【「What did Jack do?」はNetflixで鑑賞できるよ!】
SNAKEPIPE WROTE:
自宅待機でのゴールデンウィークも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ROCKHURRAH RECORDSでも、休みの間は食材調達以外ひきこもりの毎日。
って、普段とあまり変わってないんだけどね。(笑)
元々インドア派のため、外に出られない苦痛を感じることはないのが救いかも。
美術館や展覧会に行かれないところが残念だけどね。
自宅にいてできることと言えば、ネットでの検索やDVDの鑑賞だよね。
このゴールデンウィークで一番の出来事といえば、ついにNetflixに手を出したこと!
遅い、と思われるのは十分承知している。
特にROCKHURRAH RECORDSはインドア派なのにね。(笑)
きっかけは「攻殻機動隊 SAC_2045」の配信を知ったから!
ROCKHURRAH RECORDS自宅のテレビは、Netflix対応ではないため、何かしらのデバイスがないとNetflixを観ることができない環境なんだよね。
調べてみるとamazonのFire TV Stickが手軽なので急遽入手し、Netflixに入会を決断したSNAKEPIPE。
呆気にとられているROCKHURRAHを横目に、テキパキと入会手続きを済ませる。
無事に「攻殻機動隊 SAC_2045」を鑑賞することができたのである!
かつてWOWOWに入会した時は「ツイン・ピークス」が観たかったのが理由で、Netflixは攻殻機動隊。
「どうしても」というきっかけが必要なのかもしれないね。(笑)
「攻殻機動隊 SAC_2045」は相変わらず面白くて、つい連続して鑑賞してしまった。
ゴールデンウィークだから良いことにしよう!(笑)
今回の配信はシーズン1で、トグサはどうなっちゃうの?というところで終わってしまった。
シーズン2の配信はいつになるんだろう?
今からとても楽しみだよ!(笑)
今回のブログは前フリとは関係なく、ネットで見つけた動画を紹介していこう。
ふと気付くと「リンチは何かやっていないか」と検索してしまうんだよね。
リンチとは言わずもがな、映画監督でアーティストのデヴィッド・リンチね。
リンチの動画もあるけれど、リンチっぽく作っている動画にも興味深い物がある。
ということで「リンチへのオマージュ作品」を紹介したいと思う。
きっとこの方々も、SNAKEPIPEと同様にリンチアンに違いないからね!(笑)
最初に紹介するのはワシントンDC在住のイラストレーター、アニメーターのJackie Lay。
どうやら「The Atlantic」というアメリカの雑誌(ウェブ版もあり)が企画したショート・アニメとのこと。
2008年に「アイディアはどこから湧いてくるのか」という、リンチへのインタビューがもとになっているらしい。
だからナレーションがリンチなんだね!
色合いがとても美しくて、次のシーンへ連続していくシーンの滑らかさに目を見張る。
「ブルーベルベット」や「ツイン・ピークス」のシーンも出てきて嬉しい限り!(笑)
要点を拾ってみようか。
「アイディアはどこにでもある」
「その抽象的な断片を集めること」
結局はアイディアを見つけるための嗅覚を持ち、集めたアイディアを構築する創造性が必要ってことだよね。
それができる人がアーティストだと思うんだけど。(笑)
続いての動画はこちら!
これ、リンチのコーヒー用CMなんだけどね。
まるでリンチの映画そのものだけどリンチじゃない!(笑)
ちゃんと「This film was NOT made by David Lynch(これはリンチの作品ではありません)」って書いてるし。
それでは作者は一体誰?
YouTubeに載っているのはbranan edgensという方。
ニューヨーク州ブルックリン在住の映像に関係した仕事をしている人みたいね。
リンチとリンチ監修コーヒーの大ファンらしくて、このCMを作成したようで。
わざわざ「これを観たらリンチ・コーヒー買ってね」とまで言ってるんだよね。
対象へのクローズアップ、照明の使い方、映像や音声の逆回しなど、リンチの特徴をうまく捉えていてニヤリとさせられる。(笑)
「リンチ風」の作品は多いけれど、このコーヒーCMはレベル高いね!
これはゲームなのかな?
タイトルに「ブルー・ベルベット」と書かれているんだけど、ピストル撃ってる人が誰なのか謎。
マイクの前で歌うのはイザベラ・ロッセリーニ演じるドロシーがモデルとわかるし、曲はサントラそのまま使用してるね。
エンドロールで「Shamus Media Arts 」が作ったと書かれているよ。
写真を専門にしている方のようだけど、それ以外の詳しい情報を得ることはできなかった。
「ブルー・ベルベット」が好き、ということは間違いなさそう。(笑)
せっかくなら、デニス・ホッパーが怪演したフランクに似せたキャラクターを登場させて欲しかったよね!
続いてはFlying Lotusとのコラボで出演しているリンチの映像ね。
(ここからカタカナ表記)フライング・ロータスについて、全く知らないSNAKEPIPEなので調べてみる。
カリフォルニア生まれの音楽プロデューサーで、実験的なテクノ系ということが分かった。
ジャンルでいうと何になるんだろうね?
どうしてリンチをゲストとして呼んだのか不明だけど、電子音楽つながりと考えると納得できるかな。
「Fire Is Coming」というタイトルをリンチがリピートするシーンが怖い!
確かにそのタイトルは「いかにも」だけどね。
それにしても、リンチが着ぐるみとは!(笑)
思わず笑ってしまったよ。
最後はこの動画を紹介しようね!
これは全体で19分以上ある動画なので、リンチに興味がある人以外は観ないかも?
リンチが料理をするという貴重映像なので、SNAKEPIPEは楽しんだよ!(笑)
調理するのは、スーパーフードとして名高いキヌア。
鍋を用意し、沸騰させた塩水にキヌアを入れ、時間通りに茹でる。
時間より少し前にブロッコリーを入れ、野菜ブイヨンで味付け。
茹で上がったらボウルに盛り付け、しょうゆとオリーブ・エクストラ・バージン・オイルを混ぜたら出来上がり!
茹でる時間を待つ間に、赤ワインを飲み、外でタバコを吸いながら思い出話を語るリンチ。
1965年8月の初め頃、ギリシャからパリに向かう電車で、途中のユーゴスラビア(当時の国名)に一時停車したときのこと。
飲み物を買いに出ると、そこには緑や赤、黄色などに着色された砂糖水が売られていて、飲み物売りの周りには埃が舞い、リンチは奇妙な風の音を聞いたという。
電車には国籍不明の少女がいて、コカ・コーラを飲んだことがないと聞き、驚く。
ユーゴスラビアには売られていなかったようで、ベニスに着いたら買ってあげると約束し、実行したらしい。
当時のリンチは21歳くらいかな?
そんなリンチの思い出話を聞くことができてファンにとっては、たまらないね!(笑)
そうこうしているうちにキヌアが出来上がるんだけど、リンチのエライところを発見したよ。
料理してる時でもスーツを着て、更に使った鍋をちゃんと洗っているところ!
知らなかったリンチの側面が観られて良いね。
もっと英語力つけないと。(笑)
トップに載せた画像は、2017年にリンチが個展を開いたパリのカルティエ現代美術財団で初上映された「WHAT DID JACK DO? (ジャックは一体何をした?)」のワンシーン。
それから3年経った2020年、リンチ自身の誕生日である1月20日にNetflixで公開された作品なんだよね。
ニュースを知った時には「またNetflix独占なんだ」と、悔しい思いをしたSNAKEPIPE。
今はもう観られるので、早速鑑賞する。
刑事役のリンチ本人と犯人役の猿、名前はジャック。
猿の恋人が雌鳥!(笑)
リンチの初期作品を思わせるモノクロームで、いかにもリンチらしい。
作品を鑑賞できてホクホク顔のSNAKEPIPEだよ!
今回はリンチ関連動画と、知られざるリンチが鑑賞できる動画を紹介してみたよ!
当然ながら一番喜んでいるのはSNAKEPIPE。(笑)
Netflixもあるし、家にいるのは楽しいね!