SNAKEPIPE MUSEUM #62 Paula Rego

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【とてもシュールな2005年の作品「Scarecrow and the Pig」】

SNAKEPIPE WROTE:

面白いアーティストはいないか検索を始めてみる。
ROCKHURRAHも一緒に探してくれて、見つけてくれたのがPaula Regoだった。
読み方はポーラ・レゴで良いのかな。
レゴ・ブロックのレゴとは違うスペルだね。(笑)
作品を観てみると、とても面白い!
今回はポーラ・レゴに決定しよう。

どうやら今年ロンドンのテート・ブリテンで、 ポーラ・レゴの展覧会が開催されていたみたい。
そのせいなのか、世界中でポーラ・レゴについての記事が書かれているようだよ。
ROCKHURRAH RECORDSらしい切り口で紹介していこう!(笑)
まずはポーラ・レゴについて調べてみよう。 

1935年 ポルトガルのリスボン生まれ
1945年 カルカベロスのSt Julian’s Schoolに入学
1952年 イギリスのスレイド美術学校に入学
1959年 画家ヴィクター・ウィリング(Victor Willing)と結婚
1975年 イギリスに永住
1989年 ターナー賞候補
2005年 オックスフォード大学から名誉文学博士号を授与される

1935年生まれということは、今年86歳になるんだね!
森美術館で2021年7月に鑑賞した「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力」で紹介されていても良かったアーティストかも。
ポーラ・レゴも現役で作品制作を続けているみたいだしね。 
1960年代と思われる、ポーラ・レゴ本人の画像がこちら。 
まるで女優か歌手のような美貌の持ち主じゃない?
こんなに美しいポーラ・レゴ、どんな作品を制作してるんだろうね。

上の本人画像の背景に近い雰囲気の作品は、1966年の「Self-portrait in Red」。
セルフ・ポートレートというのが、中央右辺りの人物を指しているのか。
全体的に抽象的で、一体何をモチーフにしているのか不明だよね。
遠近法も使用せず、視点がどの位置にあるのかも分からない。
本人と思われる人物も帽子で顔が見えず、靴を片方しか履いていないように見えるよ。 
全体的に不安な印象を受けるけれど、色彩の美しさに見惚れてしまう。
理解することを放棄し、ずっと観ていたくなるよ。

60年代の抽象的な作品から、80年代には別人のような作風に変化しているね。
1987年の「The Little Murderess」は、訳すと「小さな殺意」になるのかな。 
少女が紐を使って絞め殺そうとしているシーンだよね。
隣がベッドに見えるので、寝ている人を殺そうとしているのか。
「犬を殺そうとしている」とはっきり書いている解説も見つけたけど、画面の外なので対象は不明。
その様子をカラフルな椅子で羽を休めているペリカンが見つめている。
なんだかお話ができそうだよね。

こちらも1987年の作品で「The Soldier’s Daughter」、訳すと「兵士の娘」かな。
画面右下に小さく兵士の姿があるよね。
左下には祈りを捧げているように見える女性がいる。
白い鳥を手にしているのが、兵士の娘だろうか。
あらぬ方角を見つめ、鳥の毛をむしろうとしているように見える。
鳥の種類によって話の内容が違ってきそうだよね?
どちらにしてもハッピーエンディングにはならないだろうなあ。

2005年の「War」。
これはロンドンのテート所蔵作品とのことで、詳しい解説が載っていたよ。
どうやらポーラ・レゴは、動物を擬人化してストーリーを展開することが多いんだって。
ここで題材となっている戦争はイラク戦争のことらしい。
血だらけになったウサギは、より一層残酷さが増してくる。
絵の中には、何なのか分からない動物が描かれていて、不気味なんだよね。
強烈な印象を残す絵だよ。

ポーラ・レゴは、1700年代に活躍したWilliam Hogarth(ウィリアム・ホガース)という画家がお気に入りで、多大な影響を受けているらしい。
ホガースは版画家として有名らしく、オマージュとしてポーラ・レゴもリトグラフ作品を制作しているようだね。
1994年の作品「The Crow’s House」は、カラスを不吉の象徴として登場させているみたい。
猫や鳥が気絶(?)していて、コミカルさと恐怖が同時に存在している奇妙な作品だよね。

 彫刻作品も手掛ているポーラ・レゴ。
ちょっと不気味な者たちに囲まれて笑ってるけどね。
アート制作期間は70年近くになっているはずなので、相当な数の作品が存在するだろうね。
今年開催されたテート・ブリテンでの個展はどんなだっただろう。
日本でもやってくれたら、絶対観に行くのにな。
森美術館のキュレーターの方、是非お願いします!(笑) 

M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話 鑑賞

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【会場入り口の看板を撮影】

SNAKEPIPE WROTE:

2020年10月に鑑賞した「鴻池朋子 ちゅうがえり」 は、一年に一度アーティゾン美術館で開催される特別な企画展だった。
ジャム・セッションと称する、石橋財団コレクションとアーティストのコラボレーションなんだよね。
今年の企画は、写真を使って作品を発表している現代アーティストの森村泰昌だというから、楽しみにしていたんだよね!

森村泰昌を最初に知ったのは、1990年のNHK趣味百科「近未来写真術」という番組だったみたい。
調べてびっくりの、今から約30年前のこと!(笑)
篠山紀信が司会をしていて、一回に一人の写真家を紹介し、全12回放送されていたよ。 
なんとその時のテキストを保持していたので、調べられたんだけどね。(笑)
森村泰昌の仕事場を篠山紀信が訪ねて、制作についての話を聞いていたように記憶している。
その時の篠山紀信が「おかしな」小芝居やってて、その「わざとらしさ」が面白くて笑ったっけ。
SNAKEPIPEの父親と一緒に番組を観ていたことを思い出す。
そして、森村泰昌の作品を観て「面白いね!」と話したよ。

森村泰昌は自分を作品に登場させる、という作風を貫き通している。
今回、アーティゾン美術館から出されたお題は、青木繁という画家だという。
青木繁の作品に、森村泰昌が入り込んだ作品になるんだろうな、と予想できる。
問題は、SNAKEPIPEが青木繁をほとんど知らないことだね。(笑)

青木繁について調べてみようか。

1882年福岡県久留米市生まれ。
16歳で単身上京、18歳で東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学。 
卒業後、恋人と友人2名で千葉県館山市に滞在し、その時制作されたのが代表作とされる「海の幸」だという。
1911年、28歳の若さで肺結核により死去。 

夭折した画家だったんだね。
「海の幸」は美術の教科書に載っていたような気がする。
ROCKHURRAHは、青木繁が登場する「らんぷの下」という漫画を読んだことがあり、ある程度の知識があったらしい。
漫画の題材にもなるほど、有名とは!(笑)
森村泰昌は、どんな作品を見せてくれるんだろうね?

キレイな青空が広がっているけれど風が冷たい日に、ROCKHURRAHと日本橋に向かう。
道を歩いている人は少なめだったけれど、美術館前には開館を待つ人がちらほら。
「印象派 画家たちの友情物語」が同時開催されているので、もしかしたらそちらを目当てにしてるのかもしれない。
10月から開催されている展覧会なので、多少はお客さんが少ないかもしれないという淡い期待は裏切られ、会場は混雑していたよ。
写真撮影OKなので、たくさん撮らせてもらおう!(笑)

展覧会は『序章 「私」を見つめる』から始まる。
今まで絵画の中の人物や、実在の人物に扮した作品を発表している森村泰昌らしい、青木繁の自画像に成り切っている作品がこちら。
青木繁の自画像に光が反射してしまい、見づらくてごめんなさい。
ポーズの取り方や、帽子などの小物、背景に至るまで完成度高いよね!
青木繁の自画像は1903年の作品だというので、21歳の時に描いているんだね。

絵画だけにとどまらず、青木繁本人にも迫る森村泰昌。
左が青木繁の写真で、右が森村泰昌の成り切り版ね。(笑)
こちらも衣装や髪型、メガネなど、よく揃えたと感心しちゃうよ。
アーティストというよりは、モノマネ芸人みたいだよね。(笑)
第4章では、この扮装で青木繁に成り切り、演技まで見せてるから驚いてしまう。
森村泰昌は役者として映画に出演していることを鑑賞後に知って、納得しちゃったよ。

第2章では青木繁の作品を基にしたジオラマが展示されていた。
造形したのは別の人で、着色したのが森村泰昌だって。
画像は「海の幸」の背景部分なのかな。
作品はかなり小型で、ジオラマが10点程並んでいたけれど、意味不明だった。
一応撮影しておこうと撮っておいて正解だったかも。
今になって意味が解ったからね。(笑)
もう少しあとで解説しようかな!

森村泰昌の作品制作プロセスを展示しているコーナー。
ここで突然女装姿の森村泰昌が登場するんだよね。
序章から鑑賞しているけれど、全くそんな作品には対面してないんだけど?
自分の顔を組み合わせて構図を決めている様子が、スケッチやコラージュで展示されている。
SNAKEPIPEだったら、自分の顔だらけって戸惑うけどな。(笑)

続いては衣装展示コーナー!
なんでしょ、このミニ・スカートばっかりの衣装は?
60年代後半から70年代の雰囲気だよね!
大好きなバンド、The B-52’sが着てそうじゃない?
森村泰昌、まさかこの衣装身に付けてるのかな!(笑)
次のコーナーに、急ぎ足になって進むSNAKEPIPE。

『「ワタシ」が「わたし」を監視する』というビデオ作品が面白かった。
12分割されたモニターに、監視カメラの映像がランダムに流れているんだよね。
それぞれの画面に、森村泰昌が写っている。
化粧しているシーンや撮影のためのポーズをとっているシーン。
右上は、まさかのメイドさん?(笑)
第2章では、森村泰昌の舞台裏を覗いているような展示が多かったね。

『第3章 M式「海の幸」変奏曲』に来て、第2章の意味を理解する。
横幅280cm、縦幅120cmという大型作品がドーンと展示されている。
その数10点!
まずは青木繁の代表作である「海の幸」の完全実写版ね。
「海の幸」には10人の人物が描かれているんだけど、その全員を森村泰昌が成り切ってるんだよね。
こちらが青木繁の「海の幸」。
全裸の男たちが、漁で仕留めた獲物を担いでいる。
大型の魚はサメなのかな?
比べてみると、森村泰昌が忠実に再現していることが分かるよね。
ちなみに真ん中辺りに見える白い顔の女性(?)は、恋人を描いていると言われているらしいよ。

青木繁の完全模写で終わらせないのが森村泰昌!
明治時代から21世紀までの世相を反映させた作品を、「海の幸」の別バージョンとして発表してるんだよね。
ここで前に観たコラージュや衣装がお目見え!
この辺りから森村泰昌の真骨頂が始まったよね。(笑)
なんだか嬉しくなって、顔がニヤニヤしてしまったSNAKEPIPEだよ。

「海の幸」発展形の中で秀逸と感じたのは、この作品。
60年代や70年代のデモ隊を表現しているんだろうね。
旗や角棒の持ち方、中央付近に女性を配置するところなど、素晴らしい!(笑)
「海の幸」を踏襲していながら独自の路線として作品化していて見事だよ。
上に載せた「世相版」とは別格の出来だね。
10点展示されていた中で1番かも!(笑)

別の意味で1番だったのは、こちら!
んも〜、森村泰昌、いいわぁ!(笑)
思わずプッと吹いてしまった。
現代の世相ということになるのか、メイドさんやら女子高生がいるよ。
このメイドさんが、監視カメラの時に出演していたんだね。
登場している人数が10人ということだけが「海の幸」と同じで、あとは森村泰昌の好き放題。
きっとこの扮装がやりたかったに違いない。(笑)

この作品が、まさに今なんだね。
コロナの影響がなかったら、マスク姿の人物に扮することはなかったはず。
医療従事者と思われる2人には、どんな物語があるんだろうね?
靴を手にしている左側の意味がよく分からないよ。
そして第2章で鑑賞したジオラマが、これらの作品の背景だったことが解った。
あんなに小さいジオラマと、森村泰昌の実写が組み合わされて一つの作品になっていたとはね! (笑)

30年以上前から知っていたアーティストだけれど、展覧会を鑑賞したのは初めてのこと。
最初はちょっと地味目だと思っていた作品が、最終的に「M式」になっていて楽しかった。
作品を観て笑うってなかなかないことだからね。(笑)
そして30年以上「私」を見つめ続けている森村泰昌の創作意欲にも感心だよ。
現在70歳の森村泰昌。
まだこれからも色んな扮装を見せて欲しいね!(笑) 

Holidays In The 散歩 江戸川区自然動物園

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【江戸川区自然動物園入り口を撮影】

SNAKEPIPE WROTE:

船堀タワーって知ってる?」
ROCKHURRAHから質問される。
船堀って確か、都営新宿線の駅だったような?
当然のようにタワーを知る由もない。
船堀タワーは、東京タワー、スカイツリーに肩を並べる「都内三大タワー」に数えられるらしい。 
東京タワーには行ったことがあるように記憶しているけれど、詳細を忘れてしまうほど遠い昔のこと。
スカイツリーは毎日のように目にしているにもかかわらず、一度も行ったことがないよ!
ROCKHURRAHから、誰もが知る二大有名タワーを差し置いて、一番マイナーな船堀タワーに行ってみようという誘いを受ける。
この選択は、いかにもROCKHURRAH RECORDSらしい。(笑)
タワーには無料の展望室があり、東京都心を一望できるとのこと。
天気の良い日を選び、船堀駅に降り立ったROCKHURRAHとSNAKEPIPEである。

写真撮影で様々な場所を歩いていたSNAKEPIPEだけれど、船堀で下車をしたのは初めてかも。
駅のホームからすでにタワーの一部が見える!
こんなに近くにあるとはね。
最上階に向かうエレベーターに乗り込もうとすると
「年内いっぱい展望室は工事中でご利用できませんけど、、、」
職員が言いづらそうに告げるじゃないの!
えっ、うそでしょーーー?
全く情報を得ていなかったので仕方ないね。
せっかく予定を立てて訪れた船堀タワーなのに、見学は来年までお預けとなってしまった。
しょんぼりしながら、次の目的地に向かうことにする。

今回の散歩は「江戸川区無料体験」コース、と名付けていたSNAKEPIPE。
船堀タワー見学は実現しなかったけれど、「江戸川区自然動物園」の見学も予定に組み込んでいたんだよね。(笑) 
船堀駅前からバスに乗り、行船公園へ。
動物園はその公園内に併設されているらしい。
さて、どんな動物に出会えるのかな?

開園したばかりの時間だったけれど、園内には大勢のお客さんが入場していた。
入り口付近にはペンギンがいて、中央にはヤギとニワトリ、アヒルなどがたわむれていた。
人に慣れているためなのか、ヤギの一頭がSNAKEPIPEの近くに来て、ペタンと座りこむ。
ヤギは黒目部分を見ると少し怖いんだけど、甘えているような様子に可愛らしさを感じるよ!
思わず笑顔になってしまう。
岩合光昭さんだったら「いい子だね〜」って言ったと思うよ。(笑)

次のコーナーに移動しようと思っていたSNAKEPIPEは、ROCKHURRAHがずっと観察を続けていることに気付く。
どうしたのか尋ねると「若冲だよ」と答えるじゃないの!
なるほど!
黒いニワトリ、伊藤若冲の題材になってたもんね。
ROCKHURRAHは、どこまで若冲に迫れたのか?(笑)

次はクモザルのコーナー!
長い手足を生かして、素早く動き回ってるよ。
ROCKHURRAHが動画を撮影してくれたので、載せてみよう。

オタリアは、プールで泳いでいる姿を見せてくれた。
この日は、太陽の下では少し汗ばむ陽気だったので、水の中が気持ちよさそうだったよ。
途中、2頭が顔を水面から出し、撮影ポイントを作ってくれるサービスが!(笑)
人が集まってきたことを知って、タイミングを図っているように見えたよ。
「きらり」と「ちゅら」ありがとう!

続いては魚コーナーへ。
ヤモリやウナギ、亀などが水槽に展示されていた。
それぞれ撮影をしていたSNAKEPIPEだったけれど、どうしても光が反射したり、後方の人が写り込んでしまう。
その中で一番うまく撮れたのが、この金魚!
アップ過ぎるけど、キレイでしょ。(笑)

大きさに驚いたのはオオアリクイ。
上から覗くように見ていたけれど、フサフサの大きな尻尾や硬そうな毛などがよく分かる。
隣の檻にメスがいたようで、柵越しに2匹が寄り添っていたのがいじらしい。
どちらかというと、メスのほうが積極的に見えたよ。(笑)

逆光で上部の止まり木にいたため、姿がはっきり見えなかったオウギバト。
頭の上が逆だっていて、パンクっぽい!(笑)
オウギバトを検索すると艶やかで美しい姿だとわかるけれど、カッコ良い印象だったよ。
インドネシアやパプア・ニューギニア辺りに生息する鳥だということは、暑いほうが得意なのかも。
日本の冬は寒くないのかな。
ちょっと心配になっちゃうね。

江戸川区自然動物園にレッサーパンダがいるとは!
どうやら2頭飼育されているらしいんだけど、高齢なんだって。
眠っている姿をキャッチできただけでもラッキーなのかも。
「ブナ」と「ユウユウ」という名前だと看板に書いてある。
「ギルバート!」
鳥飼先生の著作「指切りパズル」に出てきたレッサーパンダの名前で呼びかけるSNAKEPIPE。
当然ながら耳をピクつかせることもなく、眠りについたままだったよ。(笑)

水飲み場から動かず、しょんぼりしているように見えるのはハヤブサ。
大空を高速で飛翔する鳥なので、狭い檻の中では「いじけて」しまうかも。
あまり近くで見ることがないので、ハヤブサの小ささに驚く。
ハトと同じくらいの体長とは思っていなかったよ。
次のコーナーに行っても、ハヤブサが気になって戻ってしまった。
元気出して、と声をかけたSNAKEPIPEだけど、伝わっただろうか?

ニホンリスだって、どこにいる?
しばらく見ていると、かなりのスピードで何匹かのリスが走っていることがわかる。
速度を落とすことがなく、猛スピードで走り続けるスタミナすごいよね!(笑)
たまに少しだけ休む時間があるようなので、待ち構えてみたよ。
粘り勝ちで撮影した奇跡の一枚。
なんてキュートなんでしょ!(笑)

イグアナやプレーリードッグなど、いくつかの動物がお休みで残念だったけれど、楽しく癒やされる時間を過ごすことができた。
こんな動物園を無料で提供している江戸川区、素晴らしいよね!
こうした活動に税金使ってくれるなら喜んで支払うよ。(笑)
行船公園の木々も紅葉していてキレイだった。

今回も良い散歩ができたよ。
船堀タワーのリベンジもしないとね!(笑)

映画の殿 第47号 Netflixドラマ編 part4

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【ドラマに登場したあの顔、この顔!】

SNAKEPIPE WROTE:

ほとんど毎日、何かしらのドラマを鑑賞しているROCKHURRAH RECORDSなので、Netflixドラマ編は約3ヶ月おきに更新していることになるね。
備忘録を兼ねて、今回も韓国ドラマをまとめておこう!

まず最初に、長年来の友人Mから強力に進められた「秘密の森(原題:비밀의 숲 2017年)」 から始めよう。
2017年に、米ニューヨーク・タイムズが「国際TVドラマTOP10」に韓国ドラマで唯一選定したドラマだというから期待しちゃうよね!(笑)
まずはあらすじを書いておこうかな。 

子供時代に脳手術を受けた影響で感情を失い、理性だけで行動する冷徹で孤独な検事ファン・シモク。
日常のように目の当たりにする検察の内部不正を断ち切ろうとしていたシモクの前に、現れた第一の死体。
その後、相次ぐ第二、第三の死体。
検察の内部不正を覆い隠すために相次いで起こる殺人の中で、周りの人すべてが殺人の動機を持つ容疑者として次々と浮上する。
時には全員が犯人のように、時には全員が無実であるように感じられる…。
シモクとは対照的に、人情味あふれる性格のハン・ヨジン刑事協力のもと、シモクはだんだん犠牲者たちの共通点に気付き始める…。
(BS-TBS公式サイトより)

続いてトレイラーね。

初対面ではぎごちなくて感情表現がほとんどない検事と熱血女刑事のペアリングが、回を追うごとに良いタッグに変化していくところが良かったよ。
そして冷徹な反応で、的確に謎を解いていくファン・シモクへの信頼感が増していく。 
こういうドラマを観ていると、韓国は不正だらけなのかと思ってしまうよね。(笑) 
強く記憶に残っているのは、ハンジョ・グループの会長イ・ユンボムが、日本のヤクザと一席設けた際に発した乾杯の音頭。
花は桜木
人は武士
という謎の言葉の後、楽しそうに祝杯をあげていたところ。
この言葉は、日本のことわざのようだけど、ここで使う必要あったのかな?(笑)

「秘密の森」は目が離せない展開にハラハラさせられ、続きが気になったエキサイティングなドラマだったよ。
シーズン1が面白かったので、期待してシーズン2を観たROCKHURRAH RECORDS。
1に比べて少し地味でゆっくりしたペースで進行していたため、盛り上がりには欠けたかも。
ハン・ヨジン刑事とのタッグ・シーンが少なかったのも原因かもしれない。
ファン・シモクに、少しずつ表情が出てきたのは、良かったね!

ファン・シモクを演じているチョ・スンウのファンになったから、というわけではないけれど、たまたま同じ主演俳優が続いてしまった「シーシュポス:The Myth(原題:시지프스: the myth 2021年)」。
シーシュポスといえば、カミュの「シーシュポスの神話」だよね! 
SNAKEPIPEの高校時代、何故かこの本が課題図書になっていた。
「永遠に終わらない、というのは最も残酷なことだ」
と倫理社会の先生が話していたことを思い出すよ。(遠い目)
韓国ドラマ「シーシュポス」のあらすじとトレーラーを続けてどうぞ! 

舞台は2020年の韓国。
10年前に事故で兄を失った天才工学者ハン・テスルは、不測の事故でこの世界には「密入国者」という謎の存在が正体を隠して生きていることを知ってしまうことに。
敵なのか味方なのかも不明な彼らの秘密を明らかにし、兄の死の真実を追いかけるなかで、テスルは彼のために危険な道を遡ってきた救援者カン・ソヘに出会い……。
(シネマトゥデイより)

「秘密の森」の後に観ているため、「ファン・シモクがナンパしてる!」とか「ファン・シモクが笑った!」など、別人の設定なのにおかしな比較をしてしまったよ。
天才工学者の役も似合ってたよ、ファン・シモク! (笑)
未来からやってくるカン・ソヘを演じるパク・シネの、アクション・シーンが迫力満点。
銃を構える姿が様になっていたよ!
「シーシュポス」の印象としては、以前ROCKHURRAHが書いた「俺たちダーク村」で紹介されたドイツのドラマ「DARK」に近い雰囲気だったね。
「シーシュポス」の場合は、未来/現在/過去に、そこまでのスパンがないので、どの時点の話なのか分かりづらい時があるのが注意かな。
韓国でSFというのは珍しい気がするけど、最近はこうしたジャンルにも力を入れてるみたいだね。
廃墟の表現など、映画さながらの素晴らしい出来栄えに驚いたよ。
これからもっと発達していくジャンルになりそうだね。

続いては、2021年8月に公開されたばかりの「D.P.─脱走兵追跡官─」ね。
ドラマの中で「D.P.」は何の略かと尋ねるシーンが出てきたけれど、明確な答えは返されてなかったよ。
Deserter Pursuitの略で、日本語では「軍隊離脱者追跡」だって。
韓国は兵役義務がある国なので、実際にイジメや家庭の事情などで、軍隊を抜け出したいと思う人が多いんだとか。
デビュー作が「コインロッカーの女(原題:차이나타운 2015年)」の監督ハン・ジュニが監督を務めたという「D.P.」。 
あらすじとトレイラーを載せてみよう。 

兵役義務により入隊した青年が、軍の脱走兵を追跡する部隊に配属されることに。
任務にあたるなかで、脱走した兵士たちがそれぞれ抱える過酷な現実が見えてくる。
(Filmarksより) 

先輩後輩という上下関係がここまでとは、驚きだよね。
そうとうリアルに描かれているらしく、韓国はもちろん海外でも高い評価を受けているという。
イジメや暴力が日常化している軍隊ってどうなんだろう。
国を守るための組織なのにね?
そして主役が「刑務所のルールブック」で、兵隊を暴力で死に至らしめたとされている「悪魔のユ大尉」を演じたチョン・ヘインだったことも注目だったね。
坊主頭の兵隊役のイメージになってしまうよ。(笑)
どうやらシーズン2も予定されているというので、続きが気になるよ。

上の「D.P.」もそうなんだけど、ウェブ漫画が原作の韓国ドラマが多いんだね。
悪霊狩猟団: カウンターズ(原作:경이로운 소문 2020年)」も漫画が原作とのこと。
「シーシュポス」を観ている時から、「早く観て!」と友人Mから催促されていたドラマだよ。
あらすじはこちら。 

昼は知る人ぞ知る人気店「姉貴麺屋」の従業員、夜は悪霊と戦う特別な力を与えられたカウンターと呼ばれる人たちの活躍を描く。
幼いころに両親を事故で亡くした高校生のソ・ムンは、カウンターの一員となり、強い力を持つ悪霊と戦うことになる。
(シネマトゥデイより)

トレイラーも載せておこう。

主役の高校生を演じたのは、「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」で熱心過ぎる父親からスパルタ教育を受けていた双子の高校生だったチョ・ビョンギュ、25歳(!)。
韓国ドラマを観ていると、似た役柄を演じる俳優が多いんだけど、チョ・ビョンギュはいくつまで高校生役ができるだろうね?(笑)
「カウンターズ」で気になったのは、 「姉貴麺屋」の看板メニューである「ククス」という料理だよ。
友人Mが食べられる店を探してくれて、一緒に食べに行ったSNAKEPIPE。
とても美味しかったよ!(笑)

おそろいの赤いジャージを着て活動するカウンターズの面々は、みんな良い味出してたね。
中でも注目していたのは、治癒能力を持ったチュさんを演じたヨム・ヘラン!
「トッケビ」では「がめつい」おばさん役、「椿の花咲く頃」での弁護士役など、印象に残る名バイプレーヤーなんだよね。 
実際の年齢より老けた役までこなしていて、「カウンターズ」では会長とのロマンスも微笑ましかった。(笑)
シーズン2の制作が決定したらしいので、楽しみに待っていよう!

最後はこちら! 
世界的なヒットを記録した「イカゲーム(原題:오징어 게임 2021年)」 。
こちらも漫画が原作、更に上の「カウンターズ」と続けて観たため、ジャージつながりとなってしまった。(笑)
世界94ヶ国で1位になり、Netflixに多額の利益をもたらし、コスプレ衣装も売れたという。 
確か「ヴィンチェンツォ」が配信された時は2021年はこれ!みたいな宣伝をされていたように記憶しているけど、「イカゲーム」に奪われちゃった感じだね。
世界中の人を熱狂させたドラマのあらすじを書いておこう。

ある日謎のゲームへの招待状が、お金に困り、崖っぷちに立たされる人々の元に届く。
年齢・職業もバラバラな456人の参加者は、悲惨な現状から抜け出すべく、賞金456億ウォンを目指し、子供の頃に遊んだゲームを想起させる「命懸けのサバイバルゲーム」に挑むことに……。
謎の人物が統べる、全てが不可解な空間の中で、「だるまさんがころんだ」などを思わせるゲームに挑戦する参加者の姿が描きだされるが、子供時代に遊んだゲームと違うのは、敗者には容赦ない死が待っていること。
果たして勝ち残るのは誰か、そしてこのゲームに隠された目的とは?
(FILMAGAより)

次はどうなるの?とハラハラドキドキしながら鑑賞していたよ。
もしかしたら大金をつかめるかもしれないとしても、危険な賭けだもんね。
ちなみに456億ウォンは、日本円で約44億円だって!
ドラマ鑑賞中、「嫌なのにやらなければいけない」というような悪夢に、何度もうなされたSNAKEPIPE。
すぐ夢に出てきちゃうからね。(笑)
日本の漫画に似ている、という記事があるけれど、この2021年にあれほどの残酷描写を実写で制作した「イカゲーム」は、やっぱりすごいよ!
世界中の人が熱狂したというのは、逆に考えると怖い感じもするけどね。
こちらもシーズン2の制作は確実みたい。
次はどんな展開になるのか、待ち遠しいね!

いつの間にか韓流ドラマばかり観ているROCKHURRAH RECORDS。 (笑)
俳優層の厚さ、ストーリー展開の面白さ、撮影技術の高さなど、感心することが多いよ。
次々と新しいドラマが配信されるので、これからも見逃せないね!