ROCKHURRAH紋章学 鉄道会社編

【トレインと聞いて連想するのはこの曲だね!】

SNAKEPIPE WROTE:

久しぶりに「ROCKHURRAH紋章学」にしてみようか。
「紋章学」などと大それたタイトルを付けてはいるものの、特に学術的な要素はない。(笑)
パッケージデザインやラベル、会社のロゴなどを紹介するコーナーである。
もちろんSNAKEPIPEの琴線に触れたデザインでね!
今回は鉄道会社のロゴを集めてみたよ。
何故かといえば、それはもちろんSNAKEPIPEが鉄道ファンの鉄子だから!(うそ)
インダストリアルが好きなので、鉄鋼関係に関するデザインに興味があるんだよね。
今だったら「トレイン」と聞いて一番最初に思い浮かぶのは、3月下旬に鑑賞した「マイク・ケリー展」での「トレイン・ダンス」か。(笑)
未だに強烈な印象を残しているからね。
前置きはさておき、早速いってみようか!

最初に目に止まったのはこれ。
タイの鉄道会社STATE RAILWAY OF THAILANDのロゴなんだよね。
寺院と鳥の羽、てっぺんには太陽からの日差しが降り注いでいるデザイン。
いかにも仏教的で、これを会社のロゴに設定するところは、さすがにタイたい。(九州弁)
HPで使用されているのは涅槃像と象、そして寺院という三位一体に鉄道まで加わった画像なんだよね。
ちょっとてんこ盛りにし過ぎな感じはするけど、タイのイメージを前面に出していて、分かり易い。
微笑みの国、タイに行って鉄道に乗ってみタイね。(ぷっ)

次はクロアチアだよ!
とはいっても、、、クロアチアの公用語は「クロアチア語ラテン文字」らしい。
なんでクロアチア語だけじゃなくて「ラテン文字」まで入るんだろうね?
そのためHrvatske Željeznice Putnički Prijevozという名前の読み方すら分からないよ。
ロゴはこの名前の頭文字を取ってることだけは分かったけどね!
赤、水色、青の3色を使った記号(?)だけで表現しているシンプルなデザイン。
知らないと鉄道関係のロゴとは思わないかもね?
列車の車体にもロゴマークと共に周遊しているローマ、スウェーデン、リスボン、ハノイなどを代表する建造物や名所が描かれているところも秀逸。
大陸の場合には横断鉄道で東西南北移動できるからね。 
島国に暮らす日本人には珍しく感じてしまうけれど、大陸の人には鉄道で他国に旅行するのは当たり前なのかな。

いてはアメリカ!
シエラと聞くとMacのOSを思ってしまうね。
地名だから間違いではないか。(笑)
Sierra Northern Railwayはカリフォルニア州の主要工業地帯に位置し、鉄道輸送を行っている会社なんだよね。
このロゴマークからは物資の輸送をしている会社とは思わないなあ。
山脈の後方から太陽が昇り、その明るい方角に向かって道が続いているデザイン。
色合いもオシャレだし、明日への希望に満ちあふれている雰囲気だよね。
物資の輸送により、人々の暮らしが豊かになり、国の繁栄につながるからね。
カリフォルニア州の100マイル(約160km)の距離を輸送します、と謳い文句が書かれているよ。
右の画像の背景を見るとだだっ広い大地をひたすら走る黄色い列車は、まるで映画の中のワンシーンみたい。
例えば「パリ・テキサス」とかにありそうだもんね。(笑)

「グレート・ノーザン」と聞けば「ホテル」と答えるよね!
これはデヴィッド・リンチが手がけたアメリカのTVシリーズ「ツイン・ピークス」に出てくるホテルの名前ね。
そのためなのか「Great Northern Railway」に反応してしまったよ。 (笑)
もちろんこのロゴ・デザインもお気に入り!
赤・白・黒の3色のみ使用で、中央に鎮座しているのは(多分)シロイワヤギかな。
「ツイン・ピークス」の舞台になっていたカナダ国境近くのアメリカ近辺には、こんな野生動物がいそうだよね。
これはきっと北米の会社に違いないと思っていたのに、Great Northern Railwayはイギリスの会社だったんだよね!
これがその列車の画像なんだけど、この色合いとても素敵。 
オレンジとチョコレート色に黄色いラインなんて、ちょっとエルメスっぽいよね。
エルメスなんて縁がないのに、知ったかぶりして書いてるよ。(笑)
Great Northern RailwayのHPも紫が主体の変わった配色なんだよね。
日本の鉄道会社は、こんな冒険しないだろうな。

これまた縁がないであろう豪華絢爛列車だよ!
イギリスのチェシャー州に本社がある会社の名前は、なんとGOLDEN EAGLE LUXURY TRAINS。 
社名に「ラグジュアリー」って入ってるくらいだからね。(笑)
しかも王冠載せてる双頭の「金の鷲」がロゴだもんね。
これは最強クラス!
HPにはこの列車が企画したツアーがたくさん載ってるんだよね。
車内の様子が右の画像。
確かにラグジュアリーだよね。(笑)
試しにシベリアへのツアーを調べてみるとウラジオストク空港から4つ星ホテルに向かい、それからゴールデン・イーグル・シベリアン・エクスプレスに乗り、15日間の日程で旅をするんだって。
最終目的地はモンゴルで、ナーダム祭を鑑賞するという。
料金は最も高いインペリアル・スイートで5000ドル、日本円で約55万円だね。
ビザの料金や旅行保険、バーカウンターでのドリンク以外は全て料金に含まれているようだけど、そう考えると55万円というのはそこまで高くないのかも?
左が列車の画像なんだけど、素晴らしく美しいよね!
赤と青の配色の鮮やかさはもちろんのこと、タイヤが赤いところが素敵。
一番お手頃価格のシルバークラスなら16万円だって。
この値段なら手が出せるかもしれないね?

最後はカワイイのでしめようか。 
このロゴには何が描かれているのか、分かるかな?
アメリカの鉄道会社The Chess Systemが採用したのは、なんと子猫!
チェサピークとオハイオ鉄道のシンボルとして使われた人気のある猫で、ウィーンのアーティスト、Guido Gruenwaldによるエッチングから生まれたキャラクターだという。
1933年のFortune誌の「Sleep Like a Kitten」という白黒広告に初めて登場して以来、チェスシーの愛称で親しまれている子猫ちゃん。
比べてみると影絵になった状態がロゴに採用されているのが分かるかな?
なんとも微笑ましい寝姿に、見ているだけで心が和むよ。(笑)
日本で猫がキャラクターになったロゴで有名なのはクロネコヤマトだと思うけど、原画はあるのかな?
調べてみると、なんと!クロネコヤマトの原画も発見されていた記事があったよ。
しかも描いたのは当時6歳の子供だって!
ロゴマークに原画はつきものなのか?(笑)
これが列車にペイントされているロゴマーク。
車体横と先頭にも描かれているよね。
会社が合併したり統合されているようで、現在もこの機関車が走っているのかどうかは不明だよ。
名前も変わっているみたいだしね。
チェスシーのキャラクターは今でも愛されているようで、 チェスシーがプリントされたTシャツやマグカップなどが販売されているよ。
SNAKEPIPEもちょっと欲しいかも。(笑) 

鉄道会社のロゴをまとめてみたよ!
個性的なロゴに加えてHP上でのサービスやデザインも素晴らしかった。
記事にも書いたことだけれど、海外の場合は鉄道を利用した海外旅行が可能なので、夢が広がるよね。
検索していて楽しかったな!(笑) 

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