ROCKHURRAH紋章学 スイーツ・パッケージ編

【スイーツ特集なのでこの曲をチョイスしてみたよ】

SNAKEPIPE WROTE:

先日、東京駅に立ち寄る機会があった。
せっかくなので、お菓子を買おうとネットで検索。
甘い物には目がない女子とは程遠いSNAKEPIPEは、そうした情報に疎いのである。
東京駅は広いので、あらかじめ場所を知っておかないと迷う危険があるからね!
このブログで何度も書いているけれど、SNAKEPIPEは方向音痴だから。(笑)
適当な菓子を選び、場所を特定する。
目印はユニクロで南通路沿いとのことだけど?
ユニクロはどこだ、と歩き始めた時「PRESS BUTTER SAND」の看板を発見!
ほとんど店の目の前にいたのに、それでも迷いそうになるとは。
一緒にいたROCKHURRAHにも呆れられてしまったよ。(笑)
無事に購入できて良かった。

さて、この「PRESS BUTTER SAND」、味はもちろん美味しかったんだけど、印象的だったのがパッケージなんだよね。
グレーの地色に蛍光オレンジをアクセントに使っている。
お菓子のイメージではないパッケージだよね?
パッケージ側面には、バターサンドの「縦 横 高」の数値が記載されていて、「構造解析に基づく製法」とも書かれている。
建築用語みたいじゃない?

「昔よく聴いてたレコードを思い出す」
ROCKHURRAHがレコード・ジャケットを例に挙げ、パッケージを称賛する。
どんなレコードを連想したのか教えてもらったのが、右の画像だよ。
確かにグレーのシンプルさや、オレンジ色を印象的に使用したレコード・ジャケットに近い雰囲気があるよね。
「PRESS BUTTER SAND」のパッケージは誰がデザインしたのかと調べてみると、BAKE Inc.のアートディレクター・柿﨑弓子という女性の手によるものだという。
ROCKHURRAHが挙げた例とはちょっと違うけど、テーマをインダストリアルにした、というインタビュー記事を読んで納得しちゃうね。

以前購入したことがある資生堂パーラーのお菓子も、パッケージ・デザインが美しく見惚れたものだ。
紙袋も鮮やかなブルーを使用した、ツルツルの上質な紙だったっけ。
購入する側も、贈答品として受け取る側も両方が嬉しくなるデザインで、秀逸だよね。
「PRESS BUTTER SAND」は、こうした女子向けとは違った意味で、斬新なデザインで気に入ったよ!
日本にもこんなデザインが流通しているのか、と驚いてしまった。
世界にはどんなお菓子のパッケージ・デザインがあるんだろう。
調べてみよう!

最初はこちら。
ロシアのモスクワで活動しているグラフィック・デザイナー、Anna Pavlovaの作品ね。
読み方はアンナ・パヴロワで良いと思うんだけど、有名なバレリーナと同名のため、詳細を調べるのが難しかったよ。(笑)
サーカスをイメージしたお菓子のパッケージとのことだけど、箱を開ける前からワクワクしちゃうよね。
箱を目当てに買ってしまいそうだもん。

続いてもロシアのデザイナーで、Victoria Axという名前だという。
ヴィクトリアは分かるけど、Axはなんと読むんだろうね?
これは口と舌を描いた「タンボング」と呼ばれるキャンディーなんだって。
ロシア構成主義を知り、ロシアがグラフィック・デザインに強いことは知っていたけれど、こんなにポップな商品が棚に並んでいるスーパーマーケットを想像することはなかったよ。

ロシアのデザインを続けてみよう。
パッケージ・デザインを手がけたLOCOは、世界的に優れたパッケージ・デザインを表彰するペントアワードで、2018年に金賞を受賞しているという。
そんなLOCOが「Petit Plaisir」という手作りチョコレートのブランディングからパッケージ・デザインをした作品がこちら。
まるで小舟のように見える形がかわいいよね。
色とイラストによって味が違うので、見ているだけで楽しくなるよ。
ロシアのデザイン、もっと知りたくなるね!

次はオーストラリアね。
CARPE KOKO! は高級チョコレートのブランドで、好きなチョコを選び、個数を決め、メッセージ・カードを添えてプレゼント用にラッピングしてくれるサービスがあるという。
色とりどりの美しいチョコレートだけでも素敵なのに、重箱のようなボックスと和風テイストの柄が、より一層ゴージャスさをアップしているよね!
3段になると、まるで小引き出しみたいな使い方もできそう。
自分へのご褒美で欲しくなってしまう逸品だよ!
ちなみにお値段は1段タイプで約2,900円程。
3段になると約8,700円だって。
チョコの食べ過ぎに注意だね。(笑)

最後はこちら!
メキシコのサン・ペドロにあるXOCLADはチョコレートやクッキーなどを販売しているショップだという。
中で飲食もできるようだけど、クッキー4枚が日本円で約1,360円なんだよね。
これはかなりお高め!
ジバンシィのマークが連なったような、迷路デザインは目を引いてオシャレだけど、一体どんな客層がターゲットなんだろうね?
ビンクとペパーミントグリーンも高級感があって良い感じ。
SNAKEPIPEが持っているメキシコのイメージが、良い意味で裏切られたね!(笑)

お菓子というのは、人が笑顔になる物だから、箱を開ける前から目で楽しませる工夫がされているよね。
他にも秀逸な作品があるので、第2回も書きたいよ。
次回もお楽しみに!

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