ROCKHURRAH紋章学 タイル・デザイン アジア編

20230122 top
【シンガポールにあるPeranakan Tiles Gallery。どれにしようか迷いそう!】

SNAKEPIPE WROTE:

今回のROCKHURRAH紋章学は、タイル・デザインを特集してみよう。
世界には様々なタイルがあるので、地域別のシリーズにする予定だよ!
タイル生産と消費が世界全体の約半分を占める中国から書いてみようか。

INAXのサイトによれば、中国で紀元前200年から紀元200年までの間に鳳凰や文字のタイルが作られていたという。
始皇帝陵の兵馬俑は紀元前246年から紀元前208年にかけて制作されたとすれば、タイルが作られていても不思議じゃないよね。(笑)

中国といえば龍、ドラゴンのイメージが強いよね!
画像は紫禁城の九龍壁、瑠璃タイルで1772年に制作されているという。
日本は江戸時代の中期から後期にかかる辺りだね。
かなり立体的な仕上がりで、迫力あるよ。
中国には3大九龍壁があるらしいけれど、どうやら横浜中華街にも北京で制作された九龍壁があるらしいので、一度観てみたいね!

続いても中国、北京にある天壇のタイルね。
天壇とは、1420年に皇帝が祭祀を行った宗教的な施設とのこと。
英語にすると「The Temple of Heaven」で、画像は祈年殿という北京のシンボル的な存在なんだとか。
1998年に世界遺産に登録されているというから、皆様ご存知の有名な建物なんだろうね?(笑)
タイルがとても美しいよ!

次はシンガポールのプラナカン様式のタイルね。
プラナカンとは欧米列強による統治下にあった東南アジアの各地域に、15世紀後半から数世紀にわたって移住してきたマレーシアに根付いた主に中華系移民の末裔を指すという。(Wikipediaより)
ドアが西部劇に出てくるような低い位置にあって、飲食店を営んでいるのかもしれないね。
ピンクドラゴンを連想する50’sなペパーミントグリーンとタイル、そして上に掲げられた漢字の看板がミスマッチで、レトロな雰囲気だよね。
タイルの使い方がオシャレなので、いつか自宅を飾る時の参考にしたいね!

カラフルでエスニックなタイルが敷き詰められている。
これはインドのアサングディ・タイルで、ガラス加工された表面に手作業でプレスして作られているらしい。
色鮮やかな見た目だけではなく、夏は冷房効果があり、冬には保温効果があるとのこと。
更に関節の痛みを防ぐというから健康面での利点もあるんだね!
いつかこんな素敵な床で、リングフィットアドベンチャーやってみたいよ。(笑)

最後に登場してもらうのは、我らが大竹伸朗!(笑)
直島銭湯「I♥湯」は、実際に入浴できるアート作品だという。
日本でタイルといえば、銭湯の富士山を真っ先に思い出す。
「I♥湯」のタイルは海中の様子が描かれているみたいだね。
湯船の下のタイル画も気になるところ。
内装から外装にいたる全てに大竹伸朗の世界を体感できるというから、一度行ってみたいよね!

地域別にタイルを紹介する企画と大見得を切ってきたけれど、中国、シンガポール、インド、日本の4ヶ国しか書けなかったね。
次回はどんな記事になるだろう。
楽しみにしていてね!(笑)

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