映画の殿 第76号 トンイ編

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【本文中で紹介できなかった俳優もいるね!】

SNAKEPIPE WROTE:

かねてより韓国ドラマ好きの方々からお勧めされていたのは「トンイ(原題:동이 2010年)」。
きらびやかな衣装が特徴の17世紀、朝鮮王朝を舞台にしたドラマなんだよね。
今から15年以上前の2010年に制作されているので、Netflixなどのストリーミングで配信されていない。
観始めるのを躊躇させたもう1点の大きな要因が、その長さ!
全60話なので、毎日1話ずつ観たとしても2ヶ月かかることになるからね。(笑)
先日Amazonプライムの中にあるチャンネル「アジアプレミアム」で、「トンイ」が配信されていることを発見。
日本でも何度か吹替版などがTV放映されていたようだけど、ROCKHURRAH RECORDSでは、今年になってようやく鑑賞を始めたのである。

あらすじは、簡単な紹介だと数行程度。
丁寧なものだと60話それぞれを要約したものがあるんだよね。
今回は簡単なほうを紹介しよう。

最下層の身分から朝鮮王朝第19代王・粛宗の側室となり、後の第21代王・英祖の生母となったトンイ(淑嬪 崔氏スクビン チェシ)の一代記。
朝鮮王朝の最も派閥闘争の激しかった時代を背景に、粛宗を巡るロマンス、女性同士の権力争い、そして英祖の成長過程を交えながらドラマチックに描いていく。
(テレビ愛知より)

続いてトレイラーね。
どうやらタイ版のようで、日本語字幕なしでスミマセン。

主要な人物について感想を含めて書いていこう。
まずは主人公のトンイから。
主人公のトンイの娘時代以降を演じたのは、ドラマ「ムービング」や「ハピネス」でお馴染のハン・ヒョジュ。
韓国ドラマファンなら、年代的に「トンイの主役だった女優」のように書くんだろうね。
ROCKHURRAH RECORDSは、鑑賞する順番が違うので許してね!(笑)
かつて韓国には、奴婢という身分制度があったという。
奴婢出身の女性が王様の寵愛を受け、王子を授かるという、シンデレラ・ストーリーなんだよね。
下層階級出身の豊臣秀吉が天下人となった「太閤記」に近いテイスト、といえるかも。
主人公トンイは、いつでも明るく前向きで、他人にも寛容なんだよね。
復讐や仕返しというようなネガティブな感情は持ち合わせていないようで、観ていて歯痒いほど。
こんなに心がキレイな人間がいるのかと思ってしまうほどの、清廉潔白な聖人のような女性だよ。
ハン・ヒョジュは、トンイ役が合っていたね!

「トンイ」は子供時代から始まっているんだよね。
少女時代のトンイを演じていたのは、「太陽を抱く月」で観ていたキム・ユジョン。
大人顔負けの演技力なんだよね!
「トンイ」に出演していた時は、恐らく10歳か11歳くらいなので、小学校4年生くらい?
賢くて気が利く子供役がぴったりだったよ。
この子が大きくなってハン・ヒョジュになった、というのが違和感なかったね。
父と兄を同時に失ってしまったのに、気丈に耐え一人で生きていく精神力の強さが素晴らしかったよ。

李氏朝鮮第19代国王の粛宗(スクチョン)を演じたのは、ドラマ「サバイバー: 60日間の大統領」で主役だったチ・ジニ。
ヒゲや韓服が良く似合っているね。
あの時は大統領で、今回は王様とは!
イエーチョナー!(笑)
ドラマ「トンイ」は史実に基づきながらも、フィクションも取り入れているので、王様の人柄は実物とは違っていたかもしれない。
「トンイ」の中では、とても気さくで大らか、民から慕われる王様なんだよね。
王家の血統を絶やさないことは王様にとっての最重要課題で、子を成すために王妃以外の女性も近くに控えさせている。
実際、スクチョンは結婚3回、妻(王妃)以外の女性が複数人いたみたいだよ。
そうした派手な女性関係がドラマになりやすいのかもね?

スクチョンの王妃、仁顕(イニョン)を演じたのはパク・ハソン。
このドラマで初めて観た女優かもしれないな。
イニョン王妃は史実通りの設定で、正室ではあるものの悲劇的な運命を辿った女性だったみたい。
病弱だったせいか子宝に恵まれず、王から受ける愛情も薄かったようだね。
策略により宮廷を追い出されて貧困に陥ったせいもあり、病気が更に悪化したらしい。
それでも性根が美しく、王を恨むことなく公平な判断ができる強い女性だったよ。
王妃にふさわしい人物だったのに、かわいそうな結果になってしまい残念だった。
王様も、もう少し早く王妃の優しさに気付いてくれたら良かったのにな。

イニョン王妃を陥れた側室の張玉貞(チャン・オクチョン)。
オクチョンは大層な美貌の持ち主で、王様を虜にしたと史実にも記載されているらしい。
演じたのはイ・ソヨン。
王妃やトンイを蹴落として、自分が王様にとって1番の女性になりたいと必死で策を練る。
回を追うごとに性格が悪い女性になっていく様を上手く演じていたよ。
オクチョンは低い身分の出身だったらしく、奴婢から成り上がっていくトンイが許せなかったのかも。
朝鮮三大悪女としても有名だというから、数々のドラマが制作されているんだね。
悪名でも後世まで名前が残っているのは、オクチョンにとって幸せなのかな?

チャン・オクチョンの兄、張希載(チャン・ヒジェ)。
妹が王様からの寵愛を受けていることを利用して、少しでも自分や妹が優位になることを模索する。
波のような目をした狡猾そうな顔が役柄にピッタリだったよ。
演じていたのはキム・ユソクで、初めて観る俳優みたい。
悪巧みをするのは良くないことだけれど、見方を変えると非常に妹思いの兄とも言えるんだよね。
面白い役どころだったので、ドラマの中で効果的な存在だったよ。
チャン・ヒジェも実在の人物で、ほぼ史実通り描かれていたようだね。

トンイの兄トンジュの親友、車天壽(チャ・チョンス)。
子供の頃から知っているので、トンイは「チョンス兄さん」と呼び、なついていた。
トンイの父や兄と共に剣契(コムゲ)として暗躍する別の顔を持つ。
剣契は実在した秘密組織だけれど、チョンスは架空の人物みたい。
演じていたペ・スビンは、香港の映画監督であるウォン・カーウァイに認められたようで、中国北京映画学校で学んだという。
中国語は独学でマスターしたというから、努力の人だよ。
コムゲとしてのシーンも本人がこなしていたので、相当アクションができるんだね。
別の作品で観たとしても「チョンス兄さん」と呼んでしまうだろうな。(笑)

捕盗庁(ポドチョン)に所属する3人も良い味出してたね。
日本でいうところの警察にあたる部署が捕盗庁で、写真中央の徐龍基(ソ・ヨンギ)を長にして、南副官(ナム副官:画像左)と黄武官(ファン武官:画像右)が部下として仕えている。
捕盗庁は実際にあった部署だけれど、3人の人物はフィクションみたいだね。
トンイと信頼関係が築かれていき、心強い味方になっていく様子に安堵する。
無愛想に見えるソ・ヨンギだけど、機転が利いて人の心が解る人物だからね。
部下の2人も意外と真面目に仕事していて頼もしかったよ。

掌楽院(チャンアグォン)に所属する黄周植(ファン・ジュシク:画像左)と方英達(パン・ヨンダル:画像右)。
朝廷で儀式などを執り行う際、楽器を演奏するオーケストラの役割を果たす部署なんだね。
孤児になったトンイが奴婢として働いた場所なので、ファンとはかなり長い付き合い。
ヨンダルを演じたのは、映画「探偵なふたり リターンズ」やドラマ「殺人者の買い物リスト」などでお馴染みのイ・グァンス。
トンイのことを妹のように思い、いつでも心配してくれる良い人だった。
2人共トンイの味方なので、登場が微笑ましかったよ。

「トンイ」で忘れてはならないのが、韓内官(ハン内官)!
王様であるスクチョンのお付きの人で、いつでも呼ばれたらかけつける役割なんだよね。
本来であれば許されないであろう王様への進言をしたり、王様の様子を含み笑いで見守ったりする。
韓国の時代劇では、お付きの人が皆、存在感あるのは何故だろう。
「太陽を抱く月」「秘密の扉」「花郎」など、観たことがあるドラマで、それぞれ個性的なキャラクターが確立されているんだよね。
ハン内官の印象が強かったので、演じていたチョン・ソニルを現代劇で観ても同一人物だと気付かないかも。(笑)

主要な人物について感想を書いてみたよ。
全60話だから、他にもたくさん魅力的な人物がいるんだけど、ここまでで終わりにしようか。
日本で漫画「ベルサイユのばら」を読んだ女学生がフランス革命辺りの歴史に強くなったように、「トンイ」を観て17世紀後半から18世紀前半までの朝鮮王朝に詳しくなった人も多いだろうね。(笑)
フィクションが混ざっていても、大筋は史実に基づいているみたいだからね。
「トンイ」は15年以上経った今でも、引き込まれる内容で人気があるのも納得のドラマだった。
韓国ドラマ好きの方からお勧めされてきたけれど、ようやく鑑賞できて良かったよ!

映画の殿 第75号 俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル

【現役からレジェンドに至る大勢のプロ・ゴルファーと共演しているギルモア】

SNAKEPIPE  WROTE:

「アメリカンジョークは面白くない」と言う人は多いはず。
コテコテのオヤジギャグを好むSNAKEPIPEも大きくうなずくはずなのに、「俺たち〜」シリーズで有名なアメリカのコメディアンであるウィル・フェレルの大ファンになったのが今から10年以上前のこと。
ちょっと下品なアメリカンジョークに、腹を抱えて笑えることがわかったよ。
ウィル・フェレル出演の映画については「映画の殿08」から「ユーロビジョン」まで5つも特集しているので、いかに熱中して鑑賞していたのかが分かるよね。(笑)
そんなウィル・フェレルがコメディアンとしての地位を確立したのが、アメリカのコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」だった。
1975年から続く長寿番組だというので、日本だったら「笑点」みたいなものか?
ウィル・フェレルより少し前に「サタデー・ナイト・ライブ」で笑いを取っていたのが、ユダヤ系アメリカ人のアダム・サンドラー
前置きが長くなってしまったけれど、今回はアダム・サンドラー主演映画「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル」について書いていこう。
※ネタバレしないように書いているつもりですが、未鑑賞の方はご注意ください

1996年に公開された「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル(原題:Happy Gilmore)」。
タイトルと画像でゴルフの話だと分かるよね。
以前より何度か書いているように、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEは毎週欠かさずアメリカのPGAゴルフを鑑賞しているゴルフ・ファン。
恐らく10年ほどの鑑賞歴になるので、今ではすっかり詳しくなっているはずだよ。
そういえば、ウィル・フェレルもスポ根映画、たくさん扱っていたっけ。(笑)
アダム・サンドラー主演のゴルフ・コメディ映画はどんな感じだろう。
あらすじはこちら。

プロのアイスホッケー選手を目指す青年ハッピー・ギルモアは、シュート力は抜群なのにスケートが大の苦手。
ある日、差し押さえられた祖母の家を取り戻すために大金が必要になったギルモアは、賞金目当てでゴルフトーナメントに出場することに。
持ち前のシュート力でミラクルショットを連発し、順調に勝ち進んでいくが……。
(映画.comより)

トレイラーはこちら。

ティーショットで400ヤード飛ばし、パー4でワンオンするなんて夢のような話。(笑)
本当はアイスホッケーのプロになりたかったはずなのに、借金返済のためにゴルフを選ぶギルモア。
ゴルフの優勝賞金額は高いからね!
ホッケーのシュートを決める時のフォームが、ゴルフのティーショットになっているね。
下からすくい上げるようなスタイルは、現在世界ランクNo,1のスコッティ・シェフラーに似てるかも。
そしてハッピー・ギルモア本人は、画像でも分かるように「やんちゃ」で、深く考えないタイプ。
性根は優しくて、おばあちゃん想いなんだよね。

ギルモアが大好きなおばあちゃん(画像真ん中)。
このおばあちゃんが税金を27万ドルも滞納したことで、ギルモアがゴルフに転向するんだよね。
おじいさんが建てた家まで抵当にはいってしまうとは、おばあちゃん呑気過ぎ!(笑)
おばあちゃんを演じているのは、フランシス・ベイ。
どこかで見たことあると思ったら、デヴィッド・リンチ作品の常連だったよ!
「ブルー・ベルベット」にも出演していたとは。
そして画像左は、のちにギルモアのガール・フレンドになるバージニア。
紳士のスポーツであるゴルフとはかけ離れたギルモアの様子にとまどいながらも、味方になっていくんだよね。

家を差し押さえられてしまったため、おばあちゃんが入居した老人ホームの経営者。
観ている時には気づいていなかったけれど、演じているのはベン・スティラー!
ウィル・フェレル、アダム・サンドラーと同年代の「サタデー・ナイト・ライブ」出身者。
コメディアン2人が出演していたんだね!
ベン・スティラーとウィル・フェレルが出演していた映画「ズーランダー(原題:Zoolander 2001年」も面白かったな。
決め顔の「ブルー・スティール」、また見たくなったよ!(笑)

ギルモアと因縁のある男、ラーソンを演じていたのは、「007 私を愛したスパイ」でジョーズ役だったリチャード・キール
身長218cmで、世界一巨体の俳優として知られているらしい。
この顔と体格なら、どの作品でも観間違うことがないよ。
ギルモアのせいで頭にナイフが突き刺さったままになっている設定なんだよね。
まるでアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の「刺さった男」状態だよ。(笑)

ギルモアの才能を見抜き、レッスンを買って出る元プロゴルファーのチャップス。
ゴルフ場でワニに右手を食いちぎられるという過去を持ち、右手は義手という設定になっている。
PGAゴルフをTV観戦していると、実際にゴルフ場にワニが出現することあるんだよね。
ルイジアナ州やフロリダ州はワニが生息していることで知られているので、チャップスの話はまるっきりデタラメではない。
義手の扱いがぞんざいで、この辺りがキツめのブラック・ジョークなんだよね。(笑)

飛ばし屋で、様々なラッキーにも恵まれ、賞金を稼いでいくギルモアの活躍に大笑いさせてもらった。
「そんなバカな!」
というシチュエーションで、ゴルフボールがカップインしていく様子は、あり得ないからこそ面白かったよ。(笑)
ライバルのゴルファーや、ド素人のキャディも良い味出していたね。
ゴルフ好きにはおすすめの映画だよ!

「俺は飛ばし屋」から29年が経過した今年2025年、Netflixの新作映画として登場したのが、「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル2(原題:Happy Gilmore 2)」。
ここで知らされていなかったら見逃していたところ、ROCKHURRAHが目ざとく発見し鑑賞することになったんだよね。
そのためROCKHURRAH RECORDSでは、「飛ばし屋1」と「飛ばし屋2」を連続して観ることができた。
ハッピー・ギルモアは、一体どうなったんだろうね?

ハッピー・ギルモアのゴルフ人生は、まだ終わっちゃいない!
アダム・サンドラー演じる短気なゴルフ界のレジェンドが、娘の夢をかなえるために復帰を目指してクラブを振り回す。
(Netflixより)

続いてはトレイラーね。

30年近く経ってもギルモアの精神年齢はほとんど変わっていないみたいだよね!
そしていつの間にか4人の息子と娘が1人いることになっているよ。
「飛ばし屋1」で登場したヴァージニアと結婚し、子宝に恵まれたんだね。(笑)
男の子達は完全にギルモアの下ネタ好きDNAを受け継いでいるよ。
幸せなご家庭が垣間見られるのかと思いきや、ヴァージニアは映画開始ほんの数分で退場してしまう。
「飛ばし屋」ではあっさり人がいなくなってしまうんだよね。
きっとこれもアダム・サンドラー式のブラック・ジョークなんだろうな。(笑)

PGAゴルフで一番有名な大会といえば、マスターズ・トーナメント
ここで優勝したプレイヤーは記念として、緑色のブレザー通称「グリーン・ジャケット」が贈られる。
2021年に松山英樹がアジア人として初優勝したことは記憶に新しいよね。
そんなマスターズをパロディにしたシーンが映画に登場し、グリーンならぬ「ゴールド・ジャケット」を着用したプロ・ゴルファー達が大勢出演していることに興奮する。
画像は集合写真で、全員ではないけれどプロ・ゴルファー達が笑顔を浮かべているよ!
大ファンのジョーダン・スピースやマキロイも出演していて、ゴルフ・ファンには嬉しい限り!(笑)

世界No.1のシェフラーまで演技していて、2025年5月に誤認逮捕された時のことを自虐ネタとして披露する。
「また逮捕かよ」には笑わせてもらったよ。(笑)
ゴルファー達は皆、演技が上手ですぐに俳優になれそうなほどだった。
中でも群を抜いて目立っていたのがウィル・ザラトリス!
プロ・ゴルファーの中で特徴があるわけではないのに、「俺は飛ばし屋1」の中で最初のキャディだった少年がプロになっている役どころを演じていたよ。
演技力の高さにびっくり!(笑)
ザラトリスとシェフラーの見方が少し変わってきそうだよ!

ラッパーのエミネムも出演していたよ。
世界で最も売れたラップ・アーティストなんだって?
エミネムが出てきた2000年代は、もうラップ系を聴いていなかったSNAKEPIPE。
名前は知っているけれど、正直言ってあまり馴染みがないんだよね。
「俺は飛ばし屋2」では、ヤジを飛ばす観客として登場していたよ。
エミネムは「スーパーバッド 童貞ウォーズ」を200回以上観たと公言しているコメディ映画好きらしいので、アダム・サンドラーとの共演を楽しんだのかもしれないね?

PGAツアーに反旗を翻すように設立されたLIVゴルフを揶揄するような、ゲームっぽい対戦が面白かった。
ここでもプロ・ゴルファー達が演じていたんだよね。
最終ホールのグリーンでは大いに笑ったよ!
あんな試合が実際にあったら楽しいだろうね。(笑)
ゴルフ・ファンでなくても楽しめるけれど、ゴルフ・ファンなら2倍楽しめる「俺は飛ばし屋」シリーズ、鑑賞できて良かった!

アメリカでは公開当時、ファストフード・チェーンのSUBWAYで、カリフォルニア州の1店舗を映画とコラボして「ハッピー・プレイス」に変更したという。
「俺は飛ばし屋1」で、ギルモアがSUBWAYの広告に出演しているシーンがあったことを思い出す。
更に「ハッピー・ギルモア・ミール」というメニューを販売し、映画の登場人物がプリントされカップを受け取ることができたというから、皆さんノリノリだよね!
SNAKEPIPEも、このカップ欲しかったな。(笑)

映画の殿 第74号 韓国ドラマ編 part25

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【ドラマ「カジノ」にちなんでバックにトランプを配置してくれたROCKHURRAHだよ】

SNAKEPIPE WROTE:

いつの間にか7月がスタートしているね。
2025年も半年経過してしまったとは、速いなあ。
真夏並の暑さにも参るよね。
外出しないで、自宅でドラマ鑑賞するのが一番かも。(笑)
今回の「映画の殿」は韓国ドラマを特集しよう。
いつも書いているように、ROCKHURRAH RECORDSの視聴順で、制作年順ではないのでよろしくね!
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

最初は「カジノ(原題:카지노 2022年)」から。
ディズニープラスのオリジナル作品で、シーズン1と2で全16話だったよ。
シーズンが変わっていたことには気づかなかったけどね。(笑)
「カジノ」の主演は、パク・チャヌク監督の「オールド・ボーイ(原題:올드 보이 2003年)」で強烈なインパクトを残したチェ・ミンシク。
26年ぶりにドラマに出演、ということも話題だったみたいだね。
刑事役には「私の開放日誌」や「殺人者のパラドックス」で知っているソン・ソック。
チェ・ミンシクの部下には「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」や「エクストリーム・ジョブ」に出演していたイ・ドンフィ。
「カジノ」のあらすじを書いてみよう。

大田(テジョン)の駅前で新聞を売りながら貧しい幼少期を送ったチャ・ムシク。
時は流れ、30代で有名な英語塾の塾長となり、平凡な日々を送っていた。
ある日、故郷の後輩が訪ねてきてカジノ・ビジネスの提案を持ちかける。そして後輩と共に釜山(プサン)のカジノバーを訪ねたムシクは、カジノ経営に可能性を見いだす。
やがてムシクは本格的に経営を始めるために、大田の古びたバーを買い取り、カジノバーに改装する。
優れた商材と並はずれ度胸のおかげで、韓国のカジノ界のトップまで上り詰めるが、とある事件をきっかけにすべてを失う。
それでもあきらめずに、人生をかけて再起を企てるムシクは東南アジアに陣地を移し…。
(KnTVより)

舞台が韓国の釜山からフィリピンに移るんだよね。
裏社会の話なので、危険な香りがプンプンするよ。
トレイラーも観てみよう。

 

カジノといえば、一番初めに思いつくのはラスベガスだよね。
そこで大金を手にしたのは田端義夫!(古い!)
Wikipediaによれば、田端義夫がやったのはスロットらしいけれど、ドラマ「カジノ」ではバカラというトランプを使った賭博が行われていた。
バカラのルールについて知りたい方は、Wikipediaをご覧ください!
ドラマの中では、全財産を使い切り借金をしてまで、賭けに身を投じる人物が登場する。
端からみると「なんでそこまで」と思ってしまうけれど、ハマってしまうと見境がなくなるんだろうね。
金の亡者となった人たちが何人も出てきて、基準が全てお金になっている心理が怖いね。
韓国ドラマによく出てくる腐った官僚達が、フィリピンにも大勢いることになっていた。
不正がまかり通っていて、なんでもお金で解決できることに驚いてしまう。
そんな重苦しい空気を孕んでいるのに、BGMは軽快なんだよね。

 

ソン・ソックのネイティブな英語にびっくり!
留学経験ありとは、納得だよ。
チャ・ムシクが体一貫でのし上がり、どんな相手にでも正面から堂々と向かっていく姿勢は圧巻!
むき出しの欲望が表現された、リアルなドラマだったよ。
見応えあるので、おすすめ!

続いては「ハピネス(原題:해피니스 2021年)」について書いていこう。
主演女優は、映画「ビューティー・インサイド」やドラマ「ムービング」でお馴染みのハン・ヒョジュ。
Wikipediaに「嫁として連れてきてほしい女優」の第1位になったことがある、と書いてあるよ。
日本で言えば、竹下景子みたいなものか。(古い!)
相手役は、ドラマ「花郎」や「ドクタースランプ」に出演しているパク・ヒョンシク。
左の画像だけ見ると、まるでラブ・ロマンス系のドラマのようだけど、ジャンルはサバイバル・スリラー!
あらすじを書いてみよう。

豪華な新築マンションの警察特別優先枠に募集がかかり、警察特攻隊員のセボムに、長年の夢だったマイホームが手に入る絶好のチャンスが到来する。
対象になるために足りない点数を「新婚」で補おうと、高校時代からの親友、刑事のイヒョンと形だけの夫婦になってもらい、憧れのマンションに入居。
ところがマイホーム生活を始めた矢先、発症すると人を襲うという謎の感染症が蔓延する。
感染者が出た2人が住むマンションは住人を取り残したまま封鎖され、感染者は日に日に増えていく。
セボムとイヒョンはマンションの人々を守るために奮闘するが…。
(KnTVより)

続いてトレイラーね。

謎の感染症の症状は、いわゆるゾンビと同じ。
噛みついたり、全速力で走ったりするのは、最近のゾンビとしてはステレオタイプだよね。
見慣れたゾンビ(笑)と違うのは、正気に戻る時間があること。
感染者が「何かやらかした」ことを自覚してしまう点が新しくて、怖かったよ。

先に書いた「カジノ」同様、「ハピネス」でも自己中心的な嫌らしい人間がたくさん出てくる。
心がきれいな人ほど損をするような展開に嫌気がさす。
性善説なんて存在しない、と思ってしまうほど。(笑)
最終的には、なんとなく丸くおさまって良かったけれど、疑問も残ったのは事実。
同じ状況に立たされた時、どう行動するのがベストなのか考えさせられたドラマだったよ。

次は「熱血司祭(原題:열혈사제 2019年)」ね。
大人気のドラマで、シーズン2がすでに配信されていていることは知っていた。
シーズン1から鑑賞し、続けてシーズン2も観ることにしたROCKHURRAH RECORDS。
ジャンルとしてはアクション・コメディになるんだね。
ちなみに牧師はプロテスタント教会、カトリック教会では神父が敬称で司祭は役職名になるんだって。
クリスチャンには当たり前のことだと思うけど、一度整理しておいたよ!
聖職者であるはずの司祭がアクション?
あらすじはこちら。

過去、対テロ特殊要員であったへイル は、ある任務で失敗し、辞職した。
へイルが酒に溺れ倒れているところを、イ・ヨンジュン司祭が助けてくれた。
それから司祭の道へ進むが、憤怒調節障害を患っていた。
それからして程なく、元ヤクザで実業家のファン・チョルボムがへイルが勤める教会にまで妨害し始めた。
しかしある日、実の父のように慕う恩人であるイ・ヨンジュンが謎の死を遂げた。
それをへイルは受け入れられず、自らその死を暴こうとする。
(Wikipediaより)

続いてトレイラーね。

元特殊要員で、怒りやすい司祭を演じているのはキム・ナムギル。
通常ならあり得ないような経歴と性格の司祭だよね。(笑)
キム・ナムギルはアクションもコメディもこなし、司祭役がピッタリだったよ。
捜査のために女装までするとは、驚き!
違和感なくて、キレイだったよ。(笑)
シーズン2でも女装シーンあったので、好評だったんだね。
恩人である神父の死を調査するうちに、次第に仲間が集まってくる。
漫画「ワンピース」っぽい展開だね。

最初は反発し合っていたけれど、仲良くなっていく過程が面白い!
画像左は刑事役のキム・ソンギュン。
「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」や「ムービング」など、数々のドラマで活躍しているよね。
「熱血司祭」では、今まで以上に笑わせてくれたよ!
良い味出してる俳優だよね。
画像右は検事役のイ・ハニ。
映画「エクストリーム・ジョブ」で知っている女優だけど、「熱血司祭」では変顔や、ガサツな食べっぷりを披露していたよ。
元ミス・コリアなのにね!(笑)

画像左は教会の神父で、演じているのはチョン・ソンウ。
真面目で優しく、少し気弱な性格のよう。
チョン・ソンウはミュージカル出身のようで、ROCKHURRAH RECORDSは初めて知った俳優だよ。
画像右はシスター役のペク・ジウォン。
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」など多くのドラマや映画に出演している名バイプレーヤーの一人だね。
シスターも、できれば事を大きくしたくないと考える、優しく信心深い人。
教会関係者だから当たり前なんだけど、「ところが!」と続くところがミソ!
こういうところも「ワンピース」みたいで、それぞれ特技(?)を持っていて、活躍するんだよね。

画像左はコンビニ店員を演じたゴ・ギュピル。
「愛の不時着」や「恋慕」などで知っている俳優だね。
ちょっと抜けているけれど、人が良い役が多いよ。
「熱血司祭」でも、最初は司祭から叱られて、教会への出入り禁止を宣告されたけれど、仲間になるんだよね。
画像右は中華料理店配達員役のアン・チャンファン。
「刑務所のルールブック」では「下っ端」と呼ばれた悪いヤツだったっけ。(笑)
「熱血司祭」ではタイ人という設定で、わざとカタコトのハングルを話していたよ。
この2人にも特技があるんだよね。
「熱血司祭」はキャラクターの意外性が暴かれていくところが面白かった!

敵側で書いておきたいのは2人かな。
画像左は貿易会社代表でヤクザのコ・ジュン。
「ミスティ」ではプロゴルファー、ケビン・リーだったね。
「熱血司祭」では元プロボクサーで、鍛えた体を自慢しているようだったね。
画像右は子分役のウム・ムンソク。
おかっぱ頭と服装のセンスが悪いところがトレードマークだったよ。
髪型と服装が変わると誰だか分からなくなってしまうほど。(笑)
「熱血司祭」シーズン1の中では突出したインパクトがあったのに、シーズン2に出演していなくて残念だった。

タイトル曲のイントロが耳に残るんだよね。
載せておこう。

シーズン2も鑑賞済だけれど、シーズン1ほど面白く感じなかったのが正直な感想だよ。
脇を固める仲間達の特技は既に明かされているので、意外性がなくなってしまったことに加え、ウケた笑いの踏襲では物足りないからね。
シーズン2の制作が決定するのはシーズン1が良かったからだろうけど、1を超える2は難しいのかな。
シーズン1はとても面白かっただけに、少し残念だよ。

今回は「カジノ」「ハピネス」「熱血司祭」について書いてみたよ。
どのドラマも見応えあるので、おススメ!
ROCKHURRAH RECORDSのドラマ鑑賞は続いている。
次回もお楽しみに!

映画の殿 第73号 マイ・スイート・ハニー/DOG DAYS

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【映画の中で食事中のヘジンさん】

SNAKEPIPE WROTE:

今回の「映画の殿」では、2本の韓国映画を紹介したいと思う。
どちらも主演はユ・ヘジン
ROCKHURRAH RECORDSは、「ヘジンさん」と知り合いのように呼んでしまうほど大ファンなんだよね。(笑)
映画俳優としてはもちろん、「三食ごはん」で見せる素顔にも魅了され、ヘジンさんが出演している映画はできる限り鑑賞している。
ソン・ガンホと並び、韓国の国民的俳優と称されるヘジンさん。
マイ・スイート・ハニー(原題:달짝지근해 2023年)」で初めてロマンチック・コメディーに挑んだという。
翌年には「DOG DAYS 君といつまでも(原題:도그데이즈 2024年)」で主演しているんだよね。
(原題:올빼미 2022年)」や「破墓/パミョ(原題:파묘 2024年)」も鑑賞済だけれど、今回は「マイ・スイート・ハニー」と「DOG DAYS」の2本を取り上げよう。
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

まずは「マイ・スイート・ハニー」から。

前述したように、ヘジンさん初のロマコメとして注目度が高い作品だったみたいね。
2023年に公開されているので、今から3年前に映画館で鑑賞した人には「何を今更」と思われてしまうかもしれない。
ROCKHURRAH RECORDSでは今年になって、ようやく鑑賞できたんだよね。(笑)
簡単にヘジンさんの経歴を書いておくと、1970年生まれの55歳。
1997年に映画デビューしているので、そろそろ役者人生30年になる大ベテラン俳優だよ。
脚本を手掛けたのは、映画「エクストリーム・ジョブ(原題:극한직업 2019年)」を監督したイ・ビョンホン。
俳優のイ・ビョンホンではないので注意だよ。(笑)
映画のあらすじとトレイラーを載せてみよう。

製菓会社で研究員として働く45歳のチャ・チホは、天才的な味覚を武器に数々のヒット商品を生み出してきた。
自宅と会社を往復するだけの毎日を送っていた彼は、明るくエネルギッシュなシングルマザーのイ・イルヨンと出会う。
イルヨンはチホの優しさや純粋さにひかれていくが、恋愛経験のないチホには恋という感情すら分からない。
これまで経験したことのない感情に戸惑いながらも、イルヨンと過ごす日々はチホにとって特別なものになっていく。
そんな矢先、ある事件が起こる。
(映画.comより)

ヘジンさん演じる、勤勉で実直な仕事人間、チャ・チホの生きがいは会社に貢献することだけ。
趣味もなければ、人生での楽しみを見つけることもない。
チャ・チホは、お菓子を食事代わりにしていたせいで栄養失調で倒れてしまう。
ここまで会社に尽くす社員ってすごいよね。
健康を害してもチャ・チホが有能なだけに、見て見ぬ振りをする会社はブラック企業だよ。
普段は無表情なチホなのに、子どもをあやすシーンがあって意外だった。
そのおかげで(?)45歳にして初めての恋が生まれるとはね。(笑)

チャ・チホが子どもをあやすシーンを見つめていたのは、サラ金取り立ての電話応対をするイ・イルヨン。
演じているのはキム・ヒソンで、ROCKHURRAH RECORDSでは初見の女優だったみたい。
何事にも前向きなシングル・マザーで、どんなに嫌な客への対応も可能な強さを持っている。
チャ・チホには初めから好意を抱いていたようで、イルヨンのほうから迫っていくんだよね。
栄養失調のチホと一緒に食事をする友達になり、どんどん距離が近づいていく。
イルヨンの元夫に関するエピソードは少しお粗末だったかも。
一瞬だけ登場して、すぐに消えてしまったからね。

チャ・チホの兄、ソクホ。
ギャンブルに明け暮れ、弟の収入を当てにしている毒兄に見えるよ。
チホも「兄貴のためなら」と進んで借金返済に協力するので、見ているこちらがヤキモキしてしまう。
映画を最後まで観ると印象が変わるので、良かった。(笑)
そしてこの兄の借金返済が理由で、チホとイルヨンが出会えたので、愛のキューピットと言えるかも?
演じているのはチャ・インピョで、かつてトレンディドラマで有名な俳優だったとか。
チャラけた雰囲気が良く出ていたよ!

チャ・チホが勤める製菓会社社長の息子、ビョンフン。
チホのヒット商品を開発する能力を認め、自社のために更に貢献してもらうことを望んでいる。
チホの健康問題など関係なしに、金儲けだけを考える即物的な上司かと思いきや、変わって良かった。(笑)
演じているのは「エクストリーム・ジョブ」でマ刑事だったチン・ソンギュ。
あの映画を観て以来、ずっとマ刑事と呼んでしまうほど、強烈な印象を残したっけ。
もう一度「エクストリーム・ジョブ」観たいなあ。(笑)

脇を固める俳優陣も見逃せないよ。
チホが訪れる薬局にいる薬剤師が、「椿の花咲く頃」や「悪霊狩猟団: カウンターズ」などでファンになったヨム・ヘランなんだよね!
役名で覚えてしまうので、今でもチュさんと呼んでいるSNAKEPIPE。(笑)
「マイ・スイート・ハニー」でも良い味だしていて、ヘジンさんとの掛け合いが良かったよ。
名バイプレイヤーだよね!

役名もなく、通りすがりの青年として出演していたのがイム・シワン。
恋人に愛を伝えるために歌う、という古めかしく、少し恥ずかしいことを堂々とやってのける。
告白されている女性からすると、迷惑かもしれないよね。(笑)
「あれ?イム・シワンじゃない?」と言うSNAKEPIPEに「あんなチョイ役じゃ出ないでしょ」とROCKHURRAH。
調べた結果、SNAKEPIPEが当たりだったみたいだね。(笑)
他人は地獄だ(原題:타인은 지옥이다 2019年)」以来、久しぶりに観たかも。

45歳という役どころなのに、初心なヘジンさんがとてもキュート!
世間的には「おっさん」の年齢だろうけど、初恋に胸を焦がしているので、気分的には10代になるのかな。
ぎごちないけれど、まっすぐな心を持っているチャ・チホを見事に演じきっていたよ。
ドライブ・シアターのシーンでは、涙を流しながら笑わせてもらった。(笑)
ラブ・ロマンス系の映画はあまり得意ではないROCKHURRAHとSNAKEPIPEだけど、主役がヘジンさんなら話は別!
とても温かい気持ちになれる、良い映画だったよ!

続いては「DOG DAYS 君といつまでも」のご紹介。
「孤独を抱えた人々とチャーミングな犬たちの出会いが奇跡を起こすとびきり愛おしいハート・ウォーミング・ストーリー」と宣伝されている映画なんだよね。
先に書いた「マイ・スイート・ハニー」同様、ハート・ウォーミングと言うジャンルは、通常スルーしてしまうROCKHURRAH RECORDSだけれど、ヘジンさんが主役ならば外せない映画になるよ。(笑)
そしてワンちゃんたちがたくさん登場すると聞けば、観たくなるのは当然!
ROCKHURRAHもSNAKEPIPEもワンちゃん、大好きだからね。(笑)
あらすじを書いてみよう。

きっちりした性格のミンサンは、動物病院「DOG DAYS」のせいで、自宅周辺に犬の糞が転がっていることが忌々しい。
院長ジニョンと今日もやり合ったミンサンは、有名建築家ミンソにたしなめられる。
リゾート開発に関わるミンサンは、ミンソを紹介してもらおうと、ジニョンが助けた保護犬、チワワの「車長さん」を一晩預かることに。
ミンソは散歩中に倒れ、フレンチブルドッグの愛犬ワンダを見失う。
居合わせた配達員のジヌはワンダ探しを手伝う。
その頃、作曲家ソニョンとジョンアの夫妻に養子に迎えられた少女ジユが、迷い犬と出会う。
一方「DOG DAYS」には、ゴールデンレトリバーのスティングが担ぎ込まれる。
大慌てで連れてきたのは、恋人スジョンの留守中にスティングを預かるヒョン。
そこへスジョンの元彼ダニエルが現れて……。
犬を介して出会い、心を通わせる人々の日常が、少しずつ動き始める。
(公式サイトより)

ワンちゃんの中でも、とりわけ白黒のチワワが大好きなので、「車長さん」が登場すると「かわいいー!」と叫びながら鑑賞してしまった。(笑)
ヘジンさんが片手でヒョイっと持ち上げられる小ささ。
あまりにも可愛らし過ぎて、もうたまりません!(笑)
ヘジンさん演じるミンサンは、堅物で犬嫌い、自分の利益のことしか考えないような嫌な人なんだよね。
「マイ・スイート・ハニー」同様、どんどんミンサンに変化が生じてくる。
人って変われるんだね!

動物病院「DOG DAYS」の院長であるジニョン。
演じているのは、「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜(原題:SKY 캐슬 2019年)」で、怖い怖いキム先生だったキム・ソヒョン。
あの時の印象が強過ぎるため、ワンちゃんに優しく接しているシーンにホッとしてしまう。
もうキム先生じゃないことは分かってるのにね!
動物病院での厳しさも同時に知ることになり、涙してしまうSNAKEPIPE。
最近涙もろいんだよねえ。
単なる年齢のせい?(笑)

あらすじにも登場した有名建築家のミンソと配達員のジヌ。
ミンソはフレンチ・ブルドッグを可愛がっているんだよね。
そんな愛犬に対して「ブサイク」と言い放ってしまった配達員のジヌ。
初対面の印象はお互い最悪だったけれど、半ば強制的にミンソに付き合う羽目になる。
一緒にいる時間が長くなり、だんだん仲良くなっていく様は、見ていて微笑ましかった。(笑)
ミンソを演じていたのは、韓国人俳優初のアカデミー賞助演女優賞獲得したユン・ヨジョン。
配達員ジヌには、「愛の不時着」や「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」などで知っているタン・ジュンサン。
主役になれるレベルの俳優が出演している豪華なキャスティングだよね!

あらすじに登場したゴールデンレトリバーのスティング。
スギョンの留守中に恋人ヒョン(画像左)がスティングを預かっている。
そこへ元の彼氏のダニエル(画像右)が、まるで離婚した親が子供に会うかのように、スティングに会いにやってくるんだよね。
スティングも、とてもかわいいワンちゃんなので、ダニエルが会いたくなるのも納得だよ!
ヒョンを演じたのは「ワンダフル・デイズ」で知っていたイ・ヒョヌ。
あのドラマも犬だったね。(笑)
ダニエルを演じたダニエル・ヘニーは、「コンフィデンシャル:国際共助捜査(原題:공조2: 인터내셔날 2022年)」で観ているはずだけど、失念してるよ。
ヘジンさんとは、あの映画でも共演していたってことだね!

スティングの飼い主であるスギョンは、キム・ゴウンだったんだよね!
公式サイトにはキム・ゴウンの名前が出ていないので、秘密のスペシャル・ゲストになるのかな。
室内で歌う、回想シーンにだけ登場するよ。
キム・ゴウン、歌もうまいんだよね!
そういえば「破墓/パミョ」でも、キム・ゴウンとヘジンさんは共演していたっけ。
大物俳優が共演している映画は、やっぱり観ておきたいって思うよ。

「DOG DAYS 君といつまでも」は、宣伝通りハート・ウォーミングな物語で、心をしっとりさせてくれる映画だった。
上に何度か書いたように、大物俳優がたくさん出演しているので、相当ギャラが高かったんじゃないだろうかと心配してしまうほど。(笑)
ワンちゃんたちも皆かわいいので、観ているだけで癒やされたSNAKEPIPEだよ!
「マイ・スイート・ハニー」も「DOG DAYS 君といつまでも」のどちらの映画も、ヘジンさんが主役を務めた「LUCK-KEY ラッキー(原題:럭키 2016年)」のように、最初は無愛想で無骨だったのに、最後には人間味に溢れた良心的な人物になるキャラクター設定なんだよね。
そしてこれがヘジンさんの人柄にマッチしているので、演技に見えないほど自然なんだろうな。
これからもヘジンさんの応援、続けていくよ!(笑)