SNAKEPIPE SHOWROOM 物件19 フランク・ロイド・ライト設計の物件編

20230430 29
【まるで秘密基地!憧れる物件だね】

SNAKEPIPE  WROTE: 

およそ2年も更新していなかった当ブログのカテゴリー「SNAKEPIPE SHOWROOM」。
ジェームズ・タレル好きの友人との会話により、2018年5月に書いた「SNAKEPIPE SHOWROOM 物件13 建築家設計の物件編」を思い出した!
建築家の作品で購入可能な物件を検索すると、フランク・ロイド・ライトの作品が販売されていて驚いてしまう。
世界的に有名な建築家設計の物件に住めるなんて、素敵だよね。(笑)

フランク・ロイド・ライトとは、ル・コルビュジエミース・ファン・デル・ローエヴァルター・グロピウスと共に、「近代建築の四大巨匠」とされる一人なんだよね。
日本にあるフランク・ロイド・ライトの作品で有名なのは、1923年に完成した帝国ホテル「ライト館」になるみたい。
「ライト館」は現在、愛知県の明治村に移築されていて、以前「旅サラダ」か何かの番組で観た記憶があるよ。
そしてフランク・ロイド・ライトが帝国ホテルに使用したのが、大谷石。
2021年7月に出かけた「大谷資料館」の記事にも書いているね。(笑)

それでは早速フランク・ロイド・ライト設計の物件を見ていこう!

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英国マンチェスターにあるカリル・ハウスは、1955年にトゥフィック・カリル博士とその妻ミルドレッドのために設計されたという。
壁を形成する数十個のブロックで構成されたコンクリートの外観と、格子状の窓のセットが特徴で、「ユーソニアン・オートマティック・ホーム」と呼ばれているんだとか(画像1)。
これは建築にかかる経費を抑えるために、ブロックを積み上げるDIYで作られた家だという(画像2)。
カリル夫婦が2人で作ったのかは不明だけど、コンクリートと木材のバランスが絶妙だよね(画像3)!
2つのベッドルームがあり、ほとんどの備品が当時のまま状態良く保存されているという。
お値段は$850,000、日本円で約1億1,600万!
コンクリート好きには「よだれもの」の物件だね。(笑)

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続いてはこちら。
カリフォルニア州ロサンゼルスのエニスハウスだよ(画像1)。
この物件は「ブレードランナー・ハウス」と別名があるらしく、様々な映画やドラマのロケ地としても有名なんだとか。
1924年に建てられた「マヤ・リバイバル建築」の最高傑作だという。
さっきは「ユーソニアン・オートマティック・ホーム」で今回は「マヤ・リバイバル」、知らない単語がたくさん出てくるよね。(笑)
現場で採れた砂利、花崗岩、砂を組み合わせたコンクリートをアルミの型で手作業で鋳造して 約40cmx40cmx9cmのブロックを27000個作り、それを鋼棒と一緒に組み上げているので、テキスタイル・ブロック・ハウスと呼ばれているらしい(画像2)。
マヤというだけあって、テラコッタ・カラーも含めて神殿っぽく見えるよね(画像3)。
3つのベッドルームがあるこちら、お値段$23,000,000、日本円で約31億3,300万!
一体どんな億万長者が購入するんだろうね?(笑)

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アリゾナ州フェニックスにあるのは、フランク・ロイド・ライトの息子デイヴィッドとグラディス夫妻のために建てられた物件だという(画像1)。
1950年から50年以上住み続け、2022年には歴史的建造物として登録されたんだとか。
そんな物件が販売されちゃうってすごいよね!(笑)
フランク・ロイド・ライトが設計した3つのスパイラル・デザインのうちの一つで、コンクリートブロックのディテールと、完全に考え抜かれたインテリア空間が特徴。
ライトが設計した住居の最高傑作と言われる所以とのこと。
丸いデザインが好きなSNAKEPIPEには、たまらないね!(笑)
3つのベッドルームを完備したこちら、$9,990,000、日本円で13億6,100万だって。
敷いてあるジュータンだけでも購入したいよ(画像4)。

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次も大好きなサークル・デザインだよ!
そして場所も同じくアリゾナ州フェニックス。
岩だらけの砂漠に、突如出現した軍事施設のような佇まい(画像1)。
これは1951年にノーマンとエイミーというライクス夫妻の住居として建てられたんだって。
随分と先進的な好みのご夫婦だよね?
物件内部を紹介している映像がこちら!

丸みを帯びた窓と壁、カスタムメイドの家具、三日月形のプールを備えたこの円形の家は、フェニックスを見下ろす山の上にあり、リビングルームからは 180 度の景色を眺めることができるという(画像2)。
素晴らしい景色にうっとりしちゃうよ。
敷地が1.3エーカー(1591坪)で、建物は3,200フィート(約90坪)。
3つのベッドルームを備えた開放感のあるこちらは、$8,900,000、日本円で約12億1,300万!
本気で購入を考えよう。(うそ)

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最後は、イギリスのテレビ番組「サンダーバード」の「国際救助隊」に登場する秘密基地を思わせる物件だよ(画像1)。
ニューヨーク州パットナム郡のマホパック湖に浮かぶプライベート・アイランド(画像2)。
ここに2軒の家が建てられたのは、2000年代初頭のこと。
1951年フランク・ロイド・ライトによって設計された後、実際に建築に関わったのはトーマス・A・ハインツという建築家だという。
そのためこの物件は「正式なライトの作品である」と、フランク・ロイド・ライト財団が認めていないらしい。
財団の主張があっても、素晴らしい物件であることは間違いないよね!(笑)

開放感たっぷりな幾何学的な天窓のある玄関ホール(画像5)。
屋外暖炉のある湖に突き出たパティオ(画像4)。
キッチンのむき出しの岩は、鍋を吊るす場所になっているよ(画像7)。
バスルームまで岩をそのまま使用し、環境に調和するデザインを信条としたライトらしさが出ているんだって(画像6)。
本土からはボートで5分。
敷地にあるヘリポートからヘリコプターに乗車すれば、ニューヨークまで15分というアクセスの良さは魅力的だよね(画像3)。
プライベート・アイランド丸ごとのお値段、$9,950,000、日本円で13億5,500万円!
先に30億超えを書いてしまったので、あまり驚かなくなってしまった。(笑)
この島で「サンダーバード」ごっこして、遊びたいと無邪気なことを考えてしまったSNAKEPIPEだよ!

今回はフランク・ロイド・ライト設計による物件を紹介してみたよ!
どの物件も非常に好みで、見ているだけでワクワクしちゃったね。
フランク・ロイド・ライト以外の建築家の物件も探してみよう。
次回もお楽しみに!

SNAKEPIPE SHOWROOM 物件18 泊まってみたいホテル編

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【泊まる気満々だった「変なホテル」】

SNAKEPIPE WROTE:

先日ROCKHURRAHの故郷である北九州に帰省したことを「大人社会科見学—TOTOミュージアム—」で書いたよね。
小倉や博多に滞在していた時には、ホテルを転々としたROCKHURRAH RECORDS。
最近は旅行をしていなかったので、久しぶりの外泊になったんだよね。
明日はどのホテルにしようか、とネット検索する。
コロナの影響なのか、どのホテルもプライスダウンしていたみたい。
博多でのホテル選びの時、ROCKHURRAHが「ここはどう?」と提案してきたのが、ロボットが従業員になっている「変なホテル」だった。 
何かしらの情報番組で、そんなホテルがあることは知っていたSNAKEPIPE。
すっかり乗り気になったけれど、活動拠点である天神から少し遠いため、断念する。
フロントが非接触というだけで、室内には特別な仕掛けがあるわけではないんだよね。(笑)

今回のSNAKEPIPE SHOWROOMは、世界中の素敵なホテルの中から、SNAKEPIPEが泊まってみたいところを紹介しよう。
SNAKEPIPEの好みなので、リッチでゴージャスではなく、ビザール要素が含まれてるのは間違いない。(笑)
 
最初に紹介するのは、1958年のブリュッセル万国博覧会のために建設されたモニュメントであるアトミウムだよ!
鉄の結晶構造(体心立方格子構造)を1650億倍に拡大したという建築は、今観ても斬新でカッコ良いよね。
アンドレ・ワーテルケインという建築家の手によるものとのことだけど、例えばブラジルのオスカー・ニーマイヤーも1950年代に素晴らしい作品をたくさん設計してるんだよね。
1950年代の建築物を探す企画もしようかな。(笑)

そしてこのアトミウム、美術館やレストランといった施設があるそうだけど、なんと子供用の宿泊施設にもなっているそうで。
小学生だけ、というのは教育の一環のためらしいけど、大人だって泊まりたいよね!
お値段は€25(日本円で約3,300円)から、とのこと。
子供だと言い張って予約してみようか?(笑)

続いても球体が出てくるよ。
パナマのソベラニア国立公園にあるキャノピータワーは、元々麻薬戦争のためにパナマ運河を管理する目的でアメリカが建設したレーダータワーだったという。
現在はバードウォッチングや熱帯雨林を体験できる場所になっているんだって。
バードウォッチングと聞くと一番最初に思い浮かぶのは、鳥飼否宇先生の著作に出てくるトビさんだよね!
きっとトビさんも定期的にキャノピータワーに通っているに違いないよ。(笑)
一泊$116(日本円で約12,700円)だって。
この上ないポイントらしいので、ウォッチャーにとってはお手頃かもね?

以前から気付いていたんだけど、SNAKEPIPEは丸い形をした建造物に興味があるみたいなんだよね。
何故か円形の建物を選んでしまう傾向があって。
しかもシルバー色でピカピカ光っているとなれば、垂涎モノ!(笑)
ニュージーランド、クライスト・チャーチにあるサイロ・ステイは、SNAKEPIPEの好みそのものだよね。
穀物貯蔵用サイロを改造してホテルにしているだけではなく、環境問題にも取り組んだエコな設計なんだって。
キッチンまで完備されているので、食材を調達すれば自分でも調理可能とは嬉しいね!
お値段は$132(約14,500円)とは、あまりエコじゃないかも?(笑)

次は精神世界を見つめ直す旅にしてみようか。 
60年代のヒッピー文化は、ベトナム戦争と関わりがあって、閉塞感からの開放が根底にあったようだよね。
そうした状況を知らなくても、サイケデリック・アートだったり映画、音楽や文学などで60年代に興味を持つ人も多いはず。
SNAKEPIPEも好きなんだよね!
そんな60年代愛好家(?)が楽しめるのが、フランスのラオンレタップにあるミュージアモーテルだよ!
1960年代に「未来のユートピア」をコンセプトに構築されたというコンクリートのコテージは、「ポップ・アート・ルーム」や「ヴィンテージ・ルーム」など部屋ごとに別の装飾がされているという。
お値段は$77(約8,400円)とのこと。
どの部屋に泊まるのか迷いそうだよね!
それにしてもこのホテルがアメリカじゃなくてフランスにある、というのがビックリだよ。

最後はこちら。
チェコ共和国リベレツのホテル・イェシュチェトは、標高1,012mにあるという。
まるでSF映画のセットのような建物は、建築家カレル・フバチェクにより1966年から1973年の間に建設されたという。
このホテルには、頂上行きのケーブルカーに乗る必要があるので、悪天候の時にはたどり着けない可能性もあるとか。
運良く宿泊できたなら、室内やレストランから絶景が楽しめるという。
一泊$46(約5,000円)とは思えない高級感があるホテルだよ!
チェコに行った時には是非泊まりたいよね。

今回はSNAKEPIPEが泊まってみたいホテルを選んでみたよ!
他にも、たくさんの気になるホテルがあるので、第2回も書いてみたいと思う。
次回をお楽しみに!(笑) 

SNAKEPIPE SHOWROOM 物件17 独創的な病院編

【ル・ルポ脳研究所の様子がよく分かる動画】

SNAKEPIPE WROTE:

ROCKHURRAH RECORDSのブログではいくつかのカテゴリーを設け、それぞれのトピックに沿った記事を書いている。
偏り過ぎないように気を配っていたはずなのに、長い間更新していないカテゴリーもあるんだよね。
「SNAKEPIPE SHOWROOM」も同様で、前回記事にしたのが2019年1月というから、およそ1年9ヶ月ぶり!
大抵夏の暑い時に「日本から脱出したい」という理由から、逃避目的で記事にしていたんだけど。(笑)
今回は「独創的なデザインの病院」を特集してみよう!
「住宅の展示」を目的とした建築物の紹介をしていたけれど、たまには趣向を変えても良いよね?
 
最初に紹介するのは、ニューヨーク州にあるストーニ・ーブルック大学病院ね。 
アメリカの建築家バートランド・ゴールドバーグの設計によるものだという。 
ゴールドバーグは1913年生まれで、1997年に84歳で亡くなっているんだよね。
1932年にドイツのバウハウスで建築の勉強をしていた、というので納得しちゃう。
この建築にグッと来たSNAKEPIPEだからね。(笑)
中で何が行われているのかと勘ぐってしまいそうな立方体が特徴的。
まるでルービック・キューブの四隅にカバーを取り付けたようなデザインが面白い。
そのカバーにあたる部分が、一体どんな役割を果たしているのか謎だよね。
まるで秘密基地のように見えて、レトロ・フューチャーな雰囲気に興味が湧くよ。
1976年の設計だという。
病院のオープンが1980年だというから、すでに40年の月日が経過しているんだね。

病院内の様子を調べてみたけれど、内部はそこまで変わっていないのかな。
何のための施設なのか不明だけど、使い勝手が良さそうな棚だよね。(①)
キッチンにあったら嬉しい感じ?(笑)
ルービック・キューブ下には菜園があるみたいだね。(②)
もしかしたらこの野菜を使って患者用の食事を作っているとか?
入院病棟の室内(③)と個室(④)なのかな。
建築家バートランド・ゴールドバーグは「異端児的存在」などという文章も確認したので気になる存在だよ。
もう少し調べてみたいと思う建築家の一人になったね。

続いても秘密基地っぽい病院にしてみようか。
遠目から見たら、ここが病院とは思わないんじゃないかな?
これはベルギーの海辺の町、クノック・ヘイストにあるゼノ私立病院とのこと。
2007年に病院が新しい病院の設計のためのコンテストを開催し、ベルギーの建築事務所3つ(AAPROGBOUCKXB2Ai)がチームを結成、見事優勝したという。
アムステルダムの世界建築祭で権威ある賞も受賞したというから、見た目の斬新さだけが評価されているわけではないんだね。 
ルネ・マグリットのシュールな作品から着想を得た、というのも素敵じゃない?(笑)

夜の病院といえばホラー映画の定番だけど、この建物にはおどろおどろしい雰囲気は皆無だね。(①)
近未来的でスタイリッシュ!
ホラーというよりはSF映画だね。(笑)
中庭なのか、巨大な滑り台のような通路があるよ。(②)
これは恐らく車椅子対応だろうね。
オスカー・ニーマイヤー設計のニテロイ現代美術館を思い出したSNAKEPIPEだよ。
夜の正面入口付近なのかな。(③)
病気でもないのに待ち合わせ場所にしたくなる美しさじゃない?
内部にも曲線が使われていて柔らかい印象だね。(④)
外観が無機的なのに、内部は有機的で柔らかい印象なんだね。

流線型の建築をドラマチックに見せたい画像が多いため、建物の全体像がよくわからなかったんだよね。
そこで設計図を探してみたよ。
なんだか「フレミングの法則」を思い出す形!
習ったの何十年も前なのによく覚えてるわ。(笑)
マグリット・ミーツ・フレミングということなのかな。
勝手に命名させてもらっちゃったね。

この建物は一体何?
商業施設かホテルのように見えるんだけど、違うのかな。
表面はまるでピラミッド・スタッズが張り巡らされているみたいで、トゲトゲがパンクっぽい!
これは2013年にオープンした、南オーストラリア州アデレードにある南オーストラリア州保健医療研究所(SAHMRI)だという。
オーストラリアの建築事務所ウッズ・バゴットの設計によるもので、「チーズおろし金」というニックネームがついているんだって?(笑)
建物内部では、三角形の光と影が織りなす幾何学模様を楽しむことができるね。(①)
外観は本当にパンクだよね。(②)
シルバーで光っていてSNAKEPIPEの好みにぴったり!
家を建てる時は、この外壁にしようかな。(うそ)
通路もメタリックでオシャレだよね。(③)
約700人の研究者がいるらしいけど、どんな気分で仕事をしているのか聞いてみたいよ。
夕焼けに染まる研究所。(④)
この風景を日常的に目にしていたら、毎日幸福だろうな。
通勤の電車から見て、ホッとする時間になりそう。
それにしても一体どんな研究しているのか、とても気になるよね?(笑)

「これ見て!すごいよ!」
ROCKHURRAHから知らされたのは、奇っ怪なデザインの建築物。
岡本太郎だったら「なんだこれは!?」と叫ぶに違いない。(笑)
リアルな建物とは思えないほどの「ぐねぐね」具合だからね!
これは2010年にオープンしたラスベガスにあるル・ルポ脳研究所で、設計したのはフランク・ゲーリーだという。
あまり建築家の名前を知らないSNAKEPIPEだけれど、ゲーリーについて調べると、ビルバオのグッゲンハイム美術館やエルシエゴのホテル マルケス・デ・リスカルなどの作品は知っていたよ。
同じ人の手による建築だったとは、納得だね!

内部の天井を見上げた状態だろうね。(①)
方向感覚が弱いSNAKEPIPEだったら、すこし「ふらつく」かもしれない。
内側も「ぐねぐね」なんだね。(笑)
外観の金属部分のアップ。(②)
四角く切り取られた窓部分には、ガラスがはめ込まれているところと素通しの両方があることが分かるね。
微妙なバランスがたまらない!
「ぐねぐね」してはいるけれど、色合いはとてもシンプルなので、柱の黄色や椅子のカラフルさが際立っているよね。(③)
何のための部屋なのか不明だけど、赤いカーペットが美しいよ。(④)
この部屋だけで良いから、ここに住みたいくらい。(笑)
ソファがカーブしているように見えるので、恐らく壁に沿って設置されているのかな。(⑤)
待合室に見えるけど、ゆったりしていて良いね。
庭の様子なのか、途中で切れてしまったけれど、円形の中央に白いカバーがされている。(⑥)
これは恐らくピーター・アレキサンダーによる樹脂彫刻「SUGAR」のようだね。
現代アート作品も、この建物によく似合っているね。
ここも近くにあったら、様々な天候によって変化する外観を楽しみに散歩したいよ。
ラスベガスだから到底ムリだけど!(笑)

「SNAKEPIPE SHOWROOM」として、今回初めて病院を特集してみたよ!
驚きの建築が他にもたくさんあって、まだ書き足りないんだよね。
近いうちにまた第2弾も計画してみよう。
どうぞお楽しみに!

SNAKEPIPE SHOWROOM 物件16 眺めの良い物件編

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【隙間からでも見えると嬉しい富士山】

SNAKEPIPE WROTE:

先日電車に乗っていた時のこと。
窓からくっきりと富士山が見えるじゃないの!
一緒に乗っていたROCKHURRAHに伝え、きれいな富士山を鑑賞する。
どうして富士山が見えるとご利益がありそうな気持ちになっちゃうんだろうね?(笑)
富士山が見える地域にお住まいの方には日常的な光景だと思うけど。
毎日素敵な風景の中で生活できたら心が洗われ、煩悩から解き放たれるかも?
今回はそんな物件を選んでみたよ!
早速いってみよう。

最初はこちら。
2018年8月にも「SNAKEPIPE SHOWROOM 物件14 山を臨む物件編」 として、山の風景を日常に取り込むことができる物件を紹介しているんだよね。
その時にも「山といえばスイス」と書いていたSNAKEPIPE。
雄大な景色を見たいなら、やっぱりスイスなのかなあ。
この物件はサンモリッツに建てられた360㎡のアパートメントなんだよね。

ベルニナ山群をデッキから一望できるなんて最高のロケーション!(写真①)
ゆったりとした時間を過ごせそうだよね。
憧れのオーブンがあるキッチン。(写真②)
これだけ設備が整っていたら、料理の腕が上がりそうだよ!
どの部屋からも山を臨むことができるとは素晴らしいよね。(写真③④)
映画を観たり、読書をしたり。
この物件には絵を飾る必要はないかもしれないよ。
バスルームからも山が!(写真⑤)
もしこのお風呂が温泉だったりしたら、もう言うことないね。(笑)
6つのベッドルームを完備し、なんとスタッフ用のスペースまで確保されているという。
ということはお手伝いさんが雇えるくらいのお金持ち用ってことね!
残念ながら金額の記載はなかったけれど、かなり高額だろうと予想するので問い合わせは控えておこう。(笑)

続いての物件もスイスの同じ地域なんだよね。
まるで想像上のUFOのような印象的な外観。(写真①)
Sir Norman Fosterによって建てられた約550㎡のアパートメントだという。
こちらもデッキから山脈の連なりを眺められるんだよね!(写真③)
奥行きがあるデッキだから洗濯物も干せそう!
スイスだったら乾燥機使うのかな。(笑) 
キッチンがまるでSF映画に出てきそうなハイテクな雰囲気だよね。
ここでの調理は宇宙食か?(笑)
外観の円形に呼応させているのか、丸い家具が多いよね。
広さがあるからできる配置だよ。
5つのベッドルーム、5つのバスルームを完備しているというこちらの物件も、残念ながら金額の記載がなかった。
ここがいいかな、と思っていたのにね?(笑)

食材の入手が大変だろうと思いながらも、辺鄙な場所を選んでしまうんだよね。
こちらは売り出されている物件ではなくて、スコットランドにある賃貸用の物件。
どうやら旅行者向けの物件のようで、 3日以上の滞在から予約できるという。
近くには湖や滝、山などがあるというので、ここを拠点にして行動できるんだろうね。
まるでコンテナのような四角い建物。(写真①)
Black Hという名前だけあって、建物が黒いんだよね。
大きな窓は開放感あるよね。
遠目から見るBlack H。(写真②)
周りに何もないガランとした風景って憧れるんだよね。
ゆっくり休暇を楽しみたいなら、こんな場所を借りるのは最適かも。
コンドミニアムタイプなので、キッチンも完備されている。
もしかしたら目の前の湖で釣りをして、その魚を調理するとか?(笑)
もし釣れなかった時のために、準備はしておいたほうが良さそうだけどね。
一泊£225、日本円で約35,000円。 
3泊はする必要があるので、約10万円ってところだね。
ホテルでは味わえない記憶に残る休日を過ごすことを考えたらお手頃かも?

最後も四角い物件にしようかな。
これは輸送用のコンテナを組み合わせた物件なんだよね。
実はコンテナとかトレイラーを使用した物件には、前から憧れがあるんだよ。
土地さえ確保できれば、まるでレゴ・ブロックを積み重ねるように、自分の好みで家が作れるなんて最高だからね!
トラックで枠組みを運び(写真②)、中身の部分をはめ込んで。(写真⑤)
森の中に建てることもできるのは素晴らしいよ。(写真①、④)
組み合わせ次第では3階建てにもなるんだね。(写真⑥)
こうした建築を請け負っている会社がアメリカにはいくつもあるみたいで、明確な金額設定がされていたので、紹介しておこうかな。
これはMEKAという会社の場合だけれど、2.4m☓6mという広さのコンテナを住居用にした場合で基本料金$62,900、日本円で約680万円。
写真⑥のような3階の場合で$357,000、3900万くらい。
178㎡のマンションを日本で購入しようと思ったら、この金額で手に入れることは不可能だろうね。
非常に気になるコンテナ・ハウス!
次回のSNAKEPIPE SHOWROOMは、コンテナ・ハウスを特集してみよう!
どんな物件があるのか、今から楽しみだ!(笑)