映画の殿 第50号 Netflixドラマ編 part6

20220320 top
【誰がどのドラマに出ていたか、分かるかな?】

SNAKEPIPE WROTE:

Netflix加入前には、週に2本程度の映画を鑑賞していたROCKHURRAH RECORDS。
最近はドラマ鑑賞が多くなっているんだよね。
特に韓国ドラマを好んで観るようになっているので、今まで何度も「映画の殿」で紹介しているよ。
本当は「映画」じゃないのにね?(笑)

2022年1月に「映画の殿 第49号 Netflixドラマ編 part5」を書いてから、わずか2ヶ月。
短いスパンで、またもやドラマの紹介ブログになってしまったね。
今回もシーズン1が10回程度のドラマが多かったのが理由かな。
早速紹介していこう!

最初に紹介するのは「Sweet Home -俺と世界の絶望-(原題:스위트홈 2020年)」。
ウェブ漫画のドラマ化とのこと。
今までも何度か漫画が原作のドラマを観ている気がするよ。
韓国の漫画を読んだことないけれど、かなりエグいんだろうね。
このドラマもタイトルとは裏腹の展開が待っていたし。
「Sweet Home」のあらすじとトレイラーを載せておこう。

ある日突然、残忍な怪物に姿を変えた人間たちが暴走するさまを描く。
「グリーンホーム」という古びた集合住宅の住民たちは、生死をかけて怪物と戦うことになる。
(Filmarksより)

マンションに閉じ込めれるパニック物で思い出すのは、2007年のスペイン映画「REC/レック(原題:[Rec])」や「#生きている(原題:#살아있다 2020年)」だよ。
逃げられない状況の中、なんとかピンチを乗り越えていくというのは、恐怖だもんね。
「Sweet Home」で珍しかったのは、怪物の形態が各々違っていたこと。
感染する原因も、他のホラー物とは一線を画していて、面白かった。
途中で出てきた怪物が、「地獄が呼んでいる」と同じで使い回しか?(笑)
主人公チャ・ヒョンスが、途中から急に正義の人になっていくところが腑に落ちなかったかな。
シーズン1の終わり方が思わせぶりだったので、2はあるのかもしれないね?

続いては「サンガプ屋台(原題:쌍갑포차 2020年)」。
「Sweet Home」の切羽詰まった暗い状況に疲れを感じたため、コメディ要素を含んだドラマをチョイスしたんだよね。(笑)
「サンガプ屋台」の最初は時代劇で、シリアスな雰囲気だったから選択を間違えたのかとヒヤヒヤしてしまったよ。(笑)
イントロと本編は違っていたので良かったよ。
あらすじとトレイラーは、こちら。 

この世とあの世を舞台に、人の夢に入り込むことができる不思議な屋台の女将・ウォルジュと、屋台に関わる人たちを描くファンタジックなカウンセリングドラマ。
ウォルジュは、ある目的のため、特異体質に悩む青年・ガンベをアルバイトとして雇うことになる。
(シネマトゥデイより)

時代劇の時のウォルジュは可憐な乙女だったのに、屋台の女将になった途端、品がない女になっている点がマイナス要素だったよ。
これはもしかしたら、この女優の性質なのか?(笑)
アルバイトとして雇われるガンペを演じたのは、「元カレは天才詐欺師」で主役だったソ・イングクだと勘違いしてしまったSNAKEPIPE。 
ガンペはユク・ソンジェという「トッケビ」にも出ていた俳優だったとはね! 
閻魔大王役としてヨム・ヘランが出演していて嬉しくなる。
「カウンターズ」の続きも楽しみだよね。(笑)
「サンガプ屋台」は過去と現在が交錯して、笑いあり涙ありの展開が楽しいドラマだったよ。
あんな屋台があったら行ってみたいよね。(笑)

ついに観ることを決断した「愛の不時着(사랑의 불시착 2019年)」。 
世界的にヒットしたドラマとして有名なので、「冬のソナタ」に次ぐラブ・ロマンス物だと敬遠していたんだよね。
要素の一つとしてロマンスが入るのは良いんだけど、ラブ・ストーリーになってしまうのは苦手なROCKHURRAH RECORDS。
観ていないうちから判断するのはどうだろうと思い直し、まずは1話観てみようと提案してみる。
北朝鮮を描いているシーンにも興味あったしね!

ある日、パラグライダーに乗っていた韓国の財閥令嬢が、突如竜巻に巻き込まれ、非武装地帯 (DMZ) を越境してしまい、北朝鮮 (北韓) に不時着したところを、北朝鮮の軍人に救助され、真実の愛に不時着するラブストーリー。(Wikipediaより)

あらすじにはしっかりと「ラブ・ストーリー」って書いてあるけどね。(笑)
それにしてもWikipediaの説明、これで1文とは長いっ!
SNAKEPIPEはラブの部分じゃなくて、北朝鮮の兵士と村のおばちゃん達が好きだったよ。
「耳野郎」を演じたキム・ヨンミンは、「マイ・ディア・ミスター」では社長だったのにね!(笑)
主役の北朝鮮兵士を演じたヒョンビンは、「アルハンブラ宮殿」の時にはピンとこなかったけれど、軍服姿が良く似合っていたね。
途中で「アルハンブラ宮殿」のセルフパロディが入って、笑ってしまった。(笑)

実際には北と南を簡単に行き来なんてできないだろうし、匿うなんてもっての他だよね。
自分の生死に関わるほどの重罪になるんじゃないかな。
ただ北と南の友情を描く映画は、今までに何本も観ていて、本来は同じ国で同じ民族なのに、と残念に感じるよ。
食わず嫌いにならず、観て良かったドラマだったね!

次はゾンビ物「今、私たちの学校は…(原題:지금 우리 학교는 2022年)」を観ることにした。
すでに「イカゲーム」や「地獄が呼んでいる」を超えるヒット、というニュースは耳にしていていたので、「愛の不時着」が終わって迷うことなくチョイスしたよ。
逃げられない状況下でのパニック物という点で、最初に書いた「Sweet Home」と似ているホラーになるのかな。
そしてこのドラマもウェブ漫画が原作だって。 

とある小さな町で平凡に暮らす高校生たちが、校内で突如ゾンビ化した同級生たちに襲われる恐怖と、混乱の中でむき出しになる人間の性、生き延びるために協力し合う生徒たちや人々の絆を描いている。(MOVIEWALKERより)

「今、私たちの学校は…」が、数あるゾンビ物と大きく違っているなと感じたのは、その発生起源が明確なこと。
大抵の場合は突然ゾンビが出現して、あれよあれよと言う間に感染が拡大していくパターンだからね。
ある意味では復讐ともいえるゾンビウイルス感染だけど、友人が壊れていく様を目にするのは辛いよね。
たとえ生き残ったとしても、誰かの犠牲によって生かされた記憶を持ち続けなくてはいけない。
それも残酷だよね。
このドラマですごかったのは、ゾンビたちの迫力!
あれほど多くのエキストラがゾンビとして熱演した映像作品は、他にないんじゃないかな。
シーズン2があってもおかしくないような終わり方だったけど、続きはあるのかな?

未成年裁判(原題:소년 심판 2022年)」はタイトルからして社会派ドラマだと分かるよね。
未成年による犯罪という、ちょっとスリリングな内容のドラマ。
一体どんな展開になるのか期待しながら観始めたよ。
主演のシム判事を演じたキム・ヘス(画像右上)は、「コインロッカーの女」や「グッバイ・シングル」で観ていたけれど、ここまでシリアスな顔をする女優とは知らなかったよ。
相棒になるチャ判事を「記憶の夜」や「悪人伝」で馴染みのあるキム・ムヨル(画像左上)が演じている。
画像右下は「ミセン」でオ課長を演じたイ・ソンミン、画像左下は「パラサイト」や「椿の花咲く頃」で有名なイ・ジョンウン
またあの北朝鮮ニュースのモノマネ目当てで、「パラサイト」を観てしまったSNAKEPIPEだよ。(笑)
イ・ジョンウンとヨム・ヘランは大注目女優だね!

未成年犯罪への嫌悪を抱きながら、正義と処罰に対する信念を貫く冷静沈着な少年部の判事。
その仕事は、複雑な事件と向き合い、罪を犯した若者に審判を下すこと。(Netflixより)

法に則り、裁判を行う者として感情に走ってはいけないとは頭でわかっていても、あまりに非道な未成年達を人間として扱って良いのかとすら疑問に感じてしまう。
シム判事が能面のように表情を崩さないのも、そんな感情を封じ込めるための仮面だったのかな。
日本でも同様の事件が報道されることがあり、考えさせられるドラマだったね。
それにしても一番驚いたのは、キム・ヘスとイ・ジョンウンが共に1970年生まれということ!
ドラマとは関係ないけど、びっくりだね。(笑) 

韓国ドラマの合間に観ていたのが「Qフォース(原題:Q-Force 2021年)」。
番外編として紹介しておこうかな。
これはアメリカのアニメで、タイトルにある「Q」とは「Queer(クィア)」の頭文字で、 LGBTのどれにも当てはまらない性的少数派を表す言葉だという。
一体どんな話なんだろうね? 

超優秀なゲイのエージェント率いるLGBTQのスパイ集団が、実力を証明するため大奮闘。
ウェストハリウッドから世界へ、はみ出し者の冒険が幕を開ける。(Netflixより)

最初の数話は、ハチャメチャな感じだったけれど、途中からストーリーが確立されてきて、展開が面白くなった。
設定自体が破天荒で、それだけでもユニークなんだけどね。(笑)
アメリカの、その道の方々には完全に理解できるような言い回しでも、日本人には全く分からないセリフがたくさんあって、一緒に笑えないところが残念!
SNAKEPIPEは変装名人のドラァグ・クイーン、トゥインクが好きだったよ。
なんでも肯定的にとらえるポジティブさを見習いたくなったね!(笑)
トゥインクの吹き替えをしていた福西勝也さん、本物に聞こえて感心しちゃったよ。

今回は韓国ドラマ5本と番外編のアニメ1本を紹介してみたよ! 
次はまた2ヶ月後あたりに続きを書くことになりそうだね。
次回もお楽しみに! 

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