
【全ては大丈夫、早く良くなってねSNAKEPIPE!】
ROCKHURRAH WROTE:
ROCKHURRAHとSNAKEPIPEはいつもより長いお盆休みを取ってるんだが、実はSNAKEPIPEはこの期間中に手術を行っていて、まだ入院中なのだ。
これまでに手術経験のない、比較的健康な生活を送ってきたSNAKEPIPEだったが、人生初の命に関わるような大手術を先週受けることになった。
ブログがアップされるのは日曜日だから「先週」とは書くものの、この記事を書いてるのはまだ手術翌日。
時系列で言えば先週後半の話だ。え?説明しなくてもわかる?
本当はブログなんて悠長に書いてる場合じゃないんだが、今回の記事はSNAKEPIPEからのリクエストによるもの。
手術のせいで毎週書いてたブログをお休みしたくない、という思いからなんだよ。
来週の体調が良くなってるかどうかがわからないので、実はその分のブログ記事も書き溜めてるという周到ぶり。
年に2回くらいしかブログを書かないROCKHURRAHには真似出来ない芸当だから頭が下がるよ。
この記事のみ読んでるような人には状況がさっぱりわからないだろうから、なるべく時系列に沿って語るとしようか。
年末年始に突然高熱を出したSNAKEPIPEだったが、色々な医者に診せても不明熱とかしかわからず、とにかく高熱のまま2ヶ月間も何の病気だかわからないまんまだった。
正月休みと重なってしまったので最初の対応が遅れたのもあったし、行った病院がヤブ医者→ちょっとは専門的な医者→全然関係ない分野の医者、となってしまったのが2ヶ月も治療が遅れた原因だ。
そして結局は別件で受診した大学病院、ここでやっと高熱の原因となった病気が判明した。
どうやらかなり危ない大病らしく、その日のうちに緊急入院となったくだりはこの記事やこの記事にも書いてるな。
そこで1ヶ月もの間入院して点滴治療を行なって、やっとSNAKEPIPEの厄介な病気はひとまず治った。
ROCKHURRAHは1日も欠かさず見舞いに行ってたけど、この間は2人とも本当に辛かったな。
そして今回の手術。
2月の病気とは密接に関係してるものの、どちらが原因なのかもハッキリとはわからないよ。
手術を受けた方がいいとは去年から大学病院で言われてて、ある程度の覚悟はしていたんだが、その病院では最も受けたくない手術方法でしか出来ないと言う。
主治医が正直と言うか、あまり自信がないような口ぶりで手術について語るので聞いてる方が怖くなってしまった。
このままでは絶対にいけないと2人のセルフKY(危険予知)が働いて、ここでの手術は辞退する決断をしたのだ。
その頃から病気については調べていて、TVドラマのモデルにもなった、この分野では日本一と言われてる有名な医師のいる東京の病院で手術を受けることになったのが5月の話。
さすがにこの手の手術に関しては場慣れしてる口ぶりで「得意です」とまで言われたら、この先生を信じる気になってしまったよ。
昔はSFでしかお目にかかれなかった最先端手術を受けることが出来て、しかも院長自ら執刀してくれるという。
大学病院から言われるままにしなくて良かったよ。
時はあっという間に過ぎて入院、そして手術となったのが昨日なのだ。
本当はこの間の紆余曲折や心の乱れ、2人の不安なども詳しく書こうと思えばかなりの長文になってしまうだろう。
しかしこのブログではSNAKEPIPEの病気についても漠然としか書いてないわけで、そんな描写は意味がないだろうな。
前は手術の様子を見学出来たようなのだが今はやってないとの事で、待合室で待つしかない。
TVドラマでよく見るように手術室の外のベンチで祈りながら待つ、というシーンはこの病院では出来ないので仕方ないな。
朝から始めた手術が昼前には終了、無事に成功したと伝えられたのでとりあえずはひと安心。
随分時間がかかったとROCKHURRAHは思ってたんだが、実際には麻酔をかけたり色々なものを装着したりで1時間くらいはかかるらしいので、手術自体は素早い手並みだったんだろうな。
夕方に麻酔から覚めた時には本人の連絡ももらったけど、文章は怪しいしその後プッツリと音信不通となってしまった。
手術自体は成功でも痛みや何やで苦しい思いをしてるんじゃないかという心配でいっぱいだったよ。
翌日、つまり今日の昼前にやっとSNAKEPIPEからちゃんとしたメッセージが来て、大丈夫なようなので、ようやく安堵した。
その後、少しずつ回復してるようなメッセージが増えてきたので良かった。
不安の中でこんな記事なんか冷静には書けないもんね。
敢えて具体的な闘病日記みたいなものは書けないけど、ごく簡単にSNAKEPIPEの現状を報告してみたよ。
今年も半分以上が過ぎたけど病気や手術以外でも、SNAKEPIPEのMacが突然ダメになって買い替えたことや、突然に玄関の壁が崩壊して靴棚がダメになったり、突然のDisorder(なぜか急に英語)が多かった年になるんだろうな。
SNAKEPIPEの回復祈願と今年後半にはだんだん良くなってくるとの願いを込めて、あまり凝ったものは作れなかったけどポストカードを作ってみたよ。
ROCKHURRAH POSTCARDというシリーズ名で毎年の年賀状と暑中見舞いを作ってるんだけど、80年代ニューウェイブに詳しい人が見たら元ネタはバレてしまうだろうな。
過去にもドイツのパレ・シャンブルグやホルガー・ヒラー、フェールファーベンにデイ・クルップスなどを題材に作ってきたが、今年は大御所DAFの曲名そのまんま。
Alles Ist Gutは「全ては大丈夫」みたいな意味だと思うけど、原曲はチューニングちょっと狂ったんでないの?と思わせる演奏に押し殺したヴォーカルで、全然大丈夫に聴こえない・・・が、まあいいか。
あともう少し待てばSNAKEPIPEも退院して帰れるようになるはず。
焦らず、ゆっくりでいいから徐々に元通りに元気になって欲しいよ。
一緒に帰って来よう、SNAKEPIPE。
それではまた、Bis bald!(ドイツ語で「また近々ね」)





