ROCKHURRAH紋章学 缶パッケージ編

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【缶詰がアートになった有名な作品】

SNAKEPIPE WROTE:

子供の頃は魚が苦手だったSNAKEPIPE。
骨を取り出すのに苦労することと生臭さが理由だった。
そうは言っても寿司は好物だったし、例えば「さきいか」のような酒のつまみになるような食材は好んでいた。
骨が残っている状態での魚料理だけがダメだったのかもしれない。
単なるワガママか?(笑)

肉か魚か、と聞かれたら迷わず「肉!」と答えてきた。
ところが最近では脂っこい肉料理の後、具合が悪くなることがあるんだよね。
「こってり」したものが大好きだったのに、ぶ厚いステーキにも反応しなくなってきている。 
 あーあ、寄る年波には勝てないね。(笑)

こうなったら魚を美味しく食べよう!とレシピを検索するROCKHURRAH RECORDS。
和食としての魚だけではなく、洋風メニューが気になるんだよね!
もっとレパートリーを広げて、胃もたれしない料理を作りたい。
簡単で美味しくて、いつでも作れる魚料理ってあるのかな?
ツナやオイル・サーディンの缶詰を使うっていうのも手だよね!
よく海外の旅番組で、缶詰専門のお店が紹介されているのを見る。
お土産にしても良さそうな素敵なデザインがいっぱいあるんだよね。
今回の「ROCKHURRAH紋章学」は缶のパッケージ・デザインについて書いていこうかな!
オシャレなデザイン、たくさんあるんだよね。

最初に紹介するのはポルトガルのデザイン・スタジオ、Nósnalinhaによるもの。
SNAKEPIPEの好みよりは、少しファンシーだけど魚を擬人化するセンスは好きだな。
このお魚ちゃんは女の子みたいだけど、魚別でパッケージのバージョンが違うんだよね。
地域の象徴的なイメージやキャラクターの一部と一致させる魚を選んだ結果、とは缶詰メーカーであるRiscosの発言。
この子は「sardinha」なのでイワシなんだね。
女の子だからイワシ子ちゃんかな。(笑)

色が鮮やかなパッケージだけど、これもイワシの缶詰なんだよね。
赤と黄色で、かなり派手めで目を引くよ。
「AYAM BRAND」と書かれているので、マレー語圏のメーカーだということがわかる。
2007年というと今から11年前の記事「SNAKEPIPEの写真歴」に書いたことがあるけれど、SNAKEPIPEはジャワ島が好きで毎年のように旅行していたんだよね。
そのおかげでインドネシア語を含むマレー語が、多少わかるんだよ。
ちなみに「AYAM」は鶏のこと。
日本だったら金鳥、みたいなものか? (笑)
デザインしたのはマレーシアはクアラルンプールで活動しているRoyce Tee
今までマレーシアのデザイナーに触れたことはなかったかも?
アジアのデザインも注目だね!

最近、電車のトラブル多いんだよね。
ちょっとしたことですぐに電車が止まるから、ストレスの元だよ。
バスだったらどんなに楽だろうね!
おや?このバスは満員で混雑しているようだね?
よく見ると乗車しているのはお魚たち!
TATOO入れてにらみきかせてる輩もいるね。(笑)
ギューギューに詰め込まれている様子を表したという。
このデザインはロシアのBrandiziac Agencyによるもの。
ロシアときいて少し驚いてしまったSNAKEPIPE。
ユーモアがあるし、アメコミみたいな雰囲気だからね。
ナンバープレートをバーコードにして、リアウィンドウに品質表示を記載するとは、おぬしなかなかやるな!(笑)

次は、イタリアのデザイン・スタジオである nju:comunicazioneの作品を紹介してみよう。
英語だったらニューコミュニケーション、になるのかな?
イタリアときいて納得してしまう鮮やかさだよ。
こんなにカラフルな缶だったら、とっておきたくなるよね。
スーパーに並んでいたら手に取ること間違いなし!
全色揃えたら何に使おうか?
考えるだけでワクワクしちゃうよね!

同じデザイン・スタジオからもう一点紹介させてもらおう。
黒をベースにした缶詰って見たことないよ。
そこに赤と金のひょうたんみたいな形。
もしかしたら中は豆なのかもしれないね。
このパッケージも素晴らしいよね。
ちょっと和風な雰囲気もあるので、このデザインでお皿も良さそう。
イタリア、さすがにオシャレだね!

これも欲しくなる逸品! 
2016年のPENTAWARDで金賞を受賞しているデザインなんだよね。
ペントアワードとは「あらゆる形態のパッケージデザインに特化した世界で最も権威のあるコンペティション」とのこと。
ここで受賞するというのはデザイン業界で世界的に認められるってことになるんだね。
これはオランダのAnthemというスタジオの作品なんだけど、世界各国に事務所があるんだよね。
日本では品川区大崎にあるみたい。

この美しいフォルム!
尾ヒレをつけただけなのに、きっと今まで誰も考えてなかったんだよね。
きれいに洗って、小物入れにしたいな!(笑)

中に何が入っているのか謎の缶詰。
デザイナーはAlexander Ilinykhというロシア人。
当然のように書いてあるのはロシア語だね。(笑)
コンセプトはロシア軍のための缶詰らしいので、非常食っぽい内容なのかもしれないよ。
このデザイン、缶詰だけにするのもったいないなあ。
このまま持ち手つけて、マグカップにしても良さそう!
提案したくなっちゃうね。(笑)
WEBには売り込みのためにデザインを載せるようなサイトもあるので、これが実際に軍に納入されているのかは不明!
ロシア軍専用の本物だったら嬉しいな。(笑)

最後は番外編を紹介してみよう。
またオイルサーディンのオシャレな缶だと思っていたSNAKEPIPE。
色合いが美しいし、まるでコンビーフの缶みたいにクルクル丸めながら開けていく過程もユニークなデザイン。
中には魚の絵が描かれた内蓋があると思っていたら…。
なんとこれはヘミングウェイの代表作「老人と海」の絵本だったのね!
このパッケージから本が出てくるとは奇想天外!前代未聞!空前絶後!(大げさ)
デザインしたのはアメリカのグラフィックデザイナー、nina cornelison
どうやら学校の課題で、書籍の限定版をデザインしたということらしい。
ここまでキレイに作られていて、実際に販売はされていないのかな?
ヘミングウェイのファンじゃなくても、プレゼントされたら嬉しい逸品だよね!

缶パッケージもオシャレなデザインがいっぱいだったね。
次はどんなワクワクに出会えるのか、今から楽しみだよ!

ビザール・マッチ選手権!33回戦

20180902 top
【ROCKHURRAH作。宇宙を漂うROCKHURRAH RECORDSマークのマッチ坊(意味不明)】

SNAKEPIPE WROTE:

先週お届けした「ビザール・マッチ選手権32回戦」 では「とほほ」なマッチ・デザインを特集した。
なんでこのデザインなのかと思う不思議な物から、見た瞬間に笑ってしまう物もあったね!
今週はコレクションしたくなるようなカッコ良いデザインを紹介していこう。 
そうなると本当はビザール・グッズじゃないんだけど、良しとするか。(笑)

20世紀初頭、日本が世界のマッチ三大生産国だった話は先週したよね?
恐らく明治・大正時代ってことになるのかな。
その時代の輸出用だっただろうと思われるデザインを載せてみよう。
うひゃー!ピストルだよ!
セックス・ピストルズもびっくりだね。(笑)
どうしてマッチにピストルなのか謎だけど、なんてカッコ良いんだろう!
その当時はグラフィック・デザイナーという呼び名じゃなかっただろうけど、考えた人はすごいよね。
明治・大正時代には、誰がデザインしていたのか興味あるよ!

ピストルのデザインとフォーマットが同じだね。
「THE LIP BRAND」という名前を付けたセンスに驚くよ。
和訳すると「唇商標」って感じなのかな?
この唇だけをアップで捉えたデザインはまるで横尾忠則!
いや、横尾忠則のほうが後になるんだよね。
左は横尾忠則デザインの画像。
唇だけをアップにして、たばこをくわえているところまで似て蝶!
SNAKEPIPEの勝手な想像だけど、家にこのマッチ箱があって、子供の頃から目にしていたとする。
その印象が強かったとしたら、デザインを考える時にふと脳裏をよぎることもあるかもしれないよね。
寺山修司「書を捨てよ、町へ出よう」の刊行は1967年だというから、今から50年以上前のこと。
60年代後半と考えるとサイケデリックの時代だよね。
それでもかなりインパクトがあるデザインだと思うけど、どうだろう?
SNAKEPIPEだったら思わず手に取ること間違いないよ。(笑)

2016年に東京藝術大学美術館で「驚きの明治工藝 鑑賞」に行ったことを思い出す。
明治時代の工芸品の精巧さ、美しさに目を見張ったんだよね。
輸出用の工芸品は「ザ・にっぽん」といった和風テイストを前面に打ち出していたんだよね。
右のマッチ・デザインもその流れに近いんじゃないかな。
桜をバックにアルファベットが配置されると、こんなに和洋折衷な雰囲気になるんだね!
真ん中の「S」は桜の「S」なのか?(笑)

これも「ザ・にっぽん」だね。
あえてヴィンテージを復刻したデザインがあるけど、このマッチ・デザインもそのままスカジャンの刺繍にして使えそうだよね。
鶴、亀、梅、松と「めでたさ」てんこ盛りだし。(笑)
「KOBE JAPAN DZUIGEN &Co」と書かれているので、日本製には間違いないと思うけど、人の名前とおぼしき「DZUIGEN」がよく分からないよね?
在日〇〇人、みたいな外国人がやっていた会社だったのかな。
色の美しさ、シンメトリーの安定した構図も素晴らしい。
この雰囲気も横尾忠則のポスターに近いんだよね。

世界三大マッチ生産国の一つであるスウェーデンのデザイン。
大胆な構図と色の鮮やかさ!
SNAKEPIPEが気に入ったのは、バックの色なんだよね。
ペイル・ターコイズ(#afeeee)になるのかな。
カラーコードまで書かないで良いか?(笑)
洋服や靴、バッグなどほとんど黒しか所持していないSNAKEPIPEだけど、何故かこの色に反応してしまうよ。
こんなマッチがあったら使わなくても、持ってるだけで嬉しくなる逸品だね!

中央に目が描かれたシンプルなデザイン。
どこの国で生産されていたのかは分からないけど、インパクトあるよ。
秘密結社・フリーメイソンの会員用かも、と思ってしまう。
プロビデンスの目みたいだからね!
もしくはマックス・エルンストの版画をモチーフにしたかのような。
レトロなデザインには秀逸な物が多いよね!

次はチェコスロバキアのデザインね。
とは言っても、現在はもうチェコ共和国とスロバキア共和国という2つの国になっているんだよね。
1918年から1992年まで存在した国だというので、その時代に生産されたマッチということになるよ。
ソ連型の社会主義国家だったようなので、やっぱりロシア構成主義の影響も受けていたのかな。
中央に星マークがあるところが社会主義らしいデザインだよね。
シンプルな構成と色使いが素晴らしい!
やっぱりロシア構成主義、良いなあ。

最後はこれ!
これもチェコスロバキアの物なんだけど、とっても素敵なんだよね。
特に注目したいのは色使い。
オリーブ、黒、ダークグリーンの3色で、いびつな曲線を描き、その上にもう少しで落ちそうな赤色の玉が乗っている。
「CLOVEKU」は「男」、「SLUSI VKUS」は「おしゃべり」と自動翻訳で出てきたよ。 
ということは「おしゃべりな男」?(笑)
人物を抽象的に描いたデザインだったのかもしれないね。
マッチ箱にこんなアートが展開されていたなんて、ヨーロッパはさすがだなあ!

2週に渡ってレトロなマッチ箱のデザインを特集してみたよ!
明治・大正時代の日本のデザインを発見して嬉しくなった。
「とほほ」も含めて、秀逸な物が多かったからね!
検索していて、とても楽しかった。
ビザールなデザイン、これからも探していこう! 

SNAKEPIPE SHOWROOM 物件14 山を臨む物件編

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【山荘から連想するのはキューブリック監督作品シャイニング!その舞台がここらしい】

SNAKEPIPE WROTE:

毎年このくらいの時期になると特集を組みたくなるのが、「SNAKEPIPE  SHOWROOM」。
何故かと言うと「暑い日本を飛び出したい」のが理由だからである。
ばーちゃん、じゃなくて(笑)ヴァーチャルで良いから少しでも「うっとり」した気分を味わいたいよね!
「海の日」に続いて作られた「山の日」にちなんで、今回は山をテーマにした物件を紹介してみようか。

 
旅行番組見てから憧れの国として注目してるのがアルゼンチンなんだよね。
想像していたよりも都会的で、物価がそこまで高くないみたい。
公用語がスペイン語だというのも魅力だよ。
言葉が同じ国は料理や習慣にも影響が残っていることが多いからね。
今ではすっかりスペインLOVEのROCKHURRAH RECORDSなので、スペイン語圏の国にも興味が湧いてくるよ。

そんなアルゼンチンで、山が見える物件がこちら!(写真①)
リオネグロ州エルボルソンは、山と湖がある自然豊かな場所なんだね。(写真②)
物件は7ベッドルーム、5バスルームを備え320㎡の広さがあるなんて、素晴らしいよね。
セントラル・ヒーティングを完備して、窓は全てサーモパネルだというから寒さ対策もバッチリ。
山の頂上に雪が残っているのが見えるので、冬はかなり寒そうだもんね。
キッチンはこじんまりしてるけど、使い勝手が良さそう。(写真③)
まるで屋根裏部屋のようなベッドルーム。(写真④)
窓からは雄大な景色を望むことができるね。

気になるお値段は$1,800,000、日本円で約2億円!
おおっ、最初から億超えの物件になってしまったね。
アルゼンチンの物件は他にも気になる物がたくさんあったので、別の機会に特集してみたいね。

続いてはアメリカ、サウスカロライナ州マウンテン・レストにある物件ね!
ここはゴルフ場か?という思ってしまうロケーションだよね。(写真①)
どうやら59.8エーカーの土地を所有できるみたいだよ。
単位をエーカーで言われてもピンとこないから、坪に換算してみようか。
73,205坪になったけど、SNAKEPIPEにはピンと来ないなあ。
東京ドーム約5個分、と聞くと広い!と思うかな?(笑)

その敷地にある物件がこちら。(写真②)
広い土地だから家が小さく見えてしまうよね。
それでもやっぱり4ベッドルーム、4バスルームあるって。
ガラス張りのシャワー室、外国のホテルみたいだよね!(写真⑤)
このサイズでもシングルファミリータイプと規定されてるから、日本の感覚とは違うんだねえ。
こんなにゆったりしたキッチン、使いこなす自信がないよ。(写真④)
皿を取りに行くだけでウォーキングになりそうだもんね。(おおげさ)
天井が高いリビングには暖炉もあって良い感じ。(写真③)
洗濯用の部屋まであるとは主婦には大助かり!(写真⑥)
不動産情報サイトには、なるべく詳しい写真を載せるのがサービスだから、細かいところまでわかるのは良いね。
ほんの数枚しか写真がない、情報が少ない物件に魅力を感じるのは難しいからね。

ではお値段を発表しよう。
$1,200,000、日本円で約1億3千万!
あれ?最初の物件より敷地広いのにお手頃価格じゃない?
億超えなのにお買い得と思ってしまう、この金銭感覚おかしいけどね。(笑)
それにしても、この広大な土地の有効利用方法考えないと!(買う気か?)

続いてはこちら!
山の近くの家と考えてスイスにしてみたよ。
この短絡的な考え方はいかにもSNAKEPIPEらしいけど、素敵な物件あったんだよね!
ヴァレー州ツェルマットはマッターホルン山の麓に位置する、スキー客で賑わう土地らしい。
その中心部に近い場所にある別荘とのこと。
567㎡というからかなり広いよね!
そこに5ベッドルーム、5バスルーム、2ハーフバスルームがあるらしい。
ここでいうハーフっていうのはなんだろうね?
トイレだけ、とかトイレとシャワー室だけなのか。
まさかとは思うけど、トイレもシャワーも浴槽も全てが半分とか?(笑)

ゆったりしたバルコニーからはマッターホルンを眺めながらコーヒーが飲めるね。
寒さ対策として暖房器具や毛皮も用意してあるよ。(写真①)
広いリビングはソファでくつろいだり、食事をするテーブルもあるんだね。 (写真②)
どうやらこの物件は食事を作る専門のスタッフがいるようで、そのためのキッチンは地下にあるという。
どういうシステムになっているのか不明だけど、ゴージャスなのは間違いない!
ホームシアターも完備されているので、好きな映画をいつでも大画面で鑑賞できるね。(写真④) 
多分衣装専用だと思われる部屋も完備されているよ。(写真③)
「整理整頓術」なんて読まなくても、これだけの空間があればいくらでも洋服おけるよね!
写真はなかったけど、フィットネスルームもあるみたいだよ。

2015年に完成したというこちらの物件、お値段の提示されていないんだよね。
「お問い合わせください」とだけ書かれているので、あとできいてみよう。(うそ)

最後の物件を紹介しよう。
ROCKHURRAH RECORDSが憧れている国の一つであるカナダ!
ブリティッシュ・コロンビア州の州都であるビクトリアにある物件なんだよね。
クイーン・メアリ・ベイに面した24.57エーカーの広さがあるという。
またエーカーだよ。
東京ドーム約2個分だって。
一体どこからどこまでを所有できるんだろうね?
周辺に湾岸諸島国立公園保護区があるようなんだけど、保護区を一望できるプライベート・ドックを所有できるのは魅力的だよね。(写真③)
今から8年前の2010年8月に書いた「SNAKEPIPE MUSEUM #05 Stephen Shore」を思い出したよ。
スティーブン・ショアーに、似た雰囲気の写真があったんだよね。
霧で先が見えない状態のドックを撮影したら、ショアー気分が味わえるかも?(笑)

室内には4つのベッドルーム、3つのバスルームがあるよ。
このタイプのバスルームが3つあるのは良いなあ。(写真⑥)
カウンターキッチンもかなり広いよね。(写真⑤)
おおっ、憧れのオーブンもあるよ。
プライベート・ドックで釣りして、魚料理でも作るかな!(笑)
どうやら外にもキッチンがあるみたいだから、本当にバーベキューできそうなんだよね!
リビングの大きな窓からも海がみえるよ。
暖炉もあって、居心地が良さそうな部屋だよね。(写真④)
セキュリティシステムも完備されているというから、防犯対策もバッチリ!

ビクトリア国際空港から約10分という立地の良さに加え、商業施設へも車で15分とのこと。
都会から15分でこんな自然のど真ん中に出ちゃうとはカナダってすごいよね!
ゴルフ場も近所にたくさんあるみたいだから、ゴルフ好きにも良いかも。(笑)
さて、気になるお値段は?
$13,824,885、日本円で約15億3千万也!
ああ、やっぱり!
ついにここまで来てしまったね。(笑)

さすがにここまで高額の物件だからか、紹介ビデオもあったよ!
見ているだけで「うっとり」しちゃう。
あっ、当初の目的達成できたね。(笑)

ROCKHURRAH紋章学 ねじメーカーロゴ編

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【ねじと聞いて最初に連想するのはコレ! ©つげ義春『ねじ式』】

SNAKEPIPE WROTE:

今週は久しぶりに「ROCKHURRAH紋章学」を書いてみようか。
秀逸だと思う会社のロゴやラベルを特集する企画だけど、SNAKEPIPEの好みが偏っているため、似たような業種を選んでしまうんだよね。
インダストリアル好きなので、金属に反応してしちゃうみたいだよ。
今回は「ねじ」メーカーをチョイス!
英語ではscrewとかbolt、もしくはnutのメーカーということだね。
調べてみたら、それらの総称が「ねじ」になるんだって!
しかも「ねじ」はアルキメデスの発明のようなんだけど?
紀元前から「ねじ」が使用されていたとは、さすがギリシャ文明だよね!

では早速ロゴを紹介していこうか。
Bolt Torqueは例えば石油やガスなど設備で使用する「ねじ」の締め付けを行っている南アフリカの会社なんだよね。
締め付け以外に「テンション」も提供しています、とのことなんだけど、何かを引っ張るということなのか、詳しいことは不明。
業界の方に聞かないと分からないかもしれないね?
このロゴは会社のイメージを最も的確に分かりやすく伝えていて好印象!
モノトーンで仕上げているところも良いんだよね。(笑)
ステッカーがあったら欲しいな!

これもシンプルでカッコ良い!
ベルギーやオランダ国境に近いドイツの都市、アーヘンにあるAMBAは、ボルト、チューブ、スポークなど、長さに応じて断面が異なるロングコンポーネントの製造用の特殊機械を製造している会社だという。
この雰囲気はドイツだと思った。(笑)
AMBAの社員でもないのに、ロゴを使ったグッズが欲しくなるよ。
なんだか軍物のロゴにありそうな雰囲気なんだよね!

次もパッチみたいなロゴだよ。 
カリフォルニア州にあるQuickscrews International Corporationは、業界で最も人気が高い「ねじ」メーカーだという。
お客様のニーズに対応できるプロの人材がアドバイスできる環境と、国内であれば4日以内に発送完了できるシステムも完備しているという大手らしい。
会社のロゴにも力を入れているようで、ロゴをダウンロードできるサービスまで行なっているから驚いちゃうよね!
丁寧に色のRGBまで載せてるんだもん。(笑)
確かにカッコ良いよね!
パッチにしてシャツに縫い付けたくなるデザイン。
これも欲しいな!

次も丸いデザインを選んでみたよ!
Screwtech Bolts and Nutsは、溶接、研削、切削および研削用のハンドツール、電動工具、工具および消耗品、あらゆる種類のボルトおよびナット用の製品を提供しているフィリピンの会社だって。
紋章学でフィリピンは初登場かも!
まるで鋲で打ち込んだようなデザインがパンク心をくすぐるよね。
ちょっと縮尺が違って横に広がったように見えるのは気のせいかな?(笑)

♫いいえ私はさそり座の女〜
いきなり美川憲一「さそり座の女」から入ってしまったけど、この会社の社長がさそり座なのかな?
それともドイツのバンド、Scorpionsのファンとか? 
調べて分かったけど、Scorpionsは1965年からずっと活動中だって!
息が長いバンドだね。(笑)
さそり、というとあとは「女囚さそり」だよね、と脱線ばっかりだ。
SCORPIONはGrabber Construction Products傘下のコネチカット州にある会社だという。
どうしてサソリを会社名にしたのかは謎のまま!
尻尾の先がスクリューになっているサソリのロゴも非常に気になるよね。
サソリの体は毒々しいのに、顔だけがキャラクター化されて可愛いのが逆に不気味!(笑)
働いている人の写真が載ってたけど、特にユニフォームもないみたいで残念。
サソリのロゴが入ったジャンパーとかシャツがあったら欲しかったな!

PILGRIM SCREW CORPORATIONは、ロードアイランドとアリゾナを拠点にしているねじ、ボルトの世界的に有名な会社だという。
ピルグリムってなんだっけ?
調べてみると「ピルグリム・ファーザーズとは、アメリカに渡ったイギリスのピューリタン(清教徒)たちで、『Pilgrims』は巡礼始祖の意味」(Wikipediaより)とのこと。
ということは、ロゴの右に位置している人物がピルグリムってことかな?
クリックして画像を大きくしてもらうと分かるんだけど、このピルグリムがネジ留めされてるんだよね。
いいのかな、これ?(笑)
でもこの会社の平均在職期間は20年だって。
離職率が低いってことは良い会社ってことだよね? 

このロゴには目が釘付けになってしまったSNAKEPIPE。
Active Bolt & Screwはアメリカ海軍に長年勤務したRobert Collieによって、1964年にメンフィスに設立された会社だという。
海軍で学んだスキルと経験を生かしたと書いてあるんだけど、一体何をやってたんだろうね?
そして息子達も手伝い、より大きな会社に成長し、現在の施設の敷地面積は35,000平方フィート(約983坪)あるんだって!
そんな海軍出身の方が決定されたであろうロゴがこちら。
まるでフラフープ代わりにナットを腰に配したボル子ちゃん。(勝手に命名)
もっと大きな画像がないか探したけれど見つからず、少し拡大させてもらったよ。
海軍とのギャップも魅力になってしまったね。
ボル子ちゃんのキーホルダーあったら欲しいな! (笑)

我らROCKHURRAH RECORDSのONLINE SHOPのロゴも忘れちゃならないんだよね!
ROCKHURRAHがデザインしたのも「ねじ」モチーフ。
スクリュータイプを1本斜めに配したシンプルなデザイン。
ROCKHURRAHもインダストリアル好きなので、カッコ良いと思う基準が同じなんだよね。
このロゴを使った缶バッチを作ってくれたことを思い出した!
あのバッチ探して使おう!(笑)

「ねじ」メーカーのHP、みんなキレイに作ってるんだよね。 
ショッピングカート付けてるオンラインショップを併設しているメーカーもあって、見ていてとても楽しかった。
一番ワクワクしたのは、様々な種類のネジを見ている時。
例えばブルーのネジなんて今まで見たことなかったからね!
買うつもりはないのに、じっくり見てしまったよ。(笑) 
♫そうよ私はインダストリアル好きのおんな〜(字余り)