BINARY ARMYの過去現在未来

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【ROCKHURRAH作オリジナルジャケット2枚(私用)】

ROCKHURRAH WROTE:
先週ひそかに立ち上げたROCKHURRAH RECORDSのオリジナル・グッズであるBINARY ARMY。このブログを読んでくれている人ならば既に商品を見てくれたかも知れないが、今はまだ本当にささやかな家内制手工業でしかない。作ってる側から見ればかなり本気のプロジェクト(大げさ)なんだけどね。

そもそもちょっと前のブログ「我が家の三代目」という記事で少しだけ触れたようにマックを買って一番最初にやってた事はオリジナル・プリントのTシャツ作りで、古代機種パフォーマとアルプス製プリンタを駆使して市販品とはひと味違ったTシャツを作っていた。自分の好きな感じのTシャツがなかなか売ってなかったから、というのが作り始めた動機で、まあよくある事だな。その頃から自作でタグ付けたり、まるでこのような市販品があるかのように見せるディティールへの情熱は人一倍だった。

楽天フリマで中古レコードはじめた時は上記のアイロン・プリントではなく、いわゆるシルク・スクリーンで少しは本格的にTシャツ刷って売ってたけど、その辺が我が洋服作りのルーツかな。なぜかその頃から単なるレコード屋じゃなくて、レコード屋によくあるようなバンドTシャツでもなくて、自分のオリジナルなものも販売出来るスペースが欲しかった。その夢の実現第一歩がBINARY ARMYというわけだ。

SNAKEPIPEは元から自分で自分の服をカスタマイズしたり、完全に一から作ったり、そういうのが得意で興味ある分野だった。だから二人で一緒に何かをやろうと考えた時に、服やアクセサリーの自作販売という事にまず行き着いたのはもっともな流れだろう。

それまでミシンをかけた事もなかったROCKHURRAHだったが、写真のようなライダース・ジャケットを自力で作れる程にまで成長して、我ながら思わぬ才能にビックリしたし、これを自分で作ったと聞いた人のほとんどがもっと驚いてくれる。通常は革ジャンまで自分で作る人なんて滅多にないだろうからね。

写真上の方は革のライダース作る前に練習として安いニットを使用して作ったダブルのライダース。ライダースの型紙なんてどこにもないから、自分の持ってるライダースから寸法取って、それにアレンジして作ってみた。裏地がないのでそんなに時間はかからなかったが、ダブルの衿の取り付けとかは型紙の段階ではどのような出来上がりになるのか予想がつかないし、色々な苦労と勉強をした。

写真下の方は高級な皮革で作ってちゃんと裏地とかも自分で作った完全オリジナルの傑作シングル・ライダース。素晴らしい出来でしょ?上のニット製とは比べ物にならないくらいに大変な苦労をして修正しまくって作った。そこまでして作った甲斐がある程に存在感があるし、あまり見かけないデザインだと自負してるし、高そうに見える。革が固い最初の頃はあまりにもきつくスリムに作り過ぎたせいで腕が圧迫されて血が止まったり(笑)、作るだけでなく着る苦労もあるけど愛着もひとしおだ。

BINARY ARMYの今後がどういう方向になるのかまだ出品している商品二点だけでは見てくれた人にとっては全く未知数なので、一応紹介の意味を込めて過去の試作品を披露してみた。今後こういうものも作って販売出来ればいいな。

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