【FIRE SAGA「VOLCANO MAN」のプロモーションビデオより】
SNAKEPIPE WROTE:
Netflixに入会して早3ヶ月。
ドラマや映画など充実のコンテンツを楽しんでいるROCKHURRAH RECORDS。
新作情報などは担当というわけではないけれど、ROCKHURRAHがチェックをしてくれてリストに入れておいてくれる。
休日にそのリストからチョイスして鑑賞するという寸法だ。
先日ROCKHURRAHが新作チェックをしていると、突然血相を変えて「大変!」と大声を出すではないか。
何事かと思いきや、我らがアイドル「ウィル・フェレルの新作がNetflixで公開されている」とのこと!
これにはSNAKEPIPEも悲鳴に近い声を上げてしまった。
ウィル・フェレルについては2014年9月の「映画の殿 第12号 ウィル・フェレル04」まで、特集記事を4回も書いている。
あれから約6年の間、実はウィル・フェレル関連の映画は複数本観ているんだよね。
「ゲットハード/Get Hard (原題:Get Hard 2015年)」 、「パパVS新しいパパ (原題:Daddy’s Home 2015年)」、「ズーランダー NO.2 (原題:ZOOLANDER 2 2016年)」、「カジノ・ハウス (原題:he House 2017年)」、「パパVS新しいパパ2 (原題:Daddy’s Home 2 2017年)」、「俺たちホームズ&ワトソン (原題:Holmes & Watson 2018年)」と列挙しただけでも6本?(笑)
本当はウィル・フェレル特集第5弾も書けるんだけど、それはまたの機会にして。
今回はNetflix制作の「ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜 (原題:Eurovision Song Contest: The Story of Fire Saga 2020年)」について感想をまとめようか。
まずはトレイラーね。
んも〜!この動画だけでも面白さが伝わってくるよねっ!(笑)
大ファンのウィル・フェレルがおかしな扮装してるだけでワクワクしてくるよ。
それにしても公開されたのが2020年6月26日だったというのに、気付いたのが遅過ぎるかも。
いや、鑑賞できたから良しとしよう!
では簡単なあらすじを書いておこう。
ラースは若い頃から歌手になることを夢見てきたが、その夢は周囲から理解されず、父親との仲違いの原因にすらなっていた。
そんなある日、ラースが率いるバンド、ファイア・サーガがユーロビジョン・ソング・コンテストのアイスランド代表に選出された。
ラースは夢を叶える最後のチャンスがやって来たと喜び、長年の相棒、シグリットと共に会場へと乗り込んだ。
しかし、ヨーロッパの優れた才能が集う大会で見せ場を作るのは、ラースの想像以上に難しいことであった。(Wikipediaより)
主人公ラースを演じるのがウィル・フェレル。
あらすじにもあるように子供の頃からの夢が「 ユーロビジョン・ソング・コンテスト」に出場し、優勝することなんだよね。
そのきっかけになったのがABBA!
大人(中年)になった今でも、ラースにとってのアイドル。
部屋には年季の入ったポスターが飾られているよ!
そして映画にも登場した、ABBAが「ユーロヴィジョン」で歌っていた映像がこれ。
ABBAがヒットチャートを賑わせたのが1970年代後半。
懐かしいと感じる人は、ある程度年齢を重ねた人だよね。
SNAKEPIPEが好きだったのは「ヴーレ・ヴー」かな!(笑)
「ユーロヴィジョン」について、ほとんど知識がないSNAKEPIPEなので、少し調べてみたよ。
正式名称は「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」で、1956年から始まり60年以上の歴史がある毎年恒例の大会だという。
欧州放送連合加盟放送局によって開催される、国別対抗の歌合戦といったところか。
長い歴史の中で、優勝した有名アーティストは1974年のABBAと1988年のセリーヌ・ディオンみたいね。
何十年も心に描いた夢を追いかけて、成長した(というより年を取った)ラース。
共に時を過ごしているのが、幼馴染のシグリット。
演じているのはレイチェル・マクアダムス。
2人はずっと生まれた故郷である、アイスランドのフーサヴィークを離れずにいる。
フーサヴィークについて調べると、アイスランドの北に位置し、ホエール・ウォッチングなどの観光業や漁業などで成り立っている小さな町とのこと。
画像でもバックに漁船が並んでいるよね。
夢の実現のためにモチベーションを持ち続けるのは、非常に大変なことだと思う。
ラースとシグリットは、協力し合いながらオリジナル・ソングを制作していく。
画像は2人の脳内ミュージック・ビデオなんだよね。
土地に根ざした曲作りをしているという設定なのか、この時のタイトルは「VOLCANO MAN(火山男)」!(笑)
この手のコスプレをさせたら、ウィル・フェレルはノリノリよ!
「VOLCANO MAN」は、父親の乱入により中断されてしまうんだけど、このミュージック・ビデオの完成版が観たいんだよね。
素晴らしい出来だったから!(笑)
乱入してきたラースの父親であるエリックを演じたのがピアース・ブロスナン。
鑑賞し終わって調べるまで、全然気付いてなかったよ!
ブロスナンと言えばジェームズ・ボンドだよね。
1995年から2002年まで5代目ジェームズ・ボンドとして活躍していたっけ。
現在67際とのことだけど、年齢よりは老けて見えるようにしてたのかも。
ウィル・フェレルが53歳で、その父親だから。(笑)
自立するように諭されても、やっぱり夢を捨てきれないラース。
そのラースを支えるシグリットは、ラースの願いを聞いてもらおうとエルフの元に参上する。
嘘みたいな本当の話らしいけど、アイスランド人の60%以上がエルフは存在すると信じているらしい。
エルフというのは、ゲルマン神話に起源を持ち、日本語では妖精あるいは小妖精と訳されることも多い、北ヨーロッパの民間伝承に登場する種族であるとのこと。(Wikipediaより)
日本でいうなら座敷童子みたいな感じ?違う?(笑)
シグリットは完全にエルフを信じていて、お願い事がある度に軽食や飲み物を捧げ、お祈りしているようなんだよね。
そのおかげなのか、ラースとシグリットは「ユーロヴィジョン」参加資格を得る。
やっぱりエルフの力も関係してるのかな?
様々なアクシデントに見舞われながらも、本戦まで勝ち進んで行くところはミラクルだったね。(笑)
地元であるフーサヴィークにあるパブに、とても気になる人物がいたよ。
ニールスという役で、ラースとは腐れ縁といった関係のようで。
演じていたのはオラフル・ダッリ・オラフソン。
気になるので調べてみると、やっぱりそうだ!
2015年5月にROCKHURRAHが書いた「映画の殿 第14号 映画の中のニュー・ウェイブ01」の中で紹介したベン・スティラー主演の映画「LIFE!(原題:he Secret Life of Walter Mitty 2013年)」で、ヒューマン・リーグの「Don’t You Want Me (愛の残り火)」をカラオケで歌っていた酔っぱらい!(笑)
かなり大ウケだったシーンに出演していたのが、このオラフルだったんだね。
今回もオラフルは、怖いような真顔で強烈な印象を残している。
「ヤォ・ヤォ・ディン・ドンを演れ!」
民謡調の曲に、パブのお客さんたちはノリノリ!
「ディン・ドン!」
と言いながら拳を振り上げる。
いつの間にかSNAKEPIPEも一緒に歌っていたよ。(笑)
みんなが大好きな曲なんだよね。
ユーロヴィジョンのロシア代表として参加するアレクサンダー・レムトフが、物語の重要人物として登場する。
演じているのはダン・スティーヴンスで、ベン・スティラーが主演した「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密(原題:Night at the Museum: Secret of the Tomb 2014年)」にも出演していたようだけど、あまり覚えていないよ。
またもや関連映画としてベン・スティラー主演が出てきたね。(笑)
「ファイア・サーガ物語」ではシグリットを誘惑する、ラースのライバルという役どころ。
ウィル・フェレル映画の黄金パターンを支える感じだね。
歌唱力のあるウィル・フェレル、他の出演者たちに混ざっても引けを取ってなかったね。
SNAKEPIPEは「ユーロヴィジョン」について知らなかったけれど、日本でも放映されているようなので、大会について詳しい方も多いんじゃないかな?
「ファイア・サーガ物語」では、「ユーロヴィジョン」の過去の優勝者たちが出演していたようだよ。
かなり個性的な面々もいて、強烈な印象を残している。
当たり前だけど、みなさん本当に歌がうまい!(笑)
ウィル・フェレルの黄金パターンとはダメダメ人間が頑張って栄光を掴む、というスポ根系のストーリー展開のこと!
これは大抵の主演映画で採用されていて、初めから分かっちゃいるけどやめられない。(笑)
ウィル・フェレルのダメ男ぶりが最高なんだよね!
今回も当然のように同様の展開だったけれど、なんともハートウォーミングな(死語?)エンディングにホッとしたよ。
みんなハッピーになって良かった、良かった!
「ファイア・サーガ物語」は大人気のようで、関連商品が販売されているみたい。
ロゴがデザインされたTシャツは$13、約1,400円。
カラー展開は驚きの27色、サイズはSから5XLまでと充実のラインナップ!
実際ウィル・フェレルがFIRE SAGAのTシャツを着ている映像もあったので、アメリカでは気軽に手に入るグッズなのかも?
他にもマグカップやステッカーなどもあり、欲しくなっちゃったよ。(笑)
ウィル・フェレルの新作を存分に楽しんで、とても幸せな気分!
まだまだこれからもコメディ映画の帝王として君臨して欲しいね。