清浄機よ永遠なれ?

【12000円で旅行行く?レジロス行く?座椅子買う?それとも清浄機買う?】

SNAKEPIPE WROTE:

巷を騒がせている定額給付金。
今回はこのブログでは非常に珍しい時事ネタを扱ってみようか。
ジジネタ(オヤジギャグ)だったらよく書くけどね!(笑)

我が家では大人二人分なので合計24000円が支給される計算である。
何をするにも中途半端な金額だよねえ。(笑)
一体どのように使おうか思案中である。

支給金全てをCD購入に当てる、などと言っていた友人もいた。
1枚2000円で6枚買える計算か。
ちょっと嬉しいプレゼント感覚かもしれないね。
すでに電化製品を購入した、という人もいるらしい。
まだ支給されてないのに。(笑)

定額給付金で温泉に行こう、というポスターを見たこともある。
12000円以下の宿、と給付金に絡めた広告もいっぱい出てくる、出てくる!
飛行機の金額を給付金と同じに設定している旅行会社もあるようで。
お、調べてみたら福岡まで12000円だって!
でもこれって片道だよね。(笑)
しかも6月30日から7月6日搭乗分のみ、ってアンタ!
あんまり有難くないじゃん!
これもパスだな。

うーん、他に何かないかなあ。
給付金の話が具体化する前に我が家で必要なモノを揚げてみたけれど、今となってはほとんど購入済。
座椅子、メモリ、地デジチューナー。(笑)
我が家は座椅子派で1年に1度は買い替えてる話は以前「パンクは気合で」にも書いたことあるけどね。
それにしても何故「パンク」な記事に「座椅子」なのか?(笑)
ま、それはいいとして。
ROCKHURRAH RECORDSなのに、欲しいモノが途端に庶民的になっちゃうんだよね。
書かなきゃ良かったかしら?

他にあまり買いたいものが思いつかないので、現在あるものの買い換えについて考えてみることにする。
購入してからかなり年数が経過しているモノとして空気清浄機がある。
最近は花粉だ、ダストだとよりパワーアップした機能が充実している模様。
更にフィルター交換も10年なんて書いてあるし!
加湿機能付き、とか様々なアレルゲンも数分で99%除去、とか「これでもか」状態で機能いっぱい!
そこまで欲張る気はないんだけど。(笑)
お値段はピンキリだけど、そこそこの機能のタイプでも3万以下で購入可能。
これはいいかも!と少し調べることに。

まずはネットで検索。
最近は清浄機と言えばシャープなのね。
全然知らなかった。
で、次がダイキン
ダイキンはエアコンで使用中で「業務用」的な印象を持っていて、イイ感じ!
ぴちょんくんもかわいいしね!(笑)
一応の目安として口コミも読んでみたけれど、感じ方や喜ばしい機能についての考え方は千差万別。
あまり当てにならない。
結局我が家で重要だと思うのは
1.フィルター交換の年数
2.何畳まで対応か
3.大きさや重さ
4.掃除のしやすさ(面倒かどうか)
5.金額
などである。
優先順位もあるしね。

あまりに数が多くて迷ってしまったので、実店舗に行ってみることに。
近くのお馴染みY電機で扱っていたのは約20種類の清浄機。
お値段も数千円から8万円までとかなり幅広い。
店舗での説明はちょっと物足りなくて、フィルター交換がどれくらいの期間なのか、何畳まで対応している機種なのかが全然一目瞭然じゃない!
仕方なく各メーカーごとのパンフレットだけもらって帰宅。

上に挙げた条件で検討してみるとシェアを広げているシャープは候補から脱落する結果になってしまった。
そして意外にも全く眼中になかった三菱が浮上してきた。
一番の注目は「おそうじメカ」なる機能で、これがなんとフィルターの掃除要らずとのこと!
これはイイ!
ズボラなSNAKEPIPEにピッタリの機能じゃないの!(笑)
一応今のところのナンバーワン候補はこれ!
まだもう少し調べたり考えたりしてから購入しようと思う。

たかだか24000円の使い道についてこれだけ考えられるのは逆に楽しいかも?
さてさて皆様は給付金、どんなふうに使う?

小谷元彦「SP4」と「万華鏡の視覚」展

【Paul Pfeifferのマイケルに対抗できるのはロッキーホラーショーだけ?SNAKEPIPE制作】

SNAKEPIPE WROTE:

久しぶりに長年来の友人Mから
「面白そうな展示を観に行かない?」
と誘いの電話があった。
この友人Mは松井冬子展やターナー賞の歩み展などに一緒に行く、アートや映画を一緒に鑑賞する仲なのである。
そして非常に情報収集能力に長けているため、誘いの電話をかけてくるのは専らMの役割になっているのである。

今回誘われたのは「山本現代」というギャラリーで開催されている「小谷元彦」というアーティストの彫刻展。
恥ずかしながらSNAKEPIPE、小谷元彦という名前は初耳で一体どんな作品を制作しているのか全く知らなかった。
そうは言ってもSNAKEPIPEの好みを熟知している友人Mのことだから、的外れの誘いでないことは間違いない。(笑)
一応「山本現代」のホームーページで数点の作品を観ることができたので、なんとなくの雰囲気はつかむことができた。

そしていざ「山本現代」へ。
今回のタイトルは「SP4」で、どうやらSPECTERシリーズの4回目、ということになるらしい。スペクターって…。
デイヴ・スペクター?(笑)それとも007シリーズ?(笑)あ、暴走族!(笑)
と、ふざけてる場合じゃないか。
今回の展示は恐らく実物大の馬の上で刀を持った筋っぽい骸骨(人体の不思議展を思い出した!)、これまた実物大の心臓を手にした裸婦像、頭蓋骨、海綿(スポンジみたいな)をかたどったような壁掛けタイプの黒いスクエア型彫刻が数点、とちょっと品数が少なめ。
「うそ!これだけ?」
とびっくりするSNAKEPIPEに
「きっと奥に別会場があるんだよ」
と返したMも唖然。別会場はなかった。(笑)
白を基調とした空間にそれらの彫刻が割と無造作に置いてあるだけ。
触らないで下さい、などと注意をする係員もいない。
ほんの数点しか展示品がないし、なにせ今回が初めてなので感想を言うことが難しいなあ。
「山本現代」のホームページの中で「キーワードはゾンビ」なんて書いてあったけれど、最近ゾンビ映画を観ているSNAKEPIPEにはピンと来なかった。
今までの作品全ての展示があったら是非観てみたいし、それから感想をまとめたいなと思った。

この日は「小谷元彦」だけでは物足りなくなってしまい、もっと何か観たくなってしまった。
「そういえば森美術館で面白そうなのやってるよ。確か万華鏡がどうのって」
と急に思い出したように言うM。
万華鏡!まるで乱歩じゃん!
俄然元気が出てきたSNAKEPIPE。
行こ、行こ!六本木!(笑)

さて森美術館では「万華鏡の視覚」と題した、ウィーンにあるティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションからセレクトされた現代美術展が開催されていた。
うん、うん。なかなか面白そうな感じ。
わくわくしながら会場へ。
おや、目玉の作品として大きく写真で扱われてるCarsten Höllerのぐるぐる電球いっぱいの作品、まるで今年のウチの年賀状
ドイツのアーティストと感覚が似てるなんて非常にウレシイ!(笑)
作品の中を歩ける仕掛けになっているので、体験してみた。
感想は「サーカスの火の輪をくぐる動物になった気分」である。
個人的には作品の周りが全部鏡だったら、もっと視覚の幻惑や空間の広がりにとまどいを覚えたりして不思議感覚が味わえたのに、と少し物足りなさを感じた。
電球ももっとピカピカに明るいほうがクラクラして楽しかっただろうし。(笑)

以前「ターナー賞の歩み展」の時にも書いた、
"現代アートというと前述したように、理念や思想のような「難しい」と感じてしまう要素が多いけれど、SNAKEPIPE流の鑑賞法としては「かっこいい!」「ウチに持って帰りたい」などの感覚的なものでいいかな、と思っている"
の精神そのままに今回も鑑賞したSNAKEPIPE。
今回のSNAKEPIPEの一番はLos Carpinterosというキューバのアーティストの作品。
崩壊したブロック塀、飛び散ったブロックをテグスで空中に吊り、時間の停止した様子を立体で作っちゃいました、という作品。
まるで畠山直哉の「BLAST」の実物版という感じで最高に好みである。(笑)
「カッコイイ!」と作品の前に立つSNAKEPIPEに
「1人1本テグスを切っていい、とかだったらもっと面白いのにね!」
と感想を言ってたM。
それじゃあ「時間の停止」にならなくなっちゃうじゃん。(笑)

印象に残ったのはPaul Pfeifferというハワイのアーティストが「Live Evil 」という頭のない踊るマイケル・ジャクソンを鏡で左右に映したビデオ作品。
頭がなくてもマイケルと分かるところもすごいけれど、マイケルの映像をこんな形で使っていいんだろうか、とヘンな心配をしてしまった。
ほら、肖像権とかね。(笑)

他はいかにも現代アート風というか、観念と理屈と言葉が必要な作品が多かったように思えた。
そういう作品はさらっと流して観ることが多いので、会場を回っている時間は非常に短かったかな。(笑)
また「ウチに持って帰りたい」ような作品にめぐり合いたいものである。

ひそやかに咲く櫻こそ美学かな

【今年の桜はこれ!「田園に死す」風にアレンジしたSNAKEPIPEの一枚】

SNAKEPIPE WROTE:

今年もお花見シーズン到来である。
毎年定着している行事であるが今年はどこに行こうか悩んでしまう。
花見といえば、とすぐに連想できるような賑やかな場所はできるだけ遠慮したい。
できれば静かに鑑賞したいと思っているからである。

結局思い出したのは、去年散々歩いたある場所。
名所でもなければ、桜並木があるわけでもない。
ほんの数本の桜がひっそり咲いているだけ。
恐らく近所の人しか知らないような穴場中の穴場である。
そこをわざわざ目指して出かける人はいるまいて。(笑)

そこへ弁当持参で行ってみた。
思っていたよりは桜鑑賞の人がちらほらいたけれど、通りすがりに余りの見事さに歩みを止めた程度の人がほとんどで、弁当まで用意してる人はさすがにいない。
静かに桜を鑑賞し、おいしくお弁当を頂いた。
うーん、イイ感じ!(笑)

写真は先日SNAKEPIPEが散歩中に撮影した、これまた「ひっそり系桜」。
まるで川からにょきっと生えているような桜にびっくり!
この桜を撮影した瞬間に
"寺山修二の「田園に死す」風に加工してみよう"
と思い付き、上の写真を制作。
季節のご挨拶、いかがでしょ?(笑)

逸品制作日誌 ピンクライダースジャケット

【ロビン用に制作したライダースとプレゼントのヒップバッグ(どちらも私用)】

SNAKEPIPE WROTE:

先週参戦したROBINのライブ前、SNAKEPIPEが行っていたのは制作であった。
ROBIN用にライダースを作っていたのである。

革は以前、革イイ!ベイビー!(中尾ミエ?)の時に書いたことがあるショッキングピンクの革を使用。
今度のROBINに着て行こうと制作を思い立ったのが2月の中旬。
材料を揃え裁断を始めたのが2月最終日。
3月からミシンを使い始めて21日に間に合わせる、という強行スケジュールである。
デザインは材料屋でジッパーを手にした瞬間に閃いていたし、前回ライダースを制作した手順を大体覚えていたので、前回よりは楽だった。
ROCKHURRAHからは
「80年代っぽいね」
と言われたが、SNAKEPIPE自身のコンセプトはサイバーパンクなんだけどね。
ってやっぱり80年代じゃん。(笑)
革質が柔らかで縫い易かったのも勝因の一つだろう。
袖部分には羊革を使い、柔らかさのバランスを取った。
ROCKHURRAHの協力があったからこそ、予定通りに完成させることができたと感謝している。
ありがとう!ROCKHURRAH!

なかなか良い出来に大満足。
薄手なのでカーディガン代わりに着用できそうである。
そして今年の誕生日プレゼントとしてROCKHURRAHからもらった手作りヒップバッグと組み合わせてみると、なんとぴったり!(笑)
コーディネイトはこうでねいと!(ぷっ)

ROBINライブまでに、と集中して制作に打ち込んでいたため、完成した後はちょっと脱力してしまった。
次は何を制作しようか、と思案中。
自分用ばっかり作ってないで、販売用を制作しないとね!