2021年元旦

20210101

【もらって嬉しくはないかも、の不気味な年賀状】

ROCKHURRAH WROTE:

あけましておめでとうございます。

去年が最高の一年だったって言える人もあまりいないだろうけど、2020年は多くの人にとってとてもいやな年だったはず。
何でもかんでも「コロナの影響で・・・」だったもんね。
コロナ禍で生まれた最大の便利な言葉だったかも。
便乗商法という言葉はあるけど、便乗値上げや便乗解雇などなど、何でもかんでもコロナのせいにすれば諦めるだろう、という安易な考えがまかり通ったイヤな新しい日常だったね。
TVでもバカのように毎日の感染者数や重症者、死者の推移を言うだけで、統計として危機感は増すだろうけど、それを知ったからといってどうなるの?という思いがするよ。
もう少し有用な事を語れよバカ、と怒る人も多数だろうな。

我がROCKHURRAH RECORDSに関してもコロナの影響で色んな事があったけど、そんな事をグダグダ書いても仕方ないからやめておこう。2019年も「しんどかった」などと書いてたけど引き続きのパッとしない運勢だったな。

良かった事と言えば、2020年はROCKHURRAHもSNAKEPIPEも珍しく、くじ運がとても良くて素晴らしかったのが特筆すべきかな?人生でこれだけ当たり年というのも滅多に無い出来事。
ん?宝くじとか金に関する事じゃないからね。

個人的には2020年後半には久々にゆったりした生活が出来たので、本を読んだりじっくりと調べ物をしたり、いつもとは違う時間の過ごし方が出来た、それだけは良かった。
が、12月になると突然に忙しくなってしまい、何と大晦日まで仕事というスケジュール。
若い頃は販売系が多かったから正月も大晦日も昼も夜も関係ないよって生活してたけど、SNAKEPIPEと一緒になってからは初めての出来事だよ。そうじゃなくても年末って感じは全然しなかったけどね。

毎年恒例のROCKHURRAH年賀状だけど、シュルレアリスムにダダ、ロシア構成主義など自分の好きな路線をごっちゃにしたらこんなのが出来上がったよ。マヤコフスキー好きだったらわかって貰えるかな?え?全然わからん?

毎年恒例だった初詣も今年は行かないつもりだし、同じ境遇の人も多いとは思うがNetflixで巣ごもり寝正月と決め込んだよ。
さて、今日は何を観ようかな?

大して気の利いた事も書けなかったけど、これもまたコロナの影響で(ウソ)。

では今年もROCKHURRAH RECORDSをよろしくお願いします。

映画の殿 第41号 Netflixドラマ編

【「映画の殿」初!動画による表紙だよ!】
SNAKEPIPE WROTE:

早いもので、今年最後のブログになるんだね。
2020年は「自粛の年」だったので、いくつもの計画が強制的に中止になることが多かったなあ。
そんな中、自宅にいて楽しく過ごせたのは、Netflixの存在が大きいよ。
そこで今回は、ROCKHURRAH RECORDSが観たドラマについてまとめてみようかな!
今頃そんな昔のドラマについて書いてるの?と呆れないでね。
今年の5月に加入した新参者だから!(笑)

Netflixに加入する前から気になっていたのが「Black Mirror」。
2011年から放映されている1話完結のイギリスのドラマなんだよね。
かなりブラックでSF色が強く、放送禁止になりそうな内容も含まれている。
以前観た「UTOPIA」も過激なシーンが多くて驚いたけれど、さすがイギリスはパンクの国だよね!
VIVA LA REVOLUTION!(意味不明)
載せた画像はシーズン5の「Striking Vipers」。
えっ、そんな展開になるの?と驚いたものよ。(笑)
他にもドライブレコーダーのように記憶を録画再生できる装置が出てくる話や、亡くなった家族そっくりのロボットを作る話など、実現したら怖いような嬉しいような内容もあったね。
やっぱりイギリス、すごいな!

「Black Mirror」を観終わった後、次に選んだのがスペインのドラマ「ペーパー・ハウス」だった。 
ROCKHURRAH RECORDSはスペイン映画の大ファンなので、今までスペインドラマを観ていなかったのが不思議なくらい。
「ペーパー・ハウス」はスペインの造幣局に立てこもった8人組の強盗団の話で、強盗同士が都市名をニックネームとして呼び合っている。
これは例えばタランティーノの「レザボア・ドッグス」で、互いをオレンジやピンクなどの色で呼び合っていたのと同じだね。
8人の犯罪者達がそれぞれ魅力的なキャラクター設定されているのが見どころかな。
強盗団を指揮する自らを「教授」と名乗る首謀者が、知的で完璧な計画を立てているかと思いきや、意外と体を張ったギリギリのピンチ脱出大作戦を繰り広げるところに大注目だったよ!
この辺りがスペインっぽいのかもしれないね?
犯罪に使うのがお揃いの赤いつなぎで、スペインらしく仮面のモチーフがダリというのもイカしてる!
そして結束を高めるように使われた曲も印象的だったね。

邦題は「さらば恋人よ」という「Bella ciao」は、レジスタンスの賛美歌として世界的に有名だという。
「ペーパー・ハウス」で使用されて、更に歌う人が増えただろうね。
現在パート5が制作されているというので、放映を楽しみに待っていよう!

「ペーパー・ハウス」の終了に嘆きながらも次のドラマを探すことにする。
続いて観たのが韓国ドラマ「梨泰院クラス」。
これは先日新大久保に行った話の時に書いたけれど、長年来の友人Mから強力に勧められ、観始めたドラマなんだよね。
韓国ドラマには手を出さないと思っていたSNAKEPIPEだったけれど、食わず嫌いだったことが判明したよ。
「梨泰院クラス」は、漫画が原作ということもあり、あり得ないような展開が面白い。
個性的な髪型の主人公パク・セロイの信条を貫き通す心の強さには感服しちゃうよ。
セロイをとりまく仲間たちが良い味出していて、単なる復讐劇に終わらないキャラクター設定がポイントだよね。
最も強烈な印象を残すのは、復讐相手のチャン・デヒ会長!
この会長の存在がなかったら、「梨泰院クラス」はここまでの話題作にならなかったかもしれないね?
韓国の外食産業トップの会長でありながら、食べる時や飲む時に音を出す下品さ。
憎々しげな表情がピカイチだったね!
この会長役のユ・ジェミョン、現在観ている「刑務所のルールブック」では、まるで別人になっていて驚いたよ。
さすが役者だね!(笑)

ドラマの挿入歌にも注目!
「won!」と一緒に声を出し、拳を突き上げたものよ。(笑)

「梨泰院クラス面白かった」と感想を言うと、「じゃあ次はこれ観て」と友人Mから再びお勧めされる。
マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん〜」という、自分からは探さないようなタイトルのドラマ。
半信半疑で観始めると、次の展開がどうなるのか気になってくる。
全く笑わない女主人公イ・ジアンと、心に空洞を抱えた男主人公パク・ドンフンの心の交錯がテーマになるのかな。
SNAKEPIPEが気に入っていたのが、ドンフンの兄弟たち!
兄弟が出てくると、本筋とは違って笑いの要素が加わるんだよね。
そしてその時に流れる音楽にも大注目だよ!

ロック演歌とでも言おうか、GS調の曲に聞き惚れる。
カラオケあったら歌いたいくらい気に入ったよ。(笑)
そして三兄弟の地元、後渓(フゲ)愛の強さも良かったね。
ジョンヒの店に集まる常連さん達も良い味出してたよ!(笑)

韓国ドラマを連続して観たので、今度はアメリカにしてみたよ!
Netflixの人気ドラマとして必ず上位にランクインするのが「ストレンジャー・シングス」。
1980年代を舞台にしたSFホラーなんだよね。
80年代といえば、これはまさにROCKHURRAH RECORDSの得意分野じゃない?
使用される音楽がクラッシュだったりして嬉しくなっちゃうね!
超能力者の主人公イレブンが仲間と共に怪物を退治する話、と書いてしまうと簡単過ぎて荒唐無稽に聞こえちゃうかな?
ROCKHURRAH RECORDSも、子供が主役と聞いて躊躇していたけれど、観始めるとハマっていくんだよね。(笑)
子役とはいっても、アメリカの子供は一人前以上の役者で観ていて安心!
それぞれキャラクターが立っていて、良いんだよね。
ウィノナ・ライダーが母親役だったり、ユマ・サーマンの娘マヤ・ホークの出演も見どころだよ!
現在シーズン4が制作されていて、来年続きが観られるのかも。
子役が大人になってしまい、顔立ちが変わりそうだよね。(笑)

続いてはまたもや韓国ドラマで、漫画が原作の「ミセン -未生-」。
「絶対観て!」と友人Mの強い要望で観始めることになる。
ROCKHURRAHから「ミセンは見せん!」と言われるかとヒヤヒヤしたけれど、あっさり承諾を得る。(ぷっ!)
韓国では2014年に放映されていたというから、今頃観るのは遅いだろうけど?
学歴社会の韓国で、高卒の主人公が一流企業で奮闘する様を描いているドラマなんだよね。
数ヶ国語話せるエリートな同期入社の面々と上司達のキャラクター設定が良い味出してる!
それにしても、フラッと屋上に行くシーンが多くて、休憩時間が多いなと感じてしまうよ。
ドラマだからいいのか。(笑)
韓国は日本より就職が厳しいことがよく分かるドラマだったね。

他にもROCKHURRAHが「俺たちダーク村」で書いているドイツのドラマ「DARK」、「私立探偵ダーク・ジェントリー」、「マインド・ハンター」など数多くを視聴している。
ROCKHURRAH RECORDSにとって2020年はドラマ鑑賞の年になったね!

今年も残すところあとわずか。
来年はもっと良い年になりますように!
2021年もROCKHURRAH RECORDSをよろしくお願いいたします。

ビザール・クリスマス・カード選手権!41回戦

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【昨年に引き続き、クラゲをモチーフにした謎のクリスマス・カード】

SNAKEPIPE WROTE:

昨年の12月に書いた「ビザール・クリスマス・ギフト選手権!36回戦」の最後に

来年もきっと、このくらいの時期にクリスマスに関連した記事を書くんだろうな。
また来年をお楽しみに!

と、予告していた通り、今年もクリスマス関連の記事にしてみよう!
今回はクリスマス・カードを特集しよう。
もちろんビザールでね!(笑)

クリスマスといえばサンタクロース。
カードに登場することも多いんだけど、どお、このサンタ?
子供にプレゼントするというよりは、自らの趣味のために人形を抱えているように見えてしまう。
うっとりした表情に注目だよ!(笑)
サンタは嬉しそうだけど、人形がちっとも可愛くないところもポイントだね。
そしてこのカードを手にした人は、どうだろうか。
なんとも言えない気持ちになりそう。(笑)

こちらもサンタが登場だよ!
すやすやと眠りについている少女の周りに、人形を置いているのだろうか。
プレゼントしているというよりは、サンタ自身が少女を含めた「お人形遊び」をしているように見えてしまうんっだよね。(笑)
親切で優しいサンタが「ままごと」とは!
「こんなふうにサンタに来てほしいな!」
と思う少女は、あまりいないのでは?(笑)

続いては犯罪めいたカードを特集してみようか。
テーブルに置かれたソーセージに手を伸ばそうとしているピエロ!
後方を気にしながらも盗み食いを企てている、この表情が良いね。(笑)
1個くらいならバレやしないよ、みたいなズルそうな顔。
そして追いかけてくるように見える後ろの男も、どうやらピエロの同僚みたいな服装だよ。
「こら、待て!」と叱るのか、「俺にもよこせ!」なのか?
書いてるのは「楽しいクリスマスを!」といったマトモな文言なのに、モチーフは謎!

クリスマスといえばチキンを食べる習慣があるよね。
SNAKEPIPEも子供の頃、よくローストチキン食べたっけ。
肉よりも皮が好きだったなあ。(笑)
そしてこのクリスマス・カード。
焼かれるはずのチキンが人間を火あぶりにしようとしてるよ。
名付けて「チキンの逆襲」!(笑)
チキン2羽の後方にいるのは、ハム爺さん?
真ん中の丸い顔はなんだろう?

丸い顔がここにも!(笑)
上の「にんまり」笑顔とは違い、目をつぶり微笑みを浮かべている。
太陽なのかなあ?
そして子供を脅かしている白い物体も謎!
雪だるまにしては形が違うし。
もしかして雪男とか?(笑)
以前にも子供をいじめるようなカードを紹介したことがあったけど、秋田の「なまはげ」みたいなものかもね。

以前にも紹介したことがある鳥の亡骸ポストカード。
どうしてこのようなポストカードが残されているのかを調べてみると、ヴィクトリア朝時代の習慣にあるという。
死んだ鳥というのがラッキーを表していて、あなたに幸運あれ!という意味になるらしい。
時代によって考え方が色々なんだね。
そしてこのカードは、毒(?)で死んだ2羽と、今まさに同じ運命を辿ろうとしている1羽の様子を伺う猫が描かれている。
このカードを送られて、当時の人はハッピーな気分になったんだろうか?

最後はこちら!
物陰に潜む、白い化け物?
耳の形を見ると、悪魔なのかもしれない。
バットのような武器を持ち、人を襲う気満々で待ち伏せてるよ。
化け物に気付いた紳士は、驚きのあまり手にしていた傘を落としてしまう。
どんなシチュエーションなのか理解に苦しむけど、見た瞬間にROCKHURRAHが吹き出していたので、成功じゃないかな?
終わりよければ全てよし、だもんね!(笑)

石元泰博写真展 伝統と近代 鑑賞

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【東京オペラシティアートギャラリーの入り口を撮影】

SNAKEPIPE WROTE:

友人Mから勧められ、Netflixで公開されている韓国ドラマを観ているROCKHURRAH RECORDS。
韓流ブームのきっかけとなった「冬のソナタ」(古い!)だったら手を出さなかったはずの韓国ドラマ。
最近はドラマの質が変わってきたよ、という友人Mの言葉を信じて観てみたのである。
なんとこれが、面白いじゃないの!(笑)
言った通りでしょ、と得意気に鼻をふくらませる友人Mと「ドラマに出てくる食べ物が気になるよね」と話す。
今まで複数回韓国に行き、本場の味を堪能している友人Mから
「新大久保に行ってジャージャー麺を食べよう」
という提案があった。
第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得した映画「パラサイト 半地下の家族」にも出てきたジャージャー麺。
韓国ではポピュラーなメニューみたいだね。
他にもドラマなどで出てくるメニューは、どれも美味しそう。
SNAKEPIPEも食べてみたいよ!(笑)

新大久保でランチを食べる前に、展覧会に行くことにする。
選んだのは、東京オペラシティアートギャラリーで開催されている石元泰博写真展。
生誕100年の記念企画だという。
写真の教科書に必ず出てくる大御所だよね!
石元泰博の個展を観るのは初めてなので、とても楽しみだよ。
恵比寿にある東京都写真美術館では11月23日まで「生命体としての都市」 として写真展が開催されていたことを知る。
後から知ったので残念だけど、行っておくべきだったなあ。
 
12月なのに暖かい日が続いたけれど、展覧会鑑賞の日は急に気温が下がってしまった。
寒暖差が激しいと余計に寒く感じるよね。
ギャラリー前で友人Mと待ち合わせる。
オペラシティアートギャラリーは2020年2月の「白髪一雄」展以来だね。
会期が10月10日からだったせいか、お客さんはとても少ない。
展覧会は2階から始まっていて、今までと違う順路だったよ。 
撮影は決められたスペースから遠景のみ許可されていた。
クローズアップは駄目なんだって。
SNAKEPIPE撮影の画像だけではないのが残念だよ。

まずは石元泰博の年表を展覧会サイトから転用させていただこう。 

1921 高知からの農業移民の長男としてサンフランシスコで誕生
1924 両親と高知に移住
1939 高知の農業高校を出て単身渡米、カリフォルニアに住む
1942 前年12月8日の真珠湾攻撃をうけ、日系人収容所に収監される
1944 収容所から解放されシカゴに行く
1947 シカゴの写真クラブに入会。モホリ=ナギらの著作に触れ、モダニズム/アヴァンギャルドの写真に開眼
1948 シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)入学(1952年卒)
在学中にモホリ=ナギ賞を2回受賞する
1953 来日し、1958年まで滞在。桂離宮を初訪問し、敷石を撮影
1955 桑沢デザイン研究所講師を務める
1956 川又滋子(滋)と結婚
1958 初の写真集『ある日ある所』発刊
シカゴに戻り3年間滞在
1966 東京造形大学教授を務める
1969 日本国籍取得
『シカゴ、シカゴ』発刊
1977 『伝真言院両界曼荼羅:教王護国寺蔵』発刊
翌年、芸術選奨文部大臣賞、日本写真協会年度賞、世界書籍展の「世界で最も美しい本」金賞を受賞を受賞する
1993 勲四等旭日小綬章受章
1996 文化功労者に選ばれる
2012 東京都の病院で亡くなる

1920年代にアメリカで生まれた日本人というのが、当時どれくらい存在していたんだろう?
そして幼少の頃に帰国してから、再びアメリカに渡り小学校で英語の勉強をした、と会場の年表に書いてあったんだよね。
18歳で小学校に入れることにも驚きだけど、その勇気に感服するよ。
その後バウハウスの流れを汲んだ学校で学んでいたとは、羨ましい限り!
石元泰博の写真がカッコ良いのは、元来持っているセンスに加えて、バウハウスのデザインを学んだからなのかもね?

写真展は16のチャプターで構成されていた。
初期作品が並んでいた第1章は、バウハウスらしい作品がたくさんあって嬉しくなった。
マン・レイを思わせる実験的な作品や、フォト・コラージュもあったよ。
構成を意識した構図が目を引く。
ニュー・バウハウスで学んだ日本人は、石元泰博以外にいたんだろうか。
現在はイリノイ工科大学の学部として残っているらしいけれど、モホリ=ナギが教鞭をとっていた時代が最高なんじゃないかな?

石元泰博にはいくつかのシリーズがあるけれど、写真にのめり込んでいく原点になったであろうシカゴを撮影した作品が魅力的だった。
50年代から60年代のシカゴに暮らす人々、ビル群など、「時代」を捉えていることはもちろんだけれど、それだけではない。
まるで映画のスチールみたいに、すべてがカチッと決まってるんだよね。
ポスターにして飾っておきたいくらい。

写真美術館の展覧会ポスターで使用されていた写真がこれ。
ビルを見上げて撮影しているけれど、構図のとり方や白と黒のバランスが絶妙。 
バウハウスらしさ全開の作品だよね!
とてもカッコ良いので、待受画面にしようかな。(笑)
シカゴを舞台にした作品には、人物写真も多数展示されていたよ。
黒人を被写体にしていることが多かった。
正面からカメラを構えることができたということは、近所に住んでいたのかもしれないね。

桂離宮を撮影したシリーズも展示されていた。
桂離宮とは、京都市西京区桂にある皇室関連施設で、宮内庁が管理しているという。 
石元泰博は桂離宮撮影のため1ヶ月間、京都の高級旅館に泊まり、多額の借金を作り親に土地を手放させたというエピソードが展覧会の年表に載っていたよ。
撮影のために、どうしてそこまで高級旅館を選んだのかは謎だよね。
親子に亀裂が入った原因となった桂離宮の撮影だけれど、1957年に第1回日本写真批評家協会作家賞を受賞している。
載せた画像は敷石の作品だけど、これまたバウハウス!
純和風の建築や庭園を、切り取り方や構図でこんな形で見せてくれるとは驚きだよ。
なんで桂離宮なんだろう、とぼんやり観ていたSNAKEPIPEの目がぐわっと見開いたね。
桂離宮は予約制で参観が可能だというので、機会があったら訪れてみたいと思ってしまった。
石元泰博の作品を観たせいだね。(笑)

京都にある東寺の国宝「伝真言院曼荼羅」を接写拡大したシリーズは圧巻だった。
展示室全体が曼荼羅の部屋になっていたからね。
ROCKHURRAHが東寺の曼荼羅ポスターを持っていたので、全体図としては観たことがあったけれど、拡大されると細部が明らかになり違った印象を受けるよ。
載せた画像左から2番目は胎蔵界曼荼羅の中央部分かな。
調べてみると「伝真言院曼荼羅」は、2011年8月に鑑賞した「空海と密教美術展」で公開されていたみたいなので、実物を目にしていたのかも。(あやふや)
「世界で最も美しい本」に選ばれた写真集も観てみたいね。

展覧会の最後は伊勢神宮を撮影したシリーズだった。
正面に鳥居の写真がドーンと展示され、ここから聖域に入るおごそかな場所、という静寂を感じることができる。
江戸時代に「お伊勢参り」がブームだったというけれど、令和の現在でもROCKHURRAH RECORDSはお参りしたことないんだよね。
いつか行ってみたい場所だよ!

石元泰博写真展は、サブタイトルにあるように伝統的な建築や素材を、斬新な切り取りで見せてくれた写真が並んだ素晴らしい展覧会だった。
それぞれのシリーズごとの写真集を観てみたいし、できればシカゴと桂離宮の写真集は手に入れたいと思ったよ。
「シカゴ、シカゴ」は中古で58,000円、「桂離宮」は15,000円だって。
ちょっと考えよう。(笑) 

観て良かったね、と言いながら友人Mと新大久保に向かう。
念願のジャージャー麺と韓国酢豚(タンスユク)を食べ、大満足だったよ!(笑)