SNAKEPIPEの写真歴

【第2期に撮影したジャワ島の女装趣味の男性とその母親】

SNAKEPIPE WROTE:

珍しくずっと原稿用に写真を加工していたので、今日のテーマはSNAKEPIPEの写真の歴史(?)についてにしよう。

SNAKEPIPEの過去の写真時代は3つに分かれている。
現在は言ってみれば第4期、というところか。(笑)

一番初めは高校時代に誕生日プレゼントとして、DADDY(プッ!)から小型カメラをプレゼントしてもらったことがきっかけだった。
実はSNAKEPIPEのDADDYは写真家!
他の人よりも写真が身近にあったことは事実である。
毎日クラスメートを撮りまくり、面白くて面白くてたまらなかった時期である。
DADDYから現像や焼付けも教わり、実質的にすべての工程を完全にマスターしていた。
写真学校に通いたい、と真剣に考えていたくらいである。
実際には全然畑違いの学校に進学してしたけれど、、、。

次の写真時代は海外旅行がきっかけだった。
写真家のDADDYへの土産として写真撮影を思いつき、初めて一眼レフを手にする。
この時の写真を絶賛され、DADDYよりスカウトされる。(笑)
「写真やらない?面白いよ!」
すっかり乗せられ、その気になり再び写真活動を再開することに。

第3期。
せっかくやるからには、と写真学校に入学。(笑)
夜間の学校なので、働きながら週に1日だけ通う。
ここでまた一から現像やら焼き付けについて学ぶことになる。
前述したように、すでに高校時代にすべてを知っていたSNAKEPIPEなので、わざわざ習うほどのこともなかった事柄である。
一年だけ通って学校に行くのはやめ、独りで撮影に専念する。
そしてこの時から「休日は撮影」の日々が続く。
立ち入り禁止の場所に進入したり、警官から尋問を受けたりしながらの撮影。
「怒り、悲しみ、苦しみ」といった「負」の感情を心に秘め、シャッターを押すごとに少しずつ気持ちを軽くするような暗い精神状態が続いていた。
んー、やっぱりパンクなのね。(笑)

今は第4期で、そこまで力を入れて写真撮影をしていない。
「しまった、今、カメラがあれば!!!」
なんて悔しい思いをすることがしばしば。
毎日持ち歩きができる小型カメラの購入を考えているところである。
このHPで公開している「九相墟写巻」は第3期に撮った写真がほとんど。
第4期の写真が混ざると一体どうなるのか。
SNAKEPIPE自身も期待している。(笑)

VIVA LA 物産展!

【福岡物産展で仕入れた品々】

SNAKEPIPE WROTE:

先日、知り合いの写真展を観に新宿へ。
最近は服飾・雑貨にばかり興味がいってるSNAKEPIPEなので、写真に対する情熱が格段に落ちている。
その知り合いの写真家の方はコンスタントに写真展を開催し、しかも家庭は円満、仕事もバリバリこなすマルチなお方。
見習わなければ!と心を新たにしたところである。
夢の中ではよく撮影してるんだけどね。(笑)

その写真展のあとは、「福岡物産展」へ。
「ABOUT US」の中にも紹介しているけれど、ROCKHURRAHは九州男児、福岡出身。
前々から「福岡の名産品」については聞いていたけれど、実際に口にしたことがある物が少ないSNAKEPIPE。
今回の物産展で「ふくや」の辛子明太子「復刻」、大宰府名物の「梅ヶ枝餅」、折尾名物「かしわめし」を手にしたのである。
どれもROCKHURRAHには馴染みの深い思い出の味らしく、
「な?うまいだろ?」
と連発していた。(笑)

「ふくや」の明太子はすでにネット通販で注文済みで、その「辛さの中の味わい深い旨味」は知っていた。
ご飯三杯軽く食べられるおいしさは流石に老舗!
味噌汁と飯だけあれば十分なご馳走である。(笑)
「かしわめし」は炊き込みご飯の上に煮込んだ鶏肉・海苔・錦糸卵が乗った三色弁当。
その絶妙なバランスがたまらなくおいしい。
「梅ヶ枝餅」は餅の部分が非常に薄くて、もちもちだけれどパリパリ感もある、なんとも不思議な食感の大福(?)。
本来は出来立てのアツアツを頂くそうだが、自宅で食べてもおいしかった。(笑)

今年中には実際に本場九州でもう一度口にしたいなあ、と思ったSNAKEPIPEである。

こんなん出来ましたけど

【ROCKHURRAH作の新作MA-1】

ROCKHURRAH WROTE:

近々、来週くらいに我がROCKHURRAH RECORDS傘下の服飾部門(大げさ)BINARY ARMYで販売開始予定のパンクなMA-1を作ってみたのでまずはお披露目。
まだ細かい部分は出来てないけどパッと見は大体こんな感じ。

BINARY ARMYと名付けるくらいだから元々からミリタリーな服は大好きで、特にMA-1やN3-Bなどのフライトジャケットの機能美、実用性にはもう長い年月お世話になりっぱなしなのでアール(死語)。ただし通常のミリタリー&古着マニアのようにウンチクっぽいのは嫌いだし、出来るだけオリジナルなまんまの方が美しい、などとはあまり考えなくなった。要するに根っからの改造好きの血が騒ぐ「素材」としての格好の題材がフライト・ジャケットなだけで、それはパンクスがライダースに自分好みに鋲を打ち込むのと似たようなものだろう。何か手を加えずにいられないのだ。

写真のMA-1はちょっと前にビデオクリップを見て格好いいと思ったベルギーのパンク・バンド、プラスティック・ベルトランのジッパーがたくさん付いたライダース・ジャケット(リンク先で見える服装じゃなく「Ca Plane Pour Moi」のビデオクリップの中で彼が着てる服)を参考に作ってみた。アヴィレックスあたりが作ってそうなデザインだろうけどそういう発端からして全然違うと自分では思っている。BINARY ARMYはパンクロックの格好だけを真似たような服は今後も作らないし、音楽や他の文化との意外な結びつきによって生まれたコンセプトを大事にしてゆきたいと考える、なんてね。

全く関係ない話になるが「ゼルダの伝説トワイライト・プリンセス」をほぼ完璧に近い状態でクリアーしてしまったので次に選んだゲームが「モンスターハンターG」なるもの。ゲームの世界では大変に有名なゲームで、こんな事を2007年になって書くのもいまさらジロー(死語)なんだろうが、防具となる素材を必死で集めて満を持して作った防具がオレンジのTバック、しかもその姿で腹が減ったり寒がったり、いちいち主人公となるキャラクターの情けないこと(笑)。などと本筋とは別の意味で楽しませてもらってる。「どうぶつの森」の釣り師であるSNAKEPIPEもやっぱりここでも黄金魚釣ってるしな(笑)。

お気に入りの作家

【HOLGER-CZUKAY肖像】

SNAKEPIPE WROTE:

幼少の頃から読書が好きである。
図書館はSNAKEPIPEのオアシスといっても過言ではない。(大げさか)
その時々で興味のある分野が変化し、気に入ると徹底的に突っ込んで読み進めてしまうので、しまいには読む本がなくなっていく。
毎度その繰り返し。
本選びに四苦八苦してしまうほどである。
去年ROCKHURRAHに教えてもらった作家、
古川日出男
もほとんど全部読んじゃったし。

先週から読み始めた一冊は丁度SNAKEPIPEの好みにドンピシャで、嬉しくなってしまった。
鳥飼否宇」という作家の「痙攣的」という本。
◆廃墟と青空
◆闇の舞踏会
◆神の鞭
◆電子美学
◆人間解体
の5つの短編から構成されている。
タイトルはそれぞれがジャーマンロックからの引用だ。
音楽と現代アート、そしてミステリーが混在した内容で興味深い。
暗黒舞踏家の名前として
「掘賀舟海」(ほるがしゅうかい)
なんていうのがあって、思わず笑ってしまった。(笑)
あまりジャーマンロックには詳しくないSNAKEPIPEなので、これくらいしか分からなかったけれど、きっと他にもそんな当て字みたいな名前があったんだろうなあ。
(ROCKHURRAH註:最後の作品でノイ!、ラ・デュッセルドルフのクラウス・ディンガーがクラウス殿下という名前で登場、笑ってしまう)

ということで、今回の写真は本物の「HOLGER CZUKAY」。(アインシュタインでもスキャットマン・ジョンでもありません)
「ペルシアン・ラブ」がかつてCMにも使われて(サントリーだったか?)有名だったね。
懐かしい!

鳥飼否宇は他の作品も読んでみたいと思った。