収集狂時代 第21巻 ハイ・ブランド・小物編

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【えっ!シャネルが電気ドリル出したの?よく見たらシャニールだ!(笑)】

SNAKEPIPE  WROTE:

当ブログのカテゴリー「収集狂時代」では、過去に「Louis Vuitton編」や「Chanel編」などのハイ・ブランドを特集したことがあるよ。
今回は単一のブランドではなく、複数のハイ・ブランドについて書いていきたいと思う。

なんてカラフルなラケットなんでしょ!
これはティファニーを象徴する色だよね。
ROCKHURRAH RECORDSの移転した事務所にも、ターコイズブルーが使用されているんだよね。
最近はこの色に反応してしまうSNAKEPIPEだよ。
ティファニーの卓球ラケットは、レザーと再生アメリカンウォールナット、スターリングシルバーのプラーク付きで2個セット。
ピンポン球が3つついて、お値段€860、日本円で約14万円!
これは実際に使うというよりも飾っておきたいと思うけど、セレブはどうなんだろう?(笑)

ルイ・ヴィトンもスポーツに参戦しているね。
「Louis Vuitton編」では、スケートボードを紹介したけれど、今回はダンベルと縄跳びだよ!
どちらも持ち手部分にモノグラムが使用されていて、高級感あるね。
画像のダンベルは3kgで、2kgの別バージョンもあるみたい。
お値段は$2,720、日本円で412,000円、縄跳びは$810、日本円で122,000円だって!
トレーニングウェアもオシャレにして、トータル・コーディネートしたいよね。(笑)

日本でもたまに「マイ・ヨガマット」を持ち歩いている人を見かけるようになったよね。
ハイ・ブランドのヨガマット持ってたら自慢できそうじゃない?(笑)
画像は,プラダ、オフ・ホワイトとルイ・ヴィトンのヨガマット。
一番左のオフ・ホワイトでお値段$141、日本円で約21,000円!
この金額なら手が出せるかも?

もう一点、スポーツ物を紹介しよう。
ヴェルサーチのラムレザーを使用したボクシング・グローブだよ!
柄物のグローブを見たことがなかったけれど、検索してみると花がプリントされた商品が販売されているみたいね。
お値段$100くらいが多いみたい。
ヴェルサーチのグローブは桁が一つ増えて$3,126、日本円で約473,000円!
モデル体型のセレブが、このグローブしてたらとてもオシャレ!
ウェアもゴールド色が似合いそう、と勝手に想像するSNAKEPIPE だよ。(笑)

プラダが2017年に販売したマネー・クリップ。
大きさが6.25cm×2.25cmのシルバー製で、「PRADA」の刻印がされているよ。
紙をまとめるためのクリップと同じデザインなので、ブランド物だと知らなかったら巫山戯ているように感じるかも?
あ、京極夏彦っぽく漢字を使ってみたよ。(笑)
クリップは$185、日本円で約28,000円で販売されていたというので、プラダのコレクターは即買いしただろうね!

ルイ・ヴィトンの商品企画チームは、ユニークなアイディアを商品化するのが得意だよね。
メディアがこぞって話題にしてくれるため、広告費を捻出する必要がないと考えているのかもしれない。
ジェンガとは同サイズの直方体のパーツを組んで作ったタワーから崩さないように注意しながら片手で一片を抜き取り、最上段に積み上げていくゲームだという。
映画やドラマの中で遊んでいるのを見たことがあるゲームだよ。
アクリル樹脂を使用した54個のピースに、モノグラムを組み合わせたジェンガを作ったルイ・ヴィトン。
ケースに入れて持ち運べるのがナイス〜!
お値段は$4,000、日本円で606,000円だって。
この金額なら購入を考える人が多かっただろうね。
SNAKEPIPEには手が出ないけど!(笑)

鮮やかな赤が目を引くよね!
イタリアの老舗コーヒー器具メーカーであるビアレッティとドルチェ&ガッバーナとのコラボ商品なんだって。
シチリア島の工芸をモチーフにしたという逸品!
水とコーヒーの粉を入れて火にかけるだけという手軽なエスプレッソ・メーカー。
3カップ用で€80、日本円で約13,000円と聞くと欲しくなっちゃうよね。
日本でも手に入るようなので、考えてみよう。(笑)

最後はこちら!
ラフ・シモンズが販売したのは、ダクトテープ。
ガムテープより粘着力や強度が高い万能テープとして知られているテープを、ベルト代わりに使用したという。
「Walk with me」や「RSYP Youth Project」といった言葉がプリントされている。
ツイン・ピークスの「Fire,Walk with me」みたいじゃない?(笑)
ダクトテープは1ロール$200、日本円で30,000円とのこと。
こんなブランド品もあるんだ、と驚いちゃうよね!

今回はハイ・ブランドの小物を紹介してみたよ。
目ん玉飛び出すほどの金額ばかりかと思いきや、意外にも手が届きそうなお手頃な商品があって驚いたよ。(笑)
またいつかブランド品特集してみよう。
きっと素敵な逸品に出会えるはず!

ビザール・ガーデン選手権!52回戦

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【印象的な庭といえば「去年マリエンバートで」だね!】

SNAKEPIPE WROTE:

ROCKHURRAH RECORDS事務所移転のため、2週を空けてのブログ更新になったね。
心配していた荷物の運搬は、ROCKHURRAHの丁寧な梱包とプロの業者のおかげでスムーズに完了!
そこまでは良かったけれど、現在もまだ開梱されていないダンボールが山積みの状態で頭が痛いよ。
新事務所が完全に機能するまでには、まだ時間がかかりそう。

今回は庭をテーマにした記事を書いてみよう。
ROCKHURRAH RECORDSの新事務所は庭付きなんだよね。
生まれてこの方、庭いじりの経験がないので、他人の庭が気になって。(笑)

最初はこちら!
場所や持ち主などの情報が見つからなかったので、画像だけの感想を書いてみよう。
ジッパー好きにはたまらないデザインだよ。
真ん中の池には金魚がいたりして?
前方の木と一直線に配置されているのも面白いね。
こんな庭を考えたのは一体誰なんだろう?
遊び心あるよね!

次もくり抜き型の庭だよ。
これはニュージーランドのクライスト・チャーチにある「フレンチ・キス」という庭園とのこと。
ランドスケープ・デザイナー、Ben Hoyleの作品だって。
とても美しくて癒やされる空間だよね!
クッションを背にして池の中央に座るのはどんな気分だろう。
くるくるした道を進むのは楽しそうだよね!

スコットランド・ダンフリースにある「The Garden of Cosmic Speculation(宇宙を推測する庭)」は、30エーカーという広大な庭だという。
毎年5月3日の半日だけ一般公開される、ランドスケープ・デザイナーであるCharles Jencksの作品とのこと。
なんとジェンクスの自宅だというから驚いちゃうね。
庭は中国の庭園哲学に基づき、現代物理学の原理に触発されたSF映画のようだ、という説明があったよ。
画像を2枚載せてみたけれど、他にも見どころ満載の庭。
5月3日、スコットランドに行くことがあったら、是非足を運びたいね!

最後はこちら!
トンネルのような奥行きを感じる場所に、色鮮やかな花が咲き誇っている。
とても幻想的で好きな雰囲気だよ!
調べてみると、これはロンドンのテムズ川の下にある下水道建設が80%完了したことを記念して作られた庭だという。
「Loo Garden」と呼ばれた庭は、プラスチック製の植物やテムズ川のゴミから作られた花で装飾されているとは驚き!
地下50mまでクレーンで降りないと観ることができない庭は、数日間のみ展示され、すぐに解体されてしまったそうで。
こんなインスタレーションがあったら素敵なのに、残念だよ!

今回の庭特集、スケールが大きくて面白かったね。
個人宅のユニークな庭も探してみたいよ。
そしてROCKHURRAH RECORDSの庭も、少しずつ手を付けていこう。
どんな庭になるのか楽しみだよ!(笑) 

SNAKEPIPE SHOWROOM 物件20 バスルーム編

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【ROCKHURRAHが作ってくれたTWIN PEAKSイメージのバスルーム画像。最高!】

SNAKEPIPE WROTE:

ROCKHURRAHが書いた先週の記事にもあったように、現在引っ越し作業中のROCKHURRAH RECORDS。
いよいよ新居でのリフォーム工事が始まったんだよね!
業者の方が複数人来宅し、朝からトンカン音が鳴り響いているよ。
粉塵予防として、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEがいる別室出入り口にはマスカーテープが貼られた。
そのため同じ家の中に人がいることは分かっているのに、ぼんやりとした人影しか見えない状態なんだよね。
自宅で何かの工事があっても、一日中家族以外の人が在宅する経験はなかったので、不思議な気分だよ。

今までリフォームなどには縁がなかったROCKHURRAHとSNAKEPIPEだけれど、壁紙や床などについて考える必要が出てきた。
職場でも、ふと気が付くと天井や壁紙などを眺めているよ。(笑)
全然知らなかったDIYの世界。
現実的には自宅に取り入れることは難しいけれど、素敵なデザインを見るのは楽しいよね!
今回はカッコ良いバスルームを紹介していこう。

バスルームに作品を展示しているよ!
持ち主はギャラリーのオーナーなんだって。
湯船に浸かりながら、ゆったりと鑑賞するなんて羨ましい限り。
特別な防湿を施しているんだろうけど、日本の家屋では作品が「べこべこ」になること間違いないね。(笑)
よく見ると、湯船の横にも立てかけてある。
浴室で本を読む人もいると聞くので、手に持って鑑賞するのかもしれない。
トイレに取り入れたいアイディアだよ。

あまり見かけないタイプの壁!
どうやらこれは「ル・コルビュジエ風」の壁紙を使用しているらしいよ。
この「〜風」というのがポイントで、「〜テイスト」と同義語だろうね。(笑)
SNAKEPIPEは、ル・コルビュジエは建築家という肩書しか知らなかったけれど、検索するとリトグラフなどの作品がたくさん出てくるじゃないの!
色合いが美しくて独創的なので、いつかSNAKEPIPE MUSEUMで特集してみよう。
コルビュジエはん、やっぱり、ただもんじゃないわ〜!(笑)

目の覚めるようなブルー!
バスタブと壁の色味が少し違っているところが面白い。
こんな色のバスタブは見たことがないよ。
下部に曲げわっぱのような枠が貼られているところに注目すると、だんだんお弁当箱に見えてきちゃったのはSNAKEPIPEだけ?(笑)
個性的な色彩のバスルーム、今後の参考にしよう!

これはレストランのトイレのようだね。
スタッフが描いたらしいんだけど、大胆な構図と色合いが迫力あるよ。
スマホで壁と自分の写真を撮ることを目的に来店するお客さんもいるだろうな、と予想する。
ROCKHURRAH RECORDSの新居も、一室をサイケデリック・アートで仕上げる構想があったけれど、時間的に難しくなったね。
本気でDIYの方だったら、満足行くまで何年も費やして完成させるんだろうけど、「にわかDIY」チームには余裕がない。(笑)
いつかこんな壁を描いてみたいよ!

最後はこちら。
床部分が透明で、宙に浮かんでいるように見えるトイレなんだよね!
床下部分が空洞みたいだけど、どんな状態なのか気になるよ。
もしかしたら下から覗き見ることができるかもしれないし?(笑)
高所恐怖症のSNAKEPIPEだったら、足がすくんでトイレまで辿り着けないかも。
独創性は抜群だけど、居心地が良いかどうかは好みがありそうだね。

今回はバスルームの紹介をしてみたよ!
自宅の中でもプライベートな空間なので、清潔で心地良くしたいよね。
更にグレードを上げて、オシャレにしたい。(笑)
色々なアイディアを参考にして頑張ってみようかな!

ROCKHURRAH RECORDS残暑見舞い2023

Summer2023

【ROCKHURRAH流に真夏を表現したポストカード。センスいいね(自画自賛)】

ROCKHURRAH WROTE:

毎年恒例、残暑見舞いの時期がやってきた。
大体いつもはお盆の時期に書いてる、またはポストカードを制作してるんだが、今年は例年のようにゆったり出来ないお盆休みだったので、ちょっと遅れてしまったよ。

7/30の記事「俺たちリノベーション組」で書いた通りウチは今、引っ越す前準備の段階で、引越し先の片付けや改装で大忙しなのだ。

天井はペンキ、壁は壁紙という誰でも出来そうなことも変なところで苦労したり、何とかゴマカシながらも家の中がだんだん予定通りになってきて満足だよ。

メインの居住空間はすでに完成したけど、あと幾つかの部屋を残すのみ。
記事に書いた通りの経験から壁紙はROCKHURRAHにはあまり向いてないと判断して、だからと言って水性ペンキはちょっと臭いので次の部屋の壁をどうしようか悩んでいた。
ペンキの臭い自体はどちらかというと好きな方なんだが、たぶん油性と水性の違いなのか、もしくは買ったペンキがイマイチだったのか、ドアを開けると毎回ツンとするような臭いでゲンナリする。
真夏で暑いから窓やドアを開け放して換気も今は出来ない。
涼しくなった頃に換気して臭いを飛ばさなければ。
うーん、何行にも渡って自分の家の悪臭を力説してしまったが、そのうち良くなりますから。

それで色々いい塗料がないか調べていたら、なかなか良さげな商品を見つけたので、予算会議(SNAKEPIPEと2人だけ)の後で購入してみた。
これを使って自宅や店の壁を塗った人も多かろう、天然塗り壁材「ひとりで塗れるもん」という商品だ。
簡単に言えば5000年ほど前から世界各国で使われていた漆喰に似た成分のものらしい。

過去に何回か漆喰の部屋に住んだけど、ひんやりしてて好きな素材なんだよね。
これは従来の漆喰の塗りにくさを改良して壁紙の上から塗れて伸びが良い、要するに簡単に塗れるのを売り物にした商品らしいが、風呂や外壁みたいな完全に濡れるようなところには向かないと書いてあった。
本物の漆喰ではないということね。
ウチが塗りたいのはそういう部分じゃなかったので、2人で集中的に塗ってみようというのがお盆休みのミッションとなったわけだ。

ペンキのようにローラーで一気に、というのは出来ないようなので2人とも人生初のコテ体験となったよ。
業者が仕上げる漆喰壁は当然、見事にきれいなものだが、敢えて塗りムラのようなタッチが味わい深いと思ってウチもそういう仕上げを目指してやってみた。
部屋の壁は四面あるが窓や収納で二面は大した面積でなく、壁一面の大きな面積は二箇所のみ。
ペンキのように乾いた後で重ね塗りは違和感があるし、割と早く乾く素材なのでかなりスピード勝負となった。
本乾きする前なら霧吹きの水で多少柔らかくなって伸ばすことも出来るようなので、休憩をはさみながらSNAKEPIPEと2人で頑張ったよ。

ROCKHURRAHが脚立に乗って上の方を塗ってゆきSNAKEPIPEが下を受け持つという連携プレイで進めていったが、途中で見るとやった場所によって当然だが違和感がある。
僭越ながら偉大な芸術家に例えるならば、ゲルハルト・リヒターの手法を真似てコテで塗料の厚い部分を削り、引き伸ばしてゆくタッチのROCKHURRAH。
そして白髪一雄のアクション・ペインティングのようにワイルドに塗りたくってゆくSNAKEPIPEの荒いタッチ。
天井から縄にぶら下がって足で描いて欲しいよ。
その辺の画風(?)の差はあったが、翌日に乾いてみればそこまで違和感もなく、かなりいい感じで仕上がっていたよ。

2日目以降はそれに自信をつけて2人とも大胆に塗りたくったので、思ったよりも早く完成してしまった。

「ひとりで塗れるもん」を実際に塗ってみたブログ記事やレビューを探してみたが、こっちの予想よりも少ない感じがする。
どれほど普及してるのかは不明だけど、ペンキに比べると臭いもなく独特の質感を楽しむことが出来て、かなりお手軽ないい商品だと思ったよ。
漆喰系としては他にも「うま~くヌレール」という他社製品があるようで、こっちの方は使ったことないから比較は出来ないが、どの商品も容器の蓋を開けたらすぐに塗れるというお手軽さが売り物なのかな?
DIYの素人としては助かるね。

あとはずっと前から懸念事項だった床の方も何とか全部設置し終わったので、毎日電車に乗って出かけてハードだったけど、実に充実したお盆休みとなったよ。
この家は10年以上前から何度も通ってたけど、正直言って自分で住みたいとは思わなかった。
けど、こうやって自分たちで好きなように改装していったら段々愛着を持って、マイホームを持つ人の気持ちもわかるようになってきたよ。

さて、そんなワケであまり時間を取れなかったために、手抜きでチャチャッと作った今年の残暑見舞い。
時短の割にはなかなかセンス良く出来上がったと思ってるよ。
昔の欧州製カルト映画のポスターみたいなのを目指してみたけど、どうだろうかね?
芸術家でもデザイナーでもなく、単に素人が自己満足で作ってる趣味の画像だけど、こういうのを生活の糧に出来るような人が羨ましいよ。

ひと夏に出来たのはここまでだけど、秋の引っ越しを目指してこれからもより快適になるように頑張ってゆきたいな。

うーむ、前にトラウマになったほど大変だった引っ越し準備が最も難関(ROCKHURRAH家はとにかくモノや服で溢れかえってる)だな。
これは改装に比べたら楽しくないけど進めてゆかなければ。

ではまた、Arrivederci (イタリア語で「また会いましょう」)