ビザール・チェア選手権!2回戦

【やっぱりパンクならスタッズの椅子だよね!でもお尻が痛くなりそう。(笑)】

SNAKEPIPE WROTE:

今回のブログは以前に特集をして好評だった「ビザール・チェア選手権!」の続きを書いてみたいと思う。
世界の家具を検索し、素敵な商品を目にするのって本当に面白いんだよね!
簡単には入手できないモノばかりなので、鑑賞して満足しているSNAKEPIPEなんだけど。

ところが今回初めにご紹介する逸品は
「絶対に欲しい!」
と鼻息が荒くなってしまったほど好みの椅子。
何年も前に書いた記事「インダスとリアル(意味不明)」で説明したこともあるけれど、インダストリアル好きのSNAKEPIPEには垂涎モノの、レンチでできた作品!
材料がレンチ!ううっ、たまらない!(よだれ)
これはS.C. Maloneというデザイナーによる作品のようで、Radio Guyで扱っている商品みたい。
レンチと、ところどころに配置されたスパナの見事な調和、美しいフォルム!
シルバー色にピカピカ光る、スケルトン式インダストリアルってだけでもう大満足だよね。(笑)
「見た目よりも快適な座り心地」なんて説明がされてるけど、実際に座ることなんてもうどうでも良いかもしれない。
価格についてクリックすると会員専用ページに飛んでしまうので、詳細については不明。
うーん、どうしよう?会員になってみる?
ここまでSNAKEPIPEの心をくすぐる商品には出会えないかもしれないしね?
現在本気で思案中である。(笑)

次も個性的で色合いがとても魅力的な逸品のご紹介。
左の写真は椅子を上から見たところなんだけど、背面や下部にまるでロンドン鋲の長いタイプのような鉄がプスプスささってるんだよね。
まさにパンクのウニ頭状態!(笑)
色もピンクでカワイイ!
これはイタリアのAdrenalinaというメーカーの商品とのこと。
メーカーのHPによれば、この椅子の名前はBOMBになっているので、パンクじゃなくて機雷をイメージしていたみたいね。
上のレンチの椅子とセットで部屋に置いたら、とても素敵だろうね。
この椅子も欲しいな!(笑)

カラーで目を引いたのがこちら。
ペルーのデザイナー、Luis Miguel Hadzichの作品である。
カラフルなチューブを使って、どうやら自分で組み立てる椅子らしい。
説明によれば、子供の創造力を発展させるために作ったとのこと。
言ってみればLEGOの家具版みたいなものか?
確かにシチュエーションによって、椅子のポジションが変わったら良いなと思うことあるからね。
好きな時にバラして組み立てなおしができるというのは面白いアイデアだと思う。
そしてチューブだから安価だし、一本壊れてもまた買い足せる気楽さもグッドね!

続いてはガラリと雰囲気を変えて怖い椅子シリーズにしてみようか。
Anthony Redmileの悪魔椅子!
1960年代の作品とのことだけど、なんだかもっと古い時代のモノに見えてしまう。
この椅子をパッと見て、何かの儀式で使うようなイメージを持つのはSNAKEPIPEだけではあるまい。
左の写真は小さくて判り辛いけれど、アーム部分に骨、角部分には実際に角を使用。
目とアーム骨部分にマラカイトが埋まっているのである。
モンスターハンターのマカライト鉱石とは違うのでご注意!(笑)
4本の足の部分もシカの足状態になっていて、呪術的雰囲気満載なんだよね。
この椅子が似合う人のは、アラン・パーカー監督の「エンゼル・ハート」に出演していたロバート・デ・ニーロくらいか?(笑)
この椅子も「価格についてはお問い合わせを」となっていて詳細は不明。
SNAKEPIPEが購入することはないので、興味がある方はどうぞ!(笑)

最後に怖いシリーズ第2弾、恐怖・炭黒蛸の触腕椅子!(SNAKEPIPEが勝手に命名)
スペインのデザイナー・Maximo Rieraのオクトパス・チェアである。
素材が何なのかは調べられなかったけれど、この椅子はどうやら彫刻みたい。
30人以上の手による作品のようだから、かなり大掛かりなんだね。
「動物シリーズ」として展開されていて、他にサイとかセイウチなども同様の手法で制作されている。
このタコ椅子も、実際に座るためのモノというよりはアート作品だね。
前回の椅子特集に登場したH.R.Gigerに通じる不気味さが素晴らしいよね!

世界のデザイナーとかメーカーのデザインには、面白いモノがたくさんあるんだよね。
見ているだけでワクワクしてしまうし、今回一番最初に書いたレンチの椅子は真剣に購入を考えてしまうほど惚れ込んでしまったし。(笑)
ブログをビザール・チェアとして続けたけれど、これからも世界のビザールな逸品を見つけていきたいと思う。
その時はまた特集してみようかな!

ビザール・チェア選手権!

【これぞまさに人間椅子!中に人が入ったら完璧だね!(笑)】

SNAKEPIPE WROTE:

引越す前からずっと座り心地の良い椅子が欲しいと思っていた。
機能性はもちろんのこと、デザイン性をも兼ね備えた素敵な椅子が理想。
パソコン用にと考えているけれど、いわゆるオフィス用の椅子では味気ない。
デザイン性に優れていると今度は予算的な問題も発生する。
なかなか思うようにいかないなあ、と思っていた時にたまたまネットで目にしたリサイクル家具。
「これだ!」
と一目惚れしたSNAKEPIPE。
本来ならば店舗に行って実際に見て、座り心地を確かめてから購入するべきなんだけどね。
今回に関してはリサイクル品のため、出会った時が買い時!
早速注文してしまった。
躊躇してたら売り切れてしまうかもしれないからね。

書かれていた商品情報によるとその椅子はドイツのWilkhahn社製品で、定価がなんと10万円とのこと!
うそでしょー、と調べてみると本当に新品で買うと10万を超える金額が記載されている。
購入したのはリサイクルの中古品なのでもちろんそんな金額じゃないよ。
そんな大金は持ってないからね。(笑)
残る問題は座り心地。
ワクワクしながら椅子の到着を待つことに。

そしてついに椅子が到着。
やっぱりとてもスタイリッシュで良い感じ。
中古品だけど目立ったキズ等もなかった。
気になっていた座り心地も全く問題なく、安定感があって素晴らしい。
直感を信じて購入して大正解だったね!(笑)

今回は一体誰が使うんだ?というオモシロ椅子について書いてみようかな。

まずは大好きな分野、ミリタリーっぽい椅子から紹介してみよう。
この足の部分、ほとんど戦車だよね。(笑)
かなり位置が高いから座るのに苦労しそうだけど、座ってしまえば安定感抜群!
実際に動くのかどうかは不明なんだよね。
これで動いたらもっとカッコいいかも!
my戦車を持つ人はなかなかいないと思うので、この椅子で戦車気分を味わいたいね。
この椅子に座る時は全身ミリタリーでバッチリ決めたいよね!

続いてはロックな椅子。
この角度だけだと判り辛いかもしれないけど、これってローリング・ストーンズのマークであるベロをモチーフにしたロッキングチェアみたいなんだよね。
ロックなロッキングチェア!(笑)
このオヤジギャグ並のトホホなフレーズを実際に形にしてしまうところが見事!
今見えている部分が椅子の後ろ部分ね。
ベロに揺られる感覚ってどんなだろうね?
一度試してみたい。

こちらも流線型が美しい椅子。
これはFabio Novembreというイタリアのデザイナーの作品。
このデザイナーのサイトもさすがにスタイリッシュ!
とても面白いデザインを観ることができる。
イタリアのデザイン界でも異彩を放つデザイナーとのこと。
左の椅子は「彼と彼女の椅子」だって。
実際に座った所を後ろから見てみたいよね。
色が肌色じゃないからびっくりしないかもしれないけどね?(笑)

次はセクシーつながりの椅子。
これはイギリスのポップ・アーティストAllen Jones、1969年の作品ね。
実際に座るための椅子ではなくて、現代アートの領域に入るみたい。
テイト・ギャラリーに展示されてるらしいので、観てみたいよね。
椅子以外にも女テーブルや女帽子かけなどの作品があり、まるで「家畜人ヤプー」状態!
「家畜人ヤプー」が1956年の作品というから、かなり早いね。
スタンリー・キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」に出てきたミルク・バーにあった女ミルクスタンド(とでもいうのか)、テーブルや椅子も似た雰囲気だったね。
女体モチーフは絵になるなあ!

最後に映画つながりで選んだのがこちら。
エイリアン」でお馴染みの(?)H.R.Gigerの椅子。
グラスファイバーバージョンの3万ドルとアルミニウムバージョンの4万5000ドルと2種類あるらしい。
日本円で約234万円と約350万円也!
円高の現在でこれだけの高額品だもの、おいそれとは手が出ませんな。(笑)
でもちょっと座って感触を確かめたい気もする。
まさか椅子の表面がネバネバしてるなんてことないよね?(笑)

椅子はもちろんのこと、今までほとんど家具に関心を持たなかったSNAKEPIPE。
世界にはいろんなメーカーがあって、面白いデザインがあるんだね!
今回は5つだけ紹介してみたけど、見てるだけで面白い作品が他にもたくさんあったよ。
また機会があったら書いてみたいね!