本格派も変格派も

【ジャケも変だがスマッシュ・ヒットしたSPIZZENERGIのシングル】

ROCKHURRAH WROTE:

いよいよもうすぐゴールデンウィークの連休になるんだが、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEの二人も人並みに連休を楽しみにして指折り数えて待っている。

特に派手に過ごす予定はまるっきりないが下北シェルターで行われる”REAL PUNK GENERATION”と銘打ったライブにだけちょっと行ってくるつもり。これはセックス・ピストルズとラモーンズとクラッシュのカヴァーをやる三つのユニットによるライブらしい。ブログのネタがあまりないから書きはするけど、正直言ってこの辺の日本のパンクには全く疎いROCKHURRAHはコメントするのも「熱狂的なファンの皆様、ごめんなさい」だが、やってるバンドは知らなくても曲はほぼ全曲知ってるはずなので楽しめるのは間違いないだろう。

気がつけばパンク・ロックはすでに生誕から30周年以上を経過して、途中で全く廃れてしまった時代もあったが、今なお根強くいたるところに残っている。ウチの姿勢もそうなんだが、流行りなんかに全く無頓着で永遠の現役を貫いていける強さがあれば、いつまでも大丈夫。

ROCKHURRAHがやっぱり得意とするのは70年代型パンク・ロックだ。上記のような一流パンク・バンドももちろん好きだが、何となく勢いでデビューしてしまって続けてゆくだけのネタがなくて消えてしまったようなバンドにも愛着を感じる。

そういう前置きとは全然関係ないけど、今回はちょっと風変わりな部分にパンクを感じてしまうバンドについて少し書こうか。

まずはSPIZZENERGIというバンド。このバンドはSPIZZという人物を中心とするパンク第二世代くらいのバンドで、他にもSPIZZOIL、ATHLETICO SPIZZ'80などとバンド名とメンバーが少し増えたり減ったりしただけで大差ないような音楽をやってて正直、違いがあんまりわからない。初期状態ではヴォーカルとギターの二人だけでバンド始めた模様で、演奏はギターのみというレコード出してるところがちょいと変。ROCKHURRAHも昔はギターとリズムボックスのみで曲を作ってたけど、その素人にも劣る構成、これを売り物にしてしまったレーベルに拍手。見た目も音楽もB級SFという感じでディーヴォのイギリス版みたいなもんか。ROCKHURRAH RECORDSでも販売してるので興味ある方はどーぞ。

次は何回かブログにもチラっと書いたベルギーのプラスティック・ベルトラン。ベルギーのハブル・バブルという有名なバンドのメンバーでもあるが最近CDになってるらしいので詳しくは省略。プラスティック・ベルトランはどこがちょい変かと言うと、それが好きなのかどうなのか、ひたすらに二拍子というか反復するビートを好むバンドで、有名な曲のほとんどがそういう構成で逆に新鮮。

二つまでは考えていたけど三つ目が今はどうしても出て来ないので今回はこの二つで許して。何となく思いつきと勢いで書いたけどネタが続かない、その辺のROCKHURRAHの構成力のなさもこれまたパンク的か?やっぱりシングル的なんだな。

こんなんタダで使ってます

【ブラウザは案外シブ好み】

ROCKHURRAH WROTE:

2006年11月12日のブログでも書いた通りROCKHURRAHは普段からアップル社のMacを使っていて、キャリアもそこそこ長いからそれなりの色々な事は出来るようになったが、これを使って専門的な仕事をしているわけでもなく、単に趣味のレベルに過ぎない。周りはウィンドウズばかりという境遇で、たぶん多くのMac使いも同じような思いをされてる事だろう。アップルもMacもiPodも一昔に比べればずいぶんと知名度を得てはいるものの、使った事ない人、見た事ない人にとってはよくわからん派手っちいパソコンみたいなもんだろうな。

今日はそんなMacで普段使っているお気に入りのちょっとしたもの(というかMacに限ったものじゃないとは思うが)を紹介しよう。たぶんまた同じような事書くだろうからパート1ということで。ネタは地味?

まずはVolume Logic。これは何かというと多くの人がiPodを持つこの時代に誰もが使ってるに違いないアップル社純正アプリケーションであるiTunes用のプラグインであり、iTunesで再生している音量音圧を均一にしてくれるという優れた代物。これは素晴らしい。他にも似たようなものをいくつか使った事はあるがこのVolume Logicは本当にほぼ不満のない状態で、途中で急に大きな音量になったりその逆という事が極めて少ない。どうやら音量が大きくなったり小さくなったりする曲(例えばトイ・ドールズの「ネリーさんだ象!」とか、急に激しくなるサイコビリーお得意のパターンとか)でも途中微調整してくれてるような感じがする人間DJ的な部分が好き。残念なのがこれはiTunesで再生している時にしか有効ではなく、読み込みには対応してない事。これで読み込みにも対応してくれたら買ってもいいのにな。

次はNeo Officeというオープンソースのフリーソフト。これはウィンドウズ世界で言うところのマイクロソフト・オフィスのMac版という感じ。多くのウィンドウズ・パソコンには最初から入ってたりするし、使ってはいてもあまり有り難みのないアプリケーションとは思うがMacでは少し事情が違う。普段にROCKHURRAHのような者が使う事はあまりないがMac版のオフィスは高いから、買ってまで使いはしない。それが大体似たような機能でぜーんぶタダというのはかなり太っ腹な話だ。結構前のヴァージョンは昔のMacの頃に入れていて、動作は重いし実用レベルじゃなかったが、最近のはそういうもっさり感がなくなって快適。画面もきれいだな。普段やるような事ならこれで充分。

最後は普段の生活で最も良く使うブラウザー。これもROCKHURRAHはかなり少数派だと思えるSeaMonkeyという海のものとも山のものともつかぬ物を長年愛用している。前はMozilla という名前でネットスケープの先祖だか子孫だかに位置する存在。世間ではブラウザーと言えばやっぱインターネット・エクスプローラー?ネットスケープ?それともFireFox?、ちょっと変な人はオペラとかMac専用のサファリとかiCabとかもあったな。実はROCKHURRAHはブラウザー・ジャンキーとでも言えるほど数多くのブラウザーを試していて、今も6種類は確実に入れてる。結局はよく使うものだから自分の使いやすさで選べばいいんだろうけど、なんか変なところにこだわってる部分があって、このSeaMonkeyが最も使いやすい。同じ系列のFireFoxは何となくダメなんだよな。メインはこのSeaMonkeyで補欠がMac専用ブラウザーのCaminoというのが現在のところ最もお気に入り。しかもこの組み合わせしてる人はさらに少ないと思えるテーマ(ブラウザーの外観)HaikuMonkeyを愛用。

まあ興味ない人にはどうでもいい内容だったが興味ある人は使ってみて。

次週はいまどき我が家ではまってる「モンスターハンターG」の事でも書いてみるか(ゲリョス倒した時の動画付き)、というのはウソだが。

こんなん出来ましたけど

【ROCKHURRAH作の新作MA-1】

ROCKHURRAH WROTE:

近々、来週くらいに我がROCKHURRAH RECORDS傘下の服飾部門(大げさ)BINARY ARMYで販売開始予定のパンクなMA-1を作ってみたのでまずはお披露目。
まだ細かい部分は出来てないけどパッと見は大体こんな感じ。

BINARY ARMYと名付けるくらいだから元々からミリタリーな服は大好きで、特にMA-1やN3-Bなどのフライトジャケットの機能美、実用性にはもう長い年月お世話になりっぱなしなのでアール(死語)。ただし通常のミリタリー&古着マニアのようにウンチクっぽいのは嫌いだし、出来るだけオリジナルなまんまの方が美しい、などとはあまり考えなくなった。要するに根っからの改造好きの血が騒ぐ「素材」としての格好の題材がフライト・ジャケットなだけで、それはパンクスがライダースに自分好みに鋲を打ち込むのと似たようなものだろう。何か手を加えずにいられないのだ。

写真のMA-1はちょっと前にビデオクリップを見て格好いいと思ったベルギーのパンク・バンド、プラスティック・ベルトランのジッパーがたくさん付いたライダース・ジャケット(リンク先で見える服装じゃなく「Ca Plane Pour Moi」のビデオクリップの中で彼が着てる服)を参考に作ってみた。アヴィレックスあたりが作ってそうなデザインだろうけどそういう発端からして全然違うと自分では思っている。BINARY ARMYはパンクロックの格好だけを真似たような服は今後も作らないし、音楽や他の文化との意外な結びつきによって生まれたコンセプトを大事にしてゆきたいと考える、なんてね。

全く関係ない話になるが「ゼルダの伝説トワイライト・プリンセス」をほぼ完璧に近い状態でクリアーしてしまったので次に選んだゲームが「モンスターハンターG」なるもの。ゲームの世界では大変に有名なゲームで、こんな事を2007年になって書くのもいまさらジロー(死語)なんだろうが、防具となる素材を必死で集めて満を持して作った防具がオレンジのTバック、しかもその姿で腹が減ったり寒がったり、いちいち主人公となるキャラクターの情けないこと(笑)。などと本筋とは別の意味で楽しませてもらってる。「どうぶつの森」の釣り師であるSNAKEPIPEもやっぱりここでも黄金魚釣ってるしな(笑)。

懐古PSYCHO


【お洒落な(?)Sigue Sigue Sputnik肖像】↑写真とタイトルは全然関係ありません。

ROCKHURRAH WROTE:

正月に地味な挨拶ブログ書いて以来、大して書ける事もないような生活送ってるもんで、窮余の策で今回は小ネタ複合型、いわゆる本当の日記みたいな内容でいこうかと思う。

ROCKHURRAH RECORDSのトップページや紹介文で書いてるように70、80年代の気持ちのまんま現代で生きていこうとすると結構難しいとも言えるけど、世の中割と懐古主義が蔓延してるようなので、ウチみたいなのもアリか。

最近気に入って見てるのがすでに流行遅れなのかも知れないがYouTubeというサイト。ここで懐かしの音楽を検索してみると出るわ出るわ、大抵のものは何でも見つかってしまう。画像はハッキリ言って良くないがわざわざ買うまででもない音楽、ちょっと聴いてみたかった音楽、そういうのを試しに見てるとあっという間に時間が過ぎてしまう。SNAKEPIPEのリクエストでランナウェイズの「Cherry Bomb」とかROCKHURRAHはジグジグ・スパトニックとかね。あまり心に深く染み入るものよりは時代の徒花みたいなのが特に楽しめる。

ポピュラーなものが出てくるのは当たり前なんだろうけど、中には「あれ、これって結構珍しいんじゃない?」と思えるようなのもたまに出てきて嬉しい誤算。
カウパンク、ラスティック系列では前は入手困難だったBoothill Foot-Tappersのプロモなんてのもここではじめて見た。同じく前は入手困難のBlubbery Hellbelliesとか(註:どっちも今はCDなってます)調子に乗って探したが出てこない、こういう宝探しみたいなのも面白い。(※おまけで註:Blubbery Hellbellies一曲出てた。探す時に綴り間違えたらしい)

前にアマゾンで新型Mac買った時のキャッシュバックなのか何なのか、1万円の商品券で買い物出来るというので有難く使わせてもらった。その時頼んだのも懐かしモノ系が3/4を占めてて、やっぱりな、という内容。
ちなみにどんなものを頼んだかと言うと、日本脳炎にも影響を与えた博多ロックの重鎮サンハウス、80年代型エレポップの代表(?)デペッシュ・モード、そしてなぜか虫プロ大人のアニメ「クレオパトラ」というよくわからん組み合わせ。懐かしモノと言えばみんなそうだが、何じゃそりゃ、と突っ込まれそうなもの買ってるな。

中途半端だけどちょうど時間となりましたのでまた今度。