2007年元旦

postcard2.jpg【BINARY ARMY 年賀状2007】

ROCKHURRAH WROTE:

謹賀新年
今年もROCKHURRAH RECORDSを宜しくお願いします。

みなさん、年末年始をいかがお過ごしですか?
ROCKHURRAHとSNAKEPIPEも人並みにROCK連休だけどかなり地味に平和に過ごしております。なので今回のブログも特に人様に書くような事もなく、年末に制作した我が家の年賀状紹介だけという地味なもの(色使いは派手)。

また気力が充実したらレコードもどんどん出品してゆくしBINARY ARMYの商品も作ってゆきますので、今後ともよろしく。

BINARY ARMYの過去現在未来

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【ROCKHURRAH作オリジナルジャケット2枚(私用)】

ROCKHURRAH WROTE:
先週ひそかに立ち上げたROCKHURRAH RECORDSのオリジナル・グッズであるBINARY ARMY。このブログを読んでくれている人ならば既に商品を見てくれたかも知れないが、今はまだ本当にささやかな家内制手工業でしかない。作ってる側から見ればかなり本気のプロジェクト(大げさ)なんだけどね。

そもそもちょっと前のブログ「我が家の三代目」という記事で少しだけ触れたようにマックを買って一番最初にやってた事はオリジナル・プリントのTシャツ作りで、古代機種パフォーマとアルプス製プリンタを駆使して市販品とはひと味違ったTシャツを作っていた。自分の好きな感じのTシャツがなかなか売ってなかったから、というのが作り始めた動機で、まあよくある事だな。その頃から自作でタグ付けたり、まるでこのような市販品があるかのように見せるディティールへの情熱は人一倍だった。

楽天フリマで中古レコードはじめた時は上記のアイロン・プリントではなく、いわゆるシルク・スクリーンで少しは本格的にTシャツ刷って売ってたけど、その辺が我が洋服作りのルーツかな。なぜかその頃から単なるレコード屋じゃなくて、レコード屋によくあるようなバンドTシャツでもなくて、自分のオリジナルなものも販売出来るスペースが欲しかった。その夢の実現第一歩がBINARY ARMYというわけだ。

SNAKEPIPEは元から自分で自分の服をカスタマイズしたり、完全に一から作ったり、そういうのが得意で興味ある分野だった。だから二人で一緒に何かをやろうと考えた時に、服やアクセサリーの自作販売という事にまず行き着いたのはもっともな流れだろう。

それまでミシンをかけた事もなかったROCKHURRAHだったが、写真のようなライダース・ジャケットを自力で作れる程にまで成長して、我ながら思わぬ才能にビックリしたし、これを自分で作ったと聞いた人のほとんどがもっと驚いてくれる。通常は革ジャンまで自分で作る人なんて滅多にないだろうからね。

写真上の方は革のライダース作る前に練習として安いニットを使用して作ったダブルのライダース。ライダースの型紙なんてどこにもないから、自分の持ってるライダースから寸法取って、それにアレンジして作ってみた。裏地がないのでそんなに時間はかからなかったが、ダブルの衿の取り付けとかは型紙の段階ではどのような出来上がりになるのか予想がつかないし、色々な苦労と勉強をした。

写真下の方は高級な皮革で作ってちゃんと裏地とかも自分で作った完全オリジナルの傑作シングル・ライダース。素晴らしい出来でしょ?上のニット製とは比べ物にならないくらいに大変な苦労をして修正しまくって作った。そこまでして作った甲斐がある程に存在感があるし、あまり見かけないデザインだと自負してるし、高そうに見える。革が固い最初の頃はあまりにもきつくスリムに作り過ぎたせいで腕が圧迫されて血が止まったり(笑)、作るだけでなく着る苦労もあるけど愛着もひとしおだ。

BINARY ARMYの今後がどういう方向になるのかまだ出品している商品二点だけでは見てくれた人にとっては全く未知数なので、一応紹介の意味を込めて過去の試作品を披露してみた。今後こういうものも作って販売出来ればいいな。

我が家の三代目

iMac.jpg【やっぱり壁紙はCLASHで決まりだね!】

ROCKHURRAH WROTE:

本日、我が家に新型iMacが届いた。Mac歴何十年、などと語れるほどにコンピューターおたくではないが、かつてMacの異端児だった黒Mac=パフォーマ5440、漢字トーク7.5時代から数えて三代目となる愛機の新しい機能や美しさに改めてホレボレしてしまう。

初代パフォーマは今では笑ってしまうくらいの低スペックで、わずか1.6ギガバイト(長らくGHzなどとバカな間違いしてたので修正、あぁ恥ずかしい)しかハードディスク容量がないくせにTVチューナーが付いていて、ビデオ編集とか出来るモデルだった。スキャナーと今は亡き(?)アルプス製プリンターなどを駆使してTシャツ・プリントなどにも大活躍してくれた。周辺機器と合わせて38万円もしたから、今のiMac二台分以上も金かかってるね。

二代目はインディゴブルーのiMacで、iMacがいわゆる電気スタンドみたいな形になる直前のモデルだった。これはこれで大変良く働いてくれて、今まで長い間ご苦労様とねぎらってあげたい。というか新しいiMacはインテル仕様であり、いわゆるOS9のクラシックと呼ばれるアプリケーションは使えないらしい。ROCKHURRAHがパソコンで音楽を始めた時代にスタインバーグのRebirthというソフトウェア・シンセサイザーを駆使して曲を作っていたのだが、その優れたアプリケーションを再び使うためにはどうしても昨日まで使ってた古いiMacを起動しなきゃならない。というわけで二代目iMacはまだ実は引退ではなく、ちょっと別の場所で待機という感じか。

二代目が今にも壊れそうで怖かったから今回の三代目購入となったわけだが、今回は今までと決定的に違う部分があり、それは誰もが知ってるようにインテル入ってる(死語?)Macとなった事だ。ブートキャンプなどというカッコいい名前のアプリケーションによりウィンドウズXPもインストール出来て起動出来るという、一部のアップル・ユーザーには夢のような歴史的な出来事なのだが、あいにくと余ったウィンドウズXPを持ってないROCKHURRAHは、これを実現させるためにはマックOSよりも高い値段のXPを新たに買わなければならない。隣にSNAKEPIPEのウィンドウズ・マシンもあるのだが、やっぱり「出来る」と言われたらMacでもやりたくなってしまうのが人情だよな。いずれは買うだろうね。

ちなみに昨日まで絶対に隣のウィンドウズに劣っていたスピードテストUSENの回線速度測定サイトでいきなり上回る速度が出たのが今のところ新型iMacにして良かった部分。意味ない?

ROCKHURRAHのテーマ、その1

shamband.jpg【ROCKHURRAHの心の師匠:ジミー・パーシィ】

ROCKHURRAH WROTE:

先週SNAKEPIPEのテーマ・ソングのベスト3が発表されたのに引き続き、というわけでもないが、このブログでは初登場のROCKHURRAHによるお気に入りソングの紹介といこう。
色んなジャンルで好きな曲は3曲どころかもっといっぱいあるので、今日はその中から絞って「この曲聴いたらいついかなる時でも必ず元気が出るでしょう」というテーマで3曲選んでみた。まじめに選んでみたら案外普通の選曲で、いかにもマニアックな誰も知らないような路線を敢えて選ばなかった、その辺が少しは大人になったかなあ。

他にももう少し変格派のベスト3が数多く存在するので、それはまた別の機会に書いてみよう。

1曲目「Someone’s Gonna Die/Blitz」
 
これはもう男らしいパンクの代名詞みたいな永遠の名曲で、粗削りの声と演奏はあらゆるOi!、パンクの中でも最高峰だね。この曲のすごさはパソコンに取り込んで音を調整する波形編集ソフトで見た時に明らかだ。普通は波形と言うだけあって音はギザギザの波みたいな形してるもんだが、この曲はその波が異常に太くてほとんどピーク付近でずっと続いてる。これはうるさいはずだわい。ちなみにBlitzの他の曲はそこまで好きってほどでもなく、この曲だけが別格に元気が出る。

2曲目「Mull Of Kintyre/The Optimists」
 
これまた最高、としか言いようがないOi!の名曲中の名曲。原曲はポール・マッカートニーの素朴な曲だが、よくぞここまでカッコよくアレンジしてくれたもんだ。ただしこのバンドは他の曲を聴いたことなくて、どういうバンドなのか全くもって不明、この曲がカッコ良くて好きだ、というような中学生のようなコメントしか出来ないのが残念。

3曲目「Borstal Breakout/Sham 69」
 
最後はやっぱりとどめの三粒、これでしょう。直訳すれば「少年院脱獄」、まるで「ワイルド7」の飛葉みたいな感じを勝手に想像してしまう。その昔「D.O.A.」やクラッシュの「ルード・ボーイ」などで見たジミー・パーシィも圧倒的で、時を経て今になってもやっぱりROCKHURRAHの中では圧倒的な存在、この好みはじいさんになっても変わる事はないだろうね。

というわけで、これらの曲に対する独自の見解とかも何もない、ただのパンク好きのコメントだったが、それはそれで良し。あまり大した文章は書けないけど、これからまた不定期に何か書かせてもらうかも。