
【展覧会の看板を撮影】
SNAKEPIPE WROTE:
「そろそろ限界かも」
ROCKHURRAHが話すのは、所持しているiPhoneのこと。
SNAKEPIPEもROCKHURRAHと同じ時期に購入したので、TouchIDがついたiPhone SEを大事に使っているんだよね。
最近では1日の終わりにはバッテリー残量が残り少なくなることがしばしば。
大して使っていないのにも関わらず、である。
そろそろ買い替えて新しくしようと計画し、2人揃って購入を決定する。
前回はアップルストアから通販で購入したようだけど(記憶が定かでない)、今回は実店舗で受け取ることにする。
現在エスパス ルイ・ヴィトンで開催されている展覧会にも行きたかったので、アップル表参道にいくことにしたのである。
一粒で2度おいしい、みたいなもんか。(笑)
汗ばむくらい気温が上がり、日傘をさしたり水分補給が必要なほどの暑い日、表参道に出かける。
最初にエスパス ルイ・ヴィトンを鑑賞してから、アップルストアに向かう予定である。
エスパス ルイ・ヴィトンについては、今までも「ギルバート&ジョージ Class War, Militant,Gateway」他、何度も書いているようにドアマンに要注意なんだよね!
今回も3、4人ドアマンが待ち構えていたので「ギャラリーです」と振り切ろうとするSNAKEPIPE。
「ご案内します、あ!ギャラリーは12時からです」
ショップの開店は11時だけれど、ギャラリーは時間違ったのね。
のちほど伺います、とルイ・ヴィトンを後にするROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
1度で済むはずのドアマン対応が2回になってしまってガッカリ。
予定変更し、アップルストアに向かうことにする。
事前受け取り予約をしてから出かけているので、アップルストアはすんなり完了!
12時を過ぎているので、再びルイ・ヴィトンに向かう。
「お待ちしておりました。どうぞこちらへ」
にこやかな笑顔に迎えられ、エレベーターまで案内される。
ショップのお客さんとしての訪問ではないので、毎回申し訳ない気持ちになるんだよね。(笑)
今回の展覧会はRINA BANERJEE (リナ・バネルジー)の「You made me leave my happy home to become someone else anew, in diasporas without origin to be related again this is living and in this waits the joy of one earthly place, hope of eternal intimacy. Intimate in Nature」という長いタイトルの展覧会だよ。
草間彌生のタイトルより長いね!(笑)
ChatGPTに訳してもらうと以下のようになったよ。
あなたは私を幸福だった故郷から離れさせ、
新たに別の誰かになるようにした。
起源を持たないディアスポラの中で、
再び何かと結びつくために——これこそが生きるということであり、
その中にこそ、ひとつの大地に属する喜びと、
永遠の親密さへの希望が待っている。自然の中での親密さ。
このタイトルを理解するためには、リナ・バネルジーの経歴を調べたほうが良さそうね。
1963 インド・コルカタ(旧カルカッタ)に生まれる 幼少期 イギリス(ロンドン、マンチェスター)で育つ 幼少期 アメリカ(ニューヨーク・クイーンズ)へ移住 1993 ケース・ウェスタン・リザーブ大学でポリマー工学の学士号取得後、研究化学者として勤務 1995 イェール大学美術大学院にてMFA取得(絵画・版画) 1990〜 科学分野を離れ、アーティストとして本格的に活動開始 2000 ホイットニー・ビエンナーレに参加
ニューヨークを拠点に活動2007–2010 パリ、ベルリン、ロンドンなどで個展開催 2018 初の大規模回顧展「Make Me a Summary of the World」開催 2022 イェール大学にて「ポストコロニアル・クリティック」に任命される
今はカルカッタって呼ばないことに衝撃を受けたよ。
2001年からベンガル語の呼称コルコタになっているんだとか。
「和名で甲谷佗、加爾各搭、軽骨田という表記(Wikipediaより)」とは、漢字表記が得意なROCKHURRAHに教えてあげないとね。(笑)
リナ・バネルジーの経歴で驚くのは「ポリマー工学の学士号取得」の部分だよ。
難しい分野なので詳細は割愛するけれど、いわゆる「理系女子」ってことだよね!
理数系の頭脳を持ち、アートの道に進むなんてカッコ良い!(笑)
エスパス ルイ・ヴィトンは撮影可能なことは知っているけれど、念のために係の方に確認。
いつも通り大丈夫で良かった!
リナ・バネルジーの作品を紹介していこう。
タイトルの意味も絡めて考えてみよう!
会場に入ってすぐ目に入った作品がこちら。
「Native, migrant naturally(ネイティヴ、移民としての自然性)」は2018年の作品。
ヴィンテージのシルク製ウェディング・サリーはスカート部分の素材なのかな。
全体的に華やかな印象だけど、目が貝殻なんだよね。
そして画像には映っていないけれど、手にはロープみたいなのが巻き付き、足が金属で異常に大きいのが特徴だよ。
どうやらこれは家具の脚先に取り付ける装飾的な金属パーツを使用しているみたい。
美しく着飾っているけれど、手足はがんじがらめ、見る自由まで奪われている花嫁ってことかな?
故郷であるインドの象徴であるサリーと西洋の家具をミックスさせているところが、リナ・バネルジーの生い立ちを感じさせるよね。

会場中央にあったインスタレーション。
2021年の作品「Black Noodles」を鑑賞していると、係の方から「作品に触れないで」と注意を受けてしまった。
撮影に夢中になっていると、誤ってどこかに当たってしまいそうになるから気をつけないとね!
エスパス ルイ・ヴィトンの解説によると、これは「人毛の国際取引とその政治的背景を扱った」作品なんだとか。
巨大だけど繊細なオブジェは、様々な素材で構成されていた。
恐らくそれぞれに意味があるんだろうね。
呪術的なイメージもあり、SNAKEPIPEは少し怖い感じがしたよ。
上と似た印象だけど、2008年の作品がこちら。
不自然な嵐の中で、
豊饒でありながら脆く、欲望に満ちた世界は、
過剰な受粉によって汚染され、
無秩序な商取引を貪るように求めながら、
また、いくつかの混血的な所有物に測り知れない規模を与え、
奔放な遺産を排出し、
彼女の現代的な愛を撒き散らし、
どこか一つの場所を超えて深く息をし、
背を反らせて新たな帝国や宗教を投げ出し、
季節外れの希望に浸りながら、
本来は温めることのできないものを変えようとした。
上に書いたのがタイトルなんだけど、詩みたいだよね!
たくさんの花みたいな装飾と薄衣で形作られている球体とのバランスが美しいと感じたSNAKEPIPE。
使用されている素材の貝殻や羽には「移動」の意味があって、文化が移動して混ざり合う状態(ディアスポラ)のメタファーになっているんだとか。
鑑賞している時には気付いてなかったよ。(笑)
2015年/2023年に制作された作品は、目力が強くて奇抜な印象だったよ。
こちらもタイトル長いんだよね。
周縁にして中心の外にある《無言の証人》において、
彼女は仮設的な集落の最後の折れ曲がった縁を形づくる。
そこは陰に沈んだ暗い場所であり、
やがて虹色に光る棘を育てる。
それは“新参者”として知られるようになり、
その未熟な果実の硬さと青さによって、
あらゆる〈家〉を貫いていく。
ChatGPTに訳してもらったんだけど、意味はさっぱり分からないよ。
かなり不気味でインパクトがある作品だったよ。
これは「彼女」なのかな?
SNAKEPIPEはてっきり「彼」だと思っていたけど、違うのかな。(笑)
絵画作品の展示もあったよ。
アクリル絵具を使用していて、発色がキレイだった。
絵画は全体的にインド色が強いように感じたよ。
ヒンズー教の神々やモチーフからインスピレーションが来ているようだね。
SNAKEPIPEは立体作品よりも絵画のほうが好みだった。
残念だったのは、作品が天井に近い上のほうに展示されていたので、1点ずつじっくり鑑賞できなかったこと。
何が描かれているのか間近で観たかったな!
リナ・バネルジーは「アイデンティティ」「ディアスポラ」「ポストコロニアル」という3つの主題を持ったアーティストだという。
インドで生まれイギリスに渡り、アメリカに移り住む経験から来ていることが分かるよ。
自分探しや西洋文化に対する疑問などを表現に取り入れているんだね。
30年以上前からこうしたテーマを探求してきたアートを知ることができて良かった。
エスパス ルイ・ヴィトンは、これからも注目だね!

























