【展覧会の看板を撮影】
SNAKEPIPE WROTE:
2022年4月に青山のスパイラルで鑑賞した「OKETA COLLECTION: THE SIRIUS」で、「Mariage」という展覧会が開催されるチラシを手にしていた。
会場は天王洲アイルにあるWHAT MUSEUM。
SNAKEPIPEは一度も行ったことがないんだよね。
スパイラルの桶田コレクションが素晴らしかったので、天王洲も面白そう!
ROCKHURRAHと一緒に出かけることにしたのである。
以前、仕事の関係で何度かモノレールに乗った時、天王洲アイルを通過したことはあったけれど、天王洲アイル駅で降りるのは初めてのこと。
ROCKHURRAHも同様だという。
方向音痴のSNAKEPIPEは、siriに話しかけ「WHAT MUSEUMまでの道を教えて!」と、何度も話しかけるけれど、教えてもらえなかったよ。
発音が悪かったのか?(笑)
ROCKHURRAHが道順を調べてくれて、あっさり到着!
ありがとう、ROCKHURRAH!
最近はweb予約が普通になっていて、メールで送信されたQRコードを受付で読み取ることで入場可能になる。
受付に行った時に、ログインしていないとQRコードまでたどりつけず、更に今回は表示されたQRコードを相手の端末に読み取らせる必要があった。
美術館によっては、受付の方がスキャンしてくれるので、あっさり通過できるのに、WHATの場合は入場者が操作する必要があるため難易度高めに感じたよ。
もしかしたらSNAKEPIPEが下手なのかもしれないけど。(笑)
こうした変化に付いていかれなくなるのは怖いので、いろんな経験して訓練しておかないとな、と改めて思ったよ。
展覧会は1Fと2Fに分かれていて、1Fは「建築模型展」、2Fで桶田コレクションを展示していた。
まずは2Fからスタート!
すべての作品の撮影が可能とのことで、良かった。(笑)
作品は全部で40点ほど展示されているとのこと。
気になった作品を選んで感想をまとめていこう!
チャバララ・セルフの「Wash N’ Set 2」というネオンアート作品がかわいらしい!
どうやら桶田コレクションでは初出展とのこと。
3人の顔が順繰りに光り、最後に全員の顔にライトが点く仕掛けなんだよね。
なんといっても魅力的なのは、女性の顔じゃないかな。
チャバララ・セルフは1990年アメリカ生まれの女性アーティストだって。
他の作品も観てみたいね!
2018年6月なので、今から4年前に渋谷のNANZUKAギャラリーで鑑賞したダニエル・アーシャムの作品も展示されていた。
SNAKEPIPEとROCKHURRAHが鑑賞したのは白い石膏シリーズだったけれど、今回は黒いウサギ。
黄鉄鉱、セレナイト、ハイドロストーンを使用した作品だという、
ところどころに鉱石らしきものが見えていて、かわいいウサギと無機物のミクスチャーのような雰囲気なんだよね。
ジェフ・クーンズのパロディなのかなとも思ったけど、どうだろう?
次もまたウサギなんだけど、観た瞬間に「ひゃー!かわいい!」と叫んでしまったSNAKEPIPE。
「もういいや」みたいな不貞腐れる具合。
手足の伸び方に表情まで、すべて気に入ったよ!(笑)
陶磁器だというので驚いてしまうね。
アーティストはクララ・クリスタローヴァというチェコ生まれスウェーデン育ちの女性のよう。
今回の展覧会で一番の作品になったよ!
複製があったら購入したかったほど。(笑)
調べてみると、東京にある複数のギャラリーで作品を展示していたようだね。
チャンスがあったら他の作品を鑑賞したいよ!
佐倉にある川村記念美術館で鑑賞した「五木田智央 THE GREAT CIRCUS」を鑑賞したのが、今から8年前の2014年11月だったとは驚き!
月日が経つのは速いねえ。(しみじみ)
五木田智央の作品は、一瞬ですぐに分かるところがすごい。
個性的ってことだもんね。
今回のタイトルは「Lady DADA」で、2016年の作品とのこと。
レディ・ガガをおちょくってるようで、相変わらずだよね。(笑)
ラッシード・ジョンソンの「I’ve Known Rivers」はミラータイルを使用している作品なので、正面に立つと自分が写り込んでしまうんだよね。
素材に黒石鹸と書かれていてびっくり。
アーティストはいろんな材料を集めて作品作りに取り入れるみたいだけど、作品観た時には石鹸が使われているなんて思っていなかったよ。
シンプルだけど、黒い線が効果的でカッコ良かったね!
1982年生まれのアメリカ人アーティスト、セイヤー・ゴメスの作品も気になったんだよね。
「Smile」という文字が違っていたら、もっと面白かったかもしれないとも思うよ。
アートに文字は必要ないってことなんだろうね。(笑)
特に今回は鍵が付いたチェーンも装着されているから余計かも。
古い看板を模造するパターンは続けてないのかな。
違うバリエーションがあったら、観たいよ!
ジェニファー・ロックリンの作品も気になったよ。
「viva Las Vegas」というタイトルのセラミックなんだよね。
エルヴィス・プレスリーをモチーフに50’sっぽさ全開で、とってもキュート!
「ターナー賞の歩み展」で観たグレイソン・ペリーほどの衝撃はなかったけれど、やっぱり立体作品に惹かれる傾向があるSNAKEPIPEなんだよね。
名和晃平の「PixCell-Deer#48」は、黒いバックの室内に一点だけ展示されていた。
圧倒的な存在感!
光を反射して神々しいほどだよ。
2021年1月にジャイルギャラリーで鑑賞した「名和晃平 Oracle」にも展示されていたシカちゃんだけど、あの時よりもサイズ大きめだったような?
シカちゃんまでコレクションに加わっているとは、桶田さんが羨ましい。(笑)
今まで知らなかったアーティストの作品がたくさんあって、予定されている第二弾も楽しみだね!
2Fの桶田コレクションを観終わったので、1Fに向かう。
先にも書いたように、ここでは「建築模型展」が開催されている。
WHAT MUSEUMは、アートと建築の展覧会が多いのかな。
過去の記事を見ると、2段構えみたいな企画をしているみたいなんだよね。
今回は「文化と思考の変遷」だって。
建築にも興味があるROCKHURRAH RECORDSなので、どんな展示があるのかワクワクしながら入場したよ。
「高床建物」の復元模型だったり、「東京都新都庁舎計画」の模型などが展示されていて、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEが目をキラキラさせるタイプの建築とは違っていたみたい。
画像は「町田芹ヶ谷公園’芸術の杜’プロジェクト」とのこと。
2020年8月に「横尾忠則版画展」を鑑賞した町田市国際版画美術館は、芹ヶ谷公園の中にある美術館だったよね。
歩いたら気持ち良さそうな公園だったことを思い出す。
コロナの時期に珍しく「触ってよい作品」だったことも注目だね。
ROCKHURRAHがとても面白かった、と話していたのが瀧澤眞弓の「山の家」。
1921年にあんな設計をしていたとは!と驚嘆の声を上げていたけれど、SNAKEPIPEは見覚えがあったんだよね。
2019年3月に埼玉県立近代美術館で鑑賞した「インポッシブル・アーキテクチャー」に、「山の家」は展示されていたから。
あの時の展覧会は、どの展示も素晴らしかったので、ど忘れしちゃったのかも?(笑)
瀧澤眞弓も参加していた、1920年に発足した「分離派建築会」については、勉強したほうが良さそう。
素敵な建築に出会えるはずだからね!
初めて出かけたWHAT MUSEUM、そこまで遠くない場所なので、また行ってみたいと思う。
天気が良い日を選んで運河沿いの散歩もしたいね!