映画の殿 第57号 韓国ドラマ編 part13

20230514 top
【本文中に書き切れなかった気になる人物がいっぱい!】

SNAKEPIPE WROTE: 

前回「映画の殿」を更新したのは、およそ1ヶ月半前のこと。
そしてまた韓国ドラマの特集を書くことになるんだから、よく観てるよね。(笑)

最初に紹介する「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜(原題:더 글로리 2022年)」はシーズン1をかなり前に観ていたけれど、シーズン2の完結まで観終わってから書くことにしたよ。
シーズン1と2に間が空き過ぎると、「この人誰だったっけ?」と忘れてしまう登場人物がいるので要注意なんだよね。
ドラマが完結してから観たようが良いかもしれないね?
あらすじはこちら。

建築家になることを夢見るムン・ドンウンは高校時代にいじめが問題になっても、相談相手が誰一人もいないことから、自主退学に追い込まれる。
退学後、彼女の夢は復讐を果たすことへと変わり、高校退学後の人生を全て「復讐」に命を捧げ続けた。
16年ぶりにドンウンと再会する加害者メンバーらは、自信に満ちたドンウンに恐怖を抱く。
ドンウンはいじめグループのリーダー格で現在はお天気キャスターのパク・ヨンジンへの復讐から開始する。 (Wikipediaより)

トレイラーを観てみよう。

高校時代の壮絶な「いじめシーン」がひどいんだよね。
犯罪といっても良い行為なのに、訴えに耳を貸さない大人たちに驚愕する。
韓国ドラマでよく見かける、金持ち一家を優遇する腐った社会構造。
現実に、こういうことが「まかり通ってる」のかなあ?
復讐が筋書き通りにいかず、邪魔が入ったり予想外のことが起きたりするところにリアリティがあったよ。

復讐に生きる女性を演じたソン・ヘギョが、第59回百想芸術大賞TVドラマ部門優秀演技賞を獲得したという。
感情を押し殺した演技が評価されたと書いてあるよ。
途中から大好きな女優、ヨム・ヘランが登場して嬉しかった。
旦那からのDVに苦しむ姿が真に迫っていたよ。
「カウンターズ」の続編で、チュさん役を観たいね!

ドラマの中で最も印象に残ったのは、ヨム・ヘランと共に第59回百想芸術大賞TVドラマ部門助演女優賞にノミネートされ、見事栄冠を勝ち取ったイム・ジヨン。
あらすじにあった「いじめグループのリーダー格で現在はお天気キャスター」で、いかにも性格悪そうな憎々しい表情が秀逸だったよ!
この女優には「いじめ」のイメージを持ったままになりそうだね。(笑)

ちょっとタイプの違うドラマを観ることにする。
ユミの細胞たち(原題:유미의 세포들 2021年)」は、同名の漫画が原作で、「トッケビ」に出演していたキム・ゴウンが主役のドラマ。
前回観たキム・ゴウンのドラマは「シスターズ」なので、ROCKHURRAH RECORDSではよく観ている女優になるよ。
そして「ユミの細胞たち」はシーズン2まで終わっているので、安心して観ることができたよ。(笑)
「ユミの細胞たち」のあらすじを書いてみよう。

細胞たちと一緒に食べて恋して成長する、平凡なユミの話を描いた、刺激と共感に満ちた細胞ラブストーリー。 (Wikipediaより)

実写と3Dアニメを組み合わせた新しい形の恋愛ドラマってどういうこと?トレイラーで確認しよう。

タイトルにある「細胞たち」をアニメ化しているんだね。
理性や感情のような細胞以外にもファッション細胞など、人それぞれ持っている細胞に違いがある。
そしてどの細胞が第一優先になるのかも、時期によっても変化する。
このアニメのシーンがとても面白かったよ!

そしてキム・ゴウンが使用している化粧品が気になったのは、SNAKEPIPEだけではないようで、調べると簡単に情報をキャッチすることができた。
キム・ゴウンがイメージ・キャラクターになっているというスキンケアなんだけど、思わずSNAKEPIPEも購入してしまったよ。
ドラマ内で宣伝していることは分かってるけど、キム・ゴウンのお肌がキレイなのでつい。(笑)
韓国ドラマを観てチャミスル飲んでみたり、チヂミを作ったりはしたけれど、化粧品まで影響を受けてしまうとは。
韓国ドラマ、恐るべし!

Netflixで評判になっていたドラマを観ることにした。
悪の花(原題:악의 꽃 2020年)」と聞いて、フランスの詩人シャルル・ボードレールの「悪の華」を連想してしまったのはSNAKEPIPEだけ?(笑)
以前観た「シーシュポス: The Myth」はカミュだったので、今回も文学をネタにしてるのかと思ったけど違ったみたいね。
「悪の花」は百想芸術大賞で5部門にノミネートされ、演出賞を獲得している。
クオリティが高いドラマとして評価されているんだって。
一体どんな作品なのか、あらすじを書いておこうか。

金属工芸作家のペク・ヒソンは、愛する妻ジウォンと娘のウナに囲まれ、平凡だが幸せな日々を送っている。
ただひとつ、刑事である嫁を厭う両親との関係だけが問題だ。
そんなある日、ジウォンはひょんなことから知り合 いの記者キム・ムジンにヒソンを紹介することに。
18年前の連続殺人事件に関する連載記事を手がけるムジンは、 事件の犯人と同じ金属工芸作家であることからヒソンに興味を抱き、彼の工房に足を運ぶ。
だが、ヒソンの顔を 見たムジンは……。(FILMAGAより)

予告を観ると、非常に面白そうだよね!
「18年前の連続殺人事件犯人」の息子が主役で、現在は偽りの人生を送っている様子。
善良な夫の仮面をかぶっているというのが、とても良く似合う顔立ちの俳優だし。(笑)
観始めた最初のうちは興味を持っていたけれど、回を重ねるうちにドラマの緊張感が薄れてきた。
妻役の女優は全く刑事に見えないし、泣いているシーンばかり。
「クオリティの高いサスペンス」とは思えなかったよ。
最後もお粗末で、オススメのドラマとは言い難いのが正直な感想。
好みは人それぞれだからね。(笑)

最後に「ラブコメの女王」、コン・ヒョジンに登場してもらいましょう!(笑)
プロデューサー(原題:프로듀사 2015年)」は今から8年前のドラマで、2011年の「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜」と2019年の「椿の花咲く頃」の間の出演作品になるんだね。
今回はテレビ局のプロデューサー役だって。
「悪の花」で疲れてしまったROCKHURRAHとSNAKEPIPEに笑いを届けてちょうだい!(笑)

大学時代、好意を寄せていた先輩がKBS芸能局に入社したことをきっかけにKBSへ入ったペク・スンチャン。
出勤初日から誤解によってミスを起こし、芸能局の女王蜂タック・イェジンに目を付けられてしまい…(Wikipediaより)

ベースはラブ・ストーリーになるんだろうけど、随所に笑いがあって楽しかった。
コン・ヒョジンは厳しい先輩役かと思いきや、やっぱり良い味出してるんだよね!
「サイコだけど大丈夫」や「ある日」などで主役を演じているキム・スヒョン、アイドル歌手として出演していたIUも良かったよ。

そうした大物出演者の中で、ひときわ存在感を発揮していたのは、テレビ局内の総務(?)を仕切っていたイェ・ジウォン演じるコ・ヤンミ!
「コピー用紙は裏まで使え」「トナーは振って最後まで使え」といった倹約を呼びかける厳しい女性なんだよね。
その割には派手なメイクと服装で、アンバランスさが最高だった。(笑)
背筋をピンと伸ばしたデスクワーク、お疲れ様です!

あまりセリフがなかったのにも関わらず、露出度高めの服装で目立っていたのがキム・ソナ演じるキム・ダジョン。
コン・ヒョジンが手掛ける音楽番組のスタッフの一人だけど、大抵ピチピチの服装で無表情。
先輩に対しても歯に衣着せぬ物言いで、ぶっきらぼう。
こんな後輩がいたら、やりにくいだろうな。(笑)

テレビ局や芸能界の裏側を舞台にしていて、楽しめたよ
コン・ヒョジン主演のドラマは他にもあるので、機会があったら観てみたいね。

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