ビザール・ショップ選手権!48回戦

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【「ゼルダの伝説」に登場するマモノショップに行ってみたいよ!】

SNAKEPIPE WROTE:

本日は我らが鳥飼否宇先生のお誕生日!
鳥飼先生おめでとうございます。(笑)
SNAKEPIPEも一昨日、誕生日を迎えましたよ!

ROCKHURRAHとSNAKEPIPEは、コロナワクチンの3回目を接種し、現在抗体ができるのを待っているところ。
打ったから大丈夫というわけではないけれど、重症化リスクが少しでも減るのは良いよね。
世界的にも、まだまだ安心できない状況が続いているので、海外旅行に行くなんて遠い先になるだろうね。
そこで今回は、「バーチャルな旅行」感覚で、面白いショップを紹介してみようかな!

最初はこちら!
Dapper Cadaverは2006年にウィスコンシン州マディソンにオープンした「死に関する小道具製作及び販売店」とのこと。
「死に関する」の意味は、サイトを見れば一目瞭然!
非常にリアルな死体を、発泡ゴムで製作しているんだよね。
交通事故、火事、発見までに時間がかかった場合など、様々なパターンに対応しているという。
例えば手だけ、とか頭、肉片(!)などのパーツだけの取扱もあるんだよね。 
血液の量や重さなど、カスタマイズもできるそうで、至れり尽くせり!(笑)
気になるお値段は、全身タイプなら$975〜なので、日本円で約112,000円から、ということになるね。
実際に購入するのは難しいかもしれないけれど、サイトを見ているだけで驚きの連続だよ。
このクオリティはすごいよね!

フランス、おパリにあるDeyrolleは、1831年の創業以来、昆虫や貝殻のコレクションを通じて自然の好奇心を刺激し、自然科学を教えるための教材を提供してきたという。
190年以上の歴史があるなんて、さすがヨーロッパだよね!
1830年の7月革命を題材として、1831年にドラクロワが描いたのが、あの有名な「民衆を導く自由の女神」とは。
そんな時代から、お店が続いているなんてすごいことだよね!
Deyrolleは1871年頃から植物学、動物学、昆虫学、地理学、解剖学など様々な教育を目的とした機関だったという。 
鳥や哺乳類、昆虫の剥製も有名で、オンラインストアも開設されているんだよね。
例えばアフリカ原産、体長2mを超えるクロコダイルは、14 000,00 €、日本円で約180万円!
ヨーロッパだったら今でもゴシック様式のお城があるだろうから、購入する方も多いだろうね。
ちなみに剥製にしているのは、すべて老衰や病気などが原因で死亡した動物で、ワシントン条約に則って保持され、配達されるという。
一度行ってみたいお店だよね!

続いても「おパリ」のショップね。
フランス好きの友人Mから「パリには『お』を付けて!」と言われているので、つい「おパリ」と書いてしまうよ。(笑)
有閑マダムが「おフランス」って言ってるのと同じかな?
L’OBJET QUI PARLEは1995年創業のアンテーク・ショップなんだよね。
オンラインショップもあるので、気に入った商品は購入可能だね。
どれも素敵で欲しくなってしまうほど、逸品が揃っているよ。
画像左は、1910年代の木製のハンガーで、とても可愛らしい少女(?)が描かれているね。
お値段25€、日本円で3,200円ほど。
画像右は1920年代の人形の頭部だって。
首から下は別売りだったのかな。
お値段は22€、日本円で約2,800円とのこと。
この時代だからこその顔立ちなのかもしれないね。 
ごちゃごちゃと品物が店に並んでいるのは、宝探し感覚で楽しそう!(笑) 

「これ知ってる?」
ROCKHURRAHから質問されたのは、なんと敬愛するデヴィッド・リンチのショップ!
STUDIO:DAVID LYNCH」として開設されてることを知らなかったよ。
リンチの映像作品にゆかりのあるキャラクターや、リンチが描いた絵がプリントされた商品が販売されているんだよね。 
画像は布製マスクで、お値段は$14.99、日本円で約1,700円といったところ。
他にもトートバッグやコーヒーマグ、タオルやクッションカバーなどがあるよ。
世界中に配送可能とのことなので、どの商品にしようか迷っちゃうね。(笑)
教えてくれたROCKHURRAHに感謝だよ!

今回は行ってみたいショップの特集だったね。
そこまでビザールじゃなかったかな?(笑)
次回もお楽しみに!

好き好きアーツ!#56 Ahn Sang-soo

20220227 10
ブログでONE EYE PROJECTを進行中のアン・サンス】

SNAKEPIPE WROTE:

先週の「ROCKHURRAH紋章学 韓国パッケージ・デザイン編」に引き続き、韓国をテーマに選んでみたよ。
この企画を最初に提案してくれたのはROCKHURRAHなんだよね。
記事の最後に「今度は韓国のタイポグラフィについても調べてみようかな」と予告文も書いていたしね!(笑)

ハングルのタイポグラフィについて調べていると、真っ先に名前が出てくるのがAhn Sang-soo(안상수/安 尚秀)、読み方はアン・サンスで良いのかな。
まるで記号のようなハングルを、デザインとして仕上げている作品に惚れ惚れしてしまった。
今回はアン・サンスを紹介していこう!
まずは経歴のチェックね。

1952 忠清北道忠州市生まれ
1981 ソウルの弘益大学でBFAとMFAを取得
この年より1985年まで『Madang』誌と『Meot』誌のアートディレクターを務める
1985 Ahn Graphics designデザイン事務所を設立
1986 この年よりアンダーグラウンドアートカルチャー誌『bogoseo/bogoseo』の編集者兼アートディレクターを務める
1996 ソウルの漢陽大学で博士号
1997 この年より2001年まで Icograda の副会長を務め、2000 年には Icograda Millennuim 「Oullim」 Congress の議長を、2001年から現在までは TypoJanchi の議長を務める
1998 Zgraf8でグランプリ受賞
2001 ロンドンのキングストン大学でデザインの名誉博士号を取得
母校の弘益大学でタイポグラフィの教授に就任
2007 ドイツ、ライプツィヒのグーテンベルク賞を受賞

弘益大学校美術大学視覚デザイン科の教授、坡州タイポグラフィ学校校長、北京にある中央美術学院 (CAFA) の教授、ロンドンの Royal College of Arts で客員教授を務め、2013年には、韓国のPaju Bookcityに新しい実験的デザインスクール PaTI (Paju Typograhy Institute) を設立、など書ききれないほどの経歴の持ち主!
3つの大学に通っていることも驚きだけど、80年代にアングラカルチャー雑誌の編集長だった点に注目してしまう。
韓国の80年代ってどんなだっただろうね?

実はすでにアン・サンスのタイポグラフィは目にしているかもしれないんだよね。
2018年平昌冬季オリンピック、2018年平昌冬季パラリンピックの開幕式と閉幕式でアン・サンスのフォント「安常水体」が使用されていたんだって。
そして画像はビビゴのキムチ!
どうやらこのフォントもアン・サンスの作品みたいだよ。
ハングルに馴染みがないので、フォントの違いを認識するのは難しいかも?

ここで少しだけハングルについて調べてみよう。 
基本的には10の母音と19の子音、11の複合母音の組み合わせで構成できる文字だという。
まるで記号のように見えるのは、パーツの組み合わせだからなんだね。
ちなみに画像は「韓国(hanguk)」と書いてあって、左の文字がh、a、nを、右がg、u、kを表しているんだって。
平仮名よりは数が少ないパーツ数なので、頑張れば覚えられるかも?(笑)
こうしたハングルを研究し、タイポグラフィにしたアン・サンスの作品を観ていこう。

画像は、アン・サンス考案のタイポグラフィで、「Mano(マノ)」と「Myrrh(ミルラ)」という書体らしい。
緑色のほうには、恐らく何か書いてあるんだろうけど、 読めん!ので、デザインとして見るしかないね。(笑)
まるで迷路ゲームのようでとても面白い!
平仮名やカタカナをびっちり並べたとしても、この雰囲気にはならないだろうね。
紫色のほうは、恐らく「k」を表す「ㄱ」のタイポグラフィじゃないかな。
いろんなパターンがあるので、文字になった状態がみてみたいよね!

紫色のフォント「ミルラ」を使用した例がこちら。
黒バックに紫という視覚的な効果もあるけれど、ハングルというよりデザインに見えてしまうよ。
ゲームの「テトリス」に登場するブロックピースが重なったようじゃない?
インパクトがある作品だよね!

こちらは「マノ」を使用したアン・サンスの住居の門だという。
まるで模様だけど、ハングルとは驚き。
アン・サンス、2000年の作品だって。
これはもう現代アートだよね!(笑)
日本語同様、縦書きと横書きの両方で使用できるハングルを、グラフィックの観点から捉えてタイプデザインに挑んでいるという。
こんな門がある家、素敵だよね!

写真をバックにタイポグラフィが踊っている作品。
遠目から見ると、化学の配列のようじゃない?
これもハングルで、何か意味があるのか不明だけど、この遊び心が楽しい。(笑)
他にもハングルで顔文字を作っている作品もあったよ。
韓国で最も革新的なデザイナーと言われているというアン・サンス。
現在70歳だけれど、現役で活動しているみたい。

ハングルミーツ構成主義、といった雰囲気の作品。
色合いが美しく、縦と横に大きく書かれたハングルが力強い。
アン・サンスは中国の漢字からの開放という意味も含んで、ハングルの美しさを発見したという。
日本語が、もし漢字しか使っていなかったら、中国の属国のような意識を持つのかな。
平仮名とカタカナというオリジナル文字があって良かった。(笑)
文字と歴史について詳しくないけれど、何故ハングルができたのかを知ることで、アン・サンスの心境を理解できるのかもしれないね。

アン・サンスがAnatome galleryで展覧会を開いたときのビデオだという。
30秒ほどの映像だけど、ハングルとメッセージが印象的!
デザインは重要だよね、ほんと。

「One Eye Project」を自身のブログで展開しているアン・サンス。
これは日常生活で出会った人達を、片目を隠した状態で撮影したポートレート写真なんだよね。 
1988年にスタートし、すでに1万枚を超えているんだとか。
片目を覆ってカメラの前に立ってもらうというパフォーマンスは「ハプニング」で、ブログにアップしていく行為がジェスチャーパフォーマンスとのこと。
30年以上も積み重ねている撮影ってすごいよね!
東京でも撮影してたみたいなので、いつの日かモデルになれたら嬉しいね。(笑)

韓国タイポグラフィの父と言われるアン・サンスについて調べてみたよ!
ドラマや映画、食べ物など、最近になって知り始めた韓国だけど、こんなにすごいタイポグラフィ・デザイナーのことまで知ることができて嬉しくなるね。
ハングルにも興味が湧いたので、少し勉強してみようかな。(笑) 

ROCKHURRAH紋章学 韓国パッケージ・デザイン編

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【ハングル文字がたくさん並んでいるね!】

SNAKEPIPE WROTE:

当ブログのカテゴリー「映画の殿」で、何度も特集しているのが韓国ドラマに関する記事なんだよね。
ドラマの中で目にする食事シーンに興味を持ち、同じメニューを探しに新大久保に出かけたり、スーパーマーケットで食品を買っているSNAKEPIPE。
参鶏湯は知っていたけれど、コムタンスープのような奥深い牛骨塩味が大好きになったよ!
元々豚骨ラーメンが好きだし。(笑)
韓国は食べ物以外にもコスメも有名だよね。
先日は、韓国コスメの売り場のお姉さまに腕をつかまれ、積極的な販売攻撃を受けてしまった。
強引さはあるけれど実際に化粧品を試させてもらったので、安心して購入することができたよ。
年齢を重ねた店員さんでも、さすがにお肌はキレイ!
「私たちはこういう化粧品使ってるのよ」
と言われると説得力あるよね。(笑)
「私達がキレイになる、私達ハッピー、世界もハッピーよ!」
すごいセリフだよね!

映画やドラマ、食事やコスメとかなり韓国に親しみを感じているROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
今回は韓国商品のパッケージ・デザインについて特集してみよう。
調べていると、お店でつい手に取りたくなりそうなオシャレなデザインがたくさんあったよ!
今回は韓国らしく、パッケージにハングル文字が使用されていることを条件に選んでみた。
早速紹介していこう! 

新大久保に行くと、必ず立ち寄ってしまうのがスーパーマーケット。
最近では日本のスーパーにも韓国食材が増えているけど、やっぱり新大久保とはレベルが違うもんね。
インスタントラーメンの種類が豊富で、ズラッと並んでいる様子は圧巻!
何種類か試しているけれど、とても美味しいんだよね。
画像は農心の「イカちゃんぽん」と「辛ラーメン」。
このリニューアルのパッケージ・デザインをしたのがMary & Jeff Studioという韓国のデザイン事務所だという。
先日鑑賞した「佐藤可士和展」でもセブンイレブンのオリジナル商品のパッケージ・デザインなど、普段よく見かける商品が展示されていたっけ。
売れ筋商品なら尚更、一流のデザイナーがパッケージ・デザインを担当するんだね。

続いても赤を基調にしたパッケージね。 
朝鮮人参のスライスをはちみつに浸した滋養強壮剤といったところか。
赤とエンジ、金色がゴージャスだよね!
韓国ドラマの時代劇に出てくる、衣装みたいな雰囲気。(笑)
この商品は米国Amazonで取扱されているようだけど、現在は品切れとのこと。
飲んだら元気になりそうなので、試してみたいね!

続いても飲み物のパッケージね!
韓国初の大型ディスカウントストアであるイーマートが発売した、オーガニック果物や野菜の健康ドリンクとのこと。
2016年のペントアワードで銀賞を受賞しているんだって。
確かにパッと目を引く大胆な構図と色合い。
中身が何かがすぐに分かる点も親切この上なし!(笑)
ザクロやブルーベリーは想像できるけど、黒にんにくのドリンクはどんな味なんだろう?
イーマートの日本上陸を望むよ!(笑)

次はお酒のラベル・デザインね。
Shinsegae Craft Liquorが採用したのが、幾何学模様をあしらったラベル。
韓国の伝統酒である果物ベースの酒、米酒、蒸留酒という3つの主要なカテゴリーを一貫性のあるデザインで表現しているんだって。
細かい模様のタイプは、日本の家紋のようにも見えるよ。
3つの味の違いも試してみたいし、家にあったら嬉しいボトルだよね!(笑)

最後はこちら!
ハングルが読めないので、一体何の商品か分からないよ。
こちらは「蚊は黒胡椒が嫌い」という商品名のオーガニックな蚊の忌避剤ミストとのこと。
デザインしたのはJiyoun Kim
手のひらサイズの大きさも可愛らしいし、白と黒だけのシンプルさもナイスだよね!
中身を詰め替えることで繰り返し使用が可能な点も素晴らしい。
蚊への効果はどれほどなのか知りたいよ。
蚊が苦手なROCKHURRAHにプレゼントしたくなるね! 

今回はハングル文字が入ったデザインを特集してみたよ!
ハングル自体がデザインや記号のようで、検索していて楽しかった。
今度は韓国のタイポグラフィについても調べてみようかな。
次回もお楽しみに!

好き好きアーツ!#55 失敗写真編

20220213 14
【「チベット死者の書」における「再生のバルド」を連想させる失敗写真】

SNAKEPIPE WROTE:

展覧会に行ったり近所を散歩している時など、スマホを使って写真を撮ることが多い。
一枚だけ撮って満足することもあれば、角度や構図を変えて複数回シャッターを切ることもある。
そんな時、意図していないタイミングでシャッターを押してしまうことがあるんだよね。
簡単に言えば、失敗してしまった写真ってこと。
SNAKEPIPEには、そんな失敗写真が多いんだよね。
あとで見直して笑ってしまうこともあるし。(笑)
偶然撮れてしまったにもかかわらず、「アート作品」のような写真も存在していることに気付く。
今回はそんな「アート系失敗写真」を特集してみようと思う。

最初はこの作品から。
なんだかエロチックに見えてしまうクローズアップだよね。(笑)
ベッドに寝そべった男の視線が、女の太ももからふくらはぎを「なぞって」いるような。
ブレが効果的で、様々な想像ができそうだよね。
かつて敬愛するデヴィッド・リンチが、クローズアップでヌード風の写真を発表していたことを思い出したよ!
 我ながら、秀逸な失敗写真だね。(笑)

赤い服を着た人物がコーヒーカップに手を伸ばそうとしている瞬間。
女性のように見えるけれど、頭から垂れ下がっているヒモ状の物体はなんだろう。
ブレがひどいためなのか、手指の異常な長さも気になるところ。
果たして、これは人間なんだろうか。
一体SNAKEPIPEは何を撮影したんだろう?
全く覚えがないんだよね。
不気味な失敗写真として記憶にとどめることにしよう。

まるで盗撮した写真のようじゃない?
もしくはクローゼットに隠れた人物が隙間から外の様子を伺っているような。
どうにも犯罪めいた雰囲気を感じてしまうんだよね。(笑)
そしてこの赤っぽい色合いも意味深!
この一枚から物語が作れそうだよ。
SNAKEPIPEのことだから、陳腐なストーリーだろうけど。(笑)

続いても足ね。
この失敗写真を撮影したのはROCKHURRAH!
そして写っている足は、SNAKEPIPEなんだよね。(笑)
どうやらこれは2019年9月の「横田基地日米友好祭」で撮ったものらしい。
あの時は鳩ノ巣渓谷に行った帰りに、たまたま横田基地に立ち寄ったんだよね。
歩きやすいようにReebokを履いてたんだった。
横田基地の「Y」に見える構図とROCKHURRAHの手元が影で写り込んでいる。
面白い一枚だよね!(笑)

こ、これはソラリゼーションでは?
マン・レイを意識して作った写真ではないし、本来は現像途中で露光させることで起きる現象だから違うんだけどね。(笑)
恐らく写っているのはSNAKEPIPE自身の指。
間違ってフラッシュが作動してしまい、慌てて止めようとした瞬間ではないかと推測する。
撮ろうとして撮れる写真ではないので、面白いよね!

最後はこちら!
これはデヴィッド・リンチを彷彿させる一枚!
映画でいったら「ロスト・ハイウェイ」かな。(笑)
暗闇に薄明るく浮かび上がるのは、看板か建物か?
斜めに傾いて見えるのは、見ている自分が倒れ込んでいる瞬間だからかもしれない。 
背後から誰かに襲われたせい?
それとも薬を盛られ、意識が朦朧としたせい?
またもや陳腐な物語ができそうだけど、とても気に入った失敗写真だよ!(笑)

今回はSNAKEPIPEとROCKHURRAHが撮影した「アート系失敗写真」を特集してみたよ!
一眼レフを使ってフィルムで写真を撮影していた頃は、現像してからプリントしないと、自分がどんな写真を撮ったのか分からなかった。
現像してコンタクトプリントを作り、やっと小さな写真と対峙した時のドキドキ感は、デジタルカメラになってからはなくなってしまった感覚だよ。
何が写っているのか分からない偶然の産物という概念を、「失敗した写真」から取り戻すことができる気がして楽しくなった。
意図せず写ってしまった「失敗写真」に、これからも注目していこうと思う。