SNAKEPIPE MUSEUM #83 Nina Murashkina

20260829 top.
【ド派手な色使いの「Snow White XL」は2024年の作品】

SNAKEPIPE WROTE:

作品を観た瞬間、ギョッとさせられる。
中世の拷問器具と言われる鉄の処女のように、体の前面が左右に開く構造なんだね。
ヌードだけでなく、心の中をさらけ出しているように見えるよ。
この作品は「Goddess 1」というタイトルで、Nina Murashkina(ニーナ・ムラシュキナ)とXavier Escala(ハビエル・エスカーラ)との共同制作だという。
ハビエル・エスカーラはスペインの彫刻家で、ニーナの夫らしい。
彫刻はハビエル、絵はニーナという役割分担なのかな。
SNAKEPIPEは絵に興味があったので、今回はニーナについて特集しよう。
まずは経歴を調べてみようか。

1985 ウクライナのドネツクに生まれる
2000–2005 ドネツク美術大学(グラフィック・デザイン)で学ぶ
2005–2009 ハルキウ芸術デザインアカデミー(記念碑的絵画)で学ぶ
2011 キーウ芸術アカデミー(舞台美術・映画)で学ぶ
2012 ポーランドのヤン・マテイコ美術アカデミー(絵画)で学ぶ
2017〜 スペイン、バルセロナ県サン・クガ・セスガリゲスに在住・制作

現在41歳、ウクライナ出身のアーティストなんだね。
自身の作品である大きな指輪を着用して、ポーズを決めているニーナの画像を載せてみたよ。
美貌も才能も併せ持つ女流アーティストなんだね!
ニーナ本人の経歴には書かれていないけれど、2017年にハビエル・エスカーラと結婚したみたい。
そこから共同制作が始まって、先に紹介した「Goddess」のような作品を発表するなんて素晴らしい!(笑)
「Goddess」は、ひとりの女性が開かれ、女性神のための神殿へと変容していく「人間の内側に宿る神性」を表現している作品と解説されている。
キッチュでグロテスクな美しさを持つ女神像なんだね。
ニーナの作品をもっと紹介していこう!

「Conquistadoras(征服する女たち)」は2024年の作品。
水色と赤が鮮やかでエキゾチックな雰囲気だよね!
馬に乗った3人の女性が描かれている。
動きを表しているのか、連続写真のように馬や人物が重なっている。
コーヒー・カップやムチを手にしていて、3人目の女性には男性の姿が見えるね。
「どのような状況であっても、自らの目的に向かって進んでいく強い女性たちへの讃歌」というのが、ニーナによる解説だよ。
確かに力強さを感じるね!

2025年の作品「Blue Tiger(青い虎)」も色使いが派手だよね。
楕円形のキャンバスが新鮮!
この作品にも3人の女性がいて、青い虎にまたがっている。
虎を制してるくらいだから、こちらも強い女性像だね。(笑)
作品の下部に首を切られたヒゲの男性がいるので、左で笑っている女性がサロメを思わせる。
不気味さとポップが共存していて目を引くね!

立体作品も手掛けているんだね。
壺の周囲に描かれているモチーフが面白い!
壺のアート作品といえばグレイソン・ペリーを思い出す。
2008年6月の「ターナー賞の歩み展」や2026年3月の「YBA&BEYOND」で鑑賞したグレイソン・ペリーの壺は、毒気たっぷりで魅力的な作品だった。
ニーナの壺もその雰囲気に似ている感じだね。
壺の作品はいくつも制作しているようなので、一つ譲ってもらおうか。(笑)

陶器のお皿もあるんだね。
「Triumph of Chastity 1(貞潔の勝利 1)」は2025年の作品。
ユニコーンの手綱などに金が使用されているみたいだよ。
丁寧に描きこまれたモチーフの意味は不明だけど、「勝利」を喜ぶ女性の顔が誇らしげだね!
「私が作品の中で表現する女性は、強大な存在、いわば勝利する女神のような存在なのです」と語るニーナ。
 神話的な視点から女性的な性質を強調し、「マジカル・フェミニズム(魔術的フェミニズム)」を提唱している。
本来の文学批評としても意味合いと、ニーナの「マジカル・フェミニズム」は違うようだけど、言いたいことは分かる気がするよ!

今回はニーナ・ムラシュキナを紹介してみたよ!
面白いアーティストがいるよ、とROCKHURRAHに見せると
「ヴァニラ画廊って感じ」
と的確な感想を言う。
ヴァニラ画廊さん、実物観たいので是非とも展覧会開催お願いします!(笑)

映画の殿 第86号 韓国ドラマ編 part33

20260816 top.
【ドラマに出演していた俳優たちをROCKHURRAHが集めてくれたよ!】

SNAKEPIPE WROTE:

お盆休み、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ROCKHURRAH RECORDSでは特別なお出かけはせず、涼しい室内でドラマ鑑賞してるよ!
「韓国ドラマ編」を書いてから1ヶ月しか経っていないのに、またもや更新だもんね。
今回は5本のドラマを備忘録としてまとめておこう。
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

伝説のキッチン・ソルジャー(原題:취사병 전설이 되다 2026年)」は、ミリタリー・クッキング・コメディという聞いたことがないジャンルが設定されているドラマだよ!
「銃の代わりにエプロンで戦う男」というキャッチコピーを聞いただけで興味が湧くよ。(笑)
韓国では18歳以上になると兵役の義務があることはご存知の通り。
そのためなのか、どの俳優もドラマや映画で軍服やベレー帽が似合うんだよね。(笑)
軍隊生活において炊飯担当になったのが、今回の主人公だよ。

カン・ソンジェ(22歳)は、夢すら持てない貧しい家庭に生まれた。
シェフを夢見ていた父親のおかげで、幼少期は美味しい料理に囲まれて育ったが、どれほど美味しい料理でも貧しさには勝てないことを早くから思い知る。
日雇い労働やコンビニのアルバイトで日々をつないでいたソンジェのもとに、父の突然の死と入隊通知書が同時に届き、彼は固い決意を胸に入隊する。
そして配属先で炊事兵となった彼は、思いがけず特殊な能力を得る。
謎の声に導かれながら、画面に現れる『クエスト』を一つずつクリアし、炊事兵としてレベルアップしていくソンジェ。
銃の代わりに包丁を、弾帯の代わりにエプロンを身に着けた彼は、基地で起こる事故やトラブルを、料理の腕と機転で次々と解決していく。
やがて『クエスト』を重ねるごとに成長した彼は、巨大な軍組織に潜む問題の核心へと踏み込んでいく……。
(Disney+より)

続いてトレイラーね!

部隊を感動させる料理を作り、反抗的だったり「いじめ」を行うような人物までも虜にしていく様子が面白い。(笑)
何故クエストが出現したのか謎だけど、難題をクリアするごとにレベルが上がり、敵対していた人たちを味方につけていくところも微笑ましい。
料理を食べた後に妄想が広がるシーンが秀逸だったよ。
お腹を抱えて大笑いしたのが「味覚ボーイズ」のMV!

韓国の俳優は演技だけではなく、歌って踊ることもできてさすがだよね。(笑)
ビデオの作り方も「それっぽく」て、みんなアイドルに見えてくるから不思議だよ。
第5回青龍シリーズアワードで作品賞・助演男優賞・OST人気賞を受賞したという「伝説のキッチン・ソルジャー」は、大人気作品なんだね。
祝賀会ではアイドル・グループみたいに「味覚ボーイズ」がステージに登場したというから、ニヤリとしてしまう。
ドラマが終わってしまうのが惜しくなるほど気に入ったので、シーズン2があったら嬉しいドラマだよ!

「家族計画(原題:가족계획 2025年)」は、主演のペ・ドゥナ目当てで見始めたんだよね。
映画「グエムル」やドラマ「秘密の森」での自然な演技でファンになった女優だよ!
ポスターでは無表情で前方を見つめ、着ている白衣には血がついていて物騒。
抱かれているのはフワフワした毛並みのポメラニアンだね。
かわいい動物と2人の様子のギャップが恐怖を倍増させる。
画像右は「ムービング」に出演していたリュ・スンボム。
たまに竹中直人に似て見える俳優だよ!(笑)
全6話という短めのドラマ、あらすじを書いてみよう。

幸せな都市、クムス市に越してきた動物病院を営む一家。
引っ越してくるなり『ケバル』の手口とみられる失踪事件が発生。
意図せず容疑をかけられてクムス市の悪党らと出会い事件に巻き込まれた彼らは、「家族」で力を合わせ、問題を解決できるだろうか…。
(Filmarksより)

続いてトレイラーね。

1979年生まれで46歳のペ・ドゥナは、何年も前から見た目が変わっていない点に「注目!」だよ。(笑)
義父、夫、双子の男女という5人家族は、ギクシャクしていて違和感がある。
ドラマが進んでいくうちに違和感の謎が解けてくるけれど、その頃にはドラマが終わってしまうんだよね。
ペ・ドゥナが持つ能力が実際に使用されたら、かなり怖いだろうな。
「母さん」が漫画「ブラック・ラグーン」のバラライカさんを思わせ魅力的だった。
続編あるのかな、と匂わせるラストだったね。

「誰だって無価値な自分と闘っている(原題:모두가 자신의 무가치함과 싸우고 있다 2026年)」は長年来の友人Mから強く勧められたドラマだよ。
「マイ・ディア・ミスター」や「私の解放日誌」のパク・ヘヨンが脚本を手掛けている点がポイントなんだとか。
どちらのドラマも鑑賞しているので、人間の心情を表現するヒューマン・ドラマだという傾向が分かるね。
主役のファン・ドンマンを演じるのはドラマ「D.P. -脱走兵追跡官-」で印象的だったク・ギョファン(画像左)。
ピョン・ウナ役には「還魂」や「ムービング」に出演していたコ・ユンジョン(画像右)。
「椿の花咲く頃」や「サイコだけど大丈夫」のオ・ジョンセが準主役なのも期待大!
あらすじを書いてみよう。

映画監督デビューを夢見て20年、追い詰められた男がある日出会った1人のプロデューサー。
過労で心をすり減らした彼女との出会いをきっかけに、男は自らの価値を再発見していく。
(Netflixより)

あっさりした文章なので、トレイラーで補完しよう!

ファン・ドンマンは、近くにいたら鬱陶しいヤツだと思うだろうな。(笑)
心情を知ると痛々しさや弱さが分かり、魅力的な存在になってくる。
ピョン・ウナには似た繊細さがあったから、最初から意気投合したんだろうね。
脚本家のパク・ヘヨンは踏切を取り入れるのが好きなのかな。
「マイ・ディア・ミスター」同様、今回のドラマでもよく出てきたよ。
ファン・ドンマンの兄、ファン・ジンマンのセリフ「人生の目的は何だ?」が印象的だった。
その問に答えを出そうとする人々を描いたドラマなんだね。
ファン・ドンマンがどんな映画を撮ったのか、観たかったよ!
オ・ジョンセが、とても情けない役どころを見事に演じていた点も見逃せないね。

「捜査班長 1958(原題: 수사반장 1958)2024年)」は1971年から1989年まで放映された長寿ドラマの「捜査班長」の前日譚を描いた作品だという。
主演は「秘密の扉」や「模範タクシー」でお馴染みのイ・ジェフン(画面中央)。
シリアスからコメディまで色々な表情を見せてくれる俳優だよね。
緑色のジャンパーを着ているのは、ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」や「カジノ」に出演していたイ・ドンフィ。
今回も少しクセのある役どころだったよ。
一番右に写っているユン・ヒョンスは、ドラマ「ラケット少年団」や「ワンダフル・デイズ」に出演したらしい。
どんな役だったのか、あまり覚えていないよ。(笑)

時は1958年、野蛮な時代の韓国ソウル。地方から赴任してきた牛泥棒専門の田舎者刑事パク・ヨンハンが、狂犬と言われる後輩のサンスン、怪力を誇る青年ギョンファン、エリート新人のホジョンの3人とチームを結成し、醜悪な犯罪に立ち向かう。
汚職にまみれた刑事たちの中で、信念を貫くヨンハン。
彼の型破りな捜査と熱い信念で、チームは堕落した権力に立ち向かい、人々のための刑事に生まれ変わるべく成長していく。
(KnTVより)

タイトル通り1958年を舞台にしているドラマなので「牛泥棒専門の刑事」という設定になっているよ。
服装や町並みもレトロな雰囲気だよね。

韓国ドラマにおいて、警察や政治家が癒着して私腹を肥やしていくシーンが多い。
今から70年前の1950年代には警察組織ごと腐敗していたようで、そうした組織とは一線を画すパク・ヨンハンは異質な存在だったんだね。
1971年から放映された「捜査班長」では、正義感と人情味にあふれる熱血班長をチェ・ブラムが演じ、韓国では刑事のイメージとして定着しているんだとか。
イ・ジェフン演じるパク・ヨンハン、きっと往年のファンも満足して鑑賞したんだろうね!

最後はこちら!
主演のパク・ウンビン目当てで観たのは「ワンダーフールズ(原題:원더풀스 2026年)」。
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」や「無人島のディーバ」など、パク・ウンビン主演のドラマは色々観ているんだよね。
パク・ウンビン主演のドラマにはハズレなし、という予想をしたよ。(笑)
画像右の眼鏡をかけた男性は、ドラマ「ワンダフルデイズ」に出演していたチャウヌ。
「愛の不時着」や「おつかれさま」に出演していたチェ・デフンが「おじさん」、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」や「ムービング」のイム・ソンジェが「ロビン」を演じている。
イム・ソンジェと聞くと、プロゴルファーのイム・ソンジェかと思ってしまうね。(笑)

ミレニアムへの不安が渦巻く1999年、突然予期せぬ出来事に見舞われたことでウン・チェニ は、超能力を手に入れることに。
そんな時、町で謎めいた連続失踪事件が発生し、事件の展開に疑問を抱えながら捜査にあたる特命公務員イ・ウンジョンも絡んで、チェニと町の住民たちは想像もしなかった悪との対決に巻き込まれていくことに。
(Filmarksより)

続いてトレイラーね!

2000年問題が今から26年前のことになるとは、なつかしい。(笑)
「1999年に人類が滅びる」とされた「ノストラダムスの大予言」は日本でもベストセラーになった本だよね。
めでたいというよりは、なんとなく落ち着かない不安な気分だった1999年という時代背景は理解できるよ。
パク・ウンビン演じるチェニが、グランジやブリットポップあたりの影響を受けたようなファッションや化粧をしているのも時代を反映しているね。
「ワンダーフールズ」はパク・ウンビンの豪快な演技と、脇の「おじさん」と「ロビン」が良い味出していて笑わせてくれる。
意味不明の超能力が役に立った時には「なるほど!」と手を叩いてしまったよ。
ちょっとディープな要素もあるけれど、軽快なテンポで鑑賞できるドラマだったね!

今回は5本のドラマを紹介してみたよ。
一番のオススメは「伝説のキッチン・ソルジャー」かな。
シーズン2がありそうな終わり方をしたドラマがあるので、情報をチェックしておかないとね!

映画の殿 第85号 ロニー・ザ・ホーク編

20260726 top.
【ウィル・フェレルの画像が4つも入っていて嬉しい!】

SNAKEPIPE WROTE:

2014年3月から9月にかけての半年間、熱中して観ていたのがアメリカの俳優・コメディアンであるウィル・フェレル関連の映画。
スポ根だったりダメダメな人物を演じるなど、「ある一定の法則」にもとづいたストーリー展開が多いのが特徴だよ。
似た印象の映画と思いながらも、涙を流しながら大笑いし下品なジョークを楽しんだんだよね。(笑)
ウィル・フェレル関連の特集は4回続き、2020年8月には「映画の殿 第39号 ユーロビジョン歌合戦」について感想をまとめている。
2025年1月にAmazonプライムで公開された「真心を込めて招待します」では、少しソフトになったウィル・フェレルを鑑賞したよ。
娘を持つ父親役だったせいもあり、どぎついギャグは少なかった印象だよ。

そして2026年。
ゴルファーの服装をしたウィル・フェレルの画像を目にする。
「なんだこれは!」(笑)
ROCKHURRAHと共に目を見張る。
映画なのかドラマなのか不明なまま、Netflix配信開始日である7月16日に詳細を確認してみる。
ウィル・フェレルが伝説のプロゴルファー役を演じるドラマだというから驚いた。
ROCKHURRAH RECORDSが知る限り、今まで映画俳優として活動していたはず。
動画配信サービスのドラマに主演するとは、期待大だよ!(笑)
大ファンのウィル・フェレルと、大好きなゴルフのミックスなんて最高だもんね。

2004年世界ランク1位だったプロゴルファー、ロニー・ホーキンスは、キャリアの終盤に入ってもかつての輝きを取り戻そうと奮闘中。
体は引退をさけぶが、心の声がまだ終わっていないと告げているのだ。
元妻やゴルフ界の新星となった息子ランスからすれば、彼の時代はもうとっくに終わりなのに。
しかし、メジャー選手権をあと1つ制覇すれば、グランドスラム達成。
ゴルフ史上最大のカムバックにあとほんの少しで手が届く、ロニーはそう信じて突き進む!
(Filmarksより)

あと一つメジャー・タイトルを獲得すればグランド・スラム達成なんて、今年ローリー・マキロイが達成したばかりのHOTな話題だよね。
ROCKHURRAHと一緒に応援しているジョーダン・スピースもロニー・ホーキンスと同じ状態だよ。
毎週PGAツアーを観戦しているROCKHURRAH RECORDSが得意としているジャンルなので、話が止まらなくなるね。(笑)

トレイラー観るだけで、いかにもウィル・フェレルらしい役作りにニヤニヤしちゃうよ。
ダメ男ぶりが発揮されているもんね。(笑)
以前の映画でもよく「パンツ一丁」になることが多かったウィル・フェレルだけど堂々とポーズを決めてる画像を発見したよ。
俺たちダンクシューター」でジャッキー・ムーンを演じていた時にも、似たポーズを取っているね。(笑)
18年経過しても、下ネタで笑わせてくれるのはさすが!
アラニスとモリセットには大笑いしたよ。(笑)
女性に人気がある、という設定も健在なんだよね。
「俺ってセクシー」を見せつけるような、赤いキャデラックとパープルのパンツ!
ラメにファイアーまであしらわれてギンギンだよね。(笑)
ゴルフ・クラブをギターに見立て、「キュイイイン」と鳴る音に合わせて動く。
サンバイザーに縁が白いサングラス、プレイ中のタータンチェックのパンツなどは、プロゴルファーのイアン・ポールターを彷彿させるよ。
全米オープンが開催されることが多いペブル・ビーチの18番ホールが、様々な舞台になっていてハラハラしたよ。
由緒あるゴルフ・コースで「あんなこと」して良いのか?(笑)
PGAツアーが全面協力してるらしいので、大丈夫なんだね。

ロニーと別居中の妻、ステイシーを演じたのはモリー・シャノン。
ボティラインを強調した服を着た、こちらもセクシー自慢なんだよね。(笑)
別居中でも一応は人妻でありながら、夫であるロニー公認の恋人がいる設定だよ。
自分ファーストの身勝手なタイプに見えたけど、違ったみたい。
演じているモリー・シャノンは、あまり見覚えがないと思っていたら「ツイン・ピークス」に出演していたことが分かった!
シーズン2の19話に出てきた「ハッピー・ヘルピング・ハンズ」という養子縁組をサポートする組織のスタッフだったみたい。
あまり覚えていないよ。(笑)

ロニーとステイシーの息子であるランスもプロゴルファーなんだよね。
筋トレに励み、ムキムキの肉体を誇らしげに見せている。
鍛え上げられた肉体を持つゴルファーで連想するのはマキロイだよね。
意識していたかもしれないね。(笑)
演じていたのは ジミー・タトロ。
俳優になる前は全国各地でコメディを披露していたという。
声質に特徴があるので、どんなギャグを飛ばしていたのか気になるよ。
映画のデビューはアダム・サンドラー主演のコメディ映画だというから、ウィル・フェレルとの共演も納得だね!

長年コンビを組んでいたロニーのキャディが急逝してしまったため、次のキャディになったのがサム。
サマンサの愛称がサムなんだね。
世界各国にあるスーパー・マーケット、ウォルマートの駐車場でロニーからスカウトされる。
キャディの急逝と異業種からのスカウトといえば、先日鑑賞した「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル」も似た展開だったよね。
ギルの時はウエイターだったけど、サムの前歴はちょっと危ないね。(笑)
サムとロニーの掛け合いが見事だったので、途中でキャディ交代させられた部分は不必要だったように感じたよ。
サムを演じていたのはフォーチュン・フェイムスター。
作家やコメディアンとしての顔も持つ1980年生まれの女優だって。
ウィル・フェレルに負けないスピード感で、良いコンビネーションだったね!

ロニーのグランド・スラム達成を阻んだのが、ゴールデン・フィスク。
この名前は「ゴールデン・ベア」のニックネームを持つ、ゴルフ界の帝王ジャック・二クラウスにちなんでいるんだろうね。(笑)
ロニーが低迷していた時期にも、フィスクはPGAツアー参戦中という設定だよ。
2026年にもロニーのライバルとして登場している。
演じているルーク・ウィルソンの地毛は黒っぽい色なのに、ニクラウスらしく金髪にしているところがミソだよ。(笑)
どこかで見たことあると思ったら、「アダルト♂スクール」で主人公ミッチだったね。
オーウェン・ウィルソンの実の弟なので、兄弟揃ってウィル・フェレル関連の映画に出演しているとは、コメディ一家なのかも。

ウィル・フェレルが主演のストーリーは、展開がほとんど同じだけれど夢中になって鑑賞してしまう。
ダメ男だけど心は優しく、最終的には丸く収まりハッピーな気分になる。
「ロニー・ザ・ホーク」でもやっぱり最後は「Greatest Golfer In The World」になっていて、とても良かったね。
来年還暦を迎えるウィル・フェレルだけれど、下品な下ネタが相変わらずで安心したよ。(笑)
いつまでもこの路線で突き進んで欲しいと願っているよ!
海の日の連休を使って、一気に鑑賞してしまったので、少し経ってから再鑑賞したいね。

ロン・ミュエク展 鑑賞

20260719 top.
【会場入口の看板を撮影】

SNAKEPIPE WROTE:

森美術館で開催されている「ロン・ミュエク展」は、2026年の目玉企画の一つであることは間違いないだろう。
「日本では18年ぶりの大回顧展」と銘打たている気になる企画展だよ!
ロン・ミュエクといえば、青森県の 十和田市現代美術館に所蔵されている、4mを超える大作「スタンディング・ウーマン」が有名だね。
ROCKHURRAH RECORDSでは2014年8月の「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」において、初めてロン・ミュエク作品を鑑賞したっけ。
あまりにも精巧な造形に感動したことを書いているSNAKEPIPE。
「ハイパーでスーパーでリアルな彫刻」
と評しているよ。(笑)

長年来の友人Mから「ロンロン観に行こうよ」と誘いを受ける。
勝手にあだ名をつけて呼ぶのが友人Mの特徴なんだよね。
会田誠は「まこっちゃん」、フランシス・ベーコンは「ベーコンさん」白髪一雄は「かずおちゃん」などと呼んでいる。
ロン・ミュエクのことは「ロンロン」に決めたらしい。(笑)
友人Mと展覧会を鑑賞するのは2022年8月の「ライアン・ガンダー」や「野口哲哉」以来で、ずいぶん久しぶりだよ。
六本木ヒルズでランチを食べ、森美術館に向かう。

53階の美術館に向かうエレベーターが満員だったので、嫌な予感がする。
会場に入るまでのエスカレーターも行列していて、ロン・ミュエクの人気ぶりがよく分かる。
一つの作品に群がって鑑賞する人の多さに困惑するほどだよ。
森美術館は全ての作品の撮影可能で、動画撮影も1分以内OKという太っ腹対応なので、余計に群がってしまうんだよね。
最初に展示されていたのは、2009年制作の「枝を持つ女」。
全裸で枝を抱えたら痛いだろうに、と思う。
重くて踏ん張ってる様子が伝わるよね。

2005年の「イン・ベッド」は、6m以上の大型作品なんだよね。
現代アートらしく観た瞬間に「うわっ」と驚かされるインパクトの強さ!
上空を見つめる視線を正面から捉えることはできないよ。
よほど背の高い人だったら可能かもしれないけれどね。(笑)
物憂げに考え事をしている大きな女性は、リアルすぎるほどリアル!
ロン・ミュエクの作品に登場する人物は皆、想いを巡らせているんだよね。
にっこり笑顔の人が見当たらないのが特徴みたい。

先に書いた2014年に開催された展覧会でも鑑賞していた「若いカップル」だよ!
あの時はじっくり観察し近寄り過ぎてしまい、係員から注意を受けたっけ。(笑)
1mに満たない身長のミニチュアサイズ。
ティーンエイジャー(?)の男女が寄り添っている。
服装から季節は夏だと分かるけど、全然ハッピーに見えないよね。(笑)
厳しい家庭で育っている少女が「親に交際がバレないか」を心配している?
駆け落ちの相談をしてるとか?
10代の悩みははっきり分からないけれど、若いうちはもっと笑って欲しいね!

初期の代表作「エンジェル」は日本初公開なんだとか。
「個人蔵」とのことなので、鑑賞できる機会は少ないよね。
1997年の作品「エンジェル」は、今回の展覧会の中で最も古いみたい。
天使なのに悩んでる姿が不思議な感じ。(笑)
ロン・ミュエクは1996年から作品を発表している、活動歴30年のアーティストなんだね。
当初はテレビや映画用のパペットや小道具などを制作していたという。
代表作はデヴィッド・ボウイが出演していた「ラビリンス/魔王の迷宮(原題:Labyrinth 1986年)」なんだとか。
ロン・ミュエクは声優としても参加しているみたいだよ。

ロン・ミュエクご本人がモデルになっている「マスクⅡ」は、2002年の作品。
幅が約120cmあるんだよね!
巨大な自分の顔を制作するのって、どんな気分だろうね?
展覧会で展示されて大勢の人の目に触れるわけだし。
友人Mが「ザ・スミスって感じ」と言う。
「モリッシーに似てない?」というSNAKEPIPE。
結局2人とも同じ連想をしてたんだよね。(笑)
横尾先生の作品「The Artists」にあったロン・ミュエクの肖像がこちら(画像右)。
「マスクⅡ」とは違った印象を受けるよね!

無数の巨大な髑髏が積み上げられている。
「マス」というタイトルの彫刻100点だって。
この作品も展示会場に足を踏み入れた途端「うわっ」と驚かされるよ。
歩くための道は確保されているけれど、見渡す限りのドクロは圧巻!
しばらく撮影をしていると、だんだん見慣れてくるから不思議だよ。
「大量生産だね」と言い放つ友人M。(笑)
友人Mはパリの「カタコンブ・ド・パリ」で本物のドクロを見ているので、衝撃が少ないかもしれないね。

会場には「スティル・ライフ:制作中のロン・ミュエク」という動画も展示されていた。
あまりの人の多さに辟易して、鑑賞を断念したよ。
YouTubeに同じ動画もあったけれど、デヴィッド・リンチがロン・ミュエクを訪問した動画を載せておこう!
ロン・ミュエクもデヴィッド・リンチもカルティエ美術館と関わりがあるので、その流れでの対面だったのかな。
リンチが作品を観て感動している様子が伝わってくるね。(涙)

先にも書いたように、ロン・ミュエクの活動歴は30年で作品数は50点だという。
そのうちの11点が展示され、日本初公開作品が6点含まれているので鑑賞できて良かった展覧会だよ。
パリのカルティエ美術館から「イン・ベッド」のような大型作品を移動させるのって大変だろうね。
以前テレビで仏像や絵画作品を運ぶドキュメンタリーを観たことあるけど、なにせ1点物だし貴重な文化財を傷つけないように運搬するのは至難の業。
ロン・ミュエクの作品も苦労して集められたんだろうね。
森美術館の広い展示室にポツンと作品が1点だけ置かれていたり、全く何も展示されていない空間があるのは物足りない感じがした。
パネル展示も苦肉の策のように見えてしまった。
実物を鑑賞できる機会ではあるけれど、イマイチ感はぬぐえない。
行ったから言える感想だね!(笑)