収集狂時代 第25巻 高額ソファ編 #02

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【ソファといえばリンチ監督作品「インランド・エンパイア」を思い出すよ】

SNAKEPIPE WROTE:

2016年6月のブログ「収集狂時代 第5巻 高額ソファ編#01」の中で、

映画観た後で少し横になっていたら、いつの間にか眠っちゃった、というのが理想的。(笑)

一眠りするのに丁度良いソファ、ないかな?

と書いているSNAKEPIPE。
あれから10年が経過。
ついに!念願のソファを購入したよ!(笑)
映画やドラマ鑑賞が快適にできて嬉しい。

サイズが少し大きめなので、室内に運び込めるのか事前に確認したにもかかわらず。
いざ配送業者が運んでくると、玄関先(外)に放置するだけで帰ってしまった。
「運び込み」というのは「組み立て」までお願いしないとやってくれないんだね。
ROCKHURRAHが玄関先(外)で梱包を解き、ソファを露出させた状態にして2人で運び込む。
かなり苦労したけど、頑張って設置したよ。(笑)

2016年に書いた「高額ソファ編」には「#01」がついていて、続編を書くつもりだったみたい。
こちらも10年越しで、続きをやってみようか。

Johnny Swing(ジョニー・スウィング)デザインのニッケル・カウチは、光るシルバー色となめらかな流線型が見事!
見ているだけでよだれがでちゃうよ。
名前のニッケルは、その名の通りニッケル硬貨(5セント硬貨)とのこと。
このソファは、硬貨を溶接して仕上げられているという。
一体何枚の硬貨が使用されているんだろうね?(笑)
サザビーズのオークションで$138,600、日本円で約1,990万円で落札されたという。
実際に座るためというよりは、アート作品だよね。
自宅にこんなソファあったら嬉しいだろうな!

ソファで映画やドラマ鑑賞する時には、飲み物飲んだり軽くおやつをつまんだりするよね。
ちょっとしたサイドテーブルが欲しくなるよ。
Pierre Chareau(ピエール・シャロー)がデザインしたのは、可動式のテーブル付きソファ。
好きな時に引き出せるテーブルがあるなんて素敵!
サザビーズのオークションで$478,800、約6,800万円の値がついたって?
シンプルで機能性があり、オシャレ。
座り心地を確かめたくなるね!

Jean Royère(ジャン・ロワイエ)が1955年にエルサレムのアンバサダー・ホテルのためにデザインしたソファ。
ベルベット生地にうっとりしちゃうね!
両サイドの跳ね上がり方に50’sを感じるよ。
ゴロンと寝転んだら、頭と足が上がる状態でお昼寝できそう。(笑)
お値段 $927,500、日本円で約1億3,300万円!
億超えソファで昼寝なんて贅沢過ぎだね。(笑)

1969年、イタリアの家具メーカー、カッシーナが依頼し、イタリアの建築家トビア・スカルパがデザインしたソファ。
「ソリアナ」は膨張性ポリウレタンの塊をレザーで包み、中央を光沢のある金属ベルトで締めている。
丸っこくて可愛いよね!(笑)
1982年に生産が終了したけれど、熱烈なファンの声に応えて、カッシーナで再販されているという。
お値段$14,600、約210万円!
億超えの次なので、お買い得に感じてしまうね。
色は黒以外に、白やピンクも販売中。
イタリアから日本への配送も可能だよ!

フランスの高級インテリア・ブランドであるRoche Bobois(ロッシュ ボボア)。
ブランドのアイコンである「マ ジョン」という名前のカラフルなソファも素敵だね!
「マ ジョン」とは長方形のユニットを組み合わせることができることから、中国の麻雀をイメージしてネーミングされたんだとか。
ケンゾーやミッソーニ、ジャン=ポール・ゴルチエなどデザイナーのファブリックを使用して、熟練の職人によりハンドステッチで仕上げられているという。
日本にも店舗があるみたいだけど、当ブログでは海外サイトでの販売価格を載せてみようか。
$34,663、日本円で約500万円!
かなりインパクトあるソファだし、好きな形に組み換えできるので、ベッドにもなりそうだよね。
実物を見てみたいな!

世界の名品を見るとワクワクするね!
ソファ特集の2回目を企画して良かったよ。
3回目はいつになるのやら?(笑)

映画の殿 第71号 三体 テンセント版

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【「三体」の主要人物達】

SNAKEPIPE WROTE:

2025年2月下旬から1ヶ月余り、入院生活を送っていたことは今まで何度か書いているよね。
入院生活を送っている時に、熱中して読んでいたのが「三体」だった。
たまたまKindleストアで目にして、「中国のSF?」と首をかしげたものの、次第に夢中になって読んでいた。
「三体」というのは、中国のSF作家・劉慈欣(リウ・ツーシン)が2006年に発表した小説。
三部作シリーズ累計発行部数が、世界で2900万部を記録しているベストセラーなんだよね!
2015年にSF界で最も権威のある文学賞のヒューゴー賞をアジア人初受賞しているという。
小説の冒頭が文化大革命から始まっていたところで、惹きつけられたSNAKEPIPE。
できれば隠しておきたい中国の歴史を、中国人がネタにしている点に驚いたんだよね!

以前はSFも読んでいたけれど、最近はご無沙汰。(笑)
「三体」は物理学やら数学、天文学などを研究している人たちがたくさん登場するので、それらの知識がないと理解が難しい場合がある。
知識に乏しいSNAKEPIPEのような読者でも読み進めることができるのは、ストーリーの面白さ!
自分なりに頭で映像化し、ワクワクしながら「三体」三部作を読了したのである。
作者の劉慈欣はアート好きなのか、アート作品について触れる記述が何度もあった。
SNAKEPIPEは「水滴」が杉本博司の「観念の形」のような作品に似ているのではないかと想像し、本気で鑑賞したいと思ったよ。(笑)

ROCKHURRAHも一緒に読み進め、「どこまで読んだ?」と毎日報告したものだった。
入院中で時間があるSNAKEPIPEに負けじと(?)ROCKHURRAHの読書スピードの速かったこと!
2人揃って「三体」の世界にどっぷりと浸かっていたのである。
2023年に中国のテンセント版、2024年にNetflix版と2つドラマ化されていることを知り、退院した暁にはドラマを鑑賞することを楽しみにしていた。
そして退院後、原作に近いテンセント版を鑑賞したのである。
ドラマ「三体」のあらすじを書いてみよう。

2007年、北京オリンピック開催間近の中国。
ナノ素材(マテリアル)の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、突然訪ねてきた警官・史強(シー・チアン)によって正体不明の秘密会議に招集される。
そこで世界各地で相次ぐ科学者の自殺、そして知り合いの女性物理学者の死を知らされた汪淼。
一連の自殺の陰に潜む学術組織「科学境界(フロンティア)」への潜入を依頼された彼は、科学境界の「主」を 探るべく、史強とともに異星が舞台の VRゲーム「三体」の世界に入るが、そこにはある秘密が…。
(公式サイトより)

続いてトレイラーも載せてみよう。

さすがに文化大革命部分の映像化はなかったけれど、原作に忠実なので驚いてしまった!
汪淼(画像左)が、写真が趣味で、自宅に現像室があるところに共感してしまう。
ドラマの中で、汪淼はほとんど食事していないところが気になってしまった。
史強(画像右)が隣でガツガツ食べてる時にも、汪淼は食べてないんだよね。(笑)
研究者らしく、ちょっと神経質な様子が役にピッタリだったよ。
史強は小説での印象と少し違っていたけれど、粗野だけど良いヤツというのが、イメージ通りかな。

小説の中で一番気になっていたのがゲームのシーン。
「三体」というゲームは、上述したように物理学や天文学に詳しいプレイヤーじゃないと続けるのが困難なんだよね。
とても厳しい状況や条件の中で、どうやってゲームを進めていくのか。
それが「三体」のキモに当たる部分なので、ゲームのシーンが本当にゲームとして映像化されていたところに感動してしまった!

ゲームのシーンがこれ。
映像化されて嬉しかったのが「人間コンピューター」のシーン。
「0」と「1」を表現するために赤と白の手旗信号を使用するんだよね。
三千万人の兵士が導入されるなんて、大げさで笑ってしまうよ!(笑)
脱水シーンの映像化も素晴らしかった。
ゲームのシーンは想像以上の出来栄えで、鑑賞できて本当に嬉しい!

葉文潔(イエ・ウェンジエ)の若い頃。
「三体」での主人公の一人だね。
ドラマでは文化大革命の話が省略されているので、葉文潔の悲しみや動機が分かり辛いはず。
Netflix版は未視聴なので不明だけど、テンセント版は小説読んでから観ることをオススメするよ。
1960年代に天体物理学を専攻していたという葉文潔は、相当なインテリだろうな。
昔の(いつだ?)秋吉久美子似の女優(王子文)が着ているジャケットがとてもオシャレで、欲しくなってしまったSNAKEPIPEだよ!(笑)

葉文潔の老年期。
上の画像から40年後ということになっている。
凛とした女性で、言い淀むことがなく、知的な雰囲気がよく出ていたよ。
様々な出来事を経験したためなのか、感情が凍結されてしまったよう。
この人がいなかったら「三体」は始まらなかったので、キーパーソンであることは間違いないね。

葉文潔の娘、楊冬(ヤン・ドン)。
写真が趣味の汪淼によって撮影された一枚がこれ。
葉文潔同様に、物理学の道を行くけれど挫折し、自ら命を絶ってしまう。
ドラマでは原作と違い、楊冬が動いているシーンが出てきたよ。
葉文潔と同じで、あまり笑うことがなかったけれど、少しは人間らしい姿が見られて良かった。

楊冬の恋人、丁儀(ディン・イー)も物理学者なんだよね。
長髪、メガネ、ヒゲの人を見かけると「あっ!ディン・イー!」と叫びたくなってしまう今日このごろ。
道歩いてると、結構このタイプに遭遇するんだよね。(笑)
チャラけているように見えるけれど、実は地球を代表する才能の持ち主。
これから読む「三体0 球状閃電」にも登場するというから、どんな活躍が見られるのか楽しみ!

「三体」のドラマ化はシーズン2も計画されているようで、期待しちゃうよ。
小説を読み、ドラマを観たことで宇宙や物理学、SFにも興味が湧いてきたROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
ROCKHURRAHに勧められて「星を継ぐもの (ジェイムズ・P・ホーガン 1977年)」を読んでみた。
約50年前の小説だけれど、発想力がすごい。
「三体」に近い描写もあって面白かったよ!

人類が初めて月に行ったとされる1969年から、すでに56年が経過していても、状況はそんなに変わっていないみたい。
昔のSFだったら、とっくに空を飛ぶ自家用車があったり、気軽に宇宙旅行したり、他の星への移住ができているのにね?
2019年12月に森美術館で開催された「未来と芸術展」で、3Dプリンターを使って火星に住居を建設するビデオを鑑賞したっけ。
移住計画のアイディアとしての紹介で、とても興味深かったよ。
そんな未来が来るまで、300年くらい冬眠してみようかな。
これ、「三体」読んだ人なら分かってくれるはず。(笑)

ドラマ「三体」で印象的だったのが、最後にかかった曲なんだよね。
淡々としたメロディと、ちょっと怖い歌詞が耳に残る。
YouTubeを載せておいて、いつでも聴けるようにしておこう。(笑)

スピンオフ作品として史強を主役にした「大史」も計画されているんだとか。
まだまだ「三体」の世界から抜け出せないSNAKEPIPE。
楽しみが増えて嬉しいよ!(笑)

SNAKEPIPE MUSEUM #75 Mona Hatoum

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【2012〜2013年に制作された《Cellules(セルール)》】

SNAKEPIPE WROTE:

今回の「SNAKEPIPE MUSEUM」はMona Hatoumを特集しよう。
ネット検索で気になる作品を目にしたんだよね!
今まで知らなかったアーティストのはずなので、最初にモナ・ハトゥムの経歴から調べてみようかな!

1952 レバノンのベイルートに生まれる
1970?〜 レバノンにあるレバノン・アメリカン大学(LAU) で2年間グラフィックデザインを専攻した後、広告代理店で働く
1975 ロンドン滞在中にレバノン内戦が勃発し、事実上の亡命状態となる
1975〜1981 ロンドンのバイアム・ショー美術学校とスレード美術学校で学ぶ
1982~ セントラル・セント・マーチンズ大学で非常勤講師として勤務
1984 作品がポンピドゥー・センターのキュレーターの目に留まり、ポンピドゥーの支援を受ける
1989〜1992 カーディフ高等教育機関に勤務しながら作品制作に取り組む
1995 映像作品《コールプス・エトランジェ》でターナー賞にノミネートされる
第46回ヴェネツィア・ビエンナーレに参加
初の個展《Rites of Passage: Art for the End of the Century》をテート・ギャラリーで開催
1996 エルサレムのアナディエル・ギャラリーから招待され、初めてイスラエル・パレスチナ地域を訪問
2012 ジェリー・コリンズと結婚
2016 テート・モダンで35年間の活動を振り返る大規模な回顧展が開催される

モナ・ハトゥムが23歳の頃、レバノン内戦のためにロンドンに亡命したんだね。
講師として生計を立てながら作品制作していたと聞くと、親近感が湧くよ。(笑)
ポンピドゥー・センターのキュレーターに見出され支援を受けるなんて、シンデレラ・ストーリーだよね!
モナ・ハトゥムは、政治的な背景を持ったアーティストなので、メッセージ性の強い作品が多いだろうな、という勝手な予想をするSNAKEPIPE。
作品を1点1点掘り下げていったら、観念的な解釈があるに違いないけれど、SNAKEPIPE独自の感想をまとめたいと思う。
だって現代アートだもの。(笑)

最初に惹きつけられたのは、この作品。
インダストリアルな建造物、光と影にグッとくるSNAKEPIPE。
こんな写真を撮りたくて、工業地帯を歩き回ったものよ。(遠い目)
モナ・ハトゥムが1992年に制作した「Light Sentence(軽い刑罰)」で、素材はワイヤーメッシュ製ロッカー、ゆっくりと動く電動電球だって。
光が動く仕掛けなんだね?
どんなふうに影が変化するのか観てみたいなあ!
198 × 185 × 490 cmというから、大型のインスタレーションだね。
ポンピドゥー・センター所蔵とのこと。
これはもうパリに行くしかないか。(笑)
他の作品も気になってくるよ。

この作品も非常にシンプル!
長いヒモが等間隔に直立してますがな。
画像では判り辛いけど、ヒモではなくて有刺鉄線だって!
3m四方の立方体になるように、有刺鉄線が吊るされている2009年の作品で、タイトルは「Impenetrable(侵入不可能)」。
実際に作品を眼の前にしたら、痛そうなトゲトゲが迫力満点なんだろうな。
画像では美しく見えてしまうから不思議。
ニュース映像やネット上での画像と、現実は違うよといった、モナ・ハトゥムのメッセージかも。
深読みし過ぎか?(笑)
鑑賞したい時には、ニューヨークのグッゲンハイム美術館に行ってみよう!

鉄製の屏風?
これは巨大化させたチーズおろし器だって。
2002年の「Grater Divide(おろし金の分割)」も、恐らく近寄ると凶器になる作品なんだろうね。
SNAKEPIPEが想像しやすいとしたら、「大根おろし」が1.8mになったような感じ?(笑)
通常なら美味しい食事のために使用される器具を、不気味に思わせるとは。
聖母マリアをかたどった拷問器具「鉄の処女」を連想したSNAKEPIPEだよ!

規則的にモノが並んでいるシンメトリーに惹かれるSNAKEPIPE。
これはキッチリした真面目な性格のせいかもしれないね。(笑)
2019年の「Remains to be Seen(まだ見られていない)」も、前に紹介した「侵入不可能」のように、吊るされている作品だよ。
5mほどの高さから等間隔にコンクリートの塊が並ぶ。
この中に入って写真を撮っている人の画像もあって、羨ましい。
このインスタレーションも欲しいよ!
SNAKEPIPE MUSEUMに所蔵したいね。

モノクロームから一転、赤い作品を紹介しよう。
2008年の「Undercurrent (red)(底流(赤))」は、赤い電気コードが血管のようで生命力を感じる。
2019年7月に国立新美術館で開催された「クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime」で鑑賞した「黄昏(2015年)」は、展示室が暗かったせいもあり死を強く感じさせる作品だったことを思い出す。
2つの作品を対比させたら、完全に生と死になりそうじゃない?
モナ・ハトゥムの「底流(赤)」にある赤い布(カーペット?)はなんだろう。
この作品は2021年に広島市現代美術館で開催された「モナ・ハトゥム展」で展示されたみたい。
広島まで行って鑑賞するべきだったね!

最後はこちら。
地球の大陸を繊細な赤いネオンで描き出した、2006年の作品「Hot Spot(ホット・スポット)」。
燃えるような真っ赤な地球というだけで圧倒されてしまうよね。
「ホット・スポット」という言葉には様々な意味があるようだけど、モナ・ハトゥムが意図しているのは「政治的、軍事的、内政的に不安定な地域で、通常は危険とみなされる紛争地域」のことなのかな。
全世界が危険だよ、という警告なのかもしれない。
アーティスト本人が作品解説をしている動画があったので、載せてみよう。

2016年にフィンランドで開催された展覧会用のビデオらしいので、モナ・ハトゥムは英語で話し、字幕はフィンランド語なので、詳細は不明だよ。(笑)
作品の大きさやネオンの動きなどが分かるだけでも嬉しい。

モナ・ハトゥムは2017年に第10回ヒロシマ賞、2019年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞し、日本にも馴染みがあるアーティストのようだね。
SNAKEPIPEはモナ・ハトゥムを知らなかったので、今回特集してみたよ!
国際的に有名なアーティストなので、所蔵作品は世界に散らばっている。
いつの日か、日本で大回顧展が開催されることを望むよ。
一同に会した代表作を観てみたいね!(笑)

ROCKHURRAH紋章学 電気サービス会社 ロゴ編

【ビル・ネルソンズ・レッド・ノイズの「触れないで!僕はエレクトリック」だよ】


SNAKEPIPE WROTE:

桜の開花宣言を聞いた時、入院中だったSNAKEPIPE。
恒例にしているお花見は、今年無理かもしれないと諦めていたんだよね。
昨年は大倉山公園でお花見したことを思い出す。
予定より少し早く退院できたおかげで、咲いている桜を見ることができたよ!
菊名池公園という、少しこじんまりした公園でのお花見。
妙蓮寺駅から徒歩数分の場所なんだよね。
駅のすぐ隣に「妙蓮寺」があり驚いてしまった。
寺がある場所に鉄道が引かれたらしいけれど、こんな風景を見るのは初めてのことだよ。
菊名池公園は工事中で、「公園仮出入り口」から入る。
桜の名所というわけではないので、公園内にはちらほら人がいる程度だった。
池には鯉やカモが泳いでいて、のどかな雰囲気。
満開の桜を鑑賞したわけではないけれど、行ったことがない場所を歩いて楽しかったよ!(笑)

お花見の話から一転して、今回は「ROCKHURRAH紋章学」をお届けしよう。
電気サービス会社のロゴ・デザインを集めてみたよ!
早速紹介しよう。

Coggins Electric(コギンズ・エレクトリック)はノースカロライナ州レキシントンに拠点を置く家族経営の電気工事業者だという。
電気に関する経験豊富なプロフェッショナルたちが在籍しており、丁寧な仕事ぶりに誇りを持っていると説明されているよ。
頭文字をロゴにしたシンプルなデザインだけど、コンセントに見立てたフォントが良いね。
グレーとえんじ色の配色も好みだよ!

Acme Electric Company(アクメ・エレクトリック・カンパニー)も頭文字をロゴに採用しているね。
1958年にテキサス州で創業し、現在も幅広い電気サービスを提供しているという。
載せたロゴは2017年に60年間使用してきたロゴをリニューアルしたデザインらしい。
以前使用されていたロゴとの違いは確認できなかったよ。
黒バックの時には「A」の部分が白抜きになっていて、そのバージョンもオシャレ!

Hawaiian Electric(ハワイアン・エレクトリック)は1891年の設立以来、オアフ島、マウイ島、ハワイ島、ラナイ島、モロカイ島に暮らす約140万人の95%の人々に電力を供給しているという。
ということは、ハワイの島民のほとんどがハワイアン・エレクトリックのお世話になっているんだね。
ロゴはアロハシャツなどで有名なデザイナー、シグ・ゼーンとその家族によってデザインされたという。
ハワイアン・エレクトリックはのロゴに対して熱い情熱を持っていて、動画作成もしているんだよね。

ロゴに使用されている木彫りが出てきたね。
ハワイが連想できるデザインで、色合いが渋めで目を引いたよ!
地味だから目立つ、という逆説が面白いね。(笑)

Pieper Electric(パイパー・エレクトリック)のロゴは、まるでやり投げみたいだよね。(笑)
電気に関するサービスをしているというよりは、攻撃的に見えてしまうよ。
1947年にウィスコンシン州で創業したパイパー・エレクトリック。
大規模なプロジェクトを完成させているようで、サイトに実績が載っているよ。
このロゴ・デザインは一発で覚えられるだろうから、商売に有利かもね?

個性的なロゴでは、これも負けてないかも。
「どんなもんだい」とばかりに腕組みして、まるでこちらに睨みをきかせているような男がロゴだよ!(笑)
手にしているのはコンセント。
このデザインをロゴに採用しているのは、1994年、カリフォルニア州リムーアに設立されたTrull Electric(トゥルル・エレクトリック)。
トゥルル・ファミリーで、現場や経営を行っていて「家族で働けて嬉しい」と書いてあるよ!
このロゴについては謎だけど、小さな町の電気屋さんみたいな感じで、地元民から愛されているに違いないと想像したよ。(笑)

今回は電気サービス会社のロゴを特集してみたよ!
電気に関係すると、コンセントが主役になるデザインが多い中、素敵なデザインが見つかってワクワクしたよ。
次回をお楽しみに!