映画の殿 第60号 韓国ドラマ編 part15


【文中には登場しなかったけれど、個性的な面々がいたよね!】

SNAKEPIPE WROTE:

約4ヶ月ぶりに更新する「映画の殿 韓国ドラマ編」だよ!
事務所移転があったけれど、ドラマを観る時間は確保していたんだよね。
今回は4本を紹介していこう。

セレブリティ(原題:셀러브리티)」は2023年にNetflixで配信がスタートしたドラマ。
セレブとは全く縁がないROCKHURRAH RECORDSだけれど、観てみることにしたよ。(笑)
あらすじとトレーラーを載せてみよう。

かつては裕福な父の恩恵を受けていたソ・アリは父の死後、クリーニング店を営む母と共に貧しく暮らしている。
現在は化粧品会社で勤務しているが、元同級生のオ・ミネにインフルエンサー仲間のパーティーへ招待される。
やがて、アリは名声のためにインフルエンサー界に足を踏み入れるが、フォロワーの競争力が激しい狂気の世界だった。(Wikipediaより)

主役のソ・アリ演じるパク・ギュヨンは、今まで「サイコだけど大丈夫」や「スイート・ホーム」などで知っていた女優だったけれど、スタイルの良さに驚いた!
そして前回の最後に書いた「悪の華」で院長夫人だった女優が、ソ・アリの母親でクリーニング店を営んでいたよ。
たまたま観たドラマで役柄があまりにも違う場合があって困惑することがあるよね。(笑)

SNSでの話題やインフルエンサーなどにも興味を持たないSNAKEPIPEには、ピンと来ない部分も多かった。
誰かに憧れて、同じ商品を身に着けたいと思うことがないからね。(笑)
大衆のお手本となる人物が、いわゆる広告塔として収入を得るというのは、CFに出演してるのと同じ。
その手段がSNSに変化し、匿名で応援したり誹謗中傷しているところが問題点なんだろうね。
大昔だけど、「NEWS23」のキャスターだった故・筑紫哲也氏が
「インターネットなんて嘘ばっかりだから信用しない」
のような発言をしていた記憶があるよ。
情報の真偽を確かめるのは難しいけれど、うのみにするのは危険だもんね。
そんなことを改めて考えさせてくれたドラマだったよ!

「ブラッドハウンド(原題:사냥개들 2023年)」は、出演者が飲酒運転事故を起こしたために配信が遅れてしまったという「いわくつき」のドラマなんだって?
ドラマ鑑賞中には検索することがないので、初めて知ったよ。
ドラマとか映画では、出演者や制作側の誰か一人にでも問題があると全体に影響出て大変だろうね。
「ブラッドハウンド」では、女優が途中降板してしまい、ストーリーを変えて撮影終了したらしい。
ドラマを鑑賞している時に、「あれ?あの娘はどこ行っちゃったの?」
とROCKHURRAHと話していた疑問が解けたわ。(笑)

借金返済のために貸金業の世界に足を踏み入れたゴヌ、ウジンらが、かつて闇金業者のレジェンドと呼ばれたチェ社長と共に巨大勢力に立ち向かっていく…。
(WOWKOREAより)

ボクサーの2人組が、どんなに凶悪な相手にも拳だけで倒していくところは無謀だけれど、スポーツマン精神に則っていて素晴らしかったね。
2人ともスタントなしでアクションしていたのかな。
悪人役でよく見かけるパク・ソンウン、ここでも残忍な金の亡者で登場!
「空から降る一億の星」での良いお兄さん役があったことなんて忘れちゃうね。(笑)
うまい話なんてあるはずないのに、みんな闇金に騙されちゃうのが、見ていて歯がゆかったよ。
「ブラッドハウンド」は映画「ミッドナイト・ランナー」の監督であるキム・ジュファンの作品だったんだね。
シーズン2の噂もあるようなので、チェックしておこう。

お勧めの韓国ドラマ、と検索すると「キム秘書はいったい、なぜ?(原題:김비서가 왜 그럴까 2018年)」というパク・セロイが主役のドラマが上位に入っている。
ついパク・セロイと言ってしまうけれど、パク・ソジュンのことね。(笑)
どんなドラマなんだろうね?

大企業の副会長であるイ・ヨンジュンは眉目秀麗・頭脳明晰の完璧人間で、筋金入りのナルシスト。
そんな彼を秘書のキム・ミソは9年もの間支えてきた。
しかし、ある日突然ミソが仕事を辞めると宣言。
新たな人生を歩みたいというミソをヨンジュンはあの手この手で引き留めるが……。
(Wikipediaより)

ナルシストの男主人公といえば、「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜」で、チャおばさんことチャ・スンウォンが演じたトッコ・ジンに原型があるようじゃない?
パク・ソジュンもスタイル抜群なので、スーツ姿が決まっていたよ。
キム秘書役のパク・ミニョンがとても美しくて、こんな女性に秘書を務めてもらいたいと役職がある男性が願っただろうね。(笑)
SNAKEPIPEが気になったのはパク・ミニョンの同僚で副会長付属室課長役のファン・ボラ。
「バガボンド」や「サンガプ屋台」にも出演していたようだけど、「キム秘書は〜」での存在感は抜群でファンになったよ。
ファンのファンって?(笑)

「マスクガール(原題:마스크걸 2023年)」は全7話で、ウェブトゥーンが原作のドラマ。
この画像を見ただけでも怪しげで「面白そう」と感じるよね!
あらすじを書いてみよう。

自分の外見にコンプレックスをもつ会社員が、マスクで顔を隠してインターネットのライブ配信を開始。
だが、次々と降りかかる不幸な出来事により、その人生は思わぬ方向に転がり始める。
(Netflixより)

昼間は普通のOLとして勤務し、夜はマスクをつけてインターネット配信し、人気者になる主人公、キム・モミ。
ナイスボディとダンスには自信があるんだよね。
マスクとウィッグで別人に変身し、二重生活を送るところが面白かった。
一番最初に書いた「セレブレティ」同様、どこの誰か分からない匿名の人物からの称賛でも、キム・モミには励みになったんだろうね。
話は回を重ねるごとに主人公が変わっていく。
マスクガールと関わりになった周りの人々のその後を描いているんだよね。
1話目がショッキングだったので、徐々に失速していく感じがしたのはSNAKEPIPEだけ?
大好きな女優、ヨム・ヘランが出演していて嬉しかったよ!

今回紹介した4本のうち「キム秘書はいったい、なぜ?」以外は、韓国(に限らず?)の闇部分に焦点を当てた社会派のドラマだったね。
ウェブトゥーンが原作のドラマが多いので、漫画も読んでみたくなったよ。
次回の韓国ドラマ特集もお楽しみに!

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