ふたりのイエスタデイ chapter21 /ヒカシュー

20220828 top
【ヒカシューの1stアルバムは所持していなかったよ】

SNAKEPIPE WROTE:

2020年4月の「ふたりのイエスタデイ chapter18 /JAPAN」の中で「一番初めに行ったライブはJAPAN」と書いていたSNAKEPIPE。
ところが最近になってその記憶が勘違いだったことが分かった。
JAPANよりもはるかに昔、ヒカシューの野外ライブに行ってたんだよね!

ヒカシューとは1977年頃から活動している日本のテクノポップ・バンド。
P-MODEL、プラスチックスとともに「テクノ御三家」と呼ばれた、とwikipediaに書かれているよ。
ヴォーカルの巻上公一(画像中央)のキャラクターがインパクトあるんだよね。(笑)
その昔、インタビューを受けている巻上公一が「日本語をはっきり歌うことを心がけている」と話していたっけ。
SNAKEPIPEもよく覚えてるわ。(笑)
どちらかというとコミック・バンドの雰囲気があるヒカシューだけど、独特の個性を持った文学性の高い歌詞にも惹かれたんだよね!

そんなヒカシューのファンになったSNAKEPIPEの昔話をしよう。

まだ子供だったSNAKEPIPEは、同級生2人と共にライブ会場に向かった。
その2人は、特別ヒカシューのファンではなかったので、単なるお付き合いだったと思う。
電車を乗り継いで行ったはずなので、両親の許しを得て子供だけでよくたどり着けたもんだよ。(笑)
そしてどのようにしてライブの情報を知ったのか。
今となっては全く覚えていないけれど、ヒカシューのライブを観たことだけは確かだよ。
友人2人は、「もっと近くに行かなくて良いの?」と気遣ってくれたけれど、首を横に振る。
現地にいることや動いているヒカシューのメンバーを目の当たりにしていることだけで興奮していたため、遠くから眺めているだけで満足だった。
あの時のことを失念していたとは、SNAKEPIPEも駄目だねえ。(笑)

あの時から何十年経ってるんだろう。
今でも時々頭をよぎるヒカシューの曲。
当ブログにも、SNAKEPIPEだけではなくROCKHURRAHの記事にも登場してるんだよね。
今回は改めて「ふたりのイエスタデイ」としてまとめてみよう!

ヒットした代表曲「20世紀の終わりに」が発売されたのが1979年、今から40年以上前のこと。
元々演劇をやっていたというメンバーが集ってできたバンドだと知らずとも、映像を観ただけで役者っぽい雰囲気を感じるよね。
映像の最初に、司会の近田春夫が写っているのも嬉しいね。(笑)
wikipediaによれば、近田春夫がヒカシューのプロデュースを買って出たという。
そんなつながりがあったんだね!
すでに21世紀になってしまった現在でも、新鮮に響くメロディと詩。
恐らく、この曲でファンになったSNAKEPIPEだけど、レコードを買った記憶がないんだよね。
次に紹介する曲も1stアルバムに入っていたようだけど、誰かに録音してもらってカセットで聴いていたのかも。

インターネットラジオで80年代ニュー・ウェイヴを聴くことが多い。
たまにかかるのがクラフトワークの「モデル」。
ヒカシューは、その曲に日本語の歌詞をつけて1stアルバムに収録しているんだよね。
クラフトワーク版はもちろんのこと、ヒカシューのバージョンも素晴らしくて大好き!
SNAKEPIPEは、クラフトワークの曲にヒカシュー版の歌詞で歌っているよ。(笑)
今から思えば、1984年にザ・スターリン遠藤ミチロウが出したカセットブック「ベトナム伝説」で、ストゥージズの「I Wanna Be Your Dog」に日本語の歌詞をつけていた元ネタかもしれないね?
なんて古い話をしてるんだろうか。(笑)

ヒカシューの出したアルバムを調べてみると、どうやらSNAKEPIPEは1984年に発売された「水に流して」までは聴いていたみたいだよ。
「水に流して」は購入していたし。
夢中になって聴いていたことは間違いないけれど、やっぱり一番気に入っていたのは1stアルバムだったみたい。
「プヨプヨ」や「ドロドロ」は、何かある度に歌詞が頭をよぎるほど!
ここまで強烈なインパクトを持つヒカシューなので、好き嫌いがはっきり分かれるタイプのバンドだろうね。
恐らくSNAKEPIPEのように好きになってしまった人は、その呪縛を解かれることはないであろう。(大げさ)

ヒカシューは結成40周年を迎える現在も活動中だという。
最近はどんなことをやっているのか調べてみる。
オフィシャル・サイトもあるし、活動中の映像もYouTubeで観ることができるよ!
40年前とほとんど変わっていない歌声に驚く。
演奏がアヴァンギャルドになっているくらいで、ヒカシュー要素は健在!
ヒカシューの真髄は全くブレていなくて、嬉しくなる。
「水に流して」以降のヒカシューを改めて聴いてみたいと思ったよ。
やっぱりヒカシュー、好きだわ。(笑)

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