【霊能者役のサンティアゴ・セグーラ演じるカルロス・ホセ。最高!】
SNAKEPIPE WROTE:
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞROCKHURRAH RECORDSをよろしくお願い申し上げます!
毎週恒例の偏愛的ブログも更新していきますので、こちらもよろしくね!(笑)
ではSNAKEPIPEがお送りする年明け最初の記事、ブログ初め、というのかな?
ん?なんか変?(笑)
「ベストオブ2013」以外にも散々書き続けている、スペイン映画だけれど、今回はそんなスペイン映画の中で注目している俳優について特集してみたいと思う。
注目という点では、我らがハビエル・カマラがいるけれど、彼の場合は別格扱いのため今回は他の方々に登場してもらいましょう。(笑)
「トレンテ ハゲ!デブ!大酒飲みで女好き!超・肉食系スーパーコップ」というタイトルは一体誰が考えたんだろうね?
音楽関係でいうところの「ジャケット買い」のようにタイトルだけを読んで「観てみたい」 と思わせる戦略を一切採らなかったとしか思えないセンス!
ま、そうは言ってもROCKHURRAH RECORDSでは観たんだけどね。(笑)
上の画像右側の人物がトレンテという名前の、タイトル通り酒飲みで女好きの刑事。
演じているのはサンティアゴ・セグーラ。
なんともびっくりなことに監督兼主役なんだよね。(笑)
タイトル通りにハゲでデブ、こんな俳優に主役をさせる他の監督はいないのかもしれないね?
だったら自分で自分を主役に映画を撮ろうと考えたんだろうか。
写真左に遠視用メガネをかけて、まるでケント・デリカットみたいに大きな目をして写っているのは我らがハビエル・カマラ!
いい加減な刑事トレンテの助手として活躍する近所の青年ラフィという役を演じていた。
実を言うとハビエル・カマラが出演しているのが「トレンテ」鑑賞の理由だったんだよね。(笑)
そうじゃなかったら「ハゲ!デブ!」で観ないって、普通!
「トレンテ」は1998年の映画なので、今から16年前なんだね。
当時30歳だったハビエル・カマラの若いこと!
体型も今とは違って痩せ型だったのね。(笑)
かなりハチャメチャで、とても刑事とは思えない行動をするトレンテなんだけど、最後はちょっと正義感に燃えたりして派手なアクションシーンもある。
トレンテ、最高!(笑)
トレンテ役のサンティアゴ・セグーラのすっかりファンになっちゃったよ!
「トレンテ」はスペインで大ヒットした映画らしく、「トレンテ4」まで制作されているというから驚いちゃうよね!
いいのか、これで?と思いながらも、この手の笑いに寛容なスペインが益々好きになるね。(笑)
残念ながら日本では「トレンテ1」しかDVD化されていないので、是非とも続きが観たいね!
次にまたサンティアゴ・セグーラに再会したのは「クイーン&ウォリアー」という1999年の映画だった。
「クイーン&ウォリアー」は [魔法の国]のトレジャー・ハンターが呪いをかけられ、現代のスペインに住む少年に変えられてしまい、元の世界に戻るために[現実世界]で勇者のごとき活躍をする異色ファンタジー・サスペンスである。
この映画の中でサンティアゴ・セグーラはカルロス・ホセという謎の霊能者を演じている。
この時のサンティアゴ・セグーラ、「シュッ、シュッ、シュッ」と変な擬音と共に両手を口から前に出す怪しい動きをしていて大笑いさせてくれるんだよね!(笑)
ものすごくインチキ臭い霊能者の役がぴったりだったね!
「スキと言って!」という2004年の作品もサンティアゴ・セグーラ目当てで鑑賞してしまった!
今回はカップルを誕生させるテレビ番組の中で、愛のキューピッドみたいな「ハートちゃん」という役どころ。
上の写真はハートのかぶりものをしているところなんだよね。
アップにすると意味不明でおかしい。(笑)
さすがはサンティアゴ、やっぱり変な姿で登場してくれて期待を裏切らないね。
これからもサンティアゴ・セグーラから目が離せない!
次にご出演頂くのは「気狂いピエロの決闘」 で主役ハビエルを演じていたカルロス・アレセス。
サーカス団に「泣き虫ピエロ」として入団したハビエルは「怒りのピエロ」セルヒオと、ガールフレンドを巡り争いを繰り広げるのである。
最初は弱気だったハビエルが、だんだん狂気へ向かって行く様は圧巻だった。
この映画の中で最も印象に残っているのは、入院していたハビエルが病院服のまま脱走するシーン。
割烹着みたいに後ろはヒモで結んでるだけの服なので、後ろ姿はほとんどヌード!
前述のサンティアゴ・セグーラと似た体型のカルロス・アレセスなのでぽっちゃりした肉体を晒してるんだよね。(笑)
この映画の内容や他のことよりも、その後姿が一番印象に残ってるなんて、まさかSNAKEPIPEってデブ専か?(笑)
先日書いた「スパニッシュ・ムービー」 にもカルロス・アレセスの姿を発見!
この映画自体が様々なスペイン映画のパロディなので、元ネタを知っていると笑いが倍増する。
写真は「ノーカントリー」のハビエル・バルデムのモノマネしているシーン。
このシーンの前には「オープン・ユア・アイズ」のパロディで、ベッドに裸でうつぶせになっていたカルロス!
あ、また後ろ姿のヌード!
もしかしたらカルロス・アレセスって露出好きなのかも?
「ゴースト・スクール」にもカルロス・アレセスが出演していたよ!
口うるさい厳格なPTA代表という役だったけれど、やっぱり露出するシーンがあったんだよね!
カルロス・アレセスの体を張った演技には今後も注目だね!
続いてはラウール・アレバロのご紹介!
「マルティナの住む街」は結婚式当日、花嫁に逃げられたディエゴが、いとこのフリアン、ミゲルと青春時代に素敵な夏の思い出を作った懐かしの村を訪れ、当時のガールフレンドに再会する話である。
ラウール・アレバロは写真の中央でサングラスをかけて写っている。
この写真だと判り辛いかもしれないけど、ショーン・ペンに似てるんだよね!
よし、勝手にラウール・アレバロに「スペインのショーン・ペン」と命名させてもらおうかな。(笑)
右の写真はショーン・ペンだからね。
お間違いないように!(笑)
「マルティナの住む街」は出演者のキャラクターが立っていて、とても面白かった。
フリアン役だったラウール・アレバロも非常に良い味出してたね。
昔のアダ名が「イワシ」というのに大笑いしたよ。(笑)
元ビデオ屋店主のバチのセリフに、必ず映画紹介が入るところもニヤリとさせられたね!
前述の「ゴースト・スクール」の主役がラウール・アレバロなんだよね。
ラウール・アレバロ演じる霊視能力を持つ教師モデストが、学校に平和を取り戻すために5人の生徒の幽霊を卒業させるために奮闘する話である。
幽霊が見える、なんていうとホラー映画と思ってしまうけれど、「ゴースト・スクール」は全然怖くなくてコメディ映画といったほうが良いんじゃないかな。
ラウール・アレバロはもちろんのこと、5人の幽霊や他の出演者たちも個性的なんだよね!
前述したカルロス・アレセスのお尻にも注目だし、用務員役のシルヴィア・アブリル も良かったね!
校長先生役だったアレクサンドラ・ヒメネスと共に「スパニッシュ・ムービー」に出演していたんだね。
同じ人とは思えない変身ぶりに脱帽!(笑)
「ゴースト・スクール」はハリウッドでリメイクが噂されているらしい。
確かに展開が面白かったし、ちょっとハートウォーミングなところもあったからウケるだろうね。
リメイクか、、、あえてコメントしないでおこう。(笑)
今回紹介したカルロス・アレセスとスペインのショーン・ペンことラウール・アレバロ、そして我らがハビエル・カマラの3人が、客室乗務員となって乗客を楽しませるというストーリーの映画「アイム・ソー・エキサイテッド!」 はペドロ・アルモドバル監督の最新作!
今月25日から公開予定だよ!
って、なんだかお勧め新作映画の前フリみたいな記事になっちゃったね。(笑)