【4本のドラマの主要人物が勢揃い!】
SNAKEPIPE WROTE:
先月更新したばかりの「映画の殿 韓国ドラマ編」を今月もお届けしよう。
ROCKHURRAH RECORDSは、ほぼ毎日ドラマを鑑賞しているので備忘録として書いているんだよね!
毎回注意書きしているように、記事はドラマの制作順ではなく、鑑賞順なので4649。
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください
最初にご紹介するのは「悪鬼(原題:악귀 2023年)」。
タイトルからしてホラーって分かるよね。
数年前、ホラー映画好きのROCKHURRAHと共に様々なホラー物を連続して鑑賞していた時、悪夢にうなされていたSNAKEPIPEなので、そこまで得意なジャンルではないみたい。
それでも観たいと思ったのは、主演がキム・テリだからなんだよね。
「二十五、二十一(2022年)」の翌年、「ジョンニョン: スター誕生(2024年)」の前に出演していたドラマなので、気になっていたよ。
ポスターの左に写っているのは、名バイプレーヤーのオ・ジョンセ!
今回は脇役ではないみたいだね。
亡くなった父親の遺品を受け取って、悪鬼に取り憑かれた貧しい生まれのク・サニョン。
鬼と神を見ることができる民俗学者ヨム・ヘサンと出会い、悪鬼に関する真実を追いながら、自分が知っていた世界とは全く違う世界と向き合う。
(ディズニープラスより)
トレイラーはこちら。

オ・ジョンセは民俗学者で、とても真面目な役だったよ。
「智異山~君へのシグナル」に引き続き、真っ当な人物を演じていた。
SNAKEPIPEが一番最初にオ・ジョンセを知ったのは「椿の花咲く頃」だったので、あの時のイメージが頭にあるんだろうね。
あらすじにもあるように、父親の遺品を受け取った後、悪鬼に取り憑かれてしまったキム・テリとオ・ジョンセが悪鬼退治をする話だけれど、悪鬼本体は実像として登場しないんだよね。
取り憑かれたキム・テリが悪鬼を演じているんだけど、顔が違うところがさすが。
上のポスターは悪鬼になっているキム・テリなので、笑っているけど怖いよね!
キム・テリの父親役に「エクストリーム・ジョブ」や「悪の心を読む者たち」のチン・ソンギュが出演していた。
チン・ソンギュもSNAKEPIPEが持っているイメージとは違う役が続いている気がするよ。
「悪鬼」は、オカルト的な恐ろしさがあったけれど、キム・テリ目当ての人にはお勧めかな。
次もディズニープラスで配信されている「パイン ならず者たち(原題:파인: 촌뜨기들 2025年)」だよ。
大ファンのリュ・スンリョンが主演と聞いたら見ずにいられない!(笑)
ドラマの概要を調べると、ヨム・ジョンアとキム・ヘス主演の「密輸 1970(原題:밀수 2023年)」に似た感じかもしれないな。
原作はウェブトゥーンで、ユン・テホの「パイン(巴人)」だって。
ユン・テホは「ミセン」の原作者なんだね!
ウェブトゥーンも読んでみたいけれど、日本語版はあるのかな。
では、ドラマ「パイン ならず者たち」のあらすじを書いてみようか。
誰もが貪欲に幸せを追い求めた1970年代の韓国。
とある漁師が海底に、世代を超えて眠り続ける財宝を載せた元王朝の貿易船が沈んでいるのを発見する。
その一部を自宅に持ち帰った所あっという間に沈没船の噂は広がり、勇気ある者だけが危険を冒せば手に入れられると財宝を狙う者が続々と現れる。
その頃、憂鬱な生活から一発逆転を夢見るオ・ヒドンも叔父のオ・グァンソクと手を組み、いち早く財宝を手に入れようと計画するが…。
(Filmarksより)
一攫千金を狙う「ならず者たち」の話なんだね!
トレイラーも観てみよう。

「騙して、奪って、生き残れ」だもんね。
海底に沈む財宝を盗掘するのは至難の業だけど、「ならず者たち」は金になるなら体張って頑張る。
人間の欲望を描いているドラマだったよ。
今回のドラマではリュ・スンリョンの本領発揮とまではいかなかった感じ。
一番印象的だったのはポスター中央にいる、イム・スジョン演じる会長の奥様!
SNAKEPIPEは、この人が一番の「ならず者」だと思ったけどどうだろう?
続いてはNetflixの「おつかれさま(原題:폭싹 속았수다 2025年)」だよ。
このドラマは世界中で人気があり、かなり話題になっていたんだよね。
お気に入り登録したまま、忘れそうになっていたので、ようやくROCKHURRAH RECORDSでも鑑賞することにした。
「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」で好演した「国民の妹」IUと、「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」に出演していた「国民の彼氏」パク・ボゴムが主演なんだよね。
「国民の〜」と呼ばれる2人がダブル主演だもん、ヒット間違いなしじゃない?
済州島に生きる気丈な少女と誠実な少年。
挫折と成功を繰り返し生きていくふたりの人生の物語は、世代を超えても続いていく力が愛にはあると教えてくれる。
(Netflixより)
ジャンルはヒューマン・ドラマなんだけど、あらすじは随分あっさりしてるよね。
トレイラーも観てみようか。

IUとパク・ボゴムが演じる時代と、二人が中年になって俳優が変わる時代が交差してドラマが進行する。
他の俳優はメイクなどで歳を重ねていく様子を同じ人が演じていたのに、主役2人だけは俳優がチェンジする。
子供時代と若い頃のエピソードが良かったね!
パク・ボゴム演じる一途で純真なグァンシクの愛情にびっくりだよ。
世の中の男性が自分より奥さんや子供優先の人ばかりなら、家庭円満だろうね?
パク・ボゴムは「恋のスケッチ」でも純真な役だったっけ。
「GO!」の掛け声を合図にして、子作りに励むシーンに笑ってしまった。(笑)
笑いあり涙ありの、まさしくヒューマン・ドラマで、高評価なのも納得だね!
最後はディズニープラスの「ナインパズル(原題:나인 퍼즐 2025年)」。
今回は4本特集して、そのうちの3本がディズニーだったんだね。
ROCKHURRAH RECORDSの環境なのかもしれないけど、ディズニーは字幕がズレたり消えたりするのが難点だよ。
皆様はストレスなく鑑賞できているのかな?
ドラマに話を戻すと「ナインパズル」は、「梨泰院クラス」のキム・ダミと「私の解放日誌」や「カジノ」のソン・ソックが主演のサスペンス。
他にも有名な俳優が大勢出演していて豪華なキャスティングだよ!
ある日、男が殺害され、現場にはパズルのピースが残されていた。
第一発見者は姪のユン・イナ。
事件を担当した刑事キム・ハンセムは、イナを容疑者として追っていたが、真相はわからぬまま未解決事件となる。
そして10年後、イナはその並外れた観察力で犯人の心理的動機を暴く天才プロファイラーへと成長していた。
それでもなおハンセムが疑念を捨てられない中、イナの元にある日郵便が届く。
中に入っていたのは、10年前の殺害現場に残されたパズルのピースと完全に一致する、”新たなピース”。
それを合図に連続殺人が始まり、イナとハンセムは再び事件の謎へと引きずり込まれていく――。
(ディズニープラスより)
タイトル通り9つのパズルで話が展開するだろうと予想できるよね。
トレイラーはこちら。

キム・ダミは、またしても裕福な家に生まれた天才的な頭脳を持つ役なんだよね。
プロファイラーになったせいか、殺人現場に足を運んでも全く動揺せず表情を変えない。
少女時代に殺人現場の第一発見者になってしまったため、感覚が鈍麻したという設定なのかもしれないけど、どんな時でもへっちゃらな顔をしているキム・ダミに違和感があったよ。
大物俳優がチョイ役で登場していて、もったいない感じ。
この人たちの出演料だけで莫大だったんじゃなかろうか?(笑)
気になったのはキーになっている不気味な絵のパズル。
調べてみると1995年生まれの연여인(Yeon Yeoin)というビジュアル・アーティストの手によるものらしい。
本人のサイトで、シュールでダークな作品を観ることができるよ!
とても好きなタイプのアーティストを知ることができて嬉しい。(笑)
狂気を孕んでいた犯人の部屋のデザインも연여인(Yeon Yeoin)が手掛けたのかなあ。
ドラマ全体はイマイチだったけれど、パズルの絵と犯人の部屋が気に入ったSNAKEPIPEだよ!
今回はホラー、アクション・クライム、ヒューマン・ドラマ、サスペンスとジャンルが違う4本のドラマを紹介したよ。
一番お勧めなのは「おつかれさま」かな。
キム・テリやリュ・スンリョンは、次回作に期待だね!






























