが税金を27万ドルも滞納したことで、ギルモアがゴルフに転向するんだよね。 おじいさんが建てた家まで抵当にはいってしまうとは、おばあちゃん呑気過ぎ!(笑) おばあちゃんを演じているのは、フランシス・ベイ。 どこかで見たことあると思ったら、デヴィッド・リンチ作品の常連だったよ! 「ブルー・ベルベット」にも出演していたとは。 そして画像左は、のちにギルモアのガール・フレンドになるバージニア。 紳士のスポーツであるゴルフとはかけ離れたギルモアの様子にとまどいながらも、味方になっていくんだよね。
家を差し押さえられてしまったため、おばあちゃんが入居した老人ホームの経営者。 観ている時には気づいていなかったけれど、演じているのはベン・スティラー! ウィル・フェレル、アダム・サンドラーと同年代の「サタデー・ナイト・ライブ」出身者。 コメディアン2人が出演していたんだね! ベン・スティラーとウィル・フェレルが出演していた映画「ズーランダー (原題:Zoolander 2001年」も面白かったな。 決め顔の「ブルー・スティール」、また見たくなったよ!(笑)
ギルモアと因縁のある男、ラーソンを演じていたのは、「007 私を愛したスパイ 」でジョーズ役だったリチャード・キール 。 身長218cmで、世界一巨体の俳優として知られているらしい。 この顔と体格なら、どの作品でも観間違うことがないよ。 ギルモアのせいで頭にナイフが突き刺さったままになっている設定なんだよね。 まるでアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の「刺さった男」状態だよ。(笑)
ギルモアの才能を見抜き、レッスンを買って出る元プロゴルファーのチャップス。 ゴルフ場でワニに右手を食いちぎられるという過去を持ち、右手は義手という設定になっている。 PGAゴルフをTV観戦していると、実際にゴルフ場にワニが出現することあるんだよね。 ルイジアナ州やフロリダ州はワニが生息していることで知られているので、チャップスの話はまるっきりデタラメではない。 義手の扱いがぞんざいで、この辺りがキツめのブラック・ジョークなんだよね。(笑)
飛ばし屋で、様々なラッキーにも恵まれ、賞金を稼いでいくギルモアの活躍に大笑いさせてもらった。 「そんなバカな!」 というシチュエーションで、ゴルフボールがカップインしていく様子は、あり得ないからこそ面白かったよ。(笑) ライバルのゴルファーや、ド素人のキャディも良い味出していたね。 ゴルフ好きにはおすすめの映画だよ!
「俺は飛ばし屋」から29年が経過した今年2025年、Netflixの新作映画として登場したのが、「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル2 (原題:Happy Gilmore 2)」。 ここで知らされていなかったら見逃していたところ、ROCKHURRAHが目ざとく発見し鑑賞することになったんだよね。 そのためROCKHURRAH RECORDSでは、「飛ばし屋1」と「飛ばし屋2」を連続して観ることができた。 ハッピー・ギルモアは、一体どうなったんだろうね?
ハッピー・ギルモアのゴルフ人生は、まだ終わっちゃいない! アダム・サンドラー演じる短気なゴルフ界のレジェンドが、娘の夢をかなえるために復帰を目指してクラブを振り回す。 (Netflixより)
続いてはトレイラーね。
30年近く経ってもギルモアの精神年齢はほとんど変わっていないみたいだよね! そしていつの間にか4人の息子と娘が1人いることになっているよ。 「飛ばし屋1」で登場したヴァージニアと結婚し、子宝に恵まれたんだね。(笑) 男の子達は完全にギルモアの下ネタ好きDNAを受け継いでいるよ。 幸せなご家庭が垣間見られるのかと思いきや、ヴァージニアは映画開始ほんの数分で退場してしまう。 「飛ばし屋」ではあっさり人がいなくなってしまうんだよね。 きっとこれもアダム・サンドラー式のブラック・ジョークなんだろうな。(笑)
PGAゴルフで一番有名な大会といえば、マスターズ・トーナメント ! ここで優勝したプレイヤーは記念として、緑色のブレザー通称「グリーン・ジャケット」が贈られる。 2021年に松山英樹がアジア人として初優勝したことは記憶に新しいよね。 そんなマスターズをパロディにしたシーンが映画に登場し、グリーンならぬ「ゴールド・ジャケット」を着用したプロ・ゴルファー達が大勢出演していることに興奮する。 画像は集合写真で、全員ではないけれどプロ・ゴルファー達が笑顔を浮かべているよ! 大ファンのジョーダン・スピースやマキロイも出演していて、ゴルフ・ファンには嬉しい限り!(笑)
世界No.1のシェフラーまで演技していて、2025年5月に誤認逮捕された時のことを自虐ネタとして披露する。 「また逮捕かよ」には笑わせてもらったよ。(笑) ゴルファー達は皆、演技が上手ですぐに俳優になれそうなほどだった。 中でも群を抜いて目立っていたのがウィル・ザラトリス! プロ・ゴルファーの中で特徴があるわけではないのに、「俺は飛ばし屋1」の中で最初のキャディだった少年がプロになっている役どころを演じていたよ。 演技力の高さにびっくり!(笑) ザラトリスとシェフラーの見方が少し変わってきそうだよ!
ラッパーのエミネム も出演していたよ。 世界で最も売れたラップ・アーティストなんだって? エミネムが出てきた2000年代は、もうラップ系を聴いていなかったSNAKEPIPE。 名前は知っているけれど、正直言ってあまり馴染みがないんだよね。 「俺は飛ばし屋2」では、ヤジを飛ばす観客として登場していたよ。 エミネムは「スーパーバッド 童貞ウォーズ 」を200回以上観たと公言しているコメディ映画好きらしいので、アダム・サンドラーとの共演を楽しんだのかもしれないね?
PGAツアーに反旗を翻すように設立されたLIVゴルフを揶揄するような、ゲームっぽい対戦が面白かった。 ここでもプロ・ゴルファー達が演じていたんだよね。 最終ホールのグリーンでは大いに笑ったよ! あんな試合が実際にあったら楽しいだろうね。(笑) ゴルフ・ファンでなくても楽しめるけれど、ゴルフ・ファンなら2倍楽しめる「俺は飛ばし屋」シリーズ、鑑賞できて良かった!
アメリカでは公開当時、ファストフード・チェーンのSUBWAYで、カリフォルニア州の1店舗を映画とコラボして「ハッピー・プレイス」に変更したという。 「俺は飛ばし屋1」で、ギルモアがSUBWAYの広告に出演しているシーンがあったことを思い出す。 更に「ハッピー・ギルモア・ミール」というメニューを販売し、映画の登場人物がプリントされカップを受け取ることができたというから、皆さんノリノリだよね! SNAKEPIPEも、このカップ欲しかったな。(笑)