
【ジャイルギャラリーの入口を撮影。いつも通り!】
SNAKEPIPE WROTE:
表参道のジャイルギャラリーで開催されている「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年展」を鑑賞した。
展覧会のタイトルを見ただけで、キュレーションは飯田高誉氏だと分かってしまう。
とても観念的だからね!
1989年に終わった昭和から、すでに36年が経過していたことに驚く。
平成も終わって令和になってるもんね。(笑)
三島由紀夫が昭和元年生まれだったことも知らなかったよ。
生誕100年を記念する展覧会ってどんなだろう?
暑い中、ジャイルギャラリーに向かう。
表参道界隈が、いつもより空いている感じがするよ。
受付の方に撮影許可をもらい、展示作品りすとを受け取ろうとすると「日本語版は増刷中」と言われてしまう。
仕方なく英語版をもらったけれど、作品名が分からないかも。(笑)
入口入ってすぐに展示されていたのは森万里子の「UNITY」。
三島由紀夫の絶筆となった「豊饒の海」第一巻「春の雪」を題材にした作品だという。
鳥の子紙に顔料でプリントしているみたい。
クリスタルガラスがキレイだね。
今まで鑑賞したことがある森万里子の作品の中で、最も和風だったよ。
仏教美術と呼びたくなるね。
杉本博司の「相模湾 江之浦 2025」は、今年のお正月に撮影されたという。
2024年11月に訪れた「江之浦測候所」で見た、あの海だよね!
SNAKEPIPEが「海景」を真似た写真を撮り、ブログに載せたっけ。
そんな素人とは別格の、素晴らしい「海景」にうっとり。
まるでマーク・ロスコの絵画をモノクロームで鑑賞しているみたい。
ツヤなしの印画紙が重厚な印象を強くしているように感じたよ!
今回の展覧会で最もインパクトが強かったのが中西夏之のインスタレーション「着陸と着水」だった。
布の上にセラミック粉末が等間隔で盛られ、間にはパチンコ玉のような小さな球が転がっている。
中央付近に吊り下げられた朱色/シルバーの三角形が2つ、ゆっくりと捻転している。
2つの三角形が回る速度に違いがあり、左右の色の組み合わせが発生する。
まるで中国や台湾などで占いに使用されるポエのように見えるよ。
盛られている粉は御霊を表していて、占いによって転生が決定される装置かもしれない、と想像するSNAKEPIPE。
壁に配置された黒い2つの作品は同一なのかな。
このインスタレーションにおいては、阿吽像的な役割を果たしているのかも。
様々な解釈ができる作品だね!
友沢こたおは初めて知る名前だよ。
調べてみると、母親は漫画家の友沢ミミヨ、父親はフランス人アーティストだという。
5歳までフランスで育ち、それ以降は日本で生活している1999年生まれの美女だった!
「お」がついているので男性だと勘違いしてしまったよ。(笑)
恐らく画像右は友沢こたお本人の顔じゃないかな。
三島由紀夫の「仮面の告白」に戦慄した文章と共に作品を鑑賞すると、エロチシズムと死の関連を感じるよ。
大島渚の映画「愛のコリーダ」で、快感を高めるために相手の首を締めたような行為に近い雰囲気だね。
なんとなく伝わるかな?(笑)
インド出身のアニッシュ・カプーアの作品も展示されていた。
2023年12月にジャイルギャラリーで開催された「奪われた自由への眼差し」が記憶に新しいよ。
あの時は「血みどろ」の殺人現場みたいな展覧会だったっけ。
カプーアの絵画作品を鑑賞し、エネルギーを注入された気分を味わったよ。(笑)
今回の展示作品も、前回と同じように「ほとばしり系」(SNAKEPIPE命名)だった。
作品名はすべて「Untitled」。
モノクロームの作品は、まるで墨で描かれているみたいだね。
下から上に「ほとばしって」いて、爆発しているように見えてくる。
続いて、カプーアの赤い作品ね。
まるで火山が爆発したみたいじゃない?
2023年の展覧会では展示されていなかったようなので、初めて観る作品なんだね。
「メラメラ」や「ドクドク」といったオノマトペを思い浮かべる。
岡本太郎の作品に近い印象を受ける。
枠からはみ出さんばかりの力強さに元気をもらったよ!
サイトによれば、カプーアは三島由紀夫の大ファンなんだとか。
そして解説している飯田高誉氏によれば、三島由紀夫とカプーアには「共通する世界観」があるという。
とても高度な考察が載っているけれど、SNAKEPIPEの理解が追いつかないよ。(笑)
三島由紀夫生誕100年展を鑑賞できて良かった!
ブログ内では紹介しなかったけれど、三島由紀夫の音声をコラージュした池田謙や、「豊饒の海」のワンシーンを視覚化して写真作品にしたジェフ・ウォールなど、興味深い作品があったよ。
SNAKEPIPEは、三島由紀夫の作品は数冊のみ読んでいる。
横尾先生関連で知ったことが多いかもしれない。(笑)
今回テーマになっていた「豊饒の海」は未読なので、いつか読んでみたいなと思う。
電子書籍になっていないのが残念だね。









