【3/7発売 なつかしストライクスと漢・怒髪天のベスト盤】
SNAKEPIPE WROTE:
昨日・本日と二日続いての大荒れ天気の中、引きこもりで「DEAR -TRACKS/THE STRIKES」と「D-STANCE/怒髪天」を聴く。
ストライクスは知らない方も多いかもしれないが、「ネオGS」というムーヴメントの時に活躍したバンド。
当時の「ネオGS」ブームにすっかり乗せられてしまったSNAKEPIPEは、よくライブを観に行ったものだった。
ストライクスはルックスや歌声が甘くメンバー全員揃いのスーツで演奏していたので、最初は「ビートルズっぽい」雰囲気だった。
時を経るに従って、どんどんガレージ系へと変化していき、かなりノリノリのステージに興奮したものだ。
4年前になる。
「MINT SOUND RECORDS」で「ストライクス再発」の記事を読み、いつになるのかと待ちわびていたSNAKEPIPE。
現在も確認したところ、ここのレーベルからの再発はまだの様子。
本当はメジャーになる前のLP盤が欲しいところだが、今回のCDで我慢するか。
特典DVDも画質・音質が悪いけれど、ファンにはたまらない逸品で嬉しい!
当時の気分に戻って、少し若返ったかしらん?(笑)
3年前。
ロンドンナイトで大貫憲章氏とお話させて頂いた時に「ネオGS」の話題になったことがある。
「(ピンキー)青木(元ファントムギフト)が "ベラドンナの伝説" のレコード持って来てツバキでかけてくれって言ったんだ」
「新宿伊勢丹屋上のネオGSライブ、良かったよね」
なんて感じの当時の話題!(笑)
まるで昨日のことのように鮮明な記憶をお持ちの憲章氏に驚く。
そして「ストライクスはいいバンドだった」と。
その憲章氏が今回のCDの解説を書いているのを発見して納得。
そして3年前に聞いた話とダブっている記事に思わずニヤリ。
それにしてもストライクスもファントムギフトも今こそ流行りそうなバンドなのに、惜しいな、と思う。
次、怒髪天。
今まで何回か怒髪天のライブには足を運び、その演奏のパワフルさ、MCでの大笑いなどから「元気になるバンド」との認識を持っていた。
2006.10.9のブログで新宿ロフトのライブについて
「勝手に名づけさせてもらうなら "応援歌パンク" という雰囲気」
と書いたSNAKEPIPE。
その時は一枚もCD持っていなかったんだよね!
ということで今回「怒髪天と言えばこれ!」が入ったベスト盤を購入。(笑)
歌詞を読んで一番初めに持った感想は
「カッコ悪さを前面に出してるな〜」
だった。
本来ロックやパンクが「できれば見せたくない」と思っているはずの「弱さ・情けなさ・寂しさ」のような「女々しい」部分を歌い、更にその上で「でも俺は意地でも負けない」と続く。
「なんだ、増子兄ィも悩んだりするんだ」
とファンは安心して、慕い、共感する。
そう、「人間臭い」んだよね。
夢とか空想の世界じゃなくて「現実」を歌い上げる増子兄ィ。
喋る言葉も作り事じゃなくて自然だからすんなり入ってくる。
「R(リズム) & E(演歌)」と聞いた時には笑ってしまったSNAKEPIPEだけど、今は応援している。
またライブに行きたいな!(笑)