箱根再上陸!ポーラ美術館 鑑賞

20251130 top
【2024年3月とは反対側のアングルから撮影。紅葉がキレイだね!】

SNAKEPIPE WROTE:

今年は10月まで夏みたいに気温が高い日があったかと思うと、11月は急に冷え込んでるよね。
よく言われているけど、春と秋が短くて四季ではなく二季になってるみたい。
ROCKHURRAHと一緒に箱根に向かったのは、秋を感じることができる貴重な時だったよ。
絶好の行楽日和とは、まさにこれ!
雨男を自認しているROCKHURRAHだけど、全く影響受けなかったね。(笑)
2024年3月以来の箱根、ポーラ美術館を目指してレッツゴー!

前回訪れた時は、強羅から路線バスに乗って美術館に行ったんだよね。
強羅からポーラ美術館行きの送迎バスがあるので、今回は時間を合わせて利用してみたよ。
10人分くらいの座席があるミニバン(?)タイプの送迎バスに乗車し、およそ10分。
ポーラ美術館前には見事な紅葉の景色が広がっている。
景色や看板など一通り撮影してから美術館へ。
今回は企画展として「ライアン・ガンダー:ユー・コンプリート・ミー」と「ゴッホ・インパクト─生成する情熱」が開催されている。
ROCKHURRAH RECORDSが反応したのは、ライアン・ガンダーの展覧会だけど、チケットは両方が観られる共通タイプ。
まずはゴッホから鑑賞しよう。

「ゴッホ」と展覧会名に入ってはいるものの、「ゴッホをテーマとした展覧会」で展覧会の説明によると「ゴッホからの影響を糧としながら(中略)芸術家たちはそれぞれの時代にふさわしい新たな情熱を、どのように生成してきたのか」を探るのが目的だという。
つまり、ゴッホの作品が展示されているわけではなく、ゴッホにインスパイアされた作品が並んでいるということだね。
これは以前スーパーマーケットのイオンで「オーストラリア・フェア」と銘打った企画で、オーストラリアにゆかりのある商品が並んでいた中に「コアラのマーチ」を発見した時に近いものを感じるよ。(笑)
載せた作品は前田寛治の「ゴッホの墓」(1923年)。
ゴッホは弟と並んで埋葬されているらしいので墓が2つ描かれている。
前田寛治は1922年から1925年までフランスに滞在していたようなので、実際に墓地を訪れているんだね。
シュルレアリスムが宣言された時、現地にいたとは羨ましい限り!(笑)

やっとゴッホ本人の作品が展示されている、と思ったら。
これは大塚オーミ陶業株式会社が手掛けた陶板による再現作品だったよ。(笑)
発色が美しく、とても複製されているとは思えない出来栄え。
大塚オーミ陶業は世界の名画を陶板にして、大塚国際美術館で展示しているという。
「世界26カ国の西洋名画を陶板で原寸大再現」とサイトに書かれている。
展示が全て複製品だった佐倉の国立歴史民俗博物館みたいだね!
大塚国際美術館は徳島県にあるんだって。
いつの日か訪れてみたいね!

1985年に「肖像(ゴッホ)」というゴッホに扮した作品を発表して以来、様々な人物になりきっている森村泰昌。
M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話」は森村ワールド全開で印象的な展覧会だったっけ。
鑑賞したのは、2021年11月なので5年前になるんだね。
「ゴッホ・インパクト」では、ゴッホと弟のテオに扮した動画作品「エゴ・シンポシオン」が上映されていたよ。
渋谷の街頭に現れたゴッホ姿の森村さんを目撃した人たちは、さぞ驚いたことだろうね。(笑)
載せた作品は「自画像の美術史(ゴッホの部屋を訪れる)」(2016/2025年)だよ。
部屋の中に森村さんご自身の作品「唄うひまわり」や前述の「肖像(ゴッホ)」が飾られているね。
ゴッホの作品「アルルの寝室」を再現し、その中に佇む森村さんはゴッホそのもの!
そして「自画像の美術史」に使用されているのがアーカイバル・ピグメント・プリントと記載されている。
耐候性のある顔料インクとファインアート紙(アーカイバル紙)を使用し、インクジェットで出力する長期保存に優れた印刷技法のことだって。
新しい言葉が出てくると調べたくなるんだよね。(笑)

「ゴッホ・インパクト」を鑑賞完了して、次に「ライアン・ガンダー:ユー・コンプリート・ミー」へ。
ガンダーの作品は展示室以外にも、美術館のあちらこちらに置かれていた。
画像は「Can you be lonely and happy?」で「孤独なまま、幸せでいられるの?」と疑問を投げかけれている作品。
370cmという巨大な黒いボールで、送風により少しずつ動いていた。
この黒いボールは美術館内にあるレストランにも設置されていたよ。
2022年8月に「われらの時代のサイン」やピラミデビルのNASU TAROでライアン・ガンダーの作品を鑑賞していたけれど、黒いボールは初めてだね!
ちなみにこの黒いボールの7cmバージョン「Can time stop?」は、ミュージアムショップで販売されていたよ。(笑)

東京オペラシティアートギャラリーで観たのは黒いネズミだったっけ。
ポーラ美術館では白いネズミ2匹が壁に空いた穴から顔を出して会話していた。
「The story is in the telling(物語は語りの中に)」では、1匹が話しているとあいづちを打ったりして、もう1匹も動いている。
とてもかわいいんだよね!
今回初めてネズミを観たROCKHURRAHにも、その可愛らしさが分かってもらえて良かったよ。(笑)
2匹のネズミたちは、どうやらゴーギャンの有名な作品タイトルである「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」のような、哲学的な問題について語り合っていたようなので、意味が分かったらもっと面白かったのかも。

お客さんがしゃがみ込んでスマホをかざしているところを目撃しないと、通り過ぎてしまいそうな作品。
通路に置かれた植木鉢の中にいるのは小さなカエル!
「You Complete Me, or I see things you canʼt see (A Frogs Tale)」は「君が僕を完成させる、あるいは私には君に見えないものが見える(カエルの物語)」で、「常識的であり続けること」の難しさを語っている作品だって。
ネズミやカエルなどの小さな生き物が動いて話している作品は、とてもキュート!(笑)
カエル版は初めて観たけど、これも欲しくなってしまったよ。
小さく動く蚊は東京オペラシティアートギャラリーに引き続き、今回も展示されていたよ。
実はSNAKEPIPEは通り過ぎていたけれど、ROCKHURRAHは気付いて鑑賞していたらしい。
教えてくれたら良かったのにね!(笑)

前回ライアン・ガンダーの展覧会についての感想に書いたのが以下の文章。
『観た瞬間に「うわっ!」と驚いたり、「好き!」と思う作品を好むSNAKEPIPEなので、説明が必要な作品は少々苦手かもしれない。
ガンダーには観念的な作品が多いので、半分は面白かった!というのが正直な感想かも。(笑)』
今回の展覧会でも全く同じ感想を持ったSNAKEPIPE。
載せた画像は「Closed systems」(閉ざされた世界)と「Turn back your watch」(時を巻き戻して)で、やっぱり説明を受けないと意味が分からないなと感じた作品だよ。
ここまで小さな玩具を等間隔で配置したことに感銘を受けたけどね!(笑)

2024年3月にポーラ美術館を訪れた時は、まだ雪が残る寒い時期だったので、「森の散歩道」という全長1kmの遊歩道を歩いていないんだよね。
広い敷地の中には、いくつもの彫刻作品が点在しているので、鑑賞を楽しみにしていたよ。
歩くには丁度良い季節だからね!
とても静かな環境で、森林浴しながらゆっくり歩いてみる。
画像はKEIKO+MANABUの「Hummin’ Bloom」。
自然の中でのメタリックな輝きが素敵だったよ!

SHIMURABROS.の作品を撮影した時、光が差し込んでたみたいだね。
ガラスに光が反射して、とても神々しい雰囲気になっているよ。
ドラマの取り調べ室でみかけるような、反対側からは姿が見えないマジックミラーのようなガラスが使用されていた。
タイトルの「Light Odyssey」を訳すと「光の冒険」になるのかな。
意味を深く考えなくても、光を感じることができる作品だね!
ROCKHURRAHと子供みたいにマジックミラーで遊んでから先に進んだよ。

近づくにつれ、背筋がひんやりして肌が粟立つような感覚になったのが、ロニ・ホーンの「鳥葬」。
遊歩道から少し離れた場所に置かれていたのも、怖い雰囲気を醸し出すのに効果的だったね。
素材がガラスの彫刻作品で、曇ったガラスが美しいのにも関わらず静謐さと恐怖を感じる。
鳥葬とはチベットなどで行われる葬儀で、死体を鳥に食べさせるもの。
「魂を天に届ける」という宗教的な意味があると聞いても、残酷なイメージはぬぐえないなあ。
この作品のタイトルを知らずに鑑賞したとしても、何か特別な信号を受信しゾクゾクするはず。
言葉がなくても、こういう感覚を持つことができるのは現代アートの醍醐味と思っているSNAKEPIPE。
鑑賞できて良かったよ!

「森の散歩道」全体のマップは入手したけれど、どこに何の作品が置かれているかは明記されていないんだよね。
途中で見かけた木について
「あれも作品じゃない?」とROCKHURRAH。
「ただの木じゃない?」とSNAKEPIPE。
そんな会話をして近づくこともなく、そのまま歩き続けていたんだよね。
あとから調べて、アイ・ウェイウェイの「鉄樹根」だったことが判明!
ROCKHURRAHの指摘通り彫刻作品だったとは。
次回ポーラ美術館に行った時には、しっかり鑑賞しないとね。(笑)

およそ1時間かけて「森の散歩道」を楽しんだROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
来た時と同じ送迎バスに乗って、強羅駅まで戻る。
ランチでいただいたのは、スパイスが効いた本格的な「スリランカ・カレー」!
なかなか美味しかったよ。
翌日も箱根で美術館を鑑賞しているんだよね。
次の予定については、次回書くことにしよう。
どうぞお楽しみに!(笑)

ビザール・ハット選手権!60回戦

20251123 top
【DEVOのEnergy Dome Hatは$60で手に入るよ!】

SNAKEPIPE WROTE:

気が付けば11月も後半で、今年も残すところ1ヶ月あまりになっているよ。
これから先のビッグ・イベントといえばクリスマスだよね!
ROCKHURRAH RECORDSでは、毎年何かしらのプレゼントを贈り合う習慣だよ。
クリスマス・パーティとまではいかないけれど、ささやかな祝宴を開いてケーキを頬張るのがならわし。(笑)
そして、すでにROCKHURRAHからクリスマス・プレゼントとして帽子をもらっているんだよね!
SNAKEPIPEは帽子が大好きなので、いくつでも欲しくなってしまうアイテムだよ。

今回は2013年11月に「ビザール・ハット選手権!11回戦」として書いて以来のビザールな帽子を特集してみよう!
12年の間にどんな逸品がお目見えしているかな?(笑)

なんて大きな帽子なんでしょ!
紫外線対策にもってこいじゃない?
風にあおられて飛ばされないのか心配だけど、日傘がわりになって一石二鳥!(笑)
直径80cmなので全身をカバーできそうだよね。
リゾート地でモデル並にグンバツなスタイルの方がかぶったら似合いそう!
街なかでは隣の人にぶつからないように注意しないとね。(笑)

続いてはトップハットだよ!
日本ではシルクハットと呼ばれることが多いけれど、素材がシルクでないものはトップハットとして区別されているんだとか。
皆様ご存知でしたか?
シルクハットやトップハットって、あまり日常使いされるタイプの帽子じゃないよね?
思い浮かぶのは宝塚歌劇団やマジック・ショーでかぶっているシーンかな。
正装で使用されることが多い印象だけど、今回はカモフラージュ柄のミリタリー系ハットを見つけたよ!
ぐるりと葉っぱまで巻き付いちゃって、森の中での潜入捜査に最適だね。(笑)

続いてもハットにしてみよう。
これはヴィンテージ物で、Mr. Henri New Yorkのデザインだって。
Mr. Henriの作品は販売ページでいくつか見かけたけれど、現行のブランドではないのかもしれない。
今回選んだデザインも1940年代の品物として販売されているんだよね。
黒のベルベット素材で、フロント中央にスパンコールがあしらわれている。
そこから伸びたワイヤーの先についた羽が頭上を飛び交う小鳥たちのように、軽やかに舞っているよ!
40年代の御婦人は、どんなファッションに合わせたんだろうね?

次も羽がついたデザインにしてみよう。
ゴージャスで個性的なヘッドピースだよ!
ニューカレドニアの国鳥、カグーのトサカみたい。(笑)
ガチョウと雄鶏の羽で作られているという逸品!
頭にはどうやって留め付けるんだろうね?
そして口元に羽が当たって、くすぐったくないのかも気になるところ。
パーティなどで主役になれること間違いなしなので、かゆくても我慢しよう!(笑)

最後はこちら。
12年前のビザール・ハットはカニだったので、今回はエビを選んでみたよ!
なんだか縁起が良い気がするし。(笑)
上の羽デザインと同じように、こちらもヘッドピースだね。
ヘアクリップで簡単に着脱できる造りになっていると説明されているよ。
実物大のロブスターが頭に乗っていたら、インパクト強いよね。
おめでたい席で着用して、間違って食べられないようにしないと!(笑)

一番上に載せたのは1973年に結成され、現在も活動を続けているアメリカのバンドDEVO。
DEVOのオリジナル・アイテムとして「エナジー・ドーム」と呼ばれる帽子があるんだよね。
これをかぶると世界中のエネルギーを集めることができるんだとか。
デザインもコンセプトも面白い逸品!(笑)
DEVOの「Whip It」を聴きながら、「ビザール・ハット」を締めくくろう。
次回もお楽しみに!

SNAKEPIPE SHOWROOM 物件26 高額物件韓国編

20251116 top
【「悪鬼」に登場した600年以上歴史がある慶尚北道の伝統韓屋】

SNAKEPIPE WROTE:

先週「映画の殿 第78号 韓国ドラマ編 part27」で、4本のドラマを紹介した。
その中の1本である「悪鬼」の感想には、舞台となったお屋敷について、一言も書いていなかったことに気づいたよ。
一番上に載せた画像が、ドラマに出てきた豪邸なんだよね!
これは韓国の慶尚北道安東市にある実在の集落で、光山金氏・禮安派が600年以上住み継いできたんだとか。
今でも一族の子孫が住み続けていて、宿泊施設としての利用や文化遺産として見学もできるんだって。
伝統的な韓国のお屋敷は日本家屋と似ているようで、少し趣が違っていて素敵だったよ。
ここまでのお屋敷でなくても、似た感じの物件の販売価格が気になったSNAKEPIPE。
今回は韓国の高額物件を紹介してみよう!

ソウル特別市恩平区津寛洞の韓屋村である恩平韓屋村(ウンピョン・ハノンマウル)の物件がこちら!
この地域は伝統家屋が立ち並んでいて、まるで朝鮮王朝時代にタイムスリップしたような気分になるらしい。
そんな恩平韓屋村の中心部にある「イェメク堂」が販売されているんだよね。
2023年韓国建築大賞で韓屋部門の大賞を受賞しているというから、新築物件になるのかな。
地下・1階・2階の3フロアで7つのベッドルームと4つのバスルームを完備しているんだとか。
木や粘土瓦など自然素材を用いて自然との調和を重んじた韓国の伝統建築様である韓屋(ハノク)。
ここに住んだら、しっとりと落ち着いて生活できそうな気がするよ。(笑)
ソウル中心部からバスで約1時間ほどの場所にある「イェメク堂」のお値段、約3億1,800万円!
予想よりはお手頃な気がするので、検討してみよう。(笑)

続いては、ソウルでも高級住宅地として有名だという城北洞(ソンブクドン)の物件だよ!
静かな住宅環境と都市生活という「両方の魅力」を兼ね備え、「江南、江北、弘大」といった主要エリアへも短時間で移動できる利便性の高い場所なんだって。
この地域は文化の中心地で文化センターや美術館、ギャラリーなどが多いのでアートに触れる体験も期待できそう!
日本だったら渋谷区松濤あたりの雰囲気なのかな?
6つのベッドルームに4つのバスルームを完備していて、十分な広さがあるよね。
レッスン場のように広い部屋もあるので、思う存分ダンスやらヨガができそうだよ。
キッチンやバスルームも広くてピカピカ!
お値段約18億円だって。
一体どんな人が住むのか気になるね!

続いてもウルトラ・ラグジュアリーな物件だよ!
盆唐区大庄洞(デジャンドン)も高級住宅地なんだって。
日本でいったら芦屋や成城といったところかな?
8つのベッドルームに6つのバスルームがあるという。
一部屋の広さが桁違いかも。(笑)
ゆったりしたリビングやテラスでのんびり過ごせそうだね。
静かでプライベートな住環境を求める人には最適な物件かも。
気になるお値段は、約19億7千万円!
上の18億を超えてしまったね。(笑)

最後は、ドラマ「私たちのブルース」や「おつかれさま」の舞台になった済州島の物件にしよう。
済州島というのは沖縄本島の約1.5倍の面積がある島なんだね。
ドラマでは海女や市場で働く人達が出ていたので、庶民的な暮らしは見知っているつもり。(笑)
こんなにモダンな高額物件もあるんだね!
VILLA DE DEMOO(ヴィラ・ド・デムー)は、4つのベッドルームと5つのバスルームがあるという。
画像見ただけで贅沢さがよく分かるよね!
載せていなかったけれど、大きなプールもあるんだよ。
4つの物件の中で、SNAKEPIPEが一番気に入ったのはここなんだよね!
気になるお値段は、約6億円!
とても素敵なので、問い合わせしてみよう。(うそ)

今回は韓国の高額物件を調べてみたよ!
映画やドラマで、すっかりお馴染みになった韓国の豪邸、素晴らしいよね。
検索していて楽しかったよ!(笑)

映画の殿 第78号 韓国ドラマ編 part27

【4本のドラマの主要人物が勢揃い!】

SNAKEPIPE WROTE:

先月更新したばかりの「映画の殿 韓国ドラマ編」を今月もお届けしよう。
ROCKHURRAH RECORDSは、ほぼ毎日ドラマを鑑賞しているので備忘録として書いているんだよね!
毎回注意書きしているように、記事はドラマの制作順ではなく、鑑賞順なので4649。
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

最初にご紹介するのは「悪鬼(原題:악귀 2023年)」。
タイトルからしてホラーって分かるよね。
数年前、ホラー映画好きのROCKHURRAHと共に様々なホラー物を連続して鑑賞していた時、悪夢にうなされていたSNAKEPIPEなので、そこまで得意なジャンルではないみたい。
それでも観たいと思ったのは、主演がキム・テリだからなんだよね。
「二十五、二十一(2022年)」の翌年、「ジョンニョン: スター誕生(2024年)」の前に出演していたドラマなので、気になっていたよ。
ポスターの左に写っているのは、名バイプレーヤーのオ・ジョンセ!
今回は脇役ではないみたいだね。

亡くなった父親の遺品を受け取って、悪鬼に取り憑かれた貧しい生まれのク・サニョン。
鬼と神を見ることができる民俗学者ヨム・ヘサンと出会い、悪鬼に関する真実を追いながら、自分が知っていた世界とは全く違う世界と向き合う。
(ディズニープラスより)

トレイラーはこちら。

オ・ジョンセは民俗学者で、とても真面目な役だったよ。
「智異山~君へのシグナル」に引き続き、真っ当な人物を演じていた。
SNAKEPIPEが一番最初にオ・ジョンセを知ったのは「椿の花咲く頃」だったので、あの時のイメージが頭にあるんだろうね。
あらすじにもあるように、父親の遺品を受け取った後、悪鬼に取り憑かれてしまったキム・テリとオ・ジョンセが悪鬼退治をする話だけれど、悪鬼本体は実像として登場しないんだよね。
取り憑かれたキム・テリが悪鬼を演じているんだけど、顔が違うところがさすが。
上のポスターは悪鬼になっているキム・テリなので、笑っているけど怖いよね!
キム・テリの父親役に「エクストリーム・ジョブ」や「悪の心を読む者たち」のチン・ソンギュが出演していた。
チン・ソンギュもSNAKEPIPEが持っているイメージとは違う役が続いている気がするよ。
「悪鬼」は、オカルト的な恐ろしさがあったけれど、キム・テリ目当ての人にはお勧めかな。

次もディズニープラスで配信されている「パイン ならず者たち(原題:파인: 촌뜨기들 2025年)」だよ。
大ファンのリュ・スンリョンが主演と聞いたら見ずにいられない!(笑)
ドラマの概要を調べると、ヨム・ジョンアとキム・ヘス主演の「密輸 1970(原題:밀수 2023年)」に似た感じかもしれないな。
原作はウェブトゥーンで、ユン・テホの「パイン(巴人)」だって。
ユン・テホは「ミセン」の原作者なんだね!
ウェブトゥーンも読んでみたいけれど、日本語版はあるのかな。
では、ドラマ「パイン ならず者たち」のあらすじを書いてみようか。

誰もが貪欲に幸せを追い求めた1970年代の韓国。
とある漁師が海底に、世代を超えて眠り続ける財宝を載せた元王朝の貿易船が沈んでいるのを発見する。
その一部を自宅に持ち帰った所あっという間に沈没船の噂は広がり、勇気ある者だけが危険を冒せば手に入れられると財宝を狙う者が続々と現れる。
その頃、憂鬱な生活から一発逆転を夢見るオ・ヒドンも叔父のオ・グァンソクと手を組み、いち早く財宝を手に入れようと計画するが…。
(Filmarksより)

一攫千金を狙う「ならず者たち」の話なんだね!
トレイラーも観てみよう。

「騙して、奪って、生き残れ」だもんね。
海底に沈む財宝を盗掘するのは至難の業だけど、「ならず者たち」は金になるなら体張って頑張る。
人間の欲望を描いているドラマだったよ。
今回のドラマではリュ・スンリョンの本領発揮とまではいかなかった感じ。
一番印象的だったのはポスター中央にいる、イム・スジョン演じる会長の奥様!
SNAKEPIPEは、この人が一番の「ならず者」だと思ったけどどうだろう?

続いてはNetflixの「おつかれさま(原題:폭싹 속았수다 2025年)」だよ。
このドラマは世界中で人気があり、かなり話題になっていたんだよね。
お気に入り登録したまま、忘れそうになっていたので、ようやくROCKHURRAH RECORDSでも鑑賞することにした。
「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」で好演した「国民の妹」IUと、「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」に出演していた「国民の彼氏」パク・ボゴムが主演なんだよね。
「国民の〜」と呼ばれる2人がダブル主演だもん、ヒット間違いなしじゃない?

済州島に生きる気丈な少女と誠実な少年。
挫折と成功を繰り返し生きていくふたりの人生の物語は、世代を超えても続いていく力が愛にはあると教えてくれる。
(Netflixより)

ジャンルはヒューマン・ドラマなんだけど、あらすじは随分あっさりしてるよね。
トレイラーも観てみようか。

IUとパク・ボゴムが演じる時代と、二人が中年になって俳優が変わる時代が交差してドラマが進行する。
他の俳優はメイクなどで歳を重ねていく様子を同じ人が演じていたのに、主役2人だけは俳優がチェンジする。
子供時代と若い頃のエピソードが良かったね!
パク・ボゴム演じる一途で純真なグァンシクの愛情にびっくりだよ。
世の中の男性が自分より奥さんや子供優先の人ばかりなら、家庭円満だろうね?
パク・ボゴムは「恋のスケッチ」でも純真な役だったっけ。
「GO!」の掛け声を合図にして、子作りに励むシーンに笑ってしまった。(笑)
笑いあり涙ありの、まさしくヒューマン・ドラマで、高評価なのも納得だね!

最後はディズニープラスの「ナインパズル(原題:나인 퍼즐 2025年)」。
今回は4本特集して、そのうちの3本がディズニーだったんだね。
ROCKHURRAH RECORDSの環境なのかもしれないけど、ディズニーは字幕がズレたり消えたりするのが難点だよ。
皆様はストレスなく鑑賞できているのかな?
ドラマに話を戻すと「ナインパズル」は、「梨泰院クラス」のキム・ダミと「私の解放日誌」や「カジノ」のソン・ソックが主演のサスペンス。
他にも有名な俳優が大勢出演していて豪華なキャスティングだよ!

ある日、男が殺害され、現場にはパズルのピースが残されていた。
第一発見者は姪のユン・イナ。
事件を担当した刑事キム・ハンセムは、イナを容疑者として追っていたが、真相はわからぬまま未解決事件となる。
そして10年後、イナはその並外れた観察力で犯人の心理的動機を暴く天才プロファイラーへと成長していた。
それでもなおハンセムが疑念を捨てられない中、イナの元にある日郵便が届く。
中に入っていたのは、10年前の殺害現場に残されたパズルのピースと完全に一致する、”新たなピース”。
それを合図に連続殺人が始まり、イナとハンセムは再び事件の謎へと引きずり込まれていく――。
(ディズニープラスより)

タイトル通り9つのパズルで話が展開するだろうと予想できるよね。
トレイラーはこちら。

キム・ダミは、またしても裕福な家に生まれた天才的な頭脳を持つ役なんだよね。
プロファイラーになったせいか、殺人現場に足を運んでも全く動揺せず表情を変えない。
少女時代に殺人現場の第一発見者になってしまったため、感覚が鈍麻したという設定なのかもしれないけど、どんな時でもへっちゃらな顔をしているキム・ダミに違和感があったよ。
大物俳優がチョイ役で登場していて、もったいない感じ。
この人たちの出演料だけで莫大だったんじゃなかろうか?(笑)
気になったのはキーになっている不気味な絵のパズル。
調べてみると1995年生まれの연여인(Yeon Yeoin)というビジュアル・アーティストの手によるものらしい。
本人のサイトで、シュールでダークな作品を観ることができるよ!
とても好きなタイプのアーティストを知ることができて嬉しい。(笑)
狂気を孕んでいた犯人の部屋のデザインも연여인(Yeon Yeoin)が手掛けたのかなあ。
ドラマ全体はイマイチだったけれど、パズルの絵と犯人の部屋が気に入ったSNAKEPIPEだよ!

今回はホラー、アクション・クライム、ヒューマン・ドラマ、サスペンスとジャンルが違う4本のドラマを紹介したよ。
一番お勧めなのは「おつかれさま」かな。
キム・テリやリュ・スンリョンは、次回作に期待だね!