ROCKHURRAH紋章学 ペントアワード編4

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KIDSによりデザインされたRarasはゴールド賞受賞】

SNAKEPIPE WROTE

世界的に有名な国際的パッケージング・デザイン・コンペティションである「pentawards(ペントアワード)」。
以前「ROCKHURRAH紋章学」で、過去の受賞作について特集したことがあるんだよね!
今年で18回目になるコンペティションには、62ヶ国から2000件以上の応募があったらしい。
ペントアワードにはダイアモンド賞、プラチナ賞、ゴールド賞、シルバー賞とランク付けがあるんだよね。
すでに審査が完了し、受賞作品が発表されているよ。
早速見ていこう!

すべての応募作品の中からトップの座であるダイアモンド賞に選ばれたのは、イギリスの「OGT (ONE GOOD THING)」。
オート麦を主成分にしたヘルシーなスナックだという。
このパッケージ・デザインの特徴は、食べられる包装紙を使用しているためゴミが出ない点。
インクも食用なんだとか。
通販専用なため、他人の手に触れられることがなく清潔なんだね。
ロンドンのデザイン会社This Way Upによって開発されたサスティナブルなパッケージ、これから主流になっていくのかも。
このデザインが大賞と言われても、ピンとこなかったSNAKEPIPE。
そんな理由があったとは驚きだね!(笑)

「unHIDE」はアルメニアのメーカーで虫眼鏡のパッケージでプラチナ賞を受賞している。
とてもシンプルで、商品の特性を活かした探究心を刺激されるデザインとして高評価を得たという。
デザインもアルメニアのBackbone Branding Agencyが手掛けていて、サイトで確認するとペントアワードの常連なんだね。
アルメニアはアジアとヨーロッパの間にあるコーカサス山岳地帯にある国だと調べてしまったSNAKEPIPE。
デザイン先進国とは知らなかったよ!

まるで彫刻作品のようなパッケージは、なんとテキーラ!
Casa Obsidiana」は、火山性の土壌に恵まれたメキシコ・ハリスコ州で生産されているという。
パッケージは粘土で形作られた容器に黒曜石の装飾が施され、「場所の感覚」を反映したデザインになっているんだとか。
カリフォルニアに事務所を構えるMakers & Alliesは、デザインとコンセプトを両立させたところが評価されたんだね。
3本のテキーラを並べて飾っておきたくなるよね!
ちょっと埴輪っぽく見えて、欲しくなってしまったよ。(笑)

今回はプラチナ賞までの紹介をしているけれど、ゴールド賞は107作品、シルバー賞は146作品もあるんだよね。
受賞作品とデザイン担当を見ていると、中国のデザイナーが多く受賞していることに気付く。
「大中」や「文化屋雑貨店」のイメージのままではないのは当たり前か。(笑)
「Journey’s Matisse」という絵本にインスパイアされた、子ども向けのDIYオーナメントギフトボックスは、箱そのものが魔法のような「旅行用トランク」に変身する仕掛けが施されているんだとか。
中国のMint Brand Designのデザインは、創造性と楽しさを兼ね備えた体験をさせてくれるというから驚いちゃうね!
もう子供ではないSNAKEPIPEも、プレゼントされたら嬉しいな。(笑)

最後はこちら。
ドイツ・ミュンヘンを中心に事業を展開するテキスタイル企業AIZOMEが、繊維染色による工業廃水を利用して作った初のスキンケア製品「AIZOME WASTECARE」。
パッケージには、層状の再生段ボールを使用し、追加の梱包材なしで配送可能な設計となっているんだとか。
超音波波形と伝統的な明朝体を組み合わせたカスタム・フォントを植物由来のインクを使用して持続可能な染色に関するデータが印刷されているという。
化粧品とは思えないパッケージ・デザインも素敵だけど、工業排水からスキンケア商品を作るなんてびっくり。
動画があったので載せてみよう。

藍染には抗菌・抗炎症・抗酸化作用といった効果があるとは知らなかったよ。
日本の伝統的な染色方法が見直されているんだね。

今回はペントアワード2024の大賞であるダイアモンド賞と、プラチナ賞7作品の中から4点を紹介してみたよ。
コンセプトやストーリーがしっかりしたデザインであることはもちろんのこと、環境問題への取り組みが評価の基準になっていることがわかるね。
パッケージ・デザインを調べると勉強になるね。(笑)
来年はどんなデザインが受賞するのか、楽しみだよ!

ROCKHURRAH紋章学 Fortunato Depero編

20240901 13
【デペーロのリトグラフ作品。ピサ県にある有名なピサの斜塔だね!】

SNAKEPIPE WROTE:

先週のブログ「SNAKEPIPE MUSEUM #71 Fortunato Depero」の最後に「ROCKHURRAH紋章学で特集したい!と思うシリーズを発見した」と書いたSNAKEPIPE。
宣言通り、今週はフォルトゥナート・デペーロが手がけたデザインについて特集しよう。

1938年、今から86年前のこと。
ローマで開催された第三回世界会議「Lavoro e Gioia(労働と喜び)」の記念として、国立余暇活動団体の総局長がデペーロにイタリア各州の企業が運営するレクリエーション・センターを表現するためカラーイラストの制作を依頼したという。
各地の特徴を際立たせたシルエットが描かれた96枚のリトグラフは、当初様々な資料と共に1000ページを超える厚みがある本に掲載されていたらしい。
のちにデペーロは原画を取り戻し、「イタリアの州のポストカード」として新たに印刷し直したんだって。
限定200部しかないなんて、貴重な本だよね!
今回は96作品の中から、一部を紹介していこう。

エミリア=ロマーニャ州パルマ県のリトグラフは、背景を黒にしたシックなデザインだね。
それぞれの作品には地名と共に、コピーが添えられているんだよね。
「È la luce dello spirito che rende durature e feconde le opere」
の意味は「作品を永続的で豊かなものにするのは精神の光である」だって。
なんとも哲学的な印象だけど、パルマに関係した文章なのかな。
ちなみにパルマ出身の有名人の中にベルナルド・ベルトルッチ監督がいるよ。
代表作の一つが「ラスト・エンペラー(原題:L’ultimo imperatore 1987年)」だね。
デペーロの作品に話を戻すと、赤い「P」が3つ真ん中に配置されて特徴的だよ。
右下に5行載っている文言は「企業の余暇活動(団体)」や「自治体の余暇活動(団体)」の番号とのこと。
企業や地域が運営するリクリエーション・センターがテーマだからね。
他の作品も観てみよう。

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のウーディネ県は2017年に自治体としての県は廃止されてしまったらしい。
北はオーストリア、東はスロベニアと国境が接しているという。
強いオレンジに紫とグレーの配色がオシャレ!(笑)
描かれている鎌や歯車なども、好みのモチーフなので惹かれる作品だよ。
「per le sue ampie strade sono passate generazioni e generazioni di italiani che erano il fiore purpureo della nostra razza」は「その広い道を、世代また世代のイタリア人たちが通り過ぎてきた。彼らは私たちの民族の鮮やかな花であった」だって。
その地域の方には納得の文言だろうけど、歴史などに詳しくないSNAKEPIPEには解釈が難しいかも。
上の作品「P」が3つに対して、こちらは「U」が3つ。
デペーロの天才的なデザイン・センスが発揮されていることが分かるね。

トスカーナ州グロッセート県のリトグラフは、ピンクとグレーだよ。
色使いと構図が見事!
グロッセートの紋章に使用されているグリフォンが描かれているね。
グリフォンとは、鷲(鷹)の翼をつけた上半身で下半身はライオンという伝説上の生物だという。
「グリフォンは黄金を発見し守るという言い伝えから、『知識』を象徴する図像として用いられ、また、鳥の王・獣の王が合体しているため、『王家』の象徴としてももてはやされた(Wikipediaより抜粋)」んだとか。
書いてある文言は「田舎の州よ:この誇りを持ち、田舎であり続けなさい」だって。
グリフォンと一緒に描かれているのは農具なのかもしれない。
デペーロの手にかかると「オシャレな農具」になってしまうね。(笑)

ロンバルディア州ベルガモ県をモチーフにした作品だよ!
黄色と緑が鮮やかだよね。
ベルガモと聞いてベルガモットを連想したSNAKEPIPEだけど、関連はないのかな。
産地ではないみたいなので、中央に描かれた黄色い物体は果実ではないみたい。
ベルガモはトウモロコシの粉を使ったポレンタという料理が有名らしいので、もしかしたらトウモロコシかもしれないね?
文章には「ここが現代のイタリアです。農業と工業のイタリアです。」と書かれているようで、あまりヒントにならなかったよ。(笑)
トウモロコシの周りにある「X」「#」などの記号の意味は謎だけど、矢羽根型の矢印がシャープで全体のバランスが素晴らしいよね!

最後はこちら。
シチリア州カターニア県のリトグラフの艶やかさは見事だね!
シチリアと聞けば、「ゴッド・ファーザー(原題:The Godfather 1972年)」を思い出す人が多いんじゃないかな。
もう一つは、シチリア・レモン。
手前に描かれているのは、輪切りのレモンではないかと想像しているSNAKEPIPEだよ。(笑)
「maginifica terra,labo-riosa e fierissima gente」は「素晴らしい土地、勤勉で非常に誇り高い人々」という意味らしい。
カターニアはマヨルカ焼きという陶器が有名とのこと。
後ろはタイルかもしれないね。
カターニアをモチーフにした作品も構図と色合いが抜群!

デペーロのイタリアをテーマにした作品群は、選ぶのに迷ってしまったSNAKEPIPE。
どの作品を観てもワクワクしてしまったからね。(笑)
作品によってフォントも違っているのも見どころの一つ。
今回は断腸の思いで(大げさ)6点だけ紹介したよ!
残り90点も、このレベルの作品があるんだよね。
いつか全作品を観てみたいなあ。
是非ギンザ・グラフィック・ギャラリーでデペーロ特集を企画して欲しいよ。
どうぞよろしくお願いいたします!(笑)

ROCKHURRAH紋章学 ペントアワード編3

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【ピストルズ好きならコレクションしたいパッケージだね】

SNAKEPIPE WROTE: 

世界的に有名な国際的パッケージング・デザイン・コンペティションである「pentawards(ペントアワード)」で、特賞であるダイヤモンド賞を受賞した作品を特集する第3弾!
第1弾第2弾はリンクを参照してね。
今回は2018年から紹介していこう。

Mutti(ムッティ)は1899年に創業したトマトを使った保存食を提供するイタリアの企業だという。
ムッティが限定品としてデザインを依頼したのが、イタリアのAuge Design
「今までで一番美しいトマト缶」と大絶賛され、満場一致でダイヤモンド賞が決定したんだとか。
伝統ある企業がシンプルで高級感のあるデザインで勝負したら、やっぱり強いよね。
Auge Designのサイトに、まるで日本の家紋をモチーフにしたような缶のデザインが載っていて、観ていて楽しいよ!
赤と白とゴールドの3色だけ使用しているのも印象的。
シンプルイズベストのお手本だよ。
ムッティのトマト缶は日本でも手に入るようなので、濃厚なトマトの味を堪能してみたいね!

2019年はMicrosoftのXbox Adaptive Controllerのパッケージがダイヤモンド賞を受賞している。
ROCKHURRAH RECORDSは任天堂とPlayStationは所持していたけれど、Xboxはあまり詳しくないよ。
Xbox Adaptive Controllerとは、身体に障害があるゲーマーがゲームをより簡単にプレイできるように設計された特別なゲームコントローラーで、自分のニーズに合わせてコントローラーをカスタマイズすることができるという。
一体型で展開するようなパッケージは、製品の保護と小型化に成功しているんだね。
デザインを手掛けたのは、Mark Weiserというインダストリアル・デザイナーだって。
障害がある人が簡単に開けられるようにする、といったアクセシビリティにも配慮したデザインに仕上げた点も大賞受賞の決め手になったんだろうね。

2020年はAir Vodkaが受賞している。
これはCO2(二酸化炭素)と水のみを原材料とするウォッカなんだって。
CO2を空中から抽出し、それを純粋なエタノールへと変えることができる技術を採用し、ボトル1本で450グラムのCO2を除去できるという。
そんな技術がある事自体驚きだよ!
本当に名前通りに「エア・ウォッカ」なんだね。
どんな味なのか、とても気になるなあ!
パッケージは再生可能で、水筒や花瓶、キャンドルホルダーなどの他の用途に使用できるという。
透明感のある美しいパッケージだから、並べておきたくなるよね!
パッケージ・デザインを調べていると、知識が増えて楽しいよ。(笑)

2021年はキューバのEminente Reservaというラム酒がダイヤモンド賞に選ばれている。
アルコールのパッケージ・デザインが選ばれることが多いような?
キューバの形がワニに似ていることから「ワニの島」という別名があるとは知らなかったよ。
その名前の由来から、瓶の表面をワニ皮仕様にしているところがお洒落!
ゴツゴツした質感は、きっと滑りにくいだろうし。(笑)
2020年のエア・ウォッカ同様、この瓶も飲み終わった後も使用可能だね。
カッコ良い瓶なので、醤油とか「みりん」は似合わないだろうなあ。
ラム・マスターが作ったというエミネンテ、一度飲んでみたいね!

気球のようなデザインは、一体なんだろうね?
画像だけでは大きさが分からないから、謎が深まるばかり。
もう一枚画像を乗せてみよう。
これは中国のUrban Forest Lifestyle Limitedが手掛けたネック・ピローなんだね。
ケースとして使用している気球部分をポンプにすることで、簡単に空気を入れることができ、ボタンを押すと空気が抜ける仕組みなんだとか。
手のひらサイズの大きさみたいだから、持ち運びも便利!
どうやらアマゾンでも販売されていたようだけど、完売しているよ。
デザイン性と機能性がある、面白い逸品だね!

2023年の受賞はCASA MARRAZZO 1934
1934年創業のカーザ・マッラッツォ社は、トマトを中心とした保存食品を生産しているという。
今回受賞したデザインを手掛けたのは、なんと2018年に大賞を受賞したAuge Designだって。
2回も受賞するとは、素晴らしいよね!
ブランドのノスタルジックなエッセンスをとらえ、洗練された温かみのある素朴なスタイル、と評価されたらしい。
透明なガラス瓶に大きく描かれているのは家庭用品のイラストとのこと。
伝統的な道具と現代的なデザインのマッチングがアート作品のようで美しいよね。
この瓶も並べて飾りたくなるよ!

2018年から2023年までのダイヤモンド賞受賞作品を紹介してみたよ。
デザインに加えて環境に配慮したサスティナブルな部分にも注目されていることが分かったね。
今年の審査も始まっているようで、最終結果発表は11月頃なのかな。
ペントアワードにはたくさんの賞が授与されているので、今度はSNAKEPIPE独自の好みでパッケージ・デザインを選んで特集してみようかな。
次回もお楽しみに!

ROCKHURRAH紋章学 ペントアワード編2

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【ジョルジオ・デ・キリコがデザインしたビール缶(うそ)】

SNAKEPIPE WROTE:

世界的に有名な国際的パッケージング・デザイン・コンペティションである「pentawards(ペントアワード)」で、特賞であるダイヤモンド賞を受賞した作品を特集する第2弾!
ペントアワード編 第1弾は2007年から2012年までの6作品を紹介したよね。
今回は2013年から始めよう!
どんなデザインが登場するかな?

スウェーデンのアブソルート ユニーク ウォッカは、色鮮やかで目を引くね。
このパッケージ・デザインには大きな秘密があるんだよ!
注意深く編成された無作為性を作り出すために、生産ライン全体を再設計したという。
スプラッシュガンと色を生成する機械が設置され、配置アルゴリズムのプログラミングを行ったらしい。
35色、51種類のパターンにより完全にユニーク性(単独性)が実現されたパッケージ・デザインと聞いて驚くよね!
2つ同じ商品がない、というのは魅力的。
日本でも購入できるようなので、手に入れてみたいね。
パイナップルジュースとジンジャーエールで割り、ミントの葉で香りを加える飲み方が紹介されていて、とてもそそられるよ。(笑)

2014年はエビアンが受賞。
世界で最も有名なミネラル・ウォーターだよね。
「Pure Drop」と名付けられた、ぷっくりと丸いデザインがキュート!
200mlという飲みきりサイズで、片手で折り畳めるエコ商品だという。
こんなにカワイイから潰すのは勿体ないと思ってしまう、貧乏性のSNAKEPIPEだよ。(笑)
「革新的で、ミニマリスト。モダンでオーガニックかつシックなデザイン」と審査員の評価を得たという。
これ以上ない、というほどの賛辞だよね。
デザインを手掛けたフランスのGrand Angle Designについて調べてみたけど、ウェブサイトが閉鎖されていて詳細は不明。
受賞は10年前になるので、「世の中変わっているんだよ(日吉ミミ)」ってことなのかな。(古過ぎ!)

2015年はマーク・ジェイコブスのコスメ・デザインがダイヤモンド賞を受賞している。
まるで弾丸のような形をしたピカピカ光るシルバー色!
バッグから、わざと落として人目を引きたくなるよね。(笑)
口紅を塗り直しているだけで、オシャレな人に見られること間違いなし!
これはSNAKEPIPEも欲しくなってしまったよ。
デザインを手掛けたのは、ニューヨークを拠点にしているEstablished
インダストリアル・デザインを学んだSam O’Donahueとケンブリッジ大学卒で弁護士の妻Becky Jonesが2007年に設立した会社だという。
夫婦二人三脚というと爪に火をともすイメージだけど、Establishedは大手の顧客をたくさん持っていて華々しいよ。(笑)
ペントアワードでの常連になっている会社なんだね。
頭もセンスも良い人達って、鬼に金棒だわ。(笑)

2016年はドミノ・ピザ!
ROCKHURRAH RECORDSの事務所から徒歩圏内に店舗があるためなのか、赤と青の看板は見慣れてしまったかも。
ピザを注文したことがないSNAKEPIPEですら、この2色を見たら、すぐにドミノ・ピザだと分かるし。
ちなみにROCKHURRAH RECORDSでは、ROCKHURRAHがピザ生地を担当して、ピザは自作しているんだよね!(笑)
ドミノ・ピザを象徴する赤青の2色は、今から8年前にロンドンを拠点とするJones Knowles Ritchieによってデザインされたという。
ドミノ・ピザは96%の人が2枚注文することが、赤と青の箱にした理由なんだって。
「シンプル・イズ・ベスト」がペントアワードのモットーとのこと。
ピザの箱自体は変化していないのに、視覚効果抜群だったってことだね!

2017年に受賞したStarck Parisはフランス製の香水なんだね。
フランスの建築家であり様々なデザインを手掛けるフィリップ・スタルクが、香水業界に進出し、新しいコレクションを発表したのが、この商品だって。
スペインのPerfumes y Diseñoが制作したんだね。
男性用、女性用、ユニセックスという3種類の香水は、3つのパッケージを並べると流れる彫刻のように見える仕掛けになっているんだとか。
画像でみると確かに「つながって」いるよね!
その美しさと精巧さが評価され、受賞にいたったという。
「美しく柔らかく洗練されている香り」らしいので、一度かいでみたいね!(笑)

今回は2013年から2017年のダイヤモンド賞受賞作品を紹介してみたよ!
エビアンやドミノ・ピザなどの世界的に有名な企業が、デザインに力を入れていることが分かる。
パッケージ・デザインはブランド・イメージに重要な要素であり、視覚からの情報は売上に直結するからね!
気づいていないだけで、SNAKEPIPEもブランド情報の刷り込みされているんだろうな。(笑)
2018年からの続きは次回にしよう。
どうぞお楽しみに!