2025年元旦

20250101 top【相変わらず、大半の人には意味不明のROCKHURRAH年賀状】

ROCKHURRAH WROTE:

明けましておめでとうございます。

毎年、正月の時だけ突然登場している気がするROCKHURRAHだが、ここ数年はポストカード担当の時が多くて・・・。
大体作った人が書くというような慣わしがあるもので、毎週のブログの方はめっきり書けなくなってるのに、この時ばかり出てくるというのが情けない。
違和感があるのも仕方ないね。

今回の正月休みは人並みに長い連休となった2人。
休みのために体調には気をつけていたはずなのに、ROCKHURRAHはクリスマスあたりから、SNAKEPIPEは少し遅れて本当に年末ギリギリのところで風邪を引いてしまったよ。
病気になったからといって隔離するような生活は出来ないから、ROCKHURRAHの風邪が感染ってしまったんだろうな、と思うと申し訳ない。

SNAKEPIPEの風邪はROCKHURRAHのようにしつこく同じ症状が停滞する(要は進行が遅い)タイプと違って、熱の上がり下がりの起伏が激しいジェットコースター型という感じ。
音楽の波形で言えばドンシャリ系、パンク的と言うべきか?

熱はようやく下がってきて普通の生活も出来るようになって良かった。

前にも2人でダウンした時があったなと思い調べてみると、2018年のはじめに2人ともインフルエンザにかかって大変だったという記事があったよ。
まだ千葉県民だった頃だな。
2人でふらふら歩いて駅向こうの医療機関に行ったのを思い出したよ。

今年の初詣はせっかく神奈川県民になったから、というので川崎大師に行った去年に引き続き、また神奈川県で比較的お参りに行きやすいところを探してみた。
そして相模国一之宮と呼ばれ、八方除で有名な寒川神社が良さそうだったので行ってみたよ。

画像は風の関係で寒川神社ののぼりが逆向きでイマイチだが、逆さまに回って撮ると鳥居も見えないのでしょうがない。
細かい説明は神社のサイトや詳しい人が書いてるが、要は八方から来る厄災のようなものを取り除く守護神だそうだ。
そこまで、ハイラル王国(©「ゼルダの伝説」)ほど2人とも厄災に見舞われてるとは思わないが、霊験あらたかな神社に初詣出来て良かったよ。
願ったのはもちろん健康のこと。

今年の年賀状もROCKHURRAHがデザインしたもの。
相変わらずのROCKHURRAH好みで構成主義やバウハウスの影響下にある20年代っぽい(2020年代じゃないよ)もので、この手のを描かせたらなかなかのセンスだと思う(自画自賛)。
去年の年賀状がノイエ・ドイチェ・ヴェレ、いわゆるドイツ産ニュー・ウェイブの主要バンドのひとつだったパレ・シャンブルグの名曲タイトルそのまんま。
で、今年はそこの主要メンバーだったホルガー・ヒラーのソロ曲タイトルからそのまんま拝借した。
なんだか拝借ばかりしてるような気がするが、レディメイドもROCKHURRAHにとっての長年のテーマのひとつだから仕方あるまい(偉そう)。

タイトルはあえて訳さないけど、こういう発見からも現代の厄災とも言うべき病気に対抗するものも生まれている。
ROCKHURRAHはそういう多くの分野の研究者たちをリスペクトしてゆきたいよ。

ではまた、Freu mich auf dieses Jahr mit dir!(ドイツ語で「今年もよろしく!」)

ROCKHURRAH RECORDS残暑見舞い2024

Summer2024

 

 


【相変わらずあまり夏を感じないROCKHURRAH作のポストカード】

ROCKHURRAH WROTE:

とてもお久しぶり、のROCKHURRAHが登場。
ブログをずっと書いてなかったなと思ったら、案の定、今年の元旦に書いたっきりだったな。
しかもその前は去年の残暑見舞い・・・もはや本気で盆と正月にしか出てこない人物となってるようだ。

近況と言えるほどのトピックは特にないが、SNAKEPIPEがブログ書いてる時は大体横にいて画像担当したり、展覧会などに行った記事を書いた時は文中に出て来なくても大抵は横にいると思ってもらえばいい。
とっても静かなので黒子にはうってつけ。

去年の夏からずっと家のリノベーションに明け暮れていて、引っ越してからもチマチマと改良を加えて、ようやく完成形に近づいてきたのが嬉しいよ。
シロウトがDIYの真似事をして作ったような内装だから自己満足の世界だけど、不具合のひとつひとつにも「あの時はこれが失敗だったな」などという思い出が詰まってて、愛着のある家になってるからね。

家の方が何とか住みやすくなって2人とも少しは心に余裕が出来た、というのもあって今年は早春に箱根、夏には軽井沢で遊んできた。
例年よりは少しは行動してる方かな。
どちらも誕生日記念の小旅行で関東地方に住んでる人なら簡単に行けるような場所だったが、どんなに近くても日常のルーティンを離れて過ごすひとときというのはかなりのリフレッシュにはなるね。
東京も横浜も人が多すぎ、うるさすぎ、というのがよくわかるよ。

毎年ブログで書いてるように相変わらず夏の暑さは大の苦手とするROCKHURRAH RECORDSだが、今年の暑さも尋常じゃないね。外に出るだけで過酷だよ。
SNAKEPIPEがブログ書いてる横で「いいかげんブログにも参加しなきゃな」という思いで残暑見舞いのポストカードを作ってみた。
テーマも構図も何もないところから始めて、色をつけたあたりからちょっとオリンピックを意識し始めたたのでこういう色合いになったのだ。
特にフランスっぽくはないようだが、インスタントに作った割には何となく雰囲気を出す、これぞROCKHURRAHのお家芸だな(自画自賛)。

作ってる時に頭の中を流れてたのがWireの曲「Map Ref. 41°N 93°W」だった。

単に画像がちょっと地図っぽく見えたから連想しただけで特に意味はなし。
YouTubeのタイトル、何か座標おかしくないか?
この曲はMy Bloody Valentineもカヴァーしているがやっぱりオリジナルこそが最高。
コリン・ニューマンの声は大好きだよ。

オリンピックは個人的にはゴルフ以外は注目してなかったが、松山選手が悲願の銅メダルを手にすることが出来て良かった。近年の絶対的な王者、シェフラーにあと2打だったのが実に惜しかったな。
誰でもいいからあの巨大熊みたいな勝ちすぎシェフラーをギャフンと言わせて欲しいよ。

久しぶりに登場した割には大した事も書けなくて情けないが、ブログにROCKHURRAHの名前が付いてるからにはもう少し奮起しないと。
ゆっくり書けるような時間の余裕が一番欲しいな。

では!à bientôt(フランス語で「またね」)

2024年元旦

20240101 top

【20世紀初頭の「イタリア未来派(futurismo)」を意識した今年の年賀状。相変わらずセンスいいね(自画自賛)】

ROCKHURRAH WROTE:

明けましておめでとうございます。

2022年と2023年は身内に不幸があって年賀状を作れなかったけど、今年は久々に新年の挨拶を出来るようになったよ。

前回のブログでSNAKEPIPEが書いた通り、去年は事務所移転に関わるモロモロの事に明け暮れた1年だったな。

移転先の粗大ごみ収集が当日の朝8時まで、1回につき9点のゴミしか出せなかったので、粗大ごみ出すためだけに朝の4時くらいに起きて、SNAKEPIPEと2人でわざわざ1時間以上かけて行ったり。
やたら数字が多い上の1文だが、こんなことを何回繰り返しただろうか。
ゴミがなくなって部屋が空になってきてからは、ペンキ塗りだの壁紙貼り替えだので連日のように往復2時間以上かけて通ったのも今までの人生ではなかった経験。
引っ越しは何回もやってるけど去年は色んな分野で人生初の経験が多かった1年だったと言えるね。
何と内装DIYは年末休みの間も続いていて、年の瀬までペンキ職人化した2人だったよ。

久しぶりで作った年賀状はイタリアの未来派と呼ばれる美術様式(?)を意識した未来都市をROCKHURRAHが制作したものだけど、どうかな?
毎年意味不明な1文を書いてるが今年は大好きなPalais Schaumburgの名曲「Wir bauen eine neue Stadt」そのまんま。オリジナリティないけど、色々なところからアイデアを拝借して短時間でそれっぽく作り上げるのもROCKHURRAHのお家芸ですな。

毎年のように元旦は千葉の成田山まで行ってたんだが、今年は東京より西に移転したので初めて川崎大師に行ってみた。
参詣の道がイマイチで成田山みたいに初詣に来たぞ、という高揚感がないし、やっぱりロケーションや雰囲気は大事だなと感じたよ。
去年は成田で大吉だったROCKHURRAHだが今年は半吉というパッとしない結果に。
SNAKEPIPEに至っては凶を引いてしまった。
有名な川崎大師だがウチにはあまり合わないようなので来年からの初詣は違うところを検討したいな。

おみくじの運勢に負けないように充実した1年にしたいよ。
では、今年もROCKHURRAH RECORDSをよろしくお願いします。

ROCKHURRAH RECORDS残暑見舞い2023

Summer2023

【ROCKHURRAH流に真夏を表現したポストカード。センスいいね(自画自賛)】

ROCKHURRAH WROTE:

毎年恒例、残暑見舞いの時期がやってきた。
大体いつもはお盆の時期に書いてる、またはポストカードを制作してるんだが、今年は例年のようにゆったり出来ないお盆休みだったので、ちょっと遅れてしまったよ。

7/30の記事「俺たちリノベーション組」で書いた通りウチは今、引っ越す前準備の段階で、引越し先の片付けや改装で大忙しなのだ。

天井はペンキ、壁は壁紙という誰でも出来そうなことも変なところで苦労したり、何とかゴマカシながらも家の中がだんだん予定通りになってきて満足だよ。

メインの居住空間はすでに完成したけど、あと幾つかの部屋を残すのみ。
記事に書いた通りの経験から壁紙はROCKHURRAHにはあまり向いてないと判断して、だからと言って水性ペンキはちょっと臭いので次の部屋の壁をどうしようか悩んでいた。
ペンキの臭い自体はどちらかというと好きな方なんだが、たぶん油性と水性の違いなのか、もしくは買ったペンキがイマイチだったのか、ドアを開けると毎回ツンとするような臭いでゲンナリする。
真夏で暑いから窓やドアを開け放して換気も今は出来ない。
涼しくなった頃に換気して臭いを飛ばさなければ。
うーん、何行にも渡って自分の家の悪臭を力説してしまったが、そのうち良くなりますから。

それで色々いい塗料がないか調べていたら、なかなか良さげな商品を見つけたので、予算会議(SNAKEPIPEと2人だけ)の後で購入してみた。
これを使って自宅や店の壁を塗った人も多かろう、天然塗り壁材「ひとりで塗れるもん」という商品だ。
簡単に言えば5000年ほど前から世界各国で使われていた漆喰に似た成分のものらしい。

過去に何回か漆喰の部屋に住んだけど、ひんやりしてて好きな素材なんだよね。
これは従来の漆喰の塗りにくさを改良して壁紙の上から塗れて伸びが良い、要するに簡単に塗れるのを売り物にした商品らしいが、風呂や外壁みたいな完全に濡れるようなところには向かないと書いてあった。
本物の漆喰ではないということね。
ウチが塗りたいのはそういう部分じゃなかったので、2人で集中的に塗ってみようというのがお盆休みのミッションとなったわけだ。

ペンキのようにローラーで一気に、というのは出来ないようなので2人とも人生初のコテ体験となったよ。
業者が仕上げる漆喰壁は当然、見事にきれいなものだが、敢えて塗りムラのようなタッチが味わい深いと思ってウチもそういう仕上げを目指してやってみた。
部屋の壁は四面あるが窓や収納で二面は大した面積でなく、壁一面の大きな面積は二箇所のみ。
ペンキのように乾いた後で重ね塗りは違和感があるし、割と早く乾く素材なのでかなりスピード勝負となった。
本乾きする前なら霧吹きの水で多少柔らかくなって伸ばすことも出来るようなので、休憩をはさみながらSNAKEPIPEと2人で頑張ったよ。

ROCKHURRAHが脚立に乗って上の方を塗ってゆきSNAKEPIPEが下を受け持つという連携プレイで進めていったが、途中で見るとやった場所によって当然だが違和感がある。
僭越ながら偉大な芸術家に例えるならば、ゲルハルト・リヒターの手法を真似てコテで塗料の厚い部分を削り、引き伸ばしてゆくタッチのROCKHURRAH。
そして白髪一雄のアクション・ペインティングのようにワイルドに塗りたくってゆくSNAKEPIPEの荒いタッチ。
天井から縄にぶら下がって足で描いて欲しいよ。
その辺の画風(?)の差はあったが、翌日に乾いてみればそこまで違和感もなく、かなりいい感じで仕上がっていたよ。

2日目以降はそれに自信をつけて2人とも大胆に塗りたくったので、思ったよりも早く完成してしまった。

「ひとりで塗れるもん」を実際に塗ってみたブログ記事やレビューを探してみたが、こっちの予想よりも少ない感じがする。
どれほど普及してるのかは不明だけど、ペンキに比べると臭いもなく独特の質感を楽しむことが出来て、かなりお手軽ないい商品だと思ったよ。
漆喰系としては他にも「うま~くヌレール」という他社製品があるようで、こっちの方は使ったことないから比較は出来ないが、どの商品も容器の蓋を開けたらすぐに塗れるというお手軽さが売り物なのかな?
DIYの素人としては助かるね。

あとはずっと前から懸念事項だった床の方も何とか全部設置し終わったので、毎日電車に乗って出かけてハードだったけど、実に充実したお盆休みとなったよ。
この家は10年以上前から何度も通ってたけど、正直言って自分で住みたいとは思わなかった。
けど、こうやって自分たちで好きなように改装していったら段々愛着を持って、マイホームを持つ人の気持ちもわかるようになってきたよ。

さて、そんなワケであまり時間を取れなかったために、手抜きでチャチャッと作った今年の残暑見舞い。
時短の割にはなかなかセンス良く出来上がったと思ってるよ。
昔の欧州製カルト映画のポスターみたいなのを目指してみたけど、どうだろうかね?
芸術家でもデザイナーでもなく、単に素人が自己満足で作ってる趣味の画像だけど、こういうのを生活の糧に出来るような人が羨ましいよ。

ひと夏に出来たのはここまでだけど、秋の引っ越しを目指してこれからもより快適になるように頑張ってゆきたいな。

うーむ、前にトラウマになったほど大変だった引っ越し準備が最も難関(ROCKHURRAH家はとにかくモノや服で溢れかえってる)だな。
これは改装に比べたら楽しくないけど進めてゆかなければ。

ではまた、Arrivederci (イタリア語で「また会いましょう」)