アニッシュ・カプーア_奪われた自由への眼差し_監視社会の未来 鑑賞

20231224 top
【ジャイルギャラリーの入り口を撮影】

SNAKEPIPE WROTE:

先週のブログ、「ケリス・ウィン・エヴァンス 『L>espace)(…』」の記事の続きを書いていこう。
展覧会を「はしご」した話だよ。
表参道で必ず立ち寄る場所といえばジャイルギャラリー!
2024年1月まで開催されているのが「アニッシュ・カプーア_奪われた自由への眼差し_監視社会の未来」なんだよね。
今回キュレーションしているのは、「デヴィッド・リンチ大好き」な飯田高誉さん!
飯田さんが企画した展覧会は難しいことが多いんだけど、リンチアンとして共通しているので、なるべく足を運びたいと思っているSNAKEPIPEだよ。
今回はアニッシュ・カプーアなので、ワクワクしながらROCKHURRAHと一緒に会場へ。

アニッシュ・カプーアについては2008年6月の「ターナー賞の歩み展」や2022年5月の「Anish Kapoor: Selected works」などで記事にしているよね!
大好きなアーティストだよ!

撮影についての許可を確認し、会場内へ。
入った瞬間、目に飛び込んできた風景がこれ。
「ぎゃっ」
叫んでしまいそうになるインパクトの強さ!
紙にガッシュで描かれた絵画作品と共に、赤黒い物体がそこかしこに点在している。
壁にも絵の具が飛び散っていて、まるで殺人事件現場に立っているかのよう。
ちなみにガッシュというのは、不透明水彩という絵の具のこと。
重ね塗りに適した水彩絵の具だという。
ペンキに近い感じになるのかもしれないね。

ウィーンでの展覧会で、カプーアは「大砲アート」とでも名付けたくなるパフォーマンスを見せている。
今回の「赤黒い物体」は似た雰囲気じゃない?
体を張ったアートは、まるで白髪一雄か!って思っちゃうね。(笑)

この展覧会に似合う音楽は何か、ROCKHURRAHと打ち合わせる。
BGMに選んだのがこちら!

Throbbing Gristleの「Beachy Head」だよ!
曲名の「Beachy Head」とは、イングランド・イーストボーン近くにある岬だという。
観光地としても有名らしいけれど、自殺の名所としても知られているんだとか。
不穏な雰囲気が、今回のカプーアの展覧会に似合っているように思うよ。
音を聴きながら、続きを観ていこう!

次の会場にも謎の物体が中央にドーンと置かれている。
壁の角にも、天井に迫るほどの高さにまで伸び上がるように成長している姿を確認。
そう、まるで生命体みたいなんだよね。
溶岩や肉塊にも見えるけど、今回は「謎の生命体」ということにしておこうかな。(笑)
「謎の生命体」が増殖していき、会場全体を覆ってしまいそうに感じたよ。

絵画作品はすべて「Untitled」となっていて、2022年制作とのこと。
アニッシュ・カプーアは現在69歳なので、68歳で描いた作品なんだね。
強烈な色彩と大胆な筆使いに、パワーがみなぎっている。
横尾忠則が86歳で100点以上の新作を短期間で描いていることにも驚いたけれど、今回のカプーアも圧巻!
力強さに満ちた作品を観て、SNAKEPIPEの体温が高くなってきたみたい。
エネルギーを注入され、血流が速くなったような感じかな?(笑)

展覧会のタイトルである「奪われた自由への眼差し_監視社会の未来」に関して、キュレーターの飯田さんがサイトに解説を載せている。
カプーアの作品を鑑賞することで、自身の情動に気付くという。
先に「体温が上がり、血流が速くなったようだ」と感じたSNAKEPIPE。
まさにこの状態だったのかも?(笑)
「赤は神秘的な色」と語るカプーアは、意識的に赤色を使用した作品を制作していたので、鑑賞しているうちに闘牛の牛みたいに興奮状態に陥ったのかもしれないなあ。

展覧会用に動画が配信されていたよ。
とてもカッコ良い!

今まで鑑賞したことがあるカプーアの作品は、鏡や金属を使用した立体作品だけだったので、絵画作品は初めてだったかも。
エネルギッシュな作品群を鑑賞できて、とても嬉しかった!
こんな素晴らしい企画を無料で体験させてもらって、本当にありがたいね。
飯田さんの次のキュレーションにも期待だよ!

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