【貧困な発想のパクリで申し訳ない】
ROCKHURRAH WROTE:
そろそろ買い換えるか?いいや、まだまだ。などと言いつつもROCKHURRAH愛用のiMacは既に6年目に突入していた。前に買った時のOSは10.4/Tigerだったがその後、10.6のSnow Leopardにして大活躍してくれたもんだ。
家にいる時間はほとんどMacの前というような生活で、まさに「駆使」という言葉がピッタリくるほど慣れ親しんできたのは間違いない。この6年間で内蔵のディスク・ドライブが壊れたくらいで、他には特に故障も問題もなかった。
故障がないというのはいい事の反面、買い換える機会を逃してしまうという事にもつながるわけで、それが冒頭の「いいや、まだまだ」だったわけだ。
ウチのブログのここやここにも書いてる通り、ROCKHURRAHは根っからのアップル愛好家だが、ウィンドウズからのスイッチ派ではない。どちらも使えるが自分にとって使いやすいからMacをメインにしてるだけの話。ここで言う「使いやすい」は便利機能がどれだけ付いてるかとか、そういう事とは全く関係ない次元での使いやすさだから、勘違いしないようにね。
この辺の主義主張は敢えて書きたくないし、故スティーブ・ジョブス氏についてのコメントも書かない事にしよう。
さて、前置きが長くなったがそんなROCKHURRAHがiMacを買い換えようと思いつつも今まで買い換えなかったのは、故障してないという以外にもう一つ理由があったからだ。
それはバカバカしくも重大な問題なんだが、古いのを捨てられないからという理由だ。
部屋が無尽蔵にあるわけでもないのに先々代のMacまで後生大事に持ってるよ。
先々代のはMac OS X起動のモデルだが、それ以前の「クラシック」と呼ばれる環境で使えた最後のモデル。要するに大昔に使ってたアプリケーションはそこでしか起動出来ないという事。
先代はインテルに代わった世代のMacだが、「ロゼッタ」という環境でそれ以前に作られたパワーPC対応のアプリケーションがシームレスに使えた。何も考えずに使えたからその恩恵を感じる事はなかったけどね。
そして最新モデルというわけでもないこのiMacなんだが、価格も随分安くなったし前よりはかなりパワーアップした印象があったし、遂に買い換える気になったのが先日。
こういうのは勢いだから衰えないうちに速攻で買う事にしよう。
最近のiMacはワイヤレス・キーボードとマジック・マウスなるものが標準で付いてくるのが慣わしらしい。しかし10キーが付いてないまるでノートのキーボードみたいなのはいくら省スペースでスタイリッシュだろうと使いにくいに決まってる。日常的に億単位の数字を扱うので10キーがないのは困るのだ(大ウソ)。しかも個人的にこの大画面にあのちびっ子キーボードじゃバランス悪くねーか?という思いもあった。
という事から以前の10キー付きのキーボードをわざわざオプションで換装してアップル・ストアにて購入。もっと安く売ってるところはあったんだが、キーボード取り替えに対応してるところをアップル・ストア以外で見つけられず、やむなく定価でお買い上げとなってしまった。基本的にどこで買っても大差ない時代だし、アップル・ストアで買ったから超純正品というわけでもない。
マジック・マウスに至っては買うまで全く機能も知らなかったよ。今まで純正マウスは使った事がなかったしな。
頼んでから約一週間、キーボード取っかえて送るだけなのに意外と遅いな、と思っていたら、何と日本ではなく上海から送られて来るとの事。日本にもたくさんあるだろうに、やることが大掛かりだな。超純正品どころか超パチもんが届くんじゃなかろーか?などとドキドキして待つ。国内に来てるらしいのは確かだがヤマト運輸ADSC支店ってどこよ?何だか想像を遥かに超えた謎のルートで手元に届くらしい。
そして届いたのがみぞれ混じりの冷たい雨が降る夜だった。濡れてもいないし地面に置いたりもしない、さすがヤマト運輸、素晴らしい心がけだね。
さあ開封、と箱を開けたら暖房との温度差がすさまじく、一瞬で結露、大汗をかいた状態の新品iMac。いきなりの挫折か。
気を取り直してまずはあらかじめ買っておいたメモリを増設。前に使ってたiMacはスロットが2つしかなくて、4GBにしても3GBまでしか認識してくれなかったが、今度は最大16GBまで取り付けられて、メモリ不足に悩まされる事がなくなった。ウチのはノート用のDDR3-1333というもので元から付いてたのと足して12GBにした。豪華なり。
起動する前に悩んだのが新型に入ってるOS Lionにするか以前のままSnow Leopardで使うかという事。ネットでレビューを読んでもLionの魅力があまりROCKHURRAHに関係ない部分での進化だったので、なおさら悩んだ。まあ嫌だったら戻すという事で取りあえずLionのまま、先代からユーザー環境をほぼまるごと移植するという方針にした。
Time Machineバックアップからの復元は過去にやった事はあったが、OSをまたいでの復元は初めて。うーん、取り返しがつかないほどのミステイクはないと思うけど緊張しますな。
で、結果はあっけないほど簡単に移行出来てしまった。設定し直しもほとんどなく、アプリケーションのシリアルとかも(おそらく)完璧に引き継いだまま。パソコン買い替えの時の移行の面倒さがまるでないのがさすがTime Machine、優秀だな。
あまりにも環境が違わないので逆にビックリだが、よく見ると確かにSnow Leopardではなく、ちゃんとLionなんだよな。
いよいよこれからLionやiMacのレビューかと思いきや、それをかなり端折ってしまうのがROCKHURRAH流だ。いつも自分で思うんだけど、前置き長過ぎなんだよね。そしてこれからって時に疲れてしまうんだよね。しかも発売から結構経っててイマサラ敢えて書かなくても、先人がちゃんと書いてくれてるんだよね。
今年もダメダメだなあ(笑)。
Lionは誰もが予想した通り、限りなくiPhoneとの境界線があやふやなOSだと感じる。みんなが大好きなiPhoneだけど、それを大画面のパソコンでまでやるのはちょっとなあ、という抵抗はあったが、想像したほどiPhoneもどきではなく、ちゃんとSnow Leopardと同じくらい熟成したOSだとわかって安心した。
さすが、今日を愛するLION。あっ、これはライオン違いか?
アップルのサイト上で紹介されているLaunchpad(全画面で表示するランチャー)やMission Control(起動中のアプリケーションを全部表示して切り替える)などは正直言って個人的には使う事がない機能だと思えるが、システム純正でこういう機能が派手に展開するのはいかにもMac的なのかね。
前から愛用しているHimmelBarやmulti X Finderとかぶる機能なので自分としては必要ないなあ。
まだ全機能を試したわけじゃないし、そもそもアプリケーションを使う母体としてのOSなので、OSの基本機能だけを言っててもはじまらないね。
困った事と言えばROCKHURRAHがレコードを録音する時に使っていた波形編集ソフト、Bias Peak Pro 6がなぜか起動しなくなった事。その前のヴァージョン5が普通に起動してるから使えなくなるはずはないんだけどなあ。まだ原因究明する時間がないんだけど、そのうちちゃんと元のように使えるようになるだろう。
Lionの新機能がどうとかよりも、初めて触れたマジックマウスの新触感にビックリ。
表面に継ぎ目もボタンもスクロールホイールも存在してなくて、指のタッチのみで既存のマウスと同じ事をやろうとする精神が尊いよ。パソコンとはこういう操作をするもの、と体で覚え込んでる事を根底から今さら覆すわけだから。iPhone経験者は逆に驚かないんだろうけど、スクロール操作が逆、さらにスワイプなどと言われても慣れるまで数日かかってしまった。しかし慣れなかった場合は市販のマウスに戻そうと考えていたのに、今でもマジックマウスをなぜか使ってしまっている。いいとか悪いとか以前にこの触感がやみつきになってしまうのだ。スクロール設定は戻す事は出来るんだが、せっかく開発者が考えだした手法をロクに使いもせず、慣れようともしないのも情けない話だからな。そんな頑固オヤジみたいにはなりたくないよ。
OS X Lionはこのマジックマウスを駆使する事を前提に作られてるのは間違いない、と感じた。本当はマウス形状じゃなくてオプションのマジックトラックパッドを使えばさらに使いやすいのかも。ノートパソコンのトラックパッドが苦手で使いにくいと思ってたROCKHURRAHは最初からこのオプションに関しては考えてもいなかったが、今にして思えばこの操作性はマウスでなくても良かったんじゃないかと思っているほどだ。
ほとんどの人にはどうでもいい事だろうが、スリープ状態にした時に前のMacはうっすらとしたライトが、まるで寝息を立てているかのようにゆっくりと点滅していたのが好きだった。今回の機種にはそれがないようで、ちょっと寂しい。無駄な部分ももっと進化しようよ。
以上、特に目新しい事も面白い事も書けずに苦しい記事となってしまったが、これから買おうと思ってる人には少しくらいの参考にはなったかな?
ではまた、さよなライオン(古い・・・)。