【今回は人の顔が大きめなので、どのドラマの出演者か分かりやすいね】
SNAKEPIPE WROTE:
約1ヶ月半前に「映画の殿 第52号 韓国ドラマ編 part8」を書いたばかりなのに、すでに何本かのドラマを鑑賞し終えているROCKHURRAH RECORDS。
その理由は、話数が少ないドラマが多かったことかな。
早速感想をまとめていこうか。
最初は「私の開放日誌(原題:나의 해방일지 2022年)」から。
ドラマは『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』と同じ脚本家のパク・ヘヨンが手掛けていると聞き、興味がわくよね!
一体どんなストーリーなのか、あらすじを書いてみよう。
愛が欲しい長女のギジョン、なかなか思うように動けない長男のチャンヒ、日々を淡々と過ごす無口な末っ子のミジョン。
全く違う性格の三兄妹は、単調な毎日にうんざりしていた。
そんな時、クという謎の男が現れて…。(イエモネより)
続いてトレイラーね。
ソウルまでの通勤に1時間半以上かかる郊外に暮らす三兄妹。
休日には家の畑の手伝いもする。
長い通勤時間にうんざりし、自分の思い通りにならない日々が続いたら、誰でも嫌になってくるよね。
社内で仲間外れにされたり、イジメもあるのに耐えている末っ子のミジョン。
無口で鈍感なフリをしているけれど、実は腸が煮えくり返っているとは誰も気付かない。
このドラマを観てから、SNAKEPIPEの社内にもミジョンのような女性がいることを思い出したよ。
もしかしたらストレスたまりまくっているのに、我慢してるのかもしれないね。
謎の男、クさんに対してだけは、本心を話すことができるので、最初から波長が合ってたのかもね。
SNAKEPIPEが面白いと思ったのは長女を演じたイ・エル。
嫌味ばかり言う「ひがみっぽい」性格だったのに、どんどん素敵に変貌していくんだよね。
この女優は「トッケビ」など、他のドラマでもよく見かけるけど、その時によって別人に見えるからカメレオン系なんだろうね。
注目していきたい女優の一人だね!
「開放クラブ」に入る中年男性が、「マイ・ディア・ミスター」に出てきたフゲの社長だったのが嬉しかった。
やっぱり脚本家でつながるんだね。(笑)
ドラマの終盤は少しだけ駆け足で、やや説明的になっていたのが残念な感じ。
クさんは謎のままでも良かったのでは?と思うのはSNAKEPIPEだけかな?
「今日はきっといい日になる」という標識は良かったね。
この言葉を思い出して日々を生きていこう!
「空から降る一億の星(原題:하늘에서 내리는 일억개의 별 2018年)」は長年来の友人Mから強くオススメされていたドラマなんだよね。
このドラマは今から20年前の2002年に、木村拓哉主演で放映されたドラマのリメイクだったとは全く知らずに観始めたよ。
日本のドラマってほとんど観ないからね。(笑)
本家とどこが違うのかなどは分からないので、比較できずにごめんなさい。
ではあらすじとトレイラーね!
広告デザイン会社で働くユ・ジンガンは、20歳離れた警察官の兄・ジングクと2人で暮らす29歳の独身女性。
ある日、陶芸家の親友・ペク・スンアが開く個展会場を訪れたジンガンは、怪物と呼ばれた男・キム・ムヨンと偶然出会う。
だが、会場で行われるパーティーの準備中にスンアの秘密を知ったムヨンは、その秘密を隠したいと願うスンアの望みを叶え、2人の距離は急接近していく。
一方、ジングクは、同僚が捜査する事件現場に偶然出くわすが、飛び降り自殺だと思われたその事件は、実は他殺だった。
独自で捜査を始めるジングクだったが、その事件の真実に近づくにつれ事件は思わぬ方向に進んでいく…(ホームドラマチャンネルより)
主役であるキム・ムヨンを演じたのは「元カレは天才詐欺師」で詐欺師だったソ・イングク。
顔立ちのせいか、暗い過去がある設定が良く似合っている。
ヒロインの兄ジングクを演じたのが、「ルーガル」で悪役だったパク・ソンウンだったので、優しい兄という設定に違和感があったよ。
「この人は悪人なのに」と思いながら観てしまったからね。(笑)
サスペンスを主軸にラブ・ストーリーが交錯するドラマだった。
最後はまさかの結末!
これ、本家の日本版も同じだったのかしら?
もし同じだったとしたら、変えても良かったんじゃないかと思ってしまう。
ちょっと後味が悪いラストだったからね。
続いては「グリッチ -青い閃光の記憶(原題:글리치 2022年)」を紹介しよう。
ドラマを観始めてから「あれ?」とSNAKEPIPEが気付く。
髪型が違っているけれど、主演女優は「ヴィンツェンツォ」で弁護士を演じていたチョン・ヨビンだよね?
あまりに化粧っ気なく、髪はボサボサ、服装にも気遣わないという役どころなので、別人かと思ってしまったよ。
相方には元アイドルグループ出身で、「世界で一番美しい顔」に選ばれたというナナ。
「対称的な2人がタッグを組む」というギャップを見せたかったのかもね?
突然姿を消した恋人を探すため「UFOマイナー掲示板」のオフ会に行った主人公が、旧友と再会、協力して恋人失踪の謎を追ううちに、怪しい宗教団体の真実に迫ることになる。
そこでは恐ろしい計画が進行中で……(むらたえりか氏記事より)
あらすじにあるように「UFO」と宗教団体、恋人の失踪と気になるワードが並んでいるんだよね。
このドラマは全10話と少し短めで、一体どこに着地するんだろうと思いながら鑑賞していたよ。
「セーラー」と天を仰ぐ宗教団体が出てきたあたりが面白かった!(笑)
興味をそそる要素はたくさん散りばめられているのに、振り返ってみると説明不足のためか物足りなさを感じてしまう。
ちょっと惜しいドラマだったなあ。(笑)
最後は「人間レッスン(原題:인간수업 2020年)」ね。
「梨泰院クラス」や「SKYキャッスル〜上級階級の妻たち〜」に出演していたキム・ドンヒが主演を務める。
学年トップの成績を収める優等生だけど、友達がいないという設定が良く似合っていたよ。
画像一番右に写っているチョン・ダビンは、上に書いた「グリッチ」にも出演しているんだよね。
たまたま続けて観たから分かったけれど、まるで別人なんだよ!
「グリッチ」と「人間レッスン」は制作が同じだからなのかな?(笑)
学校では目立たない優等生のジス。
しかしそんな彼には売春の警護を仲介するという違法行為を行う裏の顔が。
そんな違法行為を専用のスマホで行っていたジスだったが、ある日そのスマホを何者かに奪われてしまい・・・(賢い韓ドラ生活より)
頭が良いから、自分の姿は見せずに商売ができるようなシステムを立ち上げたんだろうね。
SNAKEPIPEは商売の成り立ちに興味があったんだけど、ドラマではすでに運用が開始されているところだったね。
お金を貯めるためとはいえ、犯罪であることに間違いはない。
それでも観ているうちにジスの味方になってしまうんだよね。
ジスの父親を演じた「マイ・ディア・ミスター」のアニキのダメっぷりが最高!
あの手の役を演じたら右に出る人はいないかも。(笑)
商売の相方であるイ室長の存在感が抜群だったね。
軍隊の体験を忘れずにいるオヤジといえば、「バッド・アス」のダニー・トレホみたいじゃない?
いいよねえ、こういうタイプ!(笑)
演じたチェ・ミンス、現在60歳。
「リベラ・メ」という2000年の映画で百想芸術大賞の最優秀男子演技賞を受賞している実力派なんだね。
その映画も気になるよ。
「人間レッスン」は高校生が援助交際する、という題材なだけに最初からちょっと危ないんだよね。
そんな危ない橋を渡っているのにもかかわらず、主人公ジスの小心者ぶりに呆れてしまう。
細かいミスも多いので「やるなら徹底的にやって、できないならやめろ」と言いたくなってしまったよ。(笑)
そんな性格のジスだから、ラストの展開は予想通りかな。
「DEATH NOTE」の夜神月(やがみ ライト)とは違うからね。(笑)
今回は4本のドラマを紹介してみたよ!
「私の開放日誌」が印象に残っていて、4本の中では一番だけど、「あがめる」ってなかなか使わないし、人に命令できないよねえ?
そのセリフには共感できないんだなあ。(笑)
現在また別のドラマを視聴中なので、近い将来まとめていこう!