【いつもキレイに表紙を作ってくれるROCKHURRAHに感謝!】
SNAKEPIPE WROTE:
ほぼ毎日何かしらの韓国ドラマを観ているROCKHURRAH RECORDS。
話数が少ないドラマが続いたため、1ヶ月に2回も「映画の殿」で感想をまとめることになったよ。
まずは2022年の後半、話題になっていた「サムバディ(原題:썸바디 2022年)」から。
このドラマを紹介するいくつかの記事には「純愛サイコ・スリラー」といった、今まで聞いたことがない修飾語が並んでいる。
一体どんな話なのか、あらすじを書いてみよう。
出会い系アプリを開発したソフトウェア開発者と友人たちは、そのアプリをめぐる殺人や犯罪、そしてすぐそばに現れた謎めいた男の存在に翻弄されていく。(Netflixより)
続いてトレイラーね。
主役のソン・ユノが、とにかく不気味!
身長188cmの鍛え上げられた肉体を持つモデル出身のキム・ヨングァンは、ユノ役がピッタリだったね。
冷酷で頭脳明晰なサイコパスが似合い過ぎて、違う役柄が思いつかなくなりそう。(笑)
出会系アプリを開発したアスペルガー症候群のキム・ソムを、ミス・コリアの経歴を持つカン・ヘリムが演じていた。
喜怒哀楽を見せず、無表情な天才プログラマーが似合っていたよ。
Netflixの韓国ドラマでは珍しく、女優が脱ぐとは驚き!
サイコ同士のラブ・ストーリーなだけあって、一般人には理解し難い心の通じ合わせ方をしていたようだね。
ネット犯罪が増えている現代には、いかにもありそうな話と言えるかもしれない。
SNAKEPIPEがドラマの中で気になった女優は、巫女役だったキム・ヨンジ。
3人グループのメイン・ヴォーカル担当の歌手だったとは。
韓国は歌もダンスも演技も得意な人が多いよね!
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(原題:이상한 변호사 우영우 2022年)」も、Netflixをつけると「今日の1位」のように、話題になっていたドラマ。
「サムバディ」の主役はアスペルガー症候群で、「ウ・ヨンウ弁護士」のほうは自閉スペクトラム症だって。
今まで観た韓国ドラマの中にも、精神障害を抱える主人公が何度か出てきたよね。
特別な力を持つ精神障害者が、ドラマになりやすいから主人公にするのかな?
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のあらすじを書いてみよう。
自閉スペクトラム症でIQ164の天才的な頭脳を持つ弁護士ウ・ヨンウは、ソウル大学ロースクールを首席で卒業したが、障害が原因で就職がなかなか決まらなかった。
父親の大学時代の後輩が代表を務める一流の法律事務所「ハンバダ」に採用され、新米弁護士として活躍することに。
シニア弁護士ミョンソクのもと、70代の老夫婦の間に起こった殺人未遂をはじめ、さまざまな事件を担当し、私生活でも壁にぶつかる中、一人前の弁護士として成長していく。(PR TIMESより)
鑑賞を始めた当初は、ウ・ヨンウの奇妙に見える行動や、一本調子に聞こえるセリフ回しに戸惑う。
「そうだ!」と作戦を思いついた時に、ヨンウの脳内を駆け巡るクジラの映像に観ている側も癒やされるようになってきた頃には、ヨンウの行動パターンにも慣れてくるよ。
どうしてクジラとキンパ(韓国のり巻)を偏愛してるのか謎だったね。(笑)
ヨンウの周りにいる人達が、どんどん暖かくなってくるのが、観ていて微笑ましかった。
SNAKEPIPEが気になったのは、ヨンウの親友であるグラミが働いているタルボネ居酒屋の社長。
とてつもなくくだらないギャグを連発して、自分で笑うヒゲオヤジ!
場を和ませてくれるキャラクターが良かったね!(笑)
「その年、私たちは(原題:그 해 우리는 2021〜2022年)」は、「パラサイト」でソン・ガンホの息子を演じていたチェ・ウシクと、「梨泰院クラス」でヒロインを演じたキム・ダミが出演していることで話題になったドラマ。
以前から顔を知っている俳優が出ているだけでも、興味がわくよね。
相変わらず役名で覚えているため「梨泰院クラスのイソが出てるドラマ」と言ってしまう。(笑)
あらすじから書いてみよう。
もう二度と会いたくないと思っていたはずの元恋人同士の二人が、高校時代に撮影したドキュメンタリーが人気を集めたことをきっかけに、5年ぶりに再会する。(Wikipediaより)
高校時代の学年トップの女学生と、成績がビリの男子学生のドキュメンタリーが始まりになっている。
チェ・ウシクもキム・ダミも実年齢を偽り、高校生役をやってるんだけど、あまり違和感がないところがすごい。(笑)
そしてキム・ダミは、イソの時もIQが高い役、今回も成績優秀な生徒になっていて、頭が良いイメージがつきそう。
青春物にありがちなライバルの存在として、「刑務所のルールブック」で「法子」と呼ばれていたキム・ヨンチョルも出演していたよ。
高校時代の映像と、5年後である現在が交錯する前半は面白かったけれど、後半には単なるラブ・ストーリーになってしまったところが残念。
SNAKEPIPEが、いわゆる恋愛物に興味がないせいだろうね。(笑)
気になった俳優は人気アイドルを演じたノ・ジョンウィ。
金髪がよく似合う美女で、本物のアイドル・グループのメンバーなのかと思ってしまったくらい。
どうやら8歳頃から売れっ子の子役だったという、根っからの役者だったとは。
子役は大成しない、とか顔立ちが変わってしまうなどと言われることが多い中、ノ・ジョンウィは成功している例だろうね。
髪の色が濃い時よりも、金髪のほうが似合ってるのはなんでだろう?(笑)
「アンナ(原題:안나 2022年)」には、6話で完結するバージョンとディレクターズ・カット版の8話完結という2パターンがある。
どうやら監督と配信会社の間でトラブルがあったようなので、ROCKHURRAH RECORDSは迷うことなくディレクターズ・カット版を観ることにしたよ!
勝手にカットされたり編集されたらストーリーも違ってくるはずだしね?
あらすじはこちら。
地方の町で洋裁店を営む父と聴覚障がいのある母と暮らすイ・ユミは、6歳のとき、近所に住む駐留軍人の夫人に気に入られピアノやバレエ、英語を習う。
高校3年生のとき、若い音楽教師との交際が問題となりソウルに転校。
有名女子大学を目指すも受験に失敗したユミは、両親に「合格した」と連絡する。
それは、彼女がついた“些細な嘘”の始まりだった。(シネマ・カフェより)
続いてトレイラーね。
主演は「国民の初恋」の代名詞を持つペ・スジ。
どこかで観た顔だと思ったら、「映画の殿 第52号 韓国ドラマ編 part8」で紹介した「Vagabond」のヒロインだったね。
主人公アンナは、実際に学歴詐称スキャンダルを起こした人物がモデルになっているという。
ドラマの中でも小さな嘘から始まり、学歴も偽り教授になっていったアンナ。
調べられたらすぐに分かるはずなのに、と思いながら観ていたよ。
勉強して、無事に教授を務める努力は素晴らしかったけどね。(笑)
清楚な顔立ちの人に皆が騙されるのは、現実的にありそうだなと感じたよ。
「国民の初恋」が犯罪に手を染めて良いのかは別として。(笑)
4つのドラマについて書いてみたよ!
それぞれジャンルが異なっていて、面白かったね。
次回をお楽しみに!