【馬医に登場する出演者の面々】
SNAKEPIPE WROTE:
韓国時代劇の巨匠と呼ばれるイ・ビョンフン監督が手掛けた「トンイ」「宮廷女官チャングムの誓い」は、話数が多いにも関わらず、熱心に鑑賞したROCKHURRAH RECORDS。
朝鮮王朝時代には詳しくなってしまい、韓国時代劇に全く違和感がない状態だよ。
イ・ビョンフン監督には代表作とされる作品が他にもあるので、今回は「トンイ」のあとに制作された「馬医(原題:마의 2012年)」をチョイス。
全50話と聞いても、もう驚かないよ。(笑)
「馬医」のあらすじを書いてみよう。
17世紀・朝鮮王朝時代-。
共に医学の道を志し、身分を超えた友情で結ばれた三人の若者、カン・ドジュン、イ・ミョンファン、チャン・インジュは互いに腕を磨き夢に向かって歩んでいた。
しかし、ある時朝廷内の陰謀による昭顕世子暗殺事件に巻き込まれ、その友情は悲しくも崩れてしまう。
イ・ミョンファンの裏切りからカン・ドジュンは世子暗殺の罪をかぶせられ処刑に…。
その後、罪人カン・ドジュンの息子として生まれたクァンヒョン。
即刻、処刑されそうになるが、女児なら処刑を免れるため、カン・ドジュンを慕う奴婢(ぬひ)ぺク・ソックが自分の娘チニョンとすりかえる。
一命を取り留めたクァンヒョンは、奴婢として牧場で育てられ、やがて腕利きの馬医へと成長をしていく…。
(テレビ愛知より)
韓国時代劇のあらすじは、いつもテレビ愛知から引用させてもらってるね。(笑)
続いてトレイラーだよ。
タイトル通り、本当に馬を診る医者なんだよね!
主役のペク・クァンヒョンを演じているのは、「秘密の森」や「シーシュポス: The Myth」などのドラマでお馴染みのチョ・スンウ。
ドラマの設定されている時代では、馬を診る医者は卑しいとされていたようで、人間用の医者とは身分が違っていたようだね。
クァンヒョンは馬と意思疎通ができる優しい心の持ち主。
どんなに辛い目に遭っても、性根がブレることがない正義の人なんだよね!
ピンチをチャンスに変えるとはよく聞く言葉だけど、まさにクァンヒョンはそういうタイプだよ。
ペク・クァンヒョンは実在の人物なんだとか。
朝鮮の医学に貢献した人だとよく分かるね。
チョ・スンウは、命を尊び、最後まで諦めずに命を救うことに努める誠実な医官役が似合っていたよ。
ペク・クァンヒョンの子供時代。
今まで鑑賞した「トンイ」や「チャングム」同様、「馬医」も子供時代からストーリーが展開するんだよね。
あらすじにあったように「すりかえ」られたおかげで命は助かったものの、奴婢として生きていくことになる。
たまたま牧場に住むことになったけれど、導かれていたのかもしれないね。
そしてこの時、後の人生に大きく関わる人物との出会いがある。
大切な思い出を胸に秘め、クァンヒョンは評判の馬医に成長していく。
クァンヒョンと入れ替わったのが、カン・チニョン。
演じているのはイ・ヨウォンで、1998年から活動しているとのこと。
数年前から韓国ドラマ鑑賞を始めたROCKHURRAH RECORDSは初見の女優みたいだよ。
チニョンは朝鮮時代の貴族階級(両班)の家系に生まれながらも、医女を目指す。
両班の出身者が医学を志すことは滅多になかったようで、医療従事者に迷惑がられながらも勉強する強い意志を持っている。
チニョンの子供時代。
「トンイ」の時と同じで、女の子なのに男の子に化けているんだよね。
いつの日か観るであろう、他のドラマにも出てくる設定かもね。(笑)
男の子に化けたヨンダルという名前だった時に、クァンヒョンに出会っている。
ヨンダルを演じていた子役がとてもかわいかったよ。
演じていたノ・ジョンウィは、ドラマ「その年、私たちは」でNJというアイドル役で出演していたんだね。
金髪になっていたけれど、ヨンダルの面影が残っていたよ!
きっと別のドラマで見かけても「ヨンダル」と言ってしまいそう。(笑)
あらすじに出てきた3人の若者のうちの一人であるイ・ミョンファン。
最初は高い志を持って医学の道を歩んでいたのに、朝廷内の陰謀に巻き込まれ、地位を守るためならどんなに汚い手も使う卑劣な人物に成り下がってしまう。
チニョンの義父であり、悪巧みを重ね首医(スイ)にまで出世する。
クァンヒョンを目の敵にして、徹底的に潰そうと企てる執念が恐ろしいほどだよ。
韓国時代劇は勧善懲悪が基本なので、悪い人はずっと悪くて、良い人はどんな目に遭っても美しい心を持ったままなんだよね。
イ・ミョンファンを演じていたソン・チャンミンには、「韓国のジャッキー・チェン」の愛称があるのを知って激しく同意!
「馬医」観てる時にも、ROCKHURRAHがジャッキー・チェンに似てるって言ってたからね。(笑)
イ・ミョンファンと同期のチャン・インジュ。
陥れられ処刑されたカン・ドジュンの子供をすり替えた現場に居合わせた医女なんだよね。
それからずっと「本当のカン・ドジュンの息子」を探し続ける。
「チャングム」の時も、「母の親友」をずっと探していて、実は近くにいたパターンだったっけ。
今回も同様で、観ているほうが「じれったく」なるんだよね。(笑)
インジュはとても芯が強く、医女としてのプライドを持って日々患者に向き合っている。
こんな看護師、今の時代にもなかなかいないだろうね。
演じていたユソンは「ムーブ・トゥ・ヘブン」に出演していたようだけど、あまり覚えていないよ。(笑)
クァンヒョンが子供時代に出会った恩師であり、インジュの師匠でもあるサアム道人。
朝鮮三大名医の一人とされる実在の人物がモデルみたいだね。
ちょっと胡散臭い雰囲気があるけれど、医術の腕は本物で、顔を見ただけで病名を言い当て治療することができる医者。
子供時代のクァンヒョンに医者として天賦の才能があることにも気付いている。
医者としてだけではなく、人として生きる道も説く仙人みたいな一面も持っているんだよね。
昔の学校の先生やお医者さんって、こんな感じだったんじゃないかな?
サアム道人の役、良い味出していたよ!
演じていたチュ・ジンモは「智異山」で観ていたみたいね。
朝鮮王朝第18代国王、 顕宗。
身分制度にこだわらず、平等と博愛の精神を持っている王様なんだよね。
しきたりを重んじる実母(大妃)から反対されても、元馬医のクァンヒョンを信じる。
王様は話が分かる、正義の人なんだよね!
この王様の治療をしたことでクァンヒョンは主治医になる。
ここも事実に基づいているとのこと。
王様に手術するなんて勇気がいることだよね。
成功して良かったよ。(笑)
他にも良い味出していたのは、クァンヒョンと牧場で一緒に生活していたキベおじさんとチャボン兄さん。
キベおじさんは「トンイ」にも「チャングム」にも出演していたイ・ヒドで、時代劇ではすっかりお馴染みになっている俳優だよ!
クァンヒョンを実の子供のように想っている心優しい人。
チャボン兄さんはおっちょこちょいで、ドラマを和ませる役割を担っている人物なんだよね。
クァンヒョンの心の拠り所にもなっていて、この2人が登場するとホッとしたSNAKEPIPEだよ。(笑)
王様の妹で、動物好きの王女。
可愛がっている猫を診てもらったことからクァンヒョンと知り合いになる。
この王女がしきたりや身分を気にせず、クァンヒョンに信頼を寄せるんだよね。
感情の起伏が激しく、地位を利用して我儘な命令を下すところが面白かった。
「馬医」の中では、ヒロインのチニョンより華があるように感じたよ。
演じていた キム・ソウンは、初めて観る女優だったのかも。
コミカルな演技が良かったので、別なドラマでも観てみたいね。
王女お付きのカン尚宮と護衛のマ武官も、ドラマ内でのお笑い担当だったよ。
王女に対してズケズケと発言したり、王女に理不尽な命令を下されて弱りきるマ武官が面白かった。
一番の傑作は、王女に見せてはいけない物を隠すためにタックルしたカン尚宮!
SNAKEPIPEは涙を流して笑ってしまった。(笑)
王女の部屋にカメラが移動すると、どんな会話が始まるのか楽しみだったよ。
カン尚宮を演じていたアン・ヨジンは、「トンイ」ではヒビン付きの尚宮を演じていて、悪事に加担してたっけ。(笑)
「馬医」では良い人役で良かった!
ペク・クァンヒョンの子供時代から始まり、30年以上の軌跡をたどる50話は見応えあったよ。
差別や暴力にも負けず、志を貫き、命の大切さを教えてくれるドラマだったね。
本来は別の身分だったけれど、馬医からスタートして王様の主治医になる下剋上ストーリーで、勧善懲悪もの!
イ・ビョンフン監督の作品にはパターンがあることが分かっているけれど、観ていると引き込まれてしまう。
ここらへんが人気の秘密なんだね!
またいつか別のドラマを観てみたいよ。






















