時に忘れられた人々【30】萌えよ!動物王国編

20171022_top.jpg【「ROCKHURRAH紋章学」ではないけど動物のロゴマークを集めてみたよ。】

ROCKHURRAH WROTE:

何だこの、おざなりなサブタイトルは?
いくつかこのシリーズ記事を読んでくれた人だったら即座にわかる通り、今回は動物の名前がついたバンドを特集してみよう。このタイトルだったら他に展開ないよね?

ROCKHURRAHとSNAKEPIPEは本気の動物好きとは全然言えないけど、道を散歩してるよその家の飼い犬とか見て「かわいい」とか言い合ったり、ペットショップの前で目尻を下げて見入ったり、割と普通の動物好きだとは思うよ。
しかしペットショップ店員の側から見たら、戦闘的な服装でサングラスの不気味なカップルが毎日のように立ち止まってこちらを凝視している。それだけで何か不安になるかもね。実は目尻を下げててもサングラスじゃ表情までわからないだろうからなあ。

子供の時に飼ってた犬(自分ではなくて家で飼ってただけ)でトラウマになるような出来事があったので、もう動物は自分では飼えないと諦めてはいるが、一日中ずっと家にいられる境遇になったら一緒にいたいとまた考えるかもね。
SNAKEPIPEはもし一緒にいたら可愛がりすぎて、もう家事も何も出来なくなると最初から断言してるよ。確かに一日中相手してそう。

さて、シリーズ記事は違ってもROCKHURRAHが書く記事は大体いつも同じような趣向になってしまうんだが、今回も見事にそのパターンを踏襲しているよ。ある意味予想通り。
ちなみにでこれまでやってきた活動(ブログ記事)は以下の通り。

  • イマドキ誰も語らないような過去のバンドをジャンル別に紹介してゆく特集。
  • イマドキ誰も語らないような過去の女性バンドを特定のくくりによって紹介してゆく特集。
  • イマドキ誰も語らないような80年代ニュー・ウェイブのカヴァー・ヴァージョン特集。
  • 世界の地名がついた曲ばかりを列挙する特集。
  • 少年少女時代に影響を受けたバンドについて思い出す特集。
  • 1から10まで日本語に聴こえるタイトルを集めたバカ特集。
  • 日〜土まで曜日がタイトルについた歌を集めたインスタント特集。
  • ハロウィンや秋葉原系とはまるで違う意味でのコスプレ特集。
  • 同じタイトルだが違った曲ばかり集めたありきたり特集。
  • 妙な情熱にかられた映像ばかり集めたトホホ特集。
  • 色のついたバンド名ばかり集めた浅はかな特集。 

書いてて情けなくなるがまあこういう一般的にはどうでもいい企画ばかり考えてずっと書いてきたわけだ。頭を使う方向性を間違ってないか、書いてる本人が一番危惧してるよ。

で、今回は動物名がついたバンド特集ね。 

元々猫派だったROCKHURRAHだけど近年はSNAKEPIPEと二人で犬のけなげな様子に目尻を下げてニヤニヤ、やっぱり傍から見たら危ない奴らなんだろうな。

最近のワンちゃん映画は全然知らないがROCKHURRAH世代で言うなら「ベンジー」・・・などと言うと思ったら大間違い。
なぜか思い出すのはダビングまでしてずっと持ってたフランス映画「バクステール」なのだった。SNAKEPIPEと一緒に見ようと思ってわざわざ京都から持ってきたんだよね。
ブルテリアという個人的にはあまりかわいいと思わない犬が主人公で、ずっと心の中のモノローグで語ってくる。要するに飼い主に構われなかったり身勝手な扱いされて事件を起こしてしまう不幸の飼い犬の話、最後にナチスかぶれの少年と出会っていい関係に巡り合ったかに見えたけど・・・みたいなちょっと怖い感じの暗い映画だったかな。

ちなみに京都からわざわざ持ってきて一緒に観ようと思ってた映画の中には知る人ぞ知るミンディ(メリンダ)・クラーク主演の「キラークィーン 舌を巻く女」などもあって、そう言えばあの映画にもオカマのプードルが出てきたよな?と思い出した。「バタリアン・リターンズ」でも主演してたミンディ・クラークなんだけど、当時は好きな女優だったんだよね。「キラークィーン」はVHSビデオだったが観ようとした矢先にテープが絡まる事故があって、結局一緒には観れなかった苦い思い出があるよ。
DVD化されてないようなので残念。

犬や猫はもっとも身近なペットなのでそれをバンド名につけた例は多いが、パッとすぐに思いついたから今日はこれにしてみよう。

バズコックスやドローンズと並びマンチェスターの最も有名なパンク・バンドだったのがスローター&ザ・ドッグスだ。
スローター”大虐殺”と”犬”がついたバンド名から不吉で不穏な意味を想像するが、デヴィッド・ボウイの「ダイアモンドの犬」とグラム・ロック時代のボウイの相方でもあるミック・ロンソンの「スローター・オン・10th・アベニュー」、このふたつのアルバム名からインスパイアされたバンド名だとの事で単なるグラム・ミックス。緊張して身構えたこっちがバカを見たよ
パンク始める前はグラムにどっぷりだったんだろうね。

同郷のバズコックスが誰でも覚えられるポップなメロディと素っ頓狂な歌声でパンクの人気バンドになったのとは対照的に、このスローター&ザ・ドッグスはラウドな演奏と激しいアクションで当時のリアルなパンク・ロックを歌い上げて有名になっていった。などと書くとありきたりか?
うーん、言葉で説明するのは難しいけど、この時代の一般的な若者がやってる等身大のパンクな生き様に近い世界だとROCKHURRAHは思ったよ。
要するに上から下までキメキメのステージ衣装みたいなのじゃなくて、普段着がジーンズに古着ライダースの鋲ジャンみたいな、まあそんなイメージだ。あまり金がかかってない隣のちょいワル(たぶん死語)兄貴みたいなわけね。
曲も割とミディアム・テンポのロックンロールが多く、ハートブレイカーズやニューヨーク・ドールズあたりの影響を受けてるんだろうと感じる。

で、ビデオの曲が代表作のひとつでデビュー曲「Cranked Up Really High」だ。
このバンドの70年代にちゃんと動いてるライブ映像がこれくらいしか残ってないので、画像ひどく悪いけど載せておこう。

大昔に「Original Punk Rock Movies」というドン・レッツが撮った映画で観たのと同じヴァージョンだなこれは。
どうやら冒頭で何か白い粉を撒き散らしたようで、粉まみれショーとなってる模様。俺はちょっと頭がおかしい男だぜ、というサイコな様子を表現したかったんだろうが至近距離で浴びた観客は大迷惑。
しかも舐めてみたら「あ、片栗粉だ!野郎、騙しやがったな」という感じなのか。

パンク・バンドの主義主張なのか単なるめぐり合わせなのか、人気なかったのかわからんが、ダムドやジェネレーションX、シャム69、ストラングラーズなどは例えば「Top of the Pops」などの歌番組にも気軽に出演して「くちパク演奏」もするけど、このバンドはたぶんそういうのにも全然出演してないんだろうね。 

ワンちゃんと言えば世界的に有名なファッション・デザイナー、アレキサンダー・ワン。
ROCKHURRAHには似合いそうもないし、洋服の方はよくわからないデザインが多いけど、柔らかい革を使ったバッグは高級感もあり実用的でお洒落な「さすが」と言える逸品。
SNAKEPIPEや友人Mは早くから注目していたようでいくつか所有してるな。
女性のブランド物バッグには目の玉飛び出るような金額のが多いが、これなら価格に見合った商品と言えるのだろうね。
彼の写真見てて誰かに似てると思ったが「タイガー&ドラゴン」に出てた時の塚本高史だった。どちらも今回のブログの内容とは全然関係ないけど、ワンちゃんから始まった連想の連鎖でここまでたどり着いてしまったワン。

そんなワンちゃんつながり(?)でこんなバンドもフト思い出したよ。
ナイジェリア出身のマリオン・カッツ嬢を中心としたスコットランドのバンド、ドッグ・フェイスド・ハーマンズだ。1980年代後半に活躍したバンドだが、変則的なビートとキンキンに耳障りなギター、トランペットなど、いわゆる普通のロックからははみ出た分野のフリー・スタイルな音楽を得意としていた。マリオン嬢も何か叩いたり吹いたり歌ったりでかなり忙しい職場だな。

そう言えば同時代のイギリスで、ノイジーな不協和音によるバンドを次々とリリースしてたロン・ジョンソン・レコードというレーベルがあったな。ここにも似たようなバンドが色々いたけど、割とオシャレなアート系女性のようなヴォーカリストだったから、こっちのドッグ・フェイスド・ハーマンズの方が見栄えがよろしい。実はよく見ると結構「犬顔」なので、歳とってからの写真はさらに犬化が進行してるのが残念。
ROCKHURRAHもSNAKEPIPEもブルドッグみたいに口角が下がらないように変顔体操しなければ。

様々なジャンルのバンド名に使われている犬と比べて猫はロカビリー系バンドによく使われる事で有名だ。服装や髪型から由来したものではないだろうし、何でキャッツなのかは不明だけど、まあ流行りみたいなものか。この手の幾多もあるキャッツ系からROCKHURRAHが選んだのが80年代ネオ・ロカビリーの有名バンド、ポールキャッツだ。
ポールキャットとはヨーロッパケナガイタチとの事だけど、詳しい人でもない限り即座に出てこないだろうね。これを改良してペットにしたものがフェレットらしい。
ここまで書いてようやく気付いたけど・・・。ん?猫じゃないニャン。

鼬(イタチ)と聞いて個人的に真っ先に思い浮かべるのが筒井康隆が1984年に発表した不条理極まりない、ものすごい実験小説「虚構船団」だ。
宇宙を突き進む文具船、文字通り搭乗しているのは擬人化された文房具ばかりなんだが、乗組員全員が狂ってしまっている。それぞれに人格があり狂ったエピソードも人間関係(?)もあり、最初のうちはとても面白く読み進んでいた。
が、その文具船の敵がなぜかイタチばかりが住む惑星であり、文具船は単体でその星に上陸、敵を殲滅せよという命令を受ける。理由も何も一切不明。
ここから凶悪なイタチ族の1000年の歴史が語られるが分厚い本の半分くらい、延々と歴史が続くところで読むのが辛くなってしまう。地球の世界史概要ともよく似た話なんだがイタチも十種類もいてそれぞれが戦争して栄枯盛衰してるような複雑な話。
この話とは特に関係ないが、子供の頃に「ドグラ・マグラ」や「黒死館殺人事件」を読んでて、知識が足りず途中で読むのが辛くなる部分があった事を思い出した。
こちらは読んでわからないというほど難しくはなかったが歴史も得意ではないし、イタチの名前がやたら出てきても覚えられず、読破するのにかなりエネルギー使ったからね。
次に上陸した文房具とイタチの戦いが様々な視点から描かれていて、この部分はまた面白く読むんだけど、後半はどこからどこまでが誰の話なのか非常にわかりにくくて、どんどん脱線して錯綜して破綻してしまう。この辺が筒井康隆の真骨頂だと思うが、読んだ人全ての精神がおかしくなるような大傑作だったな。
いや、単にヨーロッパケナガイタチでちょっと連想しただけで今、ROCKHURRAHが書いてる文章とは何もリンクしてないんだけど。今回はその手のが多いな。

ポールキャッツは1977年にロンドンで結成されたネオ・ロカビリー・バンドだが、この頃はまだ単なる50’sロカビリーの焼き直し、カルト・ヒーローズという名前で活動していた。
その彼らが話題となったのが1981年のデビュー作「Polecats Are Go!」というアルバム。
大体同時期にレコードをリリースしたストレイ・キャッツがネオ・ロカビリーの代名詞のような音楽とルックスだったのに対して、ポールキャッツの特色はグラム・ロックなど、通常のロカビリー・バンドがカヴァーしない異種ジャンルの音楽をうまくロカビリーに取り入れてカヴァーした、抜群のセンスにある。
見た目もこの時代のネオ・ロカビリーではまだ(たぶん)誰もやってなかったはずだが、グラム風の化粧をしたインパクト抜群なもの。そのうちネオ・ロカビリーから派生したサイコビリーでキレイと言うよりはグロテスクなメイクが流行ったけど、この時代のイギリスはやっぱり化粧男の宝庫だったよね。
今はあまりそういう風潮はないが、ポールキャッツは同時代にはロカビリーというよりはニュー・ウェイブの一種みたいな扱いを受けてたように記憶するよ。

ビデオの曲はロック好きだったら大体誰でもおなじみ、Tレックスの「Jeepster」をカヴァーしたもの。ポールキャッツはデヴィッド・ボウイの「John, I’m Only Dancing」もナイス・カヴァーしていてオリジナル曲よりも代表曲みたいなもんだが、どちらもロカビリー調にカヴァーしやすいのを選んでるね。
全員ミリタリーのG.I.っぽい服装と言えばクラッシュ「Rock The Casbah」を思い出す人も多かろうが、ポールキャッツの方が早かったんだよね。ヴォーカルのティムがリュック背負って(通信兵のつもり)はしゃいでるのも子供みたい。
しかしこの耳に残る中性的な声、やっぱりポールキャッツはいいね。

こんな時代になってもなのか、こんな時代だからなのかは不明だが、最近でもネズミは廃れる事なくて街中でもごくたまに見かけてしまう。ちょっと前に家の近所の美容室を改装してた時に床下から追い出されたのか、道を横切る姿も見たよ。こんなところにもやっぱり生息してるのか、と驚いたもんだ。
最も都市と共存出来そうな生き物はカラスかネズミなんだろうね。

鼠と聞いて思い出すのはやっぱり大昔の映画「ウィラード」だろうか。
鳥やネズミ、他の動物でも何でも、人を襲うというのはパニック映画の定番とも言えるから、おそらく数多く存在してるとは思う。ROCKHURRAHもその手の映画は好きだから観てるんだけど、本当に怖かったり面白かったのは意外と少なかったなあと回想するよ。
ウィラードはネズミの名前ではなくて主人公の孤独な青年。まあ何もかも不幸で悲惨だとは思えるがこれしきの不幸はどこにでもあるとも思う。で、友達もいない孤独なウィラードが家に住みついたネズミと仲良く(?)なって訓練してゆくけど、おおかたの予想通り最後はもっと悲惨になってしまうというような話だったな。
好評だったから続編の「ベン(「ウィラード」に出て来るネズミの名前)」などというのも出来たが子供の頃のマイケル・ジャクソンがテーマ曲を歌ってて映画と共にヒットしたようだ。
ネズミと言えばついでに、中学生くらいに読んだ開高健の「パニック」という小説を思い出そうとしたがうーん、あまり覚えてないので何も語れない。

大型のネズミを指す言葉、ラットをバンド名につけた例も数多くあるけど、中でも80年代に最もメジャーだったのがブームタウン・ラッツだろう。「新興都市のネズミたち」というような意味のバンド名だと思うが、「哀愁のマンディ」とボブ・ゲルドフのバンド・エイド(「Do They Know It’s Christmas?」)での大ヒットばかりが記憶されている程度で、個人的な好みじゃないので素通りしてしまう。

で、ウチっぽいのはないかな?と探してみたら「こんなのいかが?」というようなのが出てきたので今日はこれにしてみよう。単にフランス語の冠詞が付いただけのような気がするがLes Ratsというバンドだ。ドブネズミはフランス語でもRatなのかな。
1982年から活動していたフランスのパンク・バンドだとの事だけど、レコード・デビューは80年代後半とかなり下積みが長かった模様。フランス各地のタワレコやイオン・モールで巡業してたのかな?(ひと目でわかるウソ)

まあ見ての通り80年代後半、もしくは90年代に入ってしまったけどパンクは不滅だぜ、というような音楽や映像で単純明快。ただ、こういう音楽でもフランス語の響きになると違った雰囲気になるから不思議なもんだ。フランス語だから、という先入観だけかも知れないが同じく80年代後半から90年代にかけて大活躍したマノ・ネグラのパンクっぽい部分だけを抽出すればこんな音楽になるかもね。

フランスと言えばパンクの初期からスティンキー・トイズやメタル・アーベイン、Ausweis(読めん)など、個人的に好きなバンドも多かったが、音楽もファッションもゴテゴテしてなくてさすがシック大国だね。

実はこの辺からかなり苦しくなってきて書いてる方は苦悩してるんだけど、動物名のついたバンドって探してみるとあまりないような気がするんだよね。
70年代でROCKHURRAHが取りあげないようなバンドだったら結構たくさん出てくるけど、パンクやニュー・ウェイブでは自分で想像したほど名前が出てこない、これで苦戦してるのだ。
80年代にはそういうバンド名は流行ってなかったのかも知れないし、もちろんパンクやニュー・ウェイブの一種に含まれていても何もコメント出来そうにないバンドはやっぱり書かないだろうからね。
あと、人があまり言及しないマイナーなバンドばかりだとちゃんと動いた映像がまるっきり残ってないから、そういうのばかりを集めても面白くないだろうと思って極力静止画のみじゃない映像を探してる。実はこれが一番難しいわけだ。
と言う事で今回の企画もテキトウに思いついたものの失敗に終わってしまったかもね。
めげずに次回もまた何か考えてみるよ。ん?まだ書き終わってなかったか?

動物園の人気動物ランキングは全然知らないけど、シマウマなんてのはおそらくあまり人気ないのでは?と予想するよ。
名前と姿の一致度ではNo.1だと思うし見た目は派手だが、それ以外に特に決め手がない中庸さで個性に乏しいような気がするんだよね。
割と定期的な頻度で流行る豹柄に比べてゼブラ模様の扱いも一段低いように感じるのはROCKHURRAHだけか?そんなことない?

そんなゼブラ模様を果敢にも派手なレコード・ジャケットにしたのがこのパーフェクト・ゼブラズだ。
1982-83年というかなり短い時期だけにパッとレコード出して散ったという印象だが、あまり情報もなく、さすがに日本語の記事も少ないなあ。
ロンドン発のモロにニュー・ウェイブのバンドなんだけど、ベーシストが元アドヴァータイジングというロンドン・パンク〜初期パワー・ポップで活躍したバンドの出身。アドヴァータイジングには後にコンパクト・オーガニゼーションというレーベルでマリ・ウィルソンをヒットさせたトット・テイラーなどもいたが、この記事でもすでに書いていたな。さらにベーシストのデニス・スミスはパーフェクト・ゼブラズの前もシークレット・アフェアというネオ・モッズのバンドにちゃっかり在籍していて抜け目ない男という印象。
このパーフェクト・ゼブラズ、音の方はメリハリのハッキリしたリズムで割と単刀直入なもの。さすがゼブラ柄(意味不明)。アフロっぽくもあるしファンカ・ラティーナ調の曲もあり、中東かどこかの印象も少しあるという贅沢微糖みたいな(何じゃこのたとえは)味わいなんだけど、全体としては全然複雑じゃなくてこの時代の英国ニュー・ウェイブのツボはちゃんと押さえた曲作りのバンド。
個人的にはこういうオルタナティブとポップスの狭間で頑張ってたバンドには高得点をあげたいんだけど、結局どういうバンドなのかよくわからないまんまだったのがちょっと惜しい気はするよ。

ビデオもどういうわけか、この手のバンドとしては珍しく金がかかっていそうなのが不明。
大物ニュー・ウェイブ・バンド並みのロケだったのに「売れた」という話は聞いた事ないもんな。
ヴォーカルが「若い頃のプーチン大統領ってこんな顔だったんじゃなかろうか」と思わせるような顔立ちで音楽性とは結構ギャップがあるよな。

勢い良く書き始めたものの、今回はたった4種類の動物しか紹介出来なくて、代わりにROCKHURRAHお得意の関係ない話ばかり語ってしまったな。
結構トホホな内容になってしまったが、めげずにまた機会があったら動物編の続きを書きたいよ。

ではまた、ヴェッソ ギャーロ(リトアニア語で「さようなら」)。

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