映画の殿 第56号 韓国ドラマ編 part12

20230402 top
【今回特集した4本のドラマに出演した面々】

SNAKEPIPE WROTE: 

今週は「映画の殿 韓国ドラマ」編を書いていこう!
毎日、何かしらのドラマを観続けているROCKHURRAH RECORDS。
ドラマ鑑賞を始めたのは2020年からなので、昔にヒットしたドラマを知らないんだよね。
10年以上前の作品も楽しんでいるよ!(笑)

最初に紹介するのは2009年の「チング〜愛と友情の絆〜(原題:친구, 우리들의 전설)」。
このドラマは2001年に公開された映画「友へ チング」をドラマ化したものとのこと。
映画は未視聴だけど、当時韓国で大ヒットを記録したんだとか。
いつか観てみようかな!
どんなドラマなのか、まずはあらすじを書いておこう。

幼いころからいつも一緒で、深い友情で結ばれていた4人の少年。
高校時代のある事件をきっかけに二人が裏社会へと足を踏み入れ、やがて対立することに……。(美韓-BIHANより)

プロモーション映像(?)はこちら。

全20話ある長編だった「チング」。
70年代後半の釜山が舞台で、タイプの違う4人が仲良く過ごす高校時代は、観ていて微笑ましかった。
映画「スタンド・バイ・ミー」や、ドラマ「ストレンジャー・シングス」の韓国版といった雰囲気だったからね。(笑)
「愛の不時着」で有名なヒョンビンがボクサーとして出ていたよ。
海兵隊での優秀な成績についてWikipediaに書いてあるように、プロのスポーツ選手に見劣りしない体型なので、「愛の不時着」での軍服と共に、ボクサー役も似合っていたよ。
学ラン姿で学生帽を斜めにかぶる、いわゆる「バンカラ」が、韓国でも流行していたとは驚き。(笑)

「チング」の中でSNAKEPIPEが注目したのは、4人組のうちの一人であるキム・ジュンホ。
演じていたのは、「チング」でデビューしたイ・シオン。
重たい雰囲気になることが多かった「チング」で、キム・ジュンホが出てくると空気が和むことが多かったんだよね。
そして最大の注目ポイントは、ゴルファーの松山英樹似だったこと!(笑)
あまりにも似ていて、松山本人かと観間違うほどだったよ。
「チング」以降も数々のドラマに出演して活躍しているようなので、応援しよう。
松山、ファイティング!(笑)

「チング」は後半になるにつれて、気が重くなるような展開になっていき、観るのが辛くなってしまった。
高校時代のヤンチャなエピソードや、女子校のバンド・メンバーとの恋愛話などは面白かったのにね。

続いては「他人は地獄だ(原題:타인은 지옥이다 2019年)」ね!
ヨンキによるウェブトゥーンが原作とのこと。
日本ではLINE漫画で閲覧可能なんだね!
最初のほうだけ読んでみたけど、ドラマはかなり忠実に再現してるみたい。
主役は「太陽を抱く月」や「ミセン」で有名なイム・シワン。
好青年の印象がある俳優なのに、こんなにおぞましいドラマに出演するとは驚き!
あらすじを書いてみよう。

大学の先輩が起業した会社で働くため、地方から上京したジョンウは、町外れにある古びた考試院(コシウォン)に入居するが、住人たちは奇妙な人間ばかりだった。(公式サイトより)

トレイラーはこちら。

およそ2分の予告映像だけでも怖さが伝わるよね!
古くて不潔、狭い「考試院(コシウォン)」というのは、貧困や格差社会を象徴する簡易宿泊施設のことだという。
いわゆる「訳あり」の人が住まいにする、と考えて良いだろうね。
そこに集う「地獄」を演出する住民たちの濃さが際立っていて、おぞましいんだよね。(笑)
画像右上の大家さんは、「パラサイト」のお手伝いさん、「わたしたちのブルース」ではウニを演じていたイ・ジョンウン。
笑顔が怖かった!
上の真ん中は、歯科医のムンジョ役で、「トッケビ」では死神を演じていたイ・ドンウク。
歯医者さんが考試院に住んでること自体がおかしいんだけどね。(笑)
ムンジョの顔色が青白く唇が赤いので、不気味さが倍増だったよ。
この役がぴったりだったね!
「他人は地獄だ」は、悪夢を見るくらい強烈なドラマだったよ。
原作のウェブトゥーンも読んでみよう!

「チング」の重たい空気と、おぞましい「他人は地獄だ」とは一転、ラブコメを観ることにする。
「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜(原題:최고의 사랑)」は2011年のドラマということは、今から12年の前に放映されていたんだね。
このドラマを選んだ理由は、「三食ごはん」で料理の腕をふるっていたチャおばさんこと、チャ・スンウォンが主演しているから。
「パスタ〜恋が出来るまで〜」や「椿の花咲く頃」などに出演し「ラブコメの女王」と評されるコン・ヒョジンが相手役だというから期待大!
と書いたけど、12年前に終わってるんだよね。(笑)

10年前、アイドルグループ「国宝少女」のメンバーとして人気を集めたク・エジョン。
現在は、やっとのことで芸能界にしがみついている売れないタレントだ。
彼女はある日、国民的トップスター、トッコ・ジンと最悪の出会いを果たす。
以来、何かとぶつかりあってばかりの2人だが、ジンは「国宝少女」のヒット曲「ドゥグンドゥグン(ドキドキ)」を聴くたびになぜか胸がドキドキ…!
そんな中、エジョンは人気お見合い番組にキャスティングされる。
番組の司会は、エジョンと同じ元「国宝少女」で、ジンと公認カップルのセリ。
番組に出演したイケメン韓方医のピルジュはエジョンを気に入るが、その様子を見たジンはジェラシーを感じはじめ…。(Filmarksより)

トレイラーを観てみよう!

モデルでファッショニスタのチャ・スンウォンなのに、どうしてこんなに「おバカ」な役が合ってしまうんだろうね。
「最高の愛」の中でも、ファッションのみならずアクセサリーなどの小物までキメキメ!
ナルシストで高飛車な「俺様」なのに、ギャップを感じる演技がピカイチだった。
ROCKHURRAH RECORDSが観た順番は逆だけど、2017年の「花遊記」で演じた魔王に近いキャラクターだったね。
トッコ・ジンには、毎回笑わせてもらったよ!(笑)

「国宝少女」というアイドル・グループの中心人物で、「ドゥグンドゥグン」というヒット曲を歌っていたク・エジョン。
現在は体を張った仕事も引き受ける、B級タレントなんだよね。
画像下ではカエルの着ぐるみを着てるんだけど、この姿がとても可愛かった!(笑)
コン・ヒョジンは173cmでファッションモデル、スラッとしてるからなんでも似合ってしまうのかも。
自然な演技でク・エジョンを魅力的な女性にしていたね。
「最高の愛」が2011年のドラマ部門の賞を総ナメにしたのも納得だよ!
2023年に観ても楽しめたしね。(笑)

最後は「恋慕(原題:연모 2021年)」。
このドラマは韓国ドラマ初の国際エミー賞を受賞した作品だという。
主演は「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のパク・ウンビン。
ROCKHURRAH RECORDSでは「ウ・ヨンウ」のほうを先に鑑賞していたので、「ウ・ヨンウが出ている時代劇」と言ってしまうよ。(笑)
「恋慕」は時代劇ロマンス。
韓国では宮廷を題材にするドラマが多いんだね。

時は李氏朝鮮時代。
当時は双子が禁じられていたため、彼女の生母は女児であるイ・フィを宮外へ追放せざるを得なかった。
しかし、世孫(セソン。次々期王位継承者)である兄が夭折したため、イ・フィは男装で世子となる。
彼女は毒舌の性格のため、周りが恐れている。
しかし、そんな彼女は自身の師匠となったチョン・ジウンに心が揺れるようになる。(Wikipediaより)

トレイラーね!

双子の妹なのに、運命のいたずらで男装することになったウ・ヨンウ、いやイ・フィ。(笑)
時々、本来の女性である姿で登場するんだけど、男装のほうが似合っていたのが不思議。
顔がはっきり見えたほうが良い女優なのかも。
宮廷物を最初に観たのは「太陽を抱く月」だったけど、王家の転覆を狙う反逆者がいるのは、この手のドラマでは定番なのかな。
そして反逆者はいかにも悪人顔なんだよね。(笑)
世子の付き人が、少しひょうきんで笑いを取るところも似ていたよ。
全20話あったけれど、中弛みすることもなく鑑賞できたドラマだった。
ウ・ヨンウが別人になっていたところが最大の驚きだったね!(笑)

今回は話数が多いドラマを鑑賞したよ。
ジャンルが違うドラマをチョイスしたことになるね。
どのドラマも面白いので、オススメだよ!(笑)

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