映画の殿 第53号 韓国ドラマ編 part9

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【今回は人の顔が大きめなので、どのドラマの出演者か分かりやすいね】

SNAKEPIPE WROTE:

約1ヶ月半前に「映画の殿 第52号 韓国ドラマ編 part8」を書いたばかりなのに、すでに何本かのドラマを鑑賞し終えているROCKHURRAH RECORDS。
その理由は、話数が少ないドラマが多かったことかな。
早速感想をまとめていこうか。

最初は「私の開放日誌(原題:나의 해방일지 2022年)」から。
ドラマは『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』と同じ脚本家のパク・ヘヨンが手掛けていると聞き、興味がわくよね!
一体どんなストーリーなのか、あらすじを書いてみよう。

愛が欲しい長女のギジョン、なかなか思うように動けない長男のチャンヒ、日々を淡々と過ごす無口な末っ子のミジョン。
全く違う性格の三兄妹は、単調な毎日にうんざりしていた。
そんな時、クという謎の男が現れて…。(イエモネより)

続いてトレイラーね。

ソウルまでの通勤に1時間半以上かかる郊外に暮らす三兄妹。
休日には家の畑の手伝いもする。
長い通勤時間にうんざりし、自分の思い通りにならない日々が続いたら、誰でも嫌になってくるよね。
社内で仲間外れにされたり、イジメもあるのに耐えている末っ子のミジョン。
無口で鈍感なフリをしているけれど、実は腸が煮えくり返っているとは誰も気付かない。
このドラマを観てから、SNAKEPIPEの社内にもミジョンのような女性がいることを思い出したよ。
もしかしたらストレスたまりまくっているのに、我慢してるのかもしれないね。
謎の男、クさんに対してだけは、本心を話すことができるので、最初から波長が合ってたのかもね。

SNAKEPIPEが面白いと思ったのは長女を演じたイ・エル。
嫌味ばかり言う「ひがみっぽい」性格だったのに、どんどん素敵に変貌していくんだよね。
この女優は「トッケビ」など、他のドラマでもよく見かけるけど、その時によって別人に見えるからカメレオン系なんだろうね。
注目していきたい女優の一人だね!
「開放クラブ」に入る中年男性が、「マイ・ディア・ミスター」に出てきたフゲの社長だったのが嬉しかった。
やっぱり脚本家でつながるんだね。(笑)

ドラマの終盤は少しだけ駆け足で、やや説明的になっていたのが残念な感じ。
クさんは謎のままでも良かったのでは?と思うのはSNAKEPIPEだけかな?
「今日はきっといい日になる」という標識は良かったね。
この言葉を思い出して日々を生きていこう!

「空から降る一億の星(原題:하늘에서 내리는 일억개의 별 2018年)」は長年来の友人Mから強くオススメされていたドラマなんだよね。
このドラマは今から20年前の2002年に、木村拓哉主演で放映されたドラマのリメイクだったとは全く知らずに観始めたよ。
日本のドラマってほとんど観ないからね。(笑)
本家とどこが違うのかなどは分からないので、比較できずにごめんなさい。
ではあらすじとトレイラーね!

広告デザイン会社で働くユ・ジンガンは、20歳離れた警察官の兄・ジングクと2人で暮らす29歳の独身女性。
ある日、陶芸家の親友・ペク・スンアが開く個展会場を訪れたジンガンは、怪物と呼ばれた男・キム・ムヨンと偶然出会う。
だが、会場で行われるパーティーの準備中にスンアの秘密を知ったムヨンは、その秘密を隠したいと願うスンアの望みを叶え、2人の距離は急接近していく。
一方、ジングクは、同僚が捜査する事件現場に偶然出くわすが、飛び降り自殺だと思われたその事件は、実は他殺だった。
独自で捜査を始めるジングクだったが、その事件の真実に近づくにつれ事件は思わぬ方向に進んでいく…(ホームドラマチャンネルより)

主役であるキム・ムヨンを演じたのは「元カレは天才詐欺師」で詐欺師だったソ・イングク。
顔立ちのせいか、暗い過去がある設定が良く似合っている。
ヒロインの兄ジングクを演じたのが、「ルーガル」で悪役だったパク・ソンウンだったので、優しい兄という設定に違和感があったよ。
「この人は悪人なのに」と思いながら観てしまったからね。(笑)

サスペンスを主軸にラブ・ストーリーが交錯するドラマだった。
最後はまさかの結末!
これ、本家の日本版も同じだったのかしら?
もし同じだったとしたら、変えても良かったんじゃないかと思ってしまう。
ちょっと後味が悪いラストだったからね。

続いては「グリッチ -青い閃光の記憶(原題:글리치 2022年)」を紹介しよう。
ドラマを観始めてから「あれ?」とSNAKEPIPEが気付く。
髪型が違っているけれど、主演女優は「ヴィンツェンツォ」で弁護士を演じていたチョン・ヨビンだよね?
あまりに化粧っ気なく、髪はボサボサ、服装にも気遣わないという役どころなので、別人かと思ってしまったよ。
相方には元アイドルグループ出身で、「世界で一番美しい顔」に選ばれたというナナ。
「対称的な2人がタッグを組む」というギャップを見せたかったのかもね?

突然姿を消した恋人を探すため「UFOマイナー掲示板」のオフ会に行った主人公が、旧友と再会、協力して恋人失踪の謎を追ううちに、怪しい宗教団体の真実に迫ることになる。
そこでは恐ろしい計画が進行中で……(むらたえりか氏記事より)

あらすじにあるように「UFO」と宗教団体、恋人の失踪と気になるワードが並んでいるんだよね。
このドラマは全10話と少し短めで、一体どこに着地するんだろうと思いながら鑑賞していたよ。
「セーラー」と天を仰ぐ宗教団体が出てきたあたりが面白かった!(笑)
興味をそそる要素はたくさん散りばめられているのに、振り返ってみると説明不足のためか物足りなさを感じてしまう。
ちょっと惜しいドラマだったなあ。(笑)

最後は「人間レッスン(原題:인간수업 2020年)」ね。
梨泰院クラス」や「SKYキャッスル〜上級階級の妻たち〜」に出演していたキム・ドンヒが主演を務める。
学年トップの成績を収める優等生だけど、友達がいないという設定が良く似合っていたよ。
画像一番右に写っているチョン・ダビンは、上に書いた「グリッチ」にも出演しているんだよね。
たまたま続けて観たから分かったけれど、まるで別人なんだよ!
「グリッチ」と「人間レッスン」は制作が同じだからなのかな?(笑)

学校では目立たない優等生のジス。
しかしそんな彼には売春の警護を仲介するという違法行為を行う裏の顔が。
そんな違法行為を専用のスマホで行っていたジスだったが、ある日そのスマホを何者かに奪われてしまい・・・(賢い韓ドラ生活より)

頭が良いから、自分の姿は見せずに商売ができるようなシステムを立ち上げたんだろうね。
SNAKEPIPEは商売の成り立ちに興味があったんだけど、ドラマではすでに運用が開始されているところだったね。
お金を貯めるためとはいえ、犯罪であることに間違いはない。
それでも観ているうちにジスの味方になってしまうんだよね。
ジスの父親を演じた「マイ・ディア・ミスター」のアニキのダメっぷりが最高!
あの手の役を演じたら右に出る人はいないかも。(笑)

商売の相方であるイ室長の存在感が抜群だったね。
軍隊の体験を忘れずにいるオヤジといえば、「バッド・アス」のダニー・トレホみたいじゃない?
いいよねえ、こういうタイプ!(笑)
演じたチェ・ミンス、現在60歳。
「リベラ・メ」という2000年の映画で百想芸術大賞の最優秀男子演技賞を受賞している実力派なんだね。
その映画も気になるよ。

「人間レッスン」は高校生が援助交際する、という題材なだけに最初からちょっと危ないんだよね。
そんな危ない橋を渡っているのにもかかわらず、主人公ジスの小心者ぶりに呆れてしまう。
細かいミスも多いので「やるなら徹底的にやって、できないならやめろ」と言いたくなってしまったよ。(笑)
そんな性格のジスだから、ラストの展開は予想通りかな。
「DEATH NOTE」の夜神月(やがみ ライト)とは違うからね。(笑)

今回は4本のドラマを紹介してみたよ!
「私の開放日誌」が印象に残っていて、4本の中では一番だけど、「あがめる」ってなかなか使わないし、人に命令できないよねえ?
そのセリフには共感できないんだなあ。(笑)
現在また別のドラマを視聴中なので、近い将来まとめていこう!

映画の殿 第52号 韓国ドラマ編 part8

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【誰がどのドラマに出ていたか分かるかな?】

SNAKEPIPE WROTE: 

2022年6月に書いた「映画の殿 第51号 韓国ドラマ編 part7」の最後に「Netflixだけにとどまらずアマゾンプライムにも手を出した」ことを告白していたSNAKEPIPE。
アマゾンプライムに、どうしても観たいドラマがあったからなんだよね!

それが「怪物(原題:괴물 2021年)」。
韓国のゴールデングローブ賞といえる、百想芸術大賞で三冠を獲得したサスペンス・ドラマで、長年来の友人Mからも強力に勧められていたんだよね!
このドラマが観たいためにアマゾンプライムに加入。(笑)
Netflixでは放映してなかったからね。
まずはトレーラーを載せてみよう。

続いてあらすじね。

エリート警察官のジュウォン(ヨ・ジング)は片田舎のマニャン派出所勤務を命じられる。
パートナーを組むことになったのはドンシク(シン・ハギュン)。
実はドンシクは20年前に妹を連続殺人事件で失い、その容疑者となった過去があった。
そんな中マニャンで20年前と同じような猟奇殺人事件が発生。
事件の捜査を始めるジュウォンだったが、かつての事件の資料が消えていたり、警察庁次長の父から捜査しないよう命じられる。
町ぐるみで何かを隠しているのではと感じたジュウォン。
実はジュウォンがマニャンにやってきたのはある理由があった。
そして一方のドンシクも胸の内に秘密を抱えていた。
ジュウォンとドンシクはお互いに疑いの目を向けながら共に事件を捜査することに。
(KNTVより)

田舎を舞台に猟奇殺人事件が起きる、というのは敬愛するデヴィッド・リンチの「ブルー・ベルベット」以来、大好物の題材なんだよね。(笑)
閉鎖的な住民達が全員怪しく見えてくるところが秀逸だった。
警察官のドンシクが、正義の人というよりは最も危険な人物に思えたし。
笑った顔がここまで怖い俳優って、なかなかいないんじゃないかな?
百想芸術大賞の男性最優秀演技賞を獲ったのも納得!

今までに相当な数の韓国ドラマや映画を観てきているROCKHURRAH RECORDSだけど、カン・ジンムク役の俳優の不気味さには目を見張ったよ!
イ・ギュフェで検索すると、どうやら「愛の不時着」にも出演していたようだけど、北朝鮮軍の第3課長では記憶にないなあ。(笑)
画像は載せてないけれど、ドンシクの相棒として一緒に捜査するジュウォンを演じていたのが、「太陽を抱く月」で子役だったヨ・ジング。
友人Mから教えてもらうまで気付いてなかったよ!
ROCKHURRAH RECORDSが「太陽を抱く月」を観たのが割と最近だから、見違えちゃうよね。(笑)
「イカゲーム」でヤクザ役だったホ・ソンテが、時々ロシア語を混ぜながら話すところが面白かったよ。
「怪物」は、時間が経ったら、もう一度観たいと思う。

次は「バガボンド(原題:배가본드 2019年)」。
謎の旅客機墜落事故で、甥を亡くしたスタントマンのチャ・ダルゴンは、悲しみに暮れながらも、事故の真相を突き止めるため、国家情報院の工作員、コ・ヘリと協力するも、やがて時間と共に惹かれ合ってしまうというストーリーだよ。(Wikipediaより引用)
トレイラーはこちら。

制作費が日本円で22億円と言われる超大作だけあって、海外ロケに派手な爆破シーン、たまげてしまうよ!
下手なアクション映画より、ずっと出来が良いんじゃないかな?
スタントマン役のイ・スンギを観たのは初めてだけど、アクション俳優かと思っていたら元々歌手だとは。
ちなみにイ・スンギは「国民の弟」だって!(笑)
ヒロイン役には元ガールズグループのメンバーだったペ・スジ。
こちらは「国民の初恋」と呼ばれているんだとか。
「バガボンド」は、これからどうなるんだろう、と思っているところで突然終わってしまい、「バガボンド2」はないのかとヤキモキさせられてしまった。
今のところ続編の情報は入っていないので、尻切れトンボで終わりなんだろうね。
手に汗握るほどの白熱した展開にワクワクしていただけに、残念でならないよ。

似たジャンルのドラマが続かないように配分して選んでいるので、次はヒューマン・ドラマにする。
私たちのブルース(原題:우리들의 블루스 2022年)」の舞台は済州島のプルン村で、人生晩年、挫折や出発点に立つ人情溢れる生活をする人々を描いた作品なんだよね。(Wikipediaより引用)
短いものでは9話だったり、大抵が16話で完結するドラマが多い中、「私たちのブルース」略して「わたブル」は20話まである長編!
短編小説よりも長編を好むSNAKEPIPEに朗報だね。(笑)
そして田舎を舞台にしているところもポイント高めだし。
トレイラーはこちら。

主人公は「プルン村の住人たち」なので、1話ごとに主体となる人物が変わるタイプの、いわばグランドホテル形式のようなドラマなんだよね。
2話連続で主体になることもあれば、数話開いてからチョイ役で出てきたり。
住人それぞれの人生にスポットが当たり、物語が展開していく。
登場人物は、ほとんどが中年以上なので、誰しも多少なりとも心に傷を持っている。
田舎では、住人は皆知り合いで、小さい頃からの記憶は共有されているんだよね。
憎みケンカしても、最後には仲直りする共同体で、人情味にあふれているよ。
「わたブル」では韓国の有名俳優人が顔を揃えているので、見応え充分!
ウニ役の大好きなイ・ジョンウンはもちろんだけれど、特筆すべきはイ・ビョンホンだね!
どちらかというと二枚目な役が多い印象だったのに、「わたブル」では「しょげて」うだつの上がらない中年男を見事に演じていた。
イ・ビョンホン、すごい!と感心したSNAKEPIPEだよ。

劇中で使用されていた「Whiskey on the Rock」が気になったのでYouTubeを載せよう。

「わたブル」の第1話の映像が流れているね。
SNAKEPIPEも歌えるように練習しようかな。(笑)

「わたブル」は、ウニ達と同年代か、それ以上の年齢の人には、より一層身近に感じられるドラマじゃないかな。
人間、ある程度年を重ねると、いろんなことがあるもんね。
プルン村の住人に、シンパシーを感じながら鑑賞する人もいるかもしれない。
せつなさやおかしさなど、複雑な感情を持ちながら観る、深いドラマだったと思う。

最後はこちら!
「ルーガル(原題:루갈 2020年)」は、ウェブトゥーンを原作にしたドラマなんだよね。
「梨泰院クラス」をはじめ、漫画が原作のドラマはいくつか観ているけれど、その中でも「ルーガル」は飛び抜けてチープ感が漂う。
それがいかにも漫画っぽくて良いのかもしれないね?(笑)
出演者のせいもあるし、間抜けな展開のせいかもしれない。
あらすじとトレイラーはこちら。

テロ集団「アルゴス」によって目の前で妻が殺され、また自身も両目を失ってしまった刑事カン・ギボム(チェ・ジニョク)。
全てを失ったギボムであったが、人工眼を移植することを条件にアルゴスの処断だけを目的とする警察の特殊組織「ルーガル」に入らないかとの提案を受ける。
人工眼の移植が成功し、人間兵器として生まれ変わったギボムは、他のチーム員たちと協力し世界を支配しようとする機械兵器を作る絶対悪「アルゴス」に立ち向かっていくのだが…。
(KONESTより)

 

人工眼を移植されたカン・ギボムが、若い頃の野口五郎に見えてしまうのはSNAKEPIPEだけ?
「ルーガル」に所属するチーム長が郷ひろみに似て蝶なので、余計におかしくなってしまった。(笑)
野口五郎は眼を、郷ひろみは腕が義体化されてるんだよね。
悪の組織「アルゴス」での悪者のほうが上手で、特殊な訓練を受けているはずの「ルーガル」メンバーが手こずっているところが間抜けだった。
途中でメンバー全員が色違いのレザー・ジャケットを着用するシーンでは、まるでゴレンジャーみたいだったし。(笑)
そうしたチープさを楽しみに最後まで観ていたよ。
最後はお粗末な展開で、少しガッカリ。
原作通りなのかもしれないけど、もう少し落とし所が違っていたら感想が変わったかもしれないな。

今回は4つのドラマをまとめてみたよ!
「怪物」と「わたブル」はとても良いドラマだったので、オススメだね。
「イカゲーム」「カウンターズ」「地獄が呼んでいる」「D.P.」など、続編が発表されているドラマも楽しみ!
いつ公開されるのか情報をチェックしないとね。(笑)

映画の殿 第51号 韓国ドラマ編 part7

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【誰がどのドラマに出演していたのか、分かるかな?】

SNAKEPIPE WROTE:

2022年3月に「映画の殿 第50号 Netflixドラマ編 part6」を書いてから、約3ヶ月が経過。
ほぼ毎日1話、ドラマ鑑賞を続けているROCKHURRAH RECORDSだよ!
今回も備忘録を兼ねて、感想をまとめていこうと思っている。
part6までは「Netflixドラマ編」と書いていたけれど、今回からはNetflixに限定していないため「韓国ドラマ編」に変更したよ!
別にどうでもいいってか?(笑)

part6の一番最後に紹介した「未成年裁判」の次に観たのが「シグナル(原題:시그널 2016年)」。
なんとここでも「未成年裁判」で主役を務めたキム・ヘスが出演していたよ。
連続して観ているけど、特別ファンってことではないんだけど。
最初に観たドラマの役名で覚えてしまっているので「キム判事」って呼んじゃうんだよね。(笑)
トレイラーを載せてみようか。

続いてあらすじね!

警察のプロファイラー・パク・ヘヨンはある日、15年前の未解決事件を追うイ・ジェハン刑事から、壊れた無線機を通じてその未解決事件の有力な手がかりを教えられる。
時効まであと数日のところでかつてのジェハンの後輩・チャ・スヒョン刑事と共に事件を解決することに成功する。
その後もヘヨンはジェハンと交信を続けていくうちに、彼が過去の人間であることに気付く。
一方でスヒョンは、15年前に失踪したジェハンの行方を捜し続けている。
(Wikipediaより)

無線機を通して過去と現在がつながるという設定は、韓国映画「ザ・コール(原題:콜 2020年)」みたい、と書きそうになったけれど、「シグナル」のほうが早かったんだね。
ROCKHURRAH RECOREDSが鑑賞した順番が逆だっただけで。
「シグナル」の主役であるプロファイラー・パク・ヘヨンは「ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です」に出演していたイ・ジェフンだね。
チャ・スヒョン刑事をキム判事じゃなくて(笑)パク・ヘス。
過去で活躍する刑事ジェハンをチョ・ジヌンが演じていた。

特徴的だったのは、過去になると映像の縦横比が変化し、縦長になっちゃうところ!
現在使用されている16:9から地上波で使用されていた4:3に切り替わるシーンが面白かった。
6年前のドラマだけど、全く色あせてないね。
数々の未解決事件に挑む、という硬派な内容も見応え十分で、引き込まれたよ。

いても硬派なドラマをチョイス!
BS12で放映されていた「誰も知らない(原題:아무도 모른다 2020年)」というミステリー・サスペンス。
主演に「SKY キャッスル~上流階級の妻たち~」で、キム先生を演じたキム・ソヒョン。
キム先生のイメージが強すぎてしまい、今回は刑事役なのに正義の人に見えなくなってしまったのはSNAKEPIPEだけ?(笑)
凛とした雰囲気のため、男前な服装も多く、天海祐希に見えてしまったよ。
一体どんな事件を題材にしていたのか、あらすじを書いてみよう。

ソウル地方警察庁のチャ・ヨンジンは実績のみで警部に上り詰めた有能な刑事だ。
彼女が捜査を担当している聖痕殺人事件は、19年前に8人目の被害者が発見されてからは新たな被害が発生していないために捜査は打ち切られようとしている。
そんな中、ヨンジンだけが事件に執着するのには理由があった。
実は彼女は8人目の被害者と高校時代の親友だったのだ。
事件の捜査に打ち込む孤独なヨンジンには、唯一友達と呼べるコ・ウノという少年がいる。
ヨンジンが突き止めた真犯人が投身自殺を図ったことで事件の真相が闇に入りかけた時、ウノがホテルの屋上から墜落する事故が起きる。
ホテルのオーナーであるペク・サンホの取り計らいでウノは助かるが、事故ではなく事件だと判断したヨンジンはウノの担任イ・ソヌの協力を得てウノの事件を探り始めることに。
そこには誰も知らない事実が隠されていた。
(BS12より)

続いてトレイラーね。

コ・ウノを演じたアン・ジホは「今、私たちの学校は…」に出ていたね。
ホテルのオーナー役のペク・サンホは「アルハンブラ宮殿」の感想で「いつまでもずっと追いかけて来る死んだはずの友人(宮迫博之似)」と書いたパク・フン。
顔立ちのせいなのか、やっぱり嫌な役どころなんだよね。(笑)

19年前に起きた「聖痕殺人」は宗教絡みの連続殺人事件で、第1話でグッと引き込まれてしまった。
ドラマの根底には、ずっと「聖痕殺人」が影を落としているため、全体的にダークモードでシリアスなんだよね。
笑いとかボケ要素は一切なく、緊張感が続くドラマだったよ。
BS12で観たため、途中でCMが入ってしまうところが残念だった。

シリアスなドラマを連続で鑑賞したため、少し明るいドラマにしよう!
選んだのは「ラケット少年団(原題:라켓소년단 2021年)」。
主役のユン・ヘガン(画像左から2番め)は、「ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です」で障害がある役を演じたタン・ジュンサン。
「愛の不時着」にも出演していたので、大活躍している役者だね!
そして画像右から2番めに写っているのは、「椿の花咲く頃」でピルグを演じたキム・ガンフン。
ピルグ、大きくなったけど、まだ小さいよね。(笑)
トレイラーを載せよう。

父親の仕事の都合で、都会から田舎の中学校に転校してきた少年。
寄せ集めのバドミントン部を廃部の危機から救うため、コーチである父親とともに大奮闘。
(Netflixより)

随分あっさりしたあらすじだけど、まあいいか。(笑)
バドミントン部のメンバー達の仲の良さが微笑ましい。
村の老人達も良い味出してたよ!
「刑務所のルールブック」の脚本家が手掛けたドラマとのことで、ゆかりのある人物がカメオ出演するのも見逃せなかったね。
最終話での展開に、思わずニヤリ!
「刑務所のルールブック」観てないと笑えないかも。
「ラケット少年団」は、終わってしまうのが惜しくなるほど気に入ったドラマだったよ!

続いては「二十五、二十一(原題:스물다섯 스물하나 2022年)」。
こちらも青春とスポーツを描いたドラマだよ。
「ラケット少年団」はバドミントン、今回はフェンシング!
競技としての知名度は低めだと思うんだけど、韓国では人気があるのかな?

1998年という時代を背景に、夢を奪われた若者たちのジレンマと成長を描く。
ナ・ヒドとペク・イジンの2人が初めて互いの名前を呼び合ったのは、22歳と18歳のとき。
25歳と21歳になった2人は、胸躍る初恋と、温かい友情のはざまで揺れ動く。
5人の友人グループ内の人間関係やその中で巻き起こる問題で、彼らは頭を悩ますことになる。
(シネマトゥデイより)

天真爛漫な高校生ナ・ヒドを演じたキム・テリの実年齢が32歳とは驚き!
童顔なせいだけではなく、演技力が高いため、高校生に見えたもんね。
フェンシングも決まってたし、フランス語も上手だったよ。
「ラケット少年団」同様、高校時代の男女の区別がない友情が羨ましいくらい。
中でも筋が通っていて、生き様がカッコ良かったのは秀才の学級委員長!
あの子には将来、政治家になって欲しいよ。(笑)
成績1位の学生がメンバーにいるというのも、「ラケット少年団」に似てる設定だね。

かつて母親が暮らした部屋で、母親の若い頃を知るというのは「あまちゃん(2013年)」を思い出すよ。
アイドルとスポーツ選手の違いはあるけどね。
「二十五、二十一」は、最終話に近づくほど苦しくなった。
何がとか、誰が悪かったとは言い切れない、小さなすれ違いやほころびから、少しずつ気持ちが変わってしまう。
どちらの心情も理解できてしまうから、難しいよね。
どうすれば良かったんだろう、と鑑賞後も考えてしまう内容だったよ。

感想を書いたつもりでいたドラマがあったんだよね。
元カレは天才詐欺師 〜38師機動隊〜(原題:38사기동대 2016年)」を観たのは、2021年のはずなので、本来はpart4あたりに書くはずだったのに、すっかり忘れていたよ。
ROCKHURRAHに指摘されて気付いたので、まとめておこう。
画像左は「新感染 ファイナル・エクスプレス」などでお馴染みのマ・ドンソク!
長年来の友人Mは、スマホの待ち受け画面にするほどの大ファン。
一度観たら忘れない風貌だよね。
右が詐欺師、ヤン・ジョンドを演じるソ・イングク。
「サンガプ屋台」に出演していたユク・ソンジェと混同してしまったSNAKEPIPEだよ。

ターゲットは税金逃れをたくらむ富裕層。
税金徴収局で働くまじめな公務員が天才イケメン詐欺師とタッグを組み、不届き者たちから巨額の滞納金を取り立てる。
(Netflixより)

公務員が詐欺師と手を組むなんて、通常ありえないけれど、成敗目的だから良いのだ!(笑)
真面目な公務員役にマ・ドンソクっていうのも、あり得ない設定だからね。
そして詐欺を働いている時のマ・ドンソクが、生き生きしていて面白かった。
それぞれの専門家がいるチーム編成もワクワクしちゃったし。
みんな良い味出してたんだよね。
「元カレは天才詐欺師」も、終わらないで欲しかったドラマだったよ!

今回も様々なジャンルのドラマを楽しんだよ!
Netflixだけにとどまらずアマゾンプライムにも手を出したので、幅が広がるね。
どんなドラマがあるのか、今から楽しみ!(笑)

映画の殿 第50号 Netflixドラマ編 part6

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【誰がどのドラマに出ていたか、分かるかな?】

SNAKEPIPE WROTE:

Netflix加入前には、週に2本程度の映画を鑑賞していたROCKHURRAH RECORDS。
最近はドラマ鑑賞が多くなっているんだよね。
特に韓国ドラマを好んで観るようになっているので、今まで何度も「映画の殿」で紹介しているよ。
本当は「映画」じゃないのにね?(笑)

2022年1月に「映画の殿 第49号 Netflixドラマ編 part5」を書いてから、わずか2ヶ月。
短いスパンで、またもやドラマの紹介ブログになってしまったね。
今回もシーズン1が10回程度のドラマが多かったのが理由かな。
早速紹介していこう!

最初に紹介するのは「Sweet Home -俺と世界の絶望-(原題:스위트홈 2020年)」。
ウェブ漫画のドラマ化とのこと。
今までも何度か漫画が原作のドラマを観ている気がするよ。
韓国の漫画を読んだことないけれど、かなりエグいんだろうね。
このドラマもタイトルとは裏腹の展開が待っていたし。
「Sweet Home」のあらすじとトレイラーを載せておこう。

ある日突然、残忍な怪物に姿を変えた人間たちが暴走するさまを描く。
「グリーンホーム」という古びた集合住宅の住民たちは、生死をかけて怪物と戦うことになる。
(Filmarksより)

マンションに閉じ込めれるパニック物で思い出すのは、2007年のスペイン映画「REC/レック(原題:[Rec])」や「#生きている(原題:#살아있다 2020年)」だよ。
逃げられない状況の中、なんとかピンチを乗り越えていくというのは、恐怖だもんね。
「Sweet Home」で珍しかったのは、怪物の形態が各々違っていたこと。
感染する原因も、他のホラー物とは一線を画していて、面白かった。
途中で出てきた怪物が、「地獄が呼んでいる」と同じで使い回しか?(笑)
主人公チャ・ヒョンスが、途中から急に正義の人になっていくところが腑に落ちなかったかな。
シーズン1の終わり方が思わせぶりだったので、2はあるのかもしれないね?

続いては「サンガプ屋台(原題:쌍갑포차 2020年)」。
「Sweet Home」の切羽詰まった暗い状況に疲れを感じたため、コメディ要素を含んだドラマをチョイスしたんだよね。(笑)
「サンガプ屋台」の最初は時代劇で、シリアスな雰囲気だったから選択を間違えたのかとヒヤヒヤしてしまったよ。(笑)
イントロと本編は違っていたので良かったよ。
あらすじとトレイラーは、こちら。 

この世とあの世を舞台に、人の夢に入り込むことができる不思議な屋台の女将・ウォルジュと、屋台に関わる人たちを描くファンタジックなカウンセリングドラマ。
ウォルジュは、ある目的のため、特異体質に悩む青年・ガンベをアルバイトとして雇うことになる。
(シネマトゥデイより)

時代劇の時のウォルジュは可憐な乙女だったのに、屋台の女将になった途端、品がない女になっている点がマイナス要素だったよ。
これはもしかしたら、この女優の性質なのか?(笑)
アルバイトとして雇われるガンペを演じたのは、「元カレは天才詐欺師」で主役だったソ・イングクだと勘違いしてしまったSNAKEPIPE。 
ガンペはユク・ソンジェという「トッケビ」にも出ていた俳優だったとはね! 
閻魔大王役としてヨム・ヘランが出演していて嬉しくなる。
「カウンターズ」の続きも楽しみだよね。(笑)
「サンガプ屋台」は過去と現在が交錯して、笑いあり涙ありの展開が楽しいドラマだったよ。
あんな屋台があったら行ってみたいよね。(笑)

ついに観ることを決断した「愛の不時着(사랑의 불시착 2019年)」。 
世界的にヒットしたドラマとして有名なので、「冬のソナタ」に次ぐラブ・ロマンス物だと敬遠していたんだよね。
要素の一つとしてロマンスが入るのは良いんだけど、ラブ・ストーリーになってしまうのは苦手なROCKHURRAH RECORDS。
観ていないうちから判断するのはどうだろうと思い直し、まずは1話観てみようと提案してみる。
北朝鮮を描いているシーンにも興味あったしね!

ある日、パラグライダーに乗っていた韓国の財閥令嬢が、突如竜巻に巻き込まれ、非武装地帯 (DMZ) を越境してしまい、北朝鮮 (北韓) に不時着したところを、北朝鮮の軍人に救助され、真実の愛に不時着するラブストーリー。(Wikipediaより)

あらすじにはしっかりと「ラブ・ストーリー」って書いてあるけどね。(笑)
それにしてもWikipediaの説明、これで1文とは長いっ!
SNAKEPIPEはラブの部分じゃなくて、北朝鮮の兵士と村のおばちゃん達が好きだったよ。
「耳野郎」を演じたキム・ヨンミンは、「マイ・ディア・ミスター」では社長だったのにね!(笑)
主役の北朝鮮兵士を演じたヒョンビンは、「アルハンブラ宮殿」の時にはピンとこなかったけれど、軍服姿が良く似合っていたね。
途中で「アルハンブラ宮殿」のセルフパロディが入って、笑ってしまった。(笑)

実際には北と南を簡単に行き来なんてできないだろうし、匿うなんてもっての他だよね。
自分の生死に関わるほどの重罪になるんじゃないかな。
ただ北と南の友情を描く映画は、今までに何本も観ていて、本来は同じ国で同じ民族なのに、と残念に感じるよ。
食わず嫌いにならず、観て良かったドラマだったね!

次はゾンビ物「今、私たちの学校は…(原題:지금 우리 학교는 2022年)」を観ることにした。
すでに「イカゲーム」や「地獄が呼んでいる」を超えるヒット、というニュースは耳にしていていたので、「愛の不時着」が終わって迷うことなくチョイスしたよ。
逃げられない状況下でのパニック物という点で、最初に書いた「Sweet Home」と似ているホラーになるのかな。
そしてこのドラマもウェブ漫画が原作だって。 

とある小さな町で平凡に暮らす高校生たちが、校内で突如ゾンビ化した同級生たちに襲われる恐怖と、混乱の中でむき出しになる人間の性、生き延びるために協力し合う生徒たちや人々の絆を描いている。(MOVIEWALKERより)

「今、私たちの学校は…」が、数あるゾンビ物と大きく違っているなと感じたのは、その発生起源が明確なこと。
大抵の場合は突然ゾンビが出現して、あれよあれよと言う間に感染が拡大していくパターンだからね。
ある意味では復讐ともいえるゾンビウイルス感染だけど、友人が壊れていく様を目にするのは辛いよね。
たとえ生き残ったとしても、誰かの犠牲によって生かされた記憶を持ち続けなくてはいけない。
それも残酷だよね。
このドラマですごかったのは、ゾンビたちの迫力!
あれほど多くのエキストラがゾンビとして熱演した映像作品は、他にないんじゃないかな。
シーズン2があってもおかしくないような終わり方だったけど、続きはあるのかな?

未成年裁判(原題:소년 심판 2022年)」はタイトルからして社会派ドラマだと分かるよね。
未成年による犯罪という、ちょっとスリリングな内容のドラマ。
一体どんな展開になるのか期待しながら観始めたよ。
主演のシム判事を演じたキム・ヘス(画像右上)は、「コインロッカーの女」や「グッバイ・シングル」で観ていたけれど、ここまでシリアスな顔をする女優とは知らなかったよ。
相棒になるチャ判事を「記憶の夜」や「悪人伝」で馴染みのあるキム・ムヨル(画像左上)が演じている。
画像右下は「ミセン」でオ課長を演じたイ・ソンミン、画像左下は「パラサイト」や「椿の花咲く頃」で有名なイ・ジョンウン
またあの北朝鮮ニュースのモノマネ目当てで、「パラサイト」を観てしまったSNAKEPIPEだよ。(笑)
イ・ジョンウンとヨム・ヘランは大注目女優だね!

未成年犯罪への嫌悪を抱きながら、正義と処罰に対する信念を貫く冷静沈着な少年部の判事。
その仕事は、複雑な事件と向き合い、罪を犯した若者に審判を下すこと。(Netflixより)

法に則り、裁判を行う者として感情に走ってはいけないとは頭でわかっていても、あまりに非道な未成年達を人間として扱って良いのかとすら疑問に感じてしまう。
シム判事が能面のように表情を崩さないのも、そんな感情を封じ込めるための仮面だったのかな。
日本でも同様の事件が報道されることがあり、考えさせられるドラマだったね。
それにしても一番驚いたのは、キム・ヘスとイ・ジョンウンが共に1970年生まれということ!
ドラマとは関係ないけど、びっくりだね。(笑) 

韓国ドラマの合間に観ていたのが「Qフォース(原題:Q-Force 2021年)」。
番外編として紹介しておこうかな。
これはアメリカのアニメで、タイトルにある「Q」とは「Queer(クィア)」の頭文字で、 LGBTのどれにも当てはまらない性的少数派を表す言葉だという。
一体どんな話なんだろうね? 

超優秀なゲイのエージェント率いるLGBTQのスパイ集団が、実力を証明するため大奮闘。
ウェストハリウッドから世界へ、はみ出し者の冒険が幕を開ける。(Netflixより)

最初の数話は、ハチャメチャな感じだったけれど、途中からストーリーが確立されてきて、展開が面白くなった。
設定自体が破天荒で、それだけでもユニークなんだけどね。(笑)
アメリカの、その道の方々には完全に理解できるような言い回しでも、日本人には全く分からないセリフがたくさんあって、一緒に笑えないところが残念!
SNAKEPIPEは変装名人のドラァグ・クイーン、トゥインクが好きだったよ。
なんでも肯定的にとらえるポジティブさを見習いたくなったね!(笑)
トゥインクの吹き替えをしていた福西勝也さん、本物に聞こえて感心しちゃったよ。

今回は韓国ドラマ5本と番外編のアニメ1本を紹介してみたよ! 
次はまた2ヶ月後あたりに続きを書くことになりそうだね。
次回もお楽しみに!