大人社会科見学—日光湯滝&大谷資料館—

20210711  07
【大谷資料館入り口を撮影】

SNAKEPIPE WROTE:

7月5日はROCKHURRAHの誕生日!
おめでとう、ROCKHURRAH!(笑)
さてプレゼントはどうしようかと悩んだ結果、旅行に行くことにした。
場所は2015年7月の「大人社会科見学—日光—」と同様に日光!
ROCKHURRAHの誕生日は栃木県が多いなあ。(笑)
前回は日光東照宮と華厳の滝を満喫したけれど、 今年は別の滝を目指すことにする。

もう一箇所、どうしても行きたいとROCKHURRAHからリクエストがあったのは宇都宮にある場所。
日程は1泊2日なので、日光→宇都宮泊という計画を立てる。
日光の温泉宿に宿泊してゆったり過ごした翌日、宇都宮に行く人が多いのかもしれない。
車を所持していないROCKHURRAH RECORDSは、公共交通機関を利用するので、早い時間に行動したかったんだよね。
そうと決まれば、チケットやホテルの予約を手早く済ませ、あとは出発の日を待つだけだよ!

ROCKHURRAHの誕生日が7月上旬なので、まだ梅雨明けしていない時期なのは仕方がない。
2014年の日光も、濃い霧に包まれた華厳の滝だったっけ。
今年もあまり天気は良くなさそうだけど、どうなることか?
午前7時半新宿発の「日光1号」に乗り、いざ出発!
車内はガランとしていて、乗客がほとんどいない。
空いているのは大歓迎だけど、以前とは様子が違い過ぎて驚いてしまう。
外国人観光客もいないから当然かもしれないけどね?

約2時間で東武日光駅に到着。
ここからバスで湯滝に向かう計画なんだよね。
前回行った華厳の滝に向かう道の、更に先にあるのが湯滝なので、乗車時間が長くなる。
極度の方向音痴で車酔いしやすいSNAKEPIPEには恐怖の時間、、、。
「日光1号」車内で、すでに「酔い止め」を飲んでおいたので、バスでは眠ってしまおうという魂胆だ。(笑)
「いろは坂」や周りの景色を満喫することは諦める。
約1時間程ぐっすり眠って、「湯滝入り口」に到着。
バスも空いてたけど、同じバス停で降りた人はROCKHURRAH RECORDS以外は3人のみ。
まだ少し寝ぼけ眼のROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
てくてくと湯滝に向かって歩く。
雨はやんでいて、良かったよ!(笑)

「湯滝観瀑台」と書かれた看板を見つけた頃には、ゴーゴーと音が聞こえてきた。
土産物屋やレストランが見えてきたけれど、店頭でのみ団子や串に刺し焼いた魚を売っているようだ。
日光に人がいないからお店が閉まっているのか、その逆なのかは不明だよ。
お店を抜けると目の前は滝!
かなり近い距離だけど、マイナスイオンを含んだ霧を浴びることはない。
傾斜が緩やかな滝なので、水しぶきが上がらないんだね。
しばらく鑑賞しているうちに晴れ間が出てきた!
雨を心配していたけれど、天気に恵まれて良かったよ。
ROCKHURRAHが得意の(?)動画を撮影したので、載せておこう!

湯滝の横に階段があり、登っていくと湯滝の源である湯ノ湖を臨むことができる。
せっかくだから行こうよ、と誘ったSNAKEPIPEを大歓迎してくれたのは蜂だった。
ROCKHURRAHも黒っぽい服を着ているのに、何故だか蜂が好んで来たのは、SNAKEPIPEのスカートなんだよね。
少し光沢がある素材だったので、光に反応したのかもしれない。
キツい上りの道は、2019年9月に行った「大人社会科見学—鳩ノ巣渓谷—」 の白丸ダムへの道のりを思い出す。
また奥多摩行きも計画したいな!
蜂の襲撃を恐れながら、なんとか湯ノ湖に到着。
静かでゆったりした湖面を眺めていると、心に平穏が訪れた気がしたよ。 
帰りのバスの時間を気にしなければ、あのまましばらくボーッとしていたかったくらい。(笑)
温泉のせいか、すこし硫黄のにおいもしていたね。

湯滝までの下りは、上りほどのキツさはなくて、あっという間に終わった。
腰にジャケットを巻き、スカートを隠したおかげで、蜂が寄ってくることもなかったし。(笑)
バスの時間にも間に合い、そのまま宇都宮に出る。
日光のさびれ具合とは違い、宇都宮には活気があったよ!
この頃にはピカピカの太陽が顔を出し、晴れて暑いくらいになっていた。
東京の雨、日光の薄曇り、宇都宮の晴天、と1日のうちに3回も別の天気を経験するとは。
宇都宮では名物の餃子を食べ、ご満悦のSNAKEPIPE。
どうしてご当地グルメが餃子になったんだろうね?(笑)

翌日は早起きをして、ROCKHURRAHがリクエストした「大谷資料館」 に向かう。
大谷資料館というのは、大谷石が採石された地下坑道を歩くことができる博物館なんだよね。 
2007年に公開された京極夏彦原作「魍魎の匣」 の映画版で、ロケ地だった大谷資料館を見た時には衝撃を受けたことを思い出す。
それ以降、「フランク・ロイド・ライトが愛した大谷石」などとコピーがついた栃木県へ誘う駅のポスターを目にしたりして、SNAKEPIPEも気になっていた場所だった。
ROCKHURRAHの提案に、喜んだSNAKEPIPEだよ!
宇都宮駅バス停から大谷資料館までは約30分。
この距離なら酔い止め飲まなくても大丈夫かな。(笑)

バス停から資料館までは少しだけ歩く。
周りを見渡すと、巨石がそびえ立ち、日本ではない場所にいるような感覚になってくる。
こんなに大きな石を切り出していたんだね!
いよいよ大谷資料館への入口になる。
そこにあった自動販売機が石になっていることに気付き、思わず撮影!
本当に石でできているわけではないけれど、大谷資料館らしくて楽しい演出だよね。
2010年12月の「SNAKEPIPEの九州旅行記 part2」では、ミリタリー・ショップWAIPERの店頭にあった自動販売機がウッドランド迷彩だったことに触れている。
外観を損なわない販売機、良いよね!

チケットを購入し、地下への階段を降りる。
開館して間もない時間のため、お客さんが少ないよ。
いよいよ地下探検の始まりだね!(笑)
降りていくうちにどんどん気温が下がってくる。
入館前にソフトシェルを着ておいて正解だったよ。
お客さんの中には半袖短パンの人がいたようだけど、軽装過ぎじゃないかな?
真冬でも半袖のTシャツ一枚の外国人を見かけることがあるので、体感は人それぞれだけどね。

「うおっ!これはっ!」
思わず声が出てしまうSNAKEPIPE。
かつて陸軍の秘密地下倉庫だったり、中島飛行機の地下軍需工場だった歴史があるというのが分かる景色だよ。
採石の跡が随所にあって、切り出された石が並んでいるのが見える。
下に降りていくのがワクワクだよ。
行き道と帰り道が仕切られているので、混雑することもなく、スムーズに歩くことができるね。

かなり広いので、ゆっくり撮影しながら観て回ると1時間以上かかっていたみたい。
どの場所も絵になるから、写真に撮りたくなるんだよね。(笑)
かつてカメラをぶら下げ、様々な場所を歩きまくっていたSNAKEPIPEだったら、大谷資料館で何本のフィルムを消費したことだろう?
もっとも、あの頃持っていたカメラでは、ここまで鮮明に映らなかったかもしれないけどね。
SNAKEPIPEが撮った写真の中で、一番のお気に入りがこれ。
まるで畠山直哉の写真みたいじゃない?(笑)

ROCKHURRAH撮影のこちら、ライトアップの素晴らしい色合いを捉えていてナイス!
石柱の後方に、十字の彫刻があるので、何か儀式に使われるようにも見えてくる。
神殿っぽいんだよね。
もしかしたら、ここは2008年にエンヤがクリスマス・ライブを行った場所かも。
幻想的で、舞台設定バッチリだよね!
エンヤについて詳しくないけど、確かにこの場所と音楽が似合うだろうね。
ここに行く道が分からなかったんだけど、もっと近寄って撮影したかったなあ!

歩いている途中で「良かったら記念撮影しませんか」と声をかけられる。
資料館のスタッフが待ち受けていて、行き交うお客さんに撮影を呼びかけているようで。
普段なら通り過ぎるSNAKEPIPEだけど、この時ばかりは記念写真が欲しいと思ったんだよね。
ROCKHURRAHと一緒に映る、マトモな写真がなかったから。(笑)
「これを持って『おーやいしー』と言ってください」
「しー」のところで笑顔になる作戦だね! 
資料館入り口で受け取り、代金を払う。
何故かROCKHURRAHの拳がグーの形になっていることに大笑いしてしまう。
「しー」の時、拳を突き上げ、おろした瞬間だったそうだ。
ライブの掛け声じゃないのにね?(笑)

自他共に認める雨男のROCKHURRAHが、珍しく天候に恵まれた旅行になったことが喜ばしい!
計画していた湯滝と大谷資料館に行かれて、大満足だったよ。
これで奥日光の三大名瀑といわれている華厳の滝、竜頭の滝、湯滝を制覇したことになるんだね。
そしてROCKHURRAHが誕生日プレゼントを気に入ってくれたことが何よりだよ。
また滝を観に行こうね! 

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