【まるで秘密基地!憧れる物件だね】
SNAKEPIPE WROTE:
およそ2年も更新していなかった当ブログのカテゴリー「SNAKEPIPE SHOWROOM」。
ジェームズ・タレル好きの友人との会話により、2018年5月に書いた「SNAKEPIPE SHOWROOM 物件13 建築家設計の物件編」を思い出した!
建築家の作品で購入可能な物件を検索すると、フランク・ロイド・ライトの作品が販売されていて驚いてしまう。
世界的に有名な建築家設計の物件に住めるなんて、素敵だよね。(笑)
フランク・ロイド・ライトとは、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、ヴァルター・グロピウスと共に、「近代建築の四大巨匠」とされる一人なんだよね。
日本にあるフランク・ロイド・ライトの作品で有名なのは、1923年に完成した帝国ホテル「ライト館」になるみたい。
「ライト館」は現在、愛知県の明治村に移築されていて、以前「旅サラダ」か何かの番組で観た記憶があるよ。
そしてフランク・ロイド・ライトが帝国ホテルに使用したのが、大谷石。
2021年7月に出かけた「大谷資料館」の記事にも書いているね。(笑)
それでは早速フランク・ロイド・ライト設計の物件を見ていこう!
英国マンチェスターにあるカリル・ハウスは、1955年にトゥフィック・カリル博士とその妻ミルドレッドのために設計されたという。
壁を形成する数十個のブロックで構成されたコンクリートの外観と、格子状の窓のセットが特徴で、「ユーソニアン・オートマティック・ホーム」と呼ばれているんだとか(画像1)。
これは建築にかかる経費を抑えるために、ブロックを積み上げるDIYで作られた家だという(画像2)。
カリル夫婦が2人で作ったのかは不明だけど、コンクリートと木材のバランスが絶妙だよね(画像3)!
2つのベッドルームがあり、ほとんどの備品が当時のまま状態良く保存されているという。
お値段は$850,000、日本円で約1億1,600万!
コンクリート好きには「よだれもの」の物件だね。(笑)
続いてはこちら。
カリフォルニア州ロサンゼルスのエニスハウスだよ(画像1)。
この物件は「ブレードランナー・ハウス」と別名があるらしく、様々な映画やドラマのロケ地としても有名なんだとか。
1924年に建てられた「マヤ・リバイバル建築」の最高傑作だという。
さっきは「ユーソニアン・オートマティック・ホーム」で今回は「マヤ・リバイバル」、知らない単語がたくさん出てくるよね。(笑)
現場で採れた砂利、花崗岩、砂を組み合わせたコンクリートをアルミの型で手作業で鋳造して 約40cmx40cmx9cmのブロックを27000個作り、それを鋼棒と一緒に組み上げているので、テキスタイル・ブロック・ハウスと呼ばれているらしい(画像2)。
マヤというだけあって、テラコッタ・カラーも含めて神殿っぽく見えるよね(画像3)。
3つのベッドルームがあるこちら、お値段$23,000,000、日本円で約31億3,300万!
一体どんな億万長者が購入するんだろうね?(笑)
アリゾナ州フェニックスにあるのは、フランク・ロイド・ライトの息子デイヴィッドとグラディス夫妻のために建てられた物件だという(画像1)。
1950年から50年以上住み続け、2022年には歴史的建造物として登録されたんだとか。
そんな物件が販売されちゃうってすごいよね!(笑)
フランク・ロイド・ライトが設計した3つのスパイラル・デザインのうちの一つで、コンクリートブロックのディテールと、完全に考え抜かれたインテリア空間が特徴。
ライトが設計した住居の最高傑作と言われる所以とのこと。
丸いデザインが好きなSNAKEPIPEには、たまらないね!(笑)
3つのベッドルームを完備したこちら、$9,990,000、日本円で13億6,100万だって。
敷いてあるジュータンだけでも購入したいよ(画像4)。
次も大好きなサークル・デザインだよ!
そして場所も同じくアリゾナ州フェニックス。
岩だらけの砂漠に、突如出現した軍事施設のような佇まい(画像1)。
これは1951年にノーマンとエイミーというライクス夫妻の住居として建てられたんだって。
随分と先進的な好みのご夫婦だよね?
物件内部を紹介している映像がこちら!
丸みを帯びた窓と壁、カスタムメイドの家具、三日月形のプールを備えたこの円形の家は、フェニックスを見下ろす山の上にあり、リビングルームからは 180 度の景色を眺めることができるという(画像2)。
素晴らしい景色にうっとりしちゃうよ。
敷地が1.3エーカー(1591坪)で、建物は3,200フィート(約90坪)。
3つのベッドルームを備えた開放感のあるこちらは、$8,900,000、日本円で約12億1,300万!
本気で購入を考えよう。(うそ)
最後は、イギリスのテレビ番組「サンダーバード」の「国際救助隊」に登場する秘密基地を思わせる物件だよ(画像1)。
ニューヨーク州パットナム郡のマホパック湖に浮かぶプライベート・アイランド(画像2)。
ここに2軒の家が建てられたのは、2000年代初頭のこと。
1951年フランク・ロイド・ライトによって設計された後、実際に建築に関わったのはトーマス・A・ハインツという建築家だという。
そのためこの物件は「正式なライトの作品である」と、フランク・ロイド・ライト財団が認めていないらしい。
財団の主張があっても、素晴らしい物件であることは間違いないよね!(笑)
開放感たっぷりな幾何学的な天窓のある玄関ホール(画像5)。
屋外暖炉のある湖に突き出たパティオ(画像4)。
キッチンのむき出しの岩は、鍋を吊るす場所になっているよ(画像7)。
バスルームまで岩をそのまま使用し、環境に調和するデザインを信条としたライトらしさが出ているんだって(画像6)。
本土からはボートで5分。
敷地にあるヘリポートからヘリコプターに乗車すれば、ニューヨークまで15分というアクセスの良さは魅力的だよね(画像3)。
プライベート・アイランド丸ごとのお値段、$9,950,000、日本円で13億5,500万円!
先に30億超えを書いてしまったので、あまり驚かなくなってしまった。(笑)
この島で「サンダーバード」ごっこして、遊びたいと無邪気なことを考えてしまったSNAKEPIPEだよ!
今回はフランク・ロイド・ライト設計による物件を紹介してみたよ!
どの物件も非常に好みで、見ているだけでワクワクしちゃったね。
フランク・ロイド・ライト以外の建築家の物件も探してみよう。
次回もお楽しみに!