Holidays In The 散歩 大倉山公園

20240407 top
【花曇りの日にお花見を決行!】

SNAKEPIPE WROTE:

毎年桜の季節になると、どこかしら花見に出かけているROCKHURRAH RECORDS。
以前記事にしたのは2022年4月の有名なお花見スポット「千鳥ヶ淵公園」!
昨年は近所でお花見したっけ。
さて今年はどうしようか、とROCKHURRAHと相談する。
せっかく神奈川県民になったことだし、今まで行ったことがない場所を散策してみようか。
ROCKHURRAHが提案してくれたのが「大倉山公園」という梅の名所。
桜もキレイとの情報があり、散歩がてら出かけることにしたのである。

今年の3月は雪が降ったり夏日近くまで気温が上がったりして不安定な気候だったよね。
桜の開花宣言は例年より遅く、東京は4月4日が満開の予報だった。
昨年の花見は、春分の日の頃だったので2週間違っているんだね。
薄曇りで寒そうな予想だけど、お弁当を持ってLet’s Go!(笑)

東横線の大倉山駅は、今まで一度も降りたことがないよ。
ROCKHURRAHが、大倉山には「ギリシャ風建築風情が漂うエルム通り」という商店街があること、大倉山記念館というレトロな建築があることを教えてくれた。
大倉山駅西口を道なりに歩くと、そこがエルム通り。
確かにギリシャ風の柱を使った建築がいっぱい!
商店街全体でムードを盛り上げているのが良く分かるよ。
駅方向に戻り、大倉山公園を目指す。
東横線の線路沿い、急坂なんだよね。
上がって上がって、また上がって。(笑)
ようやく「大倉山公園」というプレートが見えてくる。
寒いと思って厚着してきたROCKHURRAHとSNAKEPIPEは、坂で汗をかいてしまったよ!
この道を毎日行き来している住民の方は大変だろうなあ。

公園の中を歩いていくと、大倉山記念館が見えてくる。
想像していたよりも広大で、重厚な建築だよ!
「大倉山記念館は大倉邦彦氏により昭和7年(1932年)に創設された90年を越える歴史を誇る建造物です」と記念館のサイトに説明がある。
大倉邦彦氏というのは、実業家であり教育にも力を入れていたそうで、大倉精神文化研究所を設立したんだとか。
巨額の私財を投じて竣工された建築とは驚いてしまうよ。

1981年に大倉精神文化研究所は敷地を横浜市に売却し、研究所本館を横浜市に寄贈したらしい。
公園が作られ、建物を整備して1984年に横浜市大倉山記念館として開館した歴史があるんだって。
建物の中に入ってみよう。
雰囲気が目黒の庭園美術館に似ているね、と話しながら階段を上る。
旧朝香宮邸(庭園美術館)の創設が1933年なので、同時代になるんだね。
階段を上がると内部がシンメトリー構造だと分かる。
凝った石の彫刻と三角形の意匠が特徴的だね。

上を見上げると吹き抜けになっていて、彫刻が並んでいる。
獅子と鷲が交互に配置されているんだよね。
地を駆けるライオンや空を飛ぶ鷲のように強くなれ、というメッセージなのかな。
東西文化の融合を建築理念として、プレ・ヘレニック様式が採用されているという。
プレ・ヘレニック様式とは「古代ギリシャ以前の」という意味で、設計を手掛けた長野宇平治が命名したというから面白い。(笑)
荘厳な建物だけれど、開放されているのは嬉しいね。

記念館を出て大倉山公園に向かう。
映画やテレビの撮影にも使われているというのが納得のカッコ良さ!
SNAKEPIPEは、天知茂が明智小五郎を演じた「江戸川乱歩の美女シリーズ」の舞台にピッタリとイメージしたよ。(笑)
暗くなったらホラーも似合うかもしれないよね。
桜を鑑賞する前に何枚も撮影してしまったよ。(笑)

大倉山公園は敷地が広くて、かなりの距離を歩いたよ。
高台に階段を使って上ると、誰もいないガランとした空間が広がっている。
のんびり歩くには最適な公園だね。
ピンクが濃い目の桜と白っぽい桜が楽しめる場所でお弁当を広げる。
桜からは少し遠かったけど、キレイな景色だよね!
太陽が出てきて、風が心地良い。
今年も良いお花見ができて良かった。
大倉山公園は、また別の季節に歩いてみたいなと思ったよ!

Holidays In The 散歩 ファーレ立川

20231126 14
【立川市公認なりそこねキャラクター「ウドラ」と公認キャラクター「くるりん」を撮影】

SNAKEPIPE WROTE:

社会人になってから、共通の趣味を持つ友達を作るのって難しいよね。
個人的な話をすることも少なくなっているし。
SNAKEPIPEが以前から知っていた女性からナンパされ(笑)、一緒に飲みに行ったのが今年の3月。
女2人の飲み会は大いに盛り上がり、「現代アート好き」という共通の嗜好が発覚!
それ以来、展覧会情報を交換するなど親交が深まっている。
彼女の名前は友人Hとさせてもらおう!(笑)

ROCKHURRAH RECORDSの移転に伴う作業が一段落し、少し時間に余裕が生まれてきた。
そんな時、友人Hから「立川に遊びに来ませんか?」と誘いを受ける。
立川は友人Hのホームタウンなんだよね。
そして「パブリック・アートがたくさんある」というのである!
かつて「鳩ノ巣渓谷」や「高尾山」だったり、「横田基地」など西東京方面に行ったことはあるけれど、立川で下車したことはないSNAKEPIPE。
ROCKHURRAHはかつて、友人を訪ねて遊びに行ったことがあるそうだけど、今から何十年前の話なんだろうか?(笑)

「立川 アート」と検索すると「ファーレ立川アート」がヒットする。

イタリア語の「FARE(創る・創造する、生み出す)」に立川の頭文字“T”をつけた「ファーレ(FARET)立川」にある、
世界36か国92人の作家による109点のパブリックアートです。(公式サイトより)

えっ!パブリック・アートが109点!
友人Hと日取りを決め、ROCKHURRAHと共に立川に向かったのである。

パブリック・アートは屋外展示のため、雨天での鑑賞だと厳しいはず。
日頃の行いが良かったのか、この日は「季節外れの暖かさ」になるという予報だった。
立川までの電車内には強めの空調が入っていて、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEは体が冷えてしまったよ。
もう少し着込んでも良かったかもしれないね。
そして立川に到着!

「ファーレ立川」は北口にあるという。
改札を抜けて北口方面に歩き始めてびっくり。
ルミネがある!
伊勢丹がある!
高島屋SCまである!
モノレールも走っている!(笑)
道が広いので、人の多さが気にならない。
立川って都会だわ〜!
かつて府中や町田に行った時にも、SNAKEPIPEの勝手な想像を遥かに超えた都会ぶりに驚いたけれど、立川は更に素晴らしいね。

立川すごいね、などと話ながらROCKHURRAHと歩いていると、目に入ってきたのがこれ。
「ファーレ立川は、1994年10月13日に、立川駅北口の米軍基地跡地に誕生したホテル、デパート、映画館、図書館、オフィスビルなど、11棟の建物からなる5.9haの街です。(公式サイトより)」
ということは、5.9ヘクタールの敷地内にアート作品が点在してるんだね!
ゆっくり歩いて作品巡りをしてみよう。

これは宮島達男の作品では?
光っていないと数字の「8」がたくさん並んでいるようにしか見えないよね。
「Luna」というこの作品は、夜になるとピンクとグリーン色の数字が点滅し、カウントダウンを繰り返すという。
夜にならないと鑑賞できない作品もあるんだね。
いつかリベンジしようと強く心に誓うSNAKEPIPEだよ。(笑)

2020年1月に「収集狂時代 第14巻 高額アート編#03」で97億円もの高値がついた記事で紹介したロバート・ラウシェンバーグの作品も展示されていたよ!
「自転車もどき VI」と題された作品で、こちらも夜になるとネオン管が光るんだとか。
日中は完成した状態が観られないとは、とても残念!
この作品もリベンジしないと。(笑)

毎朝テレビで箱根彫刻の森美術館のCFを観ていて、その中でも紹介されているニキ・ド・サンファル。
彫刻の森では「ナナ」という巨大な女性像が展示されているんだね。
いつか箱根にも行ってみたいなあ。
立川ファーレにもニキの作品があったよ。
「会話」とタイトルが付けられた2人が座れるベンチなんだよね。
蛇の装飾がカラフルでキュート!
ここに座っておしゃべりしたら楽しそうだよね。
こうした作品が路上に置かれてるのってすごいよ、立川!(笑)

「これはっ!」
思わず声を出してしまったSNAKEPIPE。
植松奎二の「浮くかたち-赤/垂」は、まるでロシア構成主義のグラフィックを立体にしたみたいじゃない?
例としてエル・リシツキーの作品を載せてみたけど、雰囲気近いよね?
植松奎二は日本とドイツを拠点に活動しているんだとか。
バウハウスの影響も受けているだろうと推測する。
ロシア構成主義もバウハウスもROCKHURRAH RECORDSの大好物。(笑)
今回初めて知ったアーティストなので、もう少し詳しく知りたいと思ったよ!

そろそろ友人Hとの待ち合わせ時刻が近づいてきた。
地元民である友人Hが、お勧めのタイ料理屋さんに連れていってくれるというのである。
北口から駅に戻り、友人Hと合流する。
お顔立ちが華やかな友人H、目立つ色の服や小物が良く似合っていたよ!
ROCKHURRAHと友人Hは初対面だけれど、何の違和感もなくすぐに慣れていて良かった。(笑)
タイ料理屋は、雰囲気も良くてとても美味しかったよ!
次は違うメニューも食べてみたいな。

ランチの後、近くのレコード屋を散策する。
立川には映画館や本屋が複数あって、レコード屋まであるとは!
文化レベルの高さが羨ましいね。

アニッシュ・カプーアの作品も展示されていたよ。
「山」という、そのままズバリのタイトルが付いているけれど、素材は鉄なんだよね。
等高線を基に立体にしたような幾何学的な造形にしている。
クローズアップにして部分だけを観ているとJoy Divisionの1stアルバム「Unknown Pleasures」を思い出してしまった。(笑)
カプーアの作品は、雨風にさらされることで作品が変化していくんだろうね。

カプーアに続き、ここからは鉄を素材にした作品を紹介していこう。
ブルガリアのゲオルギー・チャプカノフは、立川の鉄屑屋さんから昔使われた農機具の残骸を収集し、それを使って作品制作をしたという。
最初に観た羊(画像上)にグッとくる。
頭部にネジみたいなパーツが貼られているところが気に入ったよ。
下の犬もロボット犬みたいで、とても可愛い!
庭に飾りたくなるほどだったよ。(笑)
チャプカノフの作品は、もう一点「馬」があるようなので、次回は是非見逃さないようにしたいね!

不思議な形に惹かれて近寄ってみる。
鉄にペンキを塗っているのかな?
かなり乱暴に筆を使っているのでPUNKっぽくてカッコ良い。(笑)
ROCKHURRAH RECORDSの事務所にも取り入れてDIYやりたいね、などと話す。
これは彦坂尚嘉の「母と子を殺した父親のようなもの」「父親に殺された子を受精させた父親のようなもの」という不穏なタイトルが付いた作品。
経歴を調べると「現代アーティスト、詩人、ノイズ音楽家」とあり、1971年に開催された個展のタイトルが「REVOLUTION」だって。
やっぱりPUNKな人なんだね。
気になるアーティストが増えて嬉しいよ!(笑)

スペインのジャウマ・プレンサも鉄を素材に使った作品だったよ。
観た瞬間に「男根崇拝系」と思ってしまった。
友人Hも同意してくれたので良かったよ。(笑)
書き込まれている文章の意味は分からなかったけれど、らせん状にアルファベットがつながっていてオシャレ!
上部に付いているペンチみたいな装飾も好き。
虎ノ門ヒルズにも大型作品が展示されているようなので、観てみよう。

ポーランドのタデウス・ミスロウスキーはロシア構成主義やシュプレマティスムの影響から幾何学的な作品を制作しているという。
鉄でできた作品を目にした友人Hが「ジャーマン・テクノのイメージ」と感想を言う。
一般人には出ないセリフだよね。(笑)
ミスロウスキーの作品は4点あったけれど、2点だけ画像を載せてみたよ。
骨太でシンプルなカッコ良い作品だった。

かなり歩いたので休憩しましょう、とお茶を飲む場所を探すことに。
立川ステージガーデンという3,000人を収容できるコンサート会場方角に歩いていく。
階段を上ると大きな広場に人が大勢集まっている。
覗いてみると、立川立飛杯という将棋のイベントが開催されていたんだよね。
小学生相手にレジェンドの棋士達が勝負をしてくれる「ぐるぐる将棋」の真っ最中だった。
そして画像は羽生善治!
友人Hから「立川に羽生さん来るんですよ」と情報は聞いていたけれど、まさか本物に出会えるとは驚いてしまった。
皆様がスマホを構えていたので、SNAKEPIPEも撮影させてもらっちゃった。
友人Hは「頭が良くなる!ご利益がある」と羽生さんの空気を自分に向けて呼び込んでいるし。(笑)
嬉しいハプニングだったね!

立川を歩いた「Holidays In The 散歩」、とても楽しかった!
都会的でアートな空間が広がる、素敵な場所に誘ってくれた友人Hに感謝だよ。
夜にならないと完成形にならない作品が他にもあるようなので、また行ってみたいね。(笑)

Holidays In The 散歩 千鳥ヶ淵公園

20220403 top
【セックス・ピストルズ・ミーツ・ポップアート?】

SNAKEPIPE WROTE:

毎年楽しみにしているROCKHURRAH RECORDSの恒例行事がお花見なんだよね。
コロナ前は、お弁当を持参して桜を観ながら食べたものよ。
ゆっくり座って鑑賞したいので、できるだけ人が少ない場所を選んだっけ。
この数年はシートを広げたり、食事をすることが難しいため、歩きながらの鑑賞のみ。
昨年にいたっては花見自体を中止したんだよね。
今年はどこかに行ってみたいなあ。

先に書いたように、例年お花見といえば、混雑を避けた「ひっそり」した場所を探してきたROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
今年は今まで行ったことがない大メジャーな場所に行ってみようと提案してみる。
東京のお花見スポットランキングで、必ず上位に君臨する「千鳥ヶ淵」!
名前は聞いたことあるけれど、今まで一度も行ったことがない場所なんだよね。
当ブログのカテゴリーである「Holidays In The 散歩」に丁度良い企画かも。(笑)

桜の開花情報が報道され始めると、いわゆる三寒四温と呼ばれる気温の上下動が激しくなる。
雨風が強まることもあり、このままでは桜が散ってしまうかも、と心配になってしまうんだよね。
今年も同様で、お花見に丁度良い時期より、少しだけ出遅れてしまったかもしれない。
キレイな青空が広がる風が強く寒い日に、ROCKHURRAHと千鳥ヶ淵公園を目指したのである。

千鳥ヶ淵というのは九段下駅もしくは半蔵門駅が最寄り駅とされる、皇居の北西部に位置するお堀を指すんだね。
九段下から歩くのがポピュラーなコースらしいけれど、ROCKHURRAH RECORDSは半蔵門方面から歩いてみることにする。
千鳥ヶ淵公園近くまで行くと、徐々に人が増え始める。
走って信号を渡る高齢女性までいるほど。
桜は逃げないのにね?(笑)
公園に入ると、スマホで桜を撮影している大勢の人が見えてくる。
ROCKHURRAHもSNAKEPIPEも負けじと撮影を開始!
他の人をフレームに入れないように撮影するのが難しいよ。

満開を少し過ぎていたので、強めの風が吹くと桜吹雪が舞う。
その様子をROCKHURRAHが動画撮影してくれたので載せてみよう!
花びらが画面を横切る様子が分かるかな?

公園をお堀に沿って進み、麹町署千鳥ヶ淵の派出所まで来たところで、内堀通りをまっすぐ進んだROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
お堀に沿って歩く千鳥ヶ淵緑道を通らず、靖国神社を通って九段下方面に向かってしまった。
一番有名どころを見ずに素通りしてしまったことになるよ。
生来の気質で、人混みを避けがちなROCKHURRAH RECORDSらしいトホホな結果になってしまった!(笑)

メインは逃したものの、桜はとてもキレイだったので大満足。
そして「Holidays In The 散歩」の主旨である「行ったことがない近場を散歩する」ことに違いないよ!
2021年6月に記事を書いた靖国神社まで歩いたのも楽しかったしね。

次回の散歩はどこにしようか計画中だよ!(笑)

Holidays In The 散歩 明治神宮

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【青空に映える明治神宮の本殿】

SNAKEPIPE WROTE:

今年の正月はコロナのため初詣を断念したROCKHURRAH RECORDS。
毎年の恒例行事がなかったのは残念だったよ。
6月に訪れた靖国神社が初詣になったもんね。 
ROCKHURRAH RECORDSが初詣に行くのは成田山新勝寺で、 初詣参拝者数ランキングでは2位の人気スポット。
そして1位は毎年決まって明治神宮なんだよね。
実はROCKHURRAHとSNAKEPIPE、明治神宮って行ったことがない!(笑)
少女だった頃から、原宿には足繁く通っていた馴染みの場所なのにね。
ROCKHURRAHも同様で、買い物には出かけていたのに神社には行ったことがないという。
これは東京に住んでいるのに、行ったことがない場所を記事にする「Holidays In The 散歩」にピッタリじゃない?(笑)
天気の良い日を選び、明治神宮に向かったのである。

今まで何度も書いているけれど、SNAKEPIPEは自他共に認める強度の方向音痴。
最近ではROCKHURRAHにも伝染していて、2人で歩くと危ないんだよね。(笑)
今回も不安が的中してしまう。
なんと明治神宮駅から原宿駅方向に歩いてしまったため、明治神宮の入り口にたどり着けなかったんだよね。
山手線沿いを歩き続け、最終的には代々木駅近くにある「代々木口」から入場する。
初めて原宿方面に行った人でもないのに、こんな失態を演じるとは!
ただ一つ嬉しかったことは、SNAKEPIPEが以前通っていた帽子の学校前を通ったこと。
「ここで帽子作りを習ってたんだよ」
ってROCKHURRAHに話せたからね!(笑)

来月には人で溢れかえるだろうけど、12月中旬はそこまで混雑していない。
参道脇に林立する木々に目をやり、木漏れ日を感じていると、原宿にいることを忘れてしまう。
こんなに静かな場所だったとはね!
とても寒い日だったため、マスクによりサングラスが曇り歩行困難になりながら、ようやく本殿に到着。
手洗い場で清めてから、一礼し鳥居をくぐる。
本殿で手を合わせてきたよ!

原宿方面から歩けば着くはずだった南神門。
こんなに立派な門が東西南北に配置されているので、荘厳さが増すよね。
さすが重要文化財だわ!
SNAKEPIPEは、門にかかっている「のれん」みたいなファブリックが気になって仕方ない。
こんな柄のハンカチとかスカーフあったら欲しいのにな。
えっ、不謹慎?(笑)

せっかくなので明治神宮御苑にも行ってみる。
長年来の友人Mからも強く勧められたのが、この御苑なんだよね。
画像は南池を撮影したもの。
まるで天から祝福の光を浴びているような、神々しさ!
虹まで写っていて素晴らしいよね。(笑)
ここは明治天皇の皇后である昭憲皇太后が釣りを楽しまれていたという「お釣台」。
こんな景色を見ながら優雅な時を過ごされていたんだろうね。

 御苑の木々が素晴らしくて、歩いては立ち止まり撮影してしまう。
この色合いの美しさったら!
青々した新緑の季節も良いけれど、晩秋の少し薄れた色合いも好きだよ。
植物を目にしているだけでリフレッシュできるね!
そのまましばらく歩き、パワースポットと言われる清正井を目指す。
清正って加藤清正だよね?

加藤清正は武将としても名高いけれど、築城の名人としても有名だったとか。
江戸時代の初めには明治神宮御苑に加藤家の別邸があり、清正の子が住んでいたことは確認されているとのこと。
清正本人が実際に掘ったかどうかは不明のようだけど、清正井と命名されてるんだね。
清正井はテレビで紹介され人気のパワースポットとなり、最盛期には5時間待ちの行列になったらしい。 
この井戸から湧いた水は御苑の池を潤し、渋谷川の源流にもなっているとは驚き!
毎分60リットルも湧いているんだって。
紅葉が落ちて清らかな水が美しいね!

奉納されたという日本酒の樽を見ながら帰路につく。
そこまで日本酒に詳しくないSNAKEPIPEでも知ってる名前もあるね。
この辺りまで来ると、もう明治神宮駅はすぐ近く。
行き道に間違ったところに到着し、次は失敗しないようにしようと心に誓う。(大げさ)
また違う季節に改めて訪れたいと思った明治神宮。
本当に行って良かった!
今回も素敵な散歩ができたね。(笑)