懐古PSYCHO


【お洒落な(?)Sigue Sigue Sputnik肖像】↑写真とタイトルは全然関係ありません。

ROCKHURRAH WROTE:

正月に地味な挨拶ブログ書いて以来、大して書ける事もないような生活送ってるもんで、窮余の策で今回は小ネタ複合型、いわゆる本当の日記みたいな内容でいこうかと思う。

ROCKHURRAH RECORDSのトップページや紹介文で書いてるように70、80年代の気持ちのまんま現代で生きていこうとすると結構難しいとも言えるけど、世の中割と懐古主義が蔓延してるようなので、ウチみたいなのもアリか。

最近気に入って見てるのがすでに流行遅れなのかも知れないがYouTubeというサイト。ここで懐かしの音楽を検索してみると出るわ出るわ、大抵のものは何でも見つかってしまう。画像はハッキリ言って良くないがわざわざ買うまででもない音楽、ちょっと聴いてみたかった音楽、そういうのを試しに見てるとあっという間に時間が過ぎてしまう。SNAKEPIPEのリクエストでランナウェイズの「Cherry Bomb」とかROCKHURRAHはジグジグ・スパトニックとかね。あまり心に深く染み入るものよりは時代の徒花みたいなのが特に楽しめる。

ポピュラーなものが出てくるのは当たり前なんだろうけど、中には「あれ、これって結構珍しいんじゃない?」と思えるようなのもたまに出てきて嬉しい誤算。
カウパンク、ラスティック系列では前は入手困難だったBoothill Foot-Tappersのプロモなんてのもここではじめて見た。同じく前は入手困難のBlubbery Hellbelliesとか(註:どっちも今はCDなってます)調子に乗って探したが出てこない、こういう宝探しみたいなのも面白い。(※おまけで註:Blubbery Hellbellies一曲出てた。探す時に綴り間違えたらしい)

前にアマゾンで新型Mac買った時のキャッシュバックなのか何なのか、1万円の商品券で買い物出来るというので有難く使わせてもらった。その時頼んだのも懐かしモノ系が3/4を占めてて、やっぱりな、という内容。
ちなみにどんなものを頼んだかと言うと、日本脳炎にも影響を与えた博多ロックの重鎮サンハウス、80年代型エレポップの代表(?)デペッシュ・モード、そしてなぜか虫プロ大人のアニメ「クレオパトラ」というよくわからん組み合わせ。懐かしモノと言えばみんなそうだが、何じゃそりゃ、と突っ込まれそうなもの買ってるな。

中途半端だけどちょうど時間となりましたのでまた今度。

最後のEXTREME ATTITUDE

【ライブスポット千葉ルックの看板】

SNAKEPIPE WROTE:

12月23日、千葉ルックで開催されたLINK13主催の「EXTREME ATTITUDE」に行ってきた。
クリスマスのせいもあって、豪華な4バンドが出演。
先週お伝えした「RED JACKET」を完成させ、意気込みを見せたSNAKEPIPE。(笑)

トップはSOBUT
あれ?SOBUTって3ピースバンドだったっけ?
と、頭の中で「?」がぐるぐるしてたSNAKEPIPE。
さきほど確認したみたら、7月いっぱいでヴォーカルとギターが脱退してたらしい。
ちっ、ヴォーカルのお兄さんがパンクな感じで良かったのに。
バンドの人たちっていろいろあるのねえ。
1曲目、2曲目は良かったけれど、3曲目からはメロコアっぽくなって、着席してしまいました。(笑)

2番目。THE SPANISH BARROW’IN GUITAR
ここのギターのYOSHIさんは以前からROBINのDVDで拝見していたので、顔は知っていた。
音は、オムニバスに入っていたカヴァー曲(BLACK SABBATH の Paranoid)の1曲だけ聴いていた。
今回が初のライブ鑑賞、とても楽しみにしていたバンドだ。
その期待を裏切ることなく、1曲目のインストからヤラれた!
ギター、ウッドベース、ドラムの3人共がものすごいテクニック!

ジャンゴ・ラインハルトジェフ・ベックが混ざったみたいなギター・プレイだな」
とはROCKHURRAHの発言。
ドラムのソロも大迫力!
スラップベースもカツカツ・ビンビンだ!(笑)
ROCKHURRAHも大変気に入ったようだ。
またライブを観たいバンドが増えて嬉しい限りである。

3番手はLINK13。
今まで何回ライブに足を運んだか覚えてないほど観てるバンドである。
ここのバンドも3ピースバンドだが、いつ聴いても本当に上手い、音が重たい、厚い!
何年か前に初めて観た時にはほとんどノッてる観客がいなかったのに、今では大盛況のライブになっている。
ただの客の一人で、関係者でもなんでもないSNAKEPIPEだが、
「良かったね、ほんとに。今までよく頑張ったね。」
などと声をかけたくなるほどである。(笑)
ベース・手塚さんの今回の白ジャケットは「チャーミーの影響か?」ということだけが非常に気になる点であった。

トリを飾るはやっぱりLAUGHIN' NOSE 。
今年は何回LAUGHIN'のライブを観たのかなあ。
ワンマンも観たけれど、今回のこの千葉のライブが最高だったように思う。
代表曲のオンパレード、メンバーも最初からノリノリ。
チャーミーは何度もステージから身を乗り出し、ダイブ寸前!
観客はもみくちゃ、ドロドロ状態!(笑)
狭いライブハウスだからこその興奮を存分に味わうことができた。
楽しい一夜だった!

ただし、今回でEXTREME ATTITUDEは最後だという。
足掛け8年(?)、36回目の企画が終了するとはちょっと悲しい、、、。
が、来年からまた新しい企画を考えている、という情報もあるので楽しみにしている。
来年もまたカッコいいライブ観たいね!

80年代ニューウェイブ

ADAMANT.jpg【海賊ルック(死語)が決まってたADAM ANT】

SNAKEPIPE WROTE:

今までの人生の中で一番影響を受けた音楽は、と考えるとやはり80年代ニューウェイブだな、と思う。
それまでは当たり前のようにアメリカのヒットチャートの音楽を聴いていたSNAKEPIPEだったけれど、イギリス発の音にやられてしまった!
音楽だけではなく、ファッション、思想、文学的な要素までをも内包していたイギリス音楽。
多感な時期だったので、尚更である。

当時のアイドルといえば、DURAN DURANHUMAN LEAGUEULTRAVOXCULTURE CLUBHAIRCUT100など。
音楽を知らなくてもボーイ・ジョージの顔はよく知られていて有名だった。
CMにも起用されていた音楽も多いので、実はかなりの人が当時耳にしていた音楽ジャンル、ということになると思う。

「絶対イギリスに行こうね!」
などと約束した友達がいたくらい、イギリス物、と聞けばすべてに神経を集中させたいたほどのイギリスオタクぶり!
ちなみにその友達は現在ロンドン在住、初志貫徹していたのだった。(笑)

今、改めて80年代イギリスモノを聴いてみると、かなり暗いなあ、と思う。
いや、それが当時の音なのよ、ちょっとうつむき気味に小さくステップを踏んで、前髪を揺らして。
独特のビートの感じれば、気分はもう当時のよう。
胸がキュンとするな〜!

ん、もしかして、これって「若返り効果」絶大なんじゃない?(笑)

ROCKHURRAHのテーマ、その1

shamband.jpg【ROCKHURRAHの心の師匠:ジミー・パーシィ】

ROCKHURRAH WROTE:

先週SNAKEPIPEのテーマ・ソングのベスト3が発表されたのに引き続き、というわけでもないが、このブログでは初登場のROCKHURRAHによるお気に入りソングの紹介といこう。
色んなジャンルで好きな曲は3曲どころかもっといっぱいあるので、今日はその中から絞って「この曲聴いたらいついかなる時でも必ず元気が出るでしょう」というテーマで3曲選んでみた。まじめに選んでみたら案外普通の選曲で、いかにもマニアックな誰も知らないような路線を敢えて選ばなかった、その辺が少しは大人になったかなあ。

他にももう少し変格派のベスト3が数多く存在するので、それはまた別の機会に書いてみよう。

1曲目「Someone’s Gonna Die/Blitz」
 
これはもう男らしいパンクの代名詞みたいな永遠の名曲で、粗削りの声と演奏はあらゆるOi!、パンクの中でも最高峰だね。この曲のすごさはパソコンに取り込んで音を調整する波形編集ソフトで見た時に明らかだ。普通は波形と言うだけあって音はギザギザの波みたいな形してるもんだが、この曲はその波が異常に太くてほとんどピーク付近でずっと続いてる。これはうるさいはずだわい。ちなみにBlitzの他の曲はそこまで好きってほどでもなく、この曲だけが別格に元気が出る。

2曲目「Mull Of Kintyre/The Optimists」
 
これまた最高、としか言いようがないOi!の名曲中の名曲。原曲はポール・マッカートニーの素朴な曲だが、よくぞここまでカッコよくアレンジしてくれたもんだ。ただしこのバンドは他の曲を聴いたことなくて、どういうバンドなのか全くもって不明、この曲がカッコ良くて好きだ、というような中学生のようなコメントしか出来ないのが残念。

3曲目「Borstal Breakout/Sham 69」
 
最後はやっぱりとどめの三粒、これでしょう。直訳すれば「少年院脱獄」、まるで「ワイルド7」の飛葉みたいな感じを勝手に想像してしまう。その昔「D.O.A.」やクラッシュの「ルード・ボーイ」などで見たジミー・パーシィも圧倒的で、時を経て今になってもやっぱりROCKHURRAHの中では圧倒的な存在、この好みはじいさんになっても変わる事はないだろうね。

というわけで、これらの曲に対する独自の見解とかも何もない、ただのパンク好きのコメントだったが、それはそれで良し。あまり大した文章は書けないけど、これからまた不定期に何か書かせてもらうかも。