HAPPY BIRTHDAY SNAKEPIPE!

【誕生日と言えばやっぱりこれ!ALTERED IMAGES、麗しのクレア嬢】

SNAKEPIPE WROTE:

本日3月4日はSNAKEPIPEの誕生日である。
いくつになっても誕生日は特別な日、という感じで嬉しいものだ。
豪華なパーティなどしなくても、心から
「おめでとう」
を言われたらそれだけで十分である。

一年365日、誕生日はそのうちの一日なので、全く同じ誕生日の人に出会う、という確率はとても低い。
実際に同じ誕生日の人に出会ったことは過去に2回。
なんとはなしに「同じ星のもとに生まれた人」ということで、親近感を持ってしまう。
芸能人・著名人部門の中で同じ生まれを知った瞬間に喜びを感じたのは、藤原新也氏である。
記憶が正しければ、氏の著書「丸亀日記」の中で誕生日を書いていたはずである。(HPのプロフィールにもちゃんと書いてあった)

藤原新也氏は肩書きとしては「写真家」であるが、著作も大変に有名で、今までいくつもの賞を受賞している。
実はSNAKEPIPEは写真家としてよりも、「発言者」としての藤原氏のほうに興味を持っている。
思想家、とは違うけれど「いわゆる日本人」の観点ではない「筋の通し方」を持ち、孤独を恐れない精神的な強さを持ってる人で尊敬している。
世の中の日本人がみんな氏のようなら、日本って国も今とは様子が全く違うだろうになあ、と思ったり。(笑)
特異な存在の氏からは目が離せないSNAKEPIPEである。
新作「黄泉の犬」は未読なので、手に入れないと!

誕生日には関係ない話であるが、古着屋で「迷彩のつなぎ」を手に入れた。
な、なんと、驚きの390円!(こればっかりだ!)
一枚はROCKHURRAH用、もう一枚はSNAKEPIPE用と購入したのであるが、実際に着てみたところ、2枚ともSNAKEPIPEサイズ。
どんどん「本気でアーミー」の人になってきている。
いやはや、この年齢である意味コスプレって楽しいね!
まだまだこれからですよ、はい。(笑)

SNAKEPIPEの写真歴

【第2期に撮影したジャワ島の女装趣味の男性とその母親】

SNAKEPIPE WROTE:

珍しくずっと原稿用に写真を加工していたので、今日のテーマはSNAKEPIPEの写真の歴史(?)についてにしよう。

SNAKEPIPEの過去の写真時代は3つに分かれている。
現在は言ってみれば第4期、というところか。(笑)

一番初めは高校時代に誕生日プレゼントとして、DADDY(プッ!)から小型カメラをプレゼントしてもらったことがきっかけだった。
実はSNAKEPIPEのDADDYは写真家!
他の人よりも写真が身近にあったことは事実である。
毎日クラスメートを撮りまくり、面白くて面白くてたまらなかった時期である。
DADDYから現像や焼付けも教わり、実質的にすべての工程を完全にマスターしていた。
写真学校に通いたい、と真剣に考えていたくらいである。
実際には全然畑違いの学校に進学してしたけれど、、、。

次の写真時代は海外旅行がきっかけだった。
写真家のDADDYへの土産として写真撮影を思いつき、初めて一眼レフを手にする。
この時の写真を絶賛され、DADDYよりスカウトされる。(笑)
「写真やらない?面白いよ!」
すっかり乗せられ、その気になり再び写真活動を再開することに。

第3期。
せっかくやるからには、と写真学校に入学。(笑)
夜間の学校なので、働きながら週に1日だけ通う。
ここでまた一から現像やら焼き付けについて学ぶことになる。
前述したように、すでに高校時代にすべてを知っていたSNAKEPIPEなので、わざわざ習うほどのこともなかった事柄である。
一年だけ通って学校に行くのはやめ、独りで撮影に専念する。
そしてこの時から「休日は撮影」の日々が続く。
立ち入り禁止の場所に進入したり、警官から尋問を受けたりしながらの撮影。
「怒り、悲しみ、苦しみ」といった「負」の感情を心に秘め、シャッターを押すごとに少しずつ気持ちを軽くするような暗い精神状態が続いていた。
んー、やっぱりパンクなのね。(笑)

今は第4期で、そこまで力を入れて写真撮影をしていない。
「しまった、今、カメラがあれば!!!」
なんて悔しい思いをすることがしばしば。
毎日持ち歩きができる小型カメラの購入を考えているところである。
このHPで公開している「九相墟写巻」は第3期に撮った写真がほとんど。
第4期の写真が混ざると一体どうなるのか。
SNAKEPIPE自身も期待している。(笑)

お気に入りの作家

【HOLGER-CZUKAY肖像】

SNAKEPIPE WROTE:

幼少の頃から読書が好きである。
図書館はSNAKEPIPEのオアシスといっても過言ではない。(大げさか)
その時々で興味のある分野が変化し、気に入ると徹底的に突っ込んで読み進めてしまうので、しまいには読む本がなくなっていく。
毎度その繰り返し。
本選びに四苦八苦してしまうほどである。
去年ROCKHURRAHに教えてもらった作家、
古川日出男
もほとんど全部読んじゃったし。

先週から読み始めた一冊は丁度SNAKEPIPEの好みにドンピシャで、嬉しくなってしまった。
鳥飼否宇」という作家の「痙攣的」という本。
◆廃墟と青空
◆闇の舞踏会
◆神の鞭
◆電子美学
◆人間解体
の5つの短編から構成されている。
タイトルはそれぞれがジャーマンロックからの引用だ。
音楽と現代アート、そしてミステリーが混在した内容で興味深い。
暗黒舞踏家の名前として
「掘賀舟海」(ほるがしゅうかい)
なんていうのがあって、思わず笑ってしまった。(笑)
あまりジャーマンロックには詳しくないSNAKEPIPEなので、これくらいしか分からなかったけれど、きっと他にもそんな当て字みたいな名前があったんだろうなあ。
(ROCKHURRAH註:最後の作品でノイ!、ラ・デュッセルドルフのクラウス・ディンガーがクラウス殿下という名前で登場、笑ってしまう)

ということで、今回の写真は本物の「HOLGER CZUKAY」。(アインシュタインでもスキャットマン・ジョンでもありません)
「ペルシアン・ラブ」がかつてCMにも使われて(サントリーだったか?)有名だったね。
懐かしい!

鳥飼否宇は他の作品も読んでみたいと思った。