ビザール・マグ選手権!10回戦

【やっぱりコーヒーといえばデヴィッド・リンチだよね!】

SNAKEPIPE WROTE:

どんなに暑い夏だろうと、欠かさず毎朝飲むのがコーヒーである。
もちろんアイスコーヒーではなくて、ホットコーヒー!
外出先ではアイスコーヒーを飲む機会が多いのに、何故だか自宅ではホットなんだよね。
こんなに暑い夏だからビールにちなんでビアジョッキの特集を組もうとも考えたけれど、一年を通して変わらない習慣ということで、今回の「ビザールグッズ選手権!」はコーヒーのマグについて書いてみたい。
どんなビザールなマグがあるのかな?(笑)

初めに紹介するのはFred & Friendsで販売されているメリケンサック付きマグ!
4本の指をしっかりホールドしてくれる把手がとっても素敵!(笑)
ネット上での評価によると、人によっては指を嵌めこむには小さ過ぎると感想を持つ人もいるみたい。
見たのがアメリカのサイトだったから、もしかしたら手の大きさとか指の太さが違うのかも?(笑)
ちょっと物騒な武器タイプがデザインに取り込まれると、なんでこんなにスタイリッシュになってしまうんだろうね?
ちょっと欲しくなった逸品!
お値段は通常価格$15のところ、アメリカのamazonでは$12.86、日本円で約1300円くらい。
やっぱり良いね!
注文してみようか?(笑)

次も物騒なアイテムにしてみたよ!
Big Mouth Toysが販売しているのは、なんとそのまま手榴弾タイプのマグ!
「見事な形!」
「ギフトに最適!」
などの感想が寄せられていて、かなりの高評価。(笑)
お値段$12.98がアメリカのamazonでは$9.76なので、日本円にして980円くらいだね!
側面からの写真しか見ることがことができないので、内側がどうなっているのか不明なんだよね。
まさかと思うけど、内側もポコポコしてるってことはないよね?(笑)
デスクに置いておいたマグを間違って人に投げつけないように注意が必要だね!

前述の手榴弾タイプのマグを販売しているBig Mouth Toysでもう一つ物騒アイテムを発見!
ご覧頂いている通り、その名もガン・マグ!
こちらもやっぱり手榴弾タイプと同じように、ギフトにする人が多いみたい。
実際の使い勝手などよりも、箱を開けた時に笑ってもらうというのが目的なのかもしれないね?
お値段$14.98がアメリカのamazonでは$11.76、日本円で約1160円。
気軽に買える値段で、喜んでもらえそうだよね!

続いてもまたちょっと痛そうな物騒マグのご紹介!
どうやらSNAKEPIPEは物騒なデザインが好きみたいだね。(笑)
スタッズが張り付いているような、トゲトゲ・マグを発見した時には驚いた!
ありそうでなかった発想では?
パンク系にはもってこいのアイテムだよね!
こちらはScott and Angiというご夫婦が、ネット通販で販売している、その名はスパイキー・マグ!
受注販売とのことなので、注文してから10~12週後に配送ということになるみたい。
どうしても欲しい!という場合には早めに注文するのが良いね。(笑)
海外発送もできるみたいなんだけど、確認が必要かも。
気になるお値段は、アメリカ国内では約900円と記載があって、他の国のどこでも約2500円と書いてある。
「どこでも」の中に日本も含まれているのかどうか不明なんだよねー。
配送料金が含まれていての値段なのかも分からないの。
注文した方は教えて下さい!(笑)

次も見た瞬間に腰を抜かしそうになった逸品!(大げさ)
なんと一眼レフカメラ用の望遠レンズを使用したマグなんだよね。
ちゃんとCanonって書いてあるし!
これはRICHVIBEで販売しているのを発見したんだけど、このRICHVIBEってサイトに載ってる商品、アイテムが様々でびっくりしちゃうんだよね。
どれもカッコ良いモノばかり!
望遠レンズ型マグはアメリカのamazonにたくさん種類があって、お値段$8.4から$23.49まで色々だった。
高くても2300円程度とは驚き!
だって実際にレンズ買ったらもっと高いよ!(笑)
本当に液体を入れて大丈夫なのか、洗う時はどうするのかなどの疑問が出てくるけれど、こんなプレゼントもらったら物凄く嬉しいな!
写真好きにはたまらない逸品だよね。

では最後にギター好きの方に最適なマグをご紹介。
見つけたのはイタリア語で書いてあるサイトだったんだけど、販売しているのはどうやらHaichuan Ceramic Trading Co., Ltdという中国の会社だったよ。
海外向けの陶器を製造販売しているようなので、イタリアのサイトにも載せていたんだね。
恐らく業者向けの販売のため、1個の値段は$0.88~$2.88とされていても、最小の卸数量が2000になっているため、販売価格は不明。
世界のどこかで仕入れている店舗があるはずなので、見つけた方は値段を教えて下さい。(笑)
このマグもプレゼントしたら喜ばれそうな逸品だよね!

久しぶりにビザールな逸品を探してみたよ!
以前もガーゴイルのトイレットホルダーを見つけたように、アメリカのamazonにはびっくりするようなビザール・グッズがたくさんあるんだよね!(笑)
日本に来ていないような物もたくさんあるだろうから、また紹介していきたいと思う。

ビザール・チェア選手権!9回戦

【チェアと聞けばやっぱりこれ!アンディ・ウォーホルのエレクトリック・チェア】

SNAKEPIPE WROTE:

ふと思い立ったように、何かしらの画像検索をしてしまうSNAKEPIPE。
アーティスト検索したり、作品を観たり。
毎回ハッとさせられる画像に出会うわけではないけれど、ワクワクしながらパソコンに向かう時間が好きだ。
それはもしかしたらフィルム現像に近い感覚なのかもしれない。
デジタルカメラとは違い、フィルムでは何が写っているのか見るまで分からない。
もしかしたら何かの偶然が作用して面白い作品になっているのではないか、という小さな期待を寄せる、あの瞬間に似ている気がする。
ラッキーなことに、またビザールな逸品を発見したので紹介してみよう。
初心にかえって今回は椅子特集ね!

この画像を観た瞬間
「これぞまさに人間椅子!」
と叫んでしまったSNAKEPIPE。
人間が中に入らないと成り立たない、そのままでは椅子とは呼べないモノ。
いや、まてよ。
「人間椅子」だったら、本来の目的としては、中に人が隠れていることがバレないようにしないといけないのか!(笑) 江戸川乱歩の世界とは違うけど、ユニークなので、書いてみよう。
調べてみると、この椅子はJamie Isensteinというアメリカ人アーティストの作品らしい。
ページには他の作品も載っているんだけど、どれもちょっとヒネった雰囲気の作品ばかり。
恐らく現代アートならではの、小難しい解説や理論があるんだろうねえ。(笑)
それらをすっ飛ばして、鑑賞するだけでも面白い。
鑑賞だけじゃなくて、展示されている時には実際に座ってみたい逸品だね!
ひょっとしたら筋トレにも活用できるかもしれないしね。(笑)

続いても、ヒトにこだわった椅子ね。
シルバー色で流線型のフォルムが美しい逸品!
これはどうやら人間の骨盤をイメージして作られたみたい。
人体解剖型ロッキングチェアは、テヘラン出身のPouyan Mokhtaraniによるデザインとのこと。
Ruby Rocking chairという名前が付いている。
ルビーちゃんなんてかわいいね。(笑)
デザイナー本人のHPとは別に、ルビーちゃんだけの専用HPもあったよ。
どちらのサイトもかなり凝った作りになっていて、ハイパーな仕掛けが楽しい。
サイトにルビーちゃんに実際に座った時の画像も載っていて、なかなか座り心地が良さそうだった。
この椅子はあなたに最高水準の心地良さと自由を与えてくれるでしょう、なんて宣伝文句も書かれてるしね。
好きなようにオーダーできるシステムのようなので、値段は不明!
一度座って感触を確かめてみたいよね。(笑)

骨盤に続いて、こちらも骨のロッキングチェア!
まさに骸骨をあしらった、なんとも不気味な逸品ね。
19世紀ロシアのアンティークのよう。
木製で、足の辺りの装飾も細かく凝った作りになっているよ。
台座下にはペガサスのような動物が何体か彫られているし、足部分には人の頭部が付いている。
どうして上は全身骸骨なのに、足元だけ人の頭なんだろう?
なんで下も髑髏にしなかったのかな?
そして背もたれに当たる部分が胸骨になると思うんだけど、この椅子の座り心地はどうなんだろう?
骨が当たって痛くはないんだろうか、なんて心配になっちゃうけど、インテリアとして考えるのが普通なのかも?
どうやらオークションに出品されていたらしく、お値段$2,500から$3,500だって。
今のレートでは25万円から35万円ってところか。
手が出せない金額じゃないよね!
一体誰がオークションに出品したんだろう。
SNAKEPIPEはそれがとても気になるなあ!(笑)

さて、お次は単なる椅子という枠を越えた多機能娯楽椅子のご紹介。
これはイギリスのデザイナーであるDavid Gawthorpeがミニ・クーパーのフロント部分を使って、2年をかけて制作した作品。
どうやら映画を観たり、音楽を聴いたり、PS3やXboxで遊ぶことができるらしい。
そして後部には小さい冷蔵庫もあるようで、至れり尽くせり。
更に驚くのは、映画などの弾丸の音に反応して座席が振動するシステムまで搭載!(笑)
臨場感溢れる仕組みになってるんだね。
気になるお値段は£8000、日本円で約120万円。
この金額は中古でミニを買うのとほぼ同額とのこと。
熱狂的なミニのファンにはお薦めの逸品だね!
ただし、車の幅以上のスペースが部屋に必要だね。(笑)

さて、こちらもリサイクル品を使った椅子の登場だよ!
ぎょぎょっ!
こ、これはもしやライフルでは?
画像だけ見ていると、なんとも恐ろしい椅子のようだけど?
調べてみると、これは大英博物館に所蔵されている作品のよう。
モザンビークのアーティスト、Cristovao Canhavato (Kester)が制作し、タイトルは「Throne of weapons」とのこと。
1992年に内戦の終結以来集められた廃兵器から作られたというから、本物の武器だったのね!
AK47アサルトライフルH&K G3ライフルなどの武器は、モザンビーク・キリスト教協議会「銃を鍬へプロジェクト」を行なっているTAEというチームの支援により世界中から集められているらしい。
ライフルを農器具や建設用工具に交換 する運動を展開しているとのこと。
確かメキシコでも銃を品物に交換できるなんてニュースがあったね。
「Throne of weapons」プロジェクトについては、大英博物館のページに詳しく載っているのでご参照下さいませ。
それにしても、この椅子を展示しているという大英博物館、やるなあ!(笑)

最後はこちら。
もしかしたらこれは厳密に言うと椅子の括りに入らないのかもしれないけど、武器つながりということでいいか。(笑)
これはベビーカーなんだけど…。
名前が「gun shape baby carriage」なんだよね。
写真では見辛いと思うけど、至る所にガンが仕込まれてるよ!
なんとも物騒な作品だけど、非常に美しい仕上がりにうっとりしちゃう!
ステンレスの冷たい輝き、重厚感のある見事なフォルム!
これは中国のアーティスト、shi jinsongの作品「ne zha」シリーズの一つらしい。
「ne zha」とは哪吒(Nezha、Na-zha、Nataなど)と漢字では表記され、ナタク、ナタまたはナタ太子とも呼ばれ、中国、道教の伝承、封神演義、西遊記に出てくる子供の姿の英雄、武神であり、民間信仰では厄払いの霊として崇められている存在とのこと。
Shi Jinsongは「ne zha」シリーズを、超自然的な力と中国の架空の創造物であり、古い中国の文化の衝突および現代世界を示す装置として展開しているという。
現代アートだから、解説が難しいね。
とりあえず何故ベビー用品ばかりなのか、の意味は解ったね。(笑)

2011年11月の「ビザール・ベッド選手権!3回戦」で「グッと来た逸品」として紹介したピカピカ光るステンレスで作られたゆりかごも「ne zha」シリースの作品だったと判明!
SNAKEPIPEの好みにドンピシャなんだよね。(笑)
ゆりかごやベビーカー以外のシリーズ作品も、安全基準を全く満たさない物騒系で素晴らしいよ!
デヴィッド・クローネンバーグ監督の「戦慄の絆」に出てきた、非常に危険でアーティスティックな鉗子の雰囲気に似てるんだよね。
道を塞ぐ、でしゃばりなベビーカーは大迷惑だけど、この作品は見惚れるね!
是非ロバート・ロドリゲス監督の映画で、いかにも怪しげなメキシコ系グラマーにこのベビーカーを押してもらって、ここぞという時に発砲する小道具として使って欲しいね!(笑)

5つのビザールな椅子、いかがだったかな?
椅子に関しては今回で4回目の特集になるんだよね。
おかげでSNAKEPIPEの目も肥えてきてるよ!(笑)
ちょっとやそっとじゃ驚かなくなってるはずなのに、まだまだ世界にはビザールな逸品があるし、日々生産されているんだね。
また新鮮な驚きに出会ったら特集してみたいと思う。

ビザール・ポストカード選手権!8回戦

【かなり不気味な少女の顔!これは一体何を意味してるんだろう?】

SNAKEPIPE WROTE:

「年賀状を作らなかったのでメールで失礼します」のような方が非常に多かった今年のお正月。
ハガキや手紙のような郵便は廃れてしまったのかしら?
最近は年賀状も全て印刷、一言の手書き部分も加えないような人も多いから、昔ながらの意味や意義が喪失しているのかもしれないね?
ちょっと残念に思うけれど、実際お金も時間もかかる郵送という手段を取らないのもうなずける。
そうは言っても世界にはまだまだ様々なコレクターがいるものだ。
前回書いた「ビザール・ポストカード選手権!7回戦」がとても好評だったし、自分自身でも楽しかったことから、またもやビザールなポストカードについて特集してみたいと思う。
今回も面白いポストカードがいっぱい登場するよ!


一番初めはこのカード。
どうやらフランス語で文字が書いてあるようなんだけど、残念ながらSNAKEPIPEには解読不可能!
そのため何のメッセージなのかよく分からないんだよね。
掃除してる人が家の中にいるのか、外廊下にいるのかも不明なので、覗きがどういう状況で行われているのか不明。
「お嬢さん、ご用心!」みたいな感じなのか、はたまた「いつまでも恋心を忘れずに!」なんて教訓なのか?(笑)
男性側に立つか女性側で考えるのかによって意味が違うけれど、どちらにしてもこのカードを送られた人は困惑するに違いない!


続いても意味不明のカード。
どうやらこれ、バースディカードみたいなんだけど?
SNAKEPIPEには、母親が子供に水責めの拷問してるようにしか見えないんだけどどうだろう。
下に書いてある「Hoe is ‘t water mannie, lekker?」の意味も不明。
How is the water Hubby, nice?とキャプションが付いていたので、
「こんな水遊び、楽しい?」
みたいな訳で良いのかしら。
いや、楽しくないだろう。(笑)
これを誕生日おめでとうと言われて送られても困惑しちゃうよね。


これも困惑系のカード。
「もっと旅行者をハワイに送って!」
と叫んでいるのがジョーズだからね!
お待ちしてます、なんてジョーズに言われてもねえ。(笑)
ブラックジョーク効き過ぎのポストカードを堂々と販売しているところがすごいなあ。
一応調べてみたら、ハワイで人がサメによって死亡したのは、2000年から2011年までで1人のみ!
世界のトータルでも2000年から2011年までで66人だって。
サメ=人喰いのイメージは映画「ジョーズ」からきてるんだろうね。
本当は人喰いサメに出会う確率は低くても、このカードはやっぱり怖いね。(笑)


次は中国女兵士のピンナップ風ポストカード2枚のご紹介!
この女性達が本当に中華人民解放軍に所属しているのかどうかは不明。
ポーズの取り方が妙に古臭いこと、そしてバックが合成っぽく見えるから偽物だろうか?(笑)
世界の様々な国の女性兵士の中には、何故軍隊にいるのか不思議なほど美女もいるので、「スターシップ・トゥルーパーズ」に出てきたCMのように
「キミも軍隊に入らないか?」
なんて宣伝のために作ったポストカードかもしれないよね。
一応画像検索で中国の女兵士を見ていると、美女が制服を着ている画像がたくさん出てきたので、びっくりしてしまったSNAKEPIPE。
大変申し訳ないけれど、上のお二人よりもフォトジェニックだったんだよね。(笑)
web上の画像が本物の女兵士だったら、入隊者続出の現象が起きそうだよ!
興味のある方は是非検索してみてください。


最後はこちら。
前回のビザールカードにも登場した「笑い顔の人達」シリーズ第2弾!
あの時は「今くるよ」みたいな髪型の女性が思いっきり笑っていたけれど、今回は男性バージョンね。
冷ややかな視線を送るご婦人達をまるっきり無視して、体をひねり、顔を歪ませながら大笑いする男性陣。
20130203_07左にいるブルーのジャケットの男性が、ライオネル・リッチーに見えてしまうのはSNAKEPIPEだけかしら?
そして右奥にちょっと体を乗り出し、笑みを浮かべている男性の顔が元内閣総理大臣の大平さんに見えてしまうんだよね。(笑)
女性にはウケないけれど、男性にはバカウケ(死語)の内容は一体なんだろうね?
このカードには「SHOCKING….I」と書いてあって、何かしらショックなことがあったようだけど、その内容をポストカードに託して送るというのが主旨なのかもね?
「こんなドジな経験をしたよ!」とか「宝くじに当たってウハウハ!」などを書いて送るとかね。(笑)
「笑い顔の人達シリーズ」は見ているだけで、こちらも楽しい気分になるね!

思わずプッと吹いてしまうような面白いポストカードは、まだあるに違いない。
見つけた時には、また特集してみたいと思う。

ビザール・ポストカード選手権!7回戦

20121216-04
【いかにもアメリカンジョークっぽいポストカード。ビンテージものは面白いね!】

SNAKEPIPE WROTE:

気付いてみると今年も残り2週間ほどで終わりになるんだね!
なんだか今年はいつの間にか12月に入っていて、あんまり年末の雰囲気を感じていないのはSNAKEPIPEだけだろうか?
年賀状の準備もしないといけないのにまだ全然進んでいないなあ。
ROCKHURRAH RECORDSでは毎年年賀状を作成して友人知人に送り、もちろんこのブログにもアップしてご挨拶させて頂いている。
「今度はどんな年賀状にしようか」と毎年2人で頭を抱えながら制作するのがならわしである。(大げさ)
できれば喜んでもらいたいと考えて、カッコ良いポストカードを作ることを目標にしている。
自己満足じゃない?と言われてしまえばそれまでだけどね。(笑)
それにしても、一枚の画像として何かを表現するのってかなり難しい。
ため息が出てしまうような、心憎く思ってしまうほどセンスの良いポストカードも世の中にはたくさん出回っているというのに…。

今回のビザールシリーズは、SNAKEPIPEとROCKHRRAHが目標としているカッコ良いポストカードとは対局にあるようなカードを選んでみた。
もしかしたらそのトホホな感覚が参考になるかもしれないしね!(うそ)
世界のビザールなポストカード特集、早速いってみよう!

一番最初は、これ!
どお、このインパクトの強さったら。(笑)
I am having a great time at~と文章が付いているので、お礼状としてのポストカードだということは判るんだけどね。
「楽しい時を過ごせてありがとう」と言うににしては、みんな笑い過ぎでしょ!
左下の女性が「今くるよ」に似ていると思うのはSNAKEPIPEだけかしら?(笑)
このカードをもらった人がどんな感想を持つかを全く無視して、自分の思いを伝えることに終始している点で秀逸なカードだね。

次はこれ!
どうやらトルコのカードみたいなんだけど、見た瞬間プッと吹いてしまったSNAKEPIPE。
この羊のインパクト、かなりのものだよね?
そして下の宮殿との対比。
世界3大料理の中の一つがトルコ料理で、トルコの人が羊を食べることは知ってるけどね。
上の写真の羊は何やら装飾がなされている様子。
何かの儀式かな?
トルコについてはほとんど知らないので、全く意味不明のカード。
このカードをもらったら「どんな意味があるのか」と考えこんでしまうかもね!
何年経っても「あの羊のカードくれた人」と印象に残ることは間違いないね。

次もトルコのカードね。
これは、上の羊カードに比べると解り易いね。
兵士が故郷に残してきた恋人を想っている、という図だと思うけど違うかな?
それにしてもこのバラの配置、モヤがかかった恋人の顔、それを打ち消すかのような手にした銃という、なんとも言えないチープ感はトホホに値するね。
ここで考えてしまうのが、このカードは誰が誰に出すんだろうという問題。
兵士が恋人に?それとも恋人が兵士に?
どちらにしても士気を低下させることは間違いなさそう。
第3者がもらっても「素敵なカードをありがとう!」にはならない類だろうね。
こういうセンスを持っているトルコ、恐るべし!(笑)

最後はこちら。
どうやらこれはフィンランドのポストカードらしい。
3人の軍人、と思ったらなんとマネキン人形なんだよね。
もしかしたら歴史博物館みたいな、何かの機関が発行しているポストカードなのかもしれないけど、全く意味不明。
真ん中の人のポーズもオーバーアクションだし、それを冷ややかな目で見つめている右のマネキンの顔も変!(笑)
真ん中のマネキンはYMOの「SOLID STATE SURVIVOR」のジャケットに出ているマネキンの顔に良く似てる!
そして右のマネキンの顔はYAZOOのアリソン・モエットに似てるー!(古い)
ということはアリソン・モエットは変な顔なのか?
どっちにしても80年代顔ってことだね。(笑)
現代のフィンランド軍がこの装備なのかどうかは不明だけど、懐かしい雰囲気にシンパシーを感じてしまうね。
コレクションとして一枚欲しいポストカードかな。

世界のビザール・ポストカードは検索しているだけでも非常に楽しかった。
「ええっ、これを送っちゃう?」と驚いてしまうようなトホホ感たっぷりの逸品がたくさんあって、興味深い分野だね。
また機会があったら特集してみたいと思う。
今回勉強になったのは「相手を無視しても自分の思いを伝える」ということかな。
ん?これで良いのか?(笑)