不条理でシュールな夏

【ああっ、太陽がまぶしいっ!不条理色に変えてみた夏の写真】

SNAKEPIPE WROTE:

いつの間にやら8月に突入し、まさに夏本番。
毎日暑い日が続いてますな!
年々暑く感じるのはやっぱり地球温暖化のせい?

その昔は毎年日焼けで真っ黒になっていたSNAKEPIPEだけれど、寄る年波には勝てず最近は日焼け止めを常用。(笑)
今年は日差しが強いので日傘を買おうかどうしようか迷ったくらい。
うーん、人も変わるもんだね!

日焼けが好きだった頃もSNAKEPIPEの歴史と言えるけれど、全体で見た場合には「夏の思い出」と呼べる経験はほとんどない。
毎年恒例になっているサマーソニックフジロック、なんていう夏のイベントに参加したこともないしね。
今年はSex Pistolsも来日するとか?
サマーソニック東京といっても実は幕張なので(笑)、千葉県民のSNAKEPIPEだったら会場に入らなくても外でも音が聴こえるかも。
その昔PILでのジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)を観たからもういいか!

と、ここで思い出したのがレゲエサンスプラッシュだかジャパンスプラッシュだったか名前は忘れたけど、随分前に行ったこと。
ただしこれは例の野外イベントではなく屋内、中野サンプラザだったような。
デニス・ブラウンが出演していたので、1999年より前になるのかな。
調べようと思っても、2000年より前の情報は非常に少ないためうろ覚えなので間違ってたら済みません。
ピョンピョン跳ねながら歌うデニス・ブラウンがとても可愛かった。(笑)
後にも先にもレゲエ系のイベントに行ったのはこれだけだ。

夏、ということでもう一つ思い出すのは学生時代の夏休みか。
宿題の定番である「読書感想文」を書くために選んだのが久保田早紀じゃなくて(笑)カミュの「異邦人」。
これは夏休みに読む人が多い本ではないだろうか。
実家にはエアコンがないため(笑)本当に暑い中で読んだ「異邦人」は、妙に説得力を持って迫ってきた。
「太陽がまぶしかったから」
ええーっ!
多感な学生だったSNAKEPIPEは「そんな理由」を堂々と言ってのける主人公にびっくりたまげて腰を抜かした。(笑)
新人類だなーと思ったものだ。(古い!)
不条理、という言葉だけでは説明が不十分な気がした。
SNAKPIPEの中では全てが根底から覆されるほどの衝撃だったのだ。
同時期に読んだカフカの「変身」と共に、現在のSNAKEPIPEが形成されるために必要だった本として記憶している。(大げさ)

ここでちょっとだけ上述した「衝撃を受けた」の部分の補足をさせてもらおう。
異邦人の主人公ムルソーはとても淡々とした、ほとんど感情を表すことのない人間である。
何かしらの物事が起きて喜怒哀楽が表現されている小説に慣れていたSNAKEPIPEにとって、感情表現のない主人公という設定や事件の理由は驚きだったのだ。
決してムルソーの言動を礼賛しているわけではないし、ましてや昨今の「無差別殺傷行為」をする人々を擁護したり理解しているわけではない。
特に昨今の事件は日頃の鬱憤をはらすための行為であり、異邦人のムルソーとは全く性格が違うと認識しているからだ。
誤解のないようにお願いしたい。

当時は絵描きになろうとして(笑)一生懸命描いていたのは心象画だった。
今から思えばそれはシュールレアリズムを目指していたようだけど、その時はシュールレアリズムという言葉も運動も知らなかった。
前述した文学からの影響が大きかったのだろう。
シュールと不条理について論文的・学術的に語るのはその筋の方にお任せすることにして。(笑)

SNAKEPIPEが敬愛するDAVID LYNCHもカフカの影響を受けてるし、「審判」の主人公から付けたジョセフ・Kというバンドがいたり。
自分のレーベル名を「COCTEAU RECORD」と名付けたビル・ネルソン
あ、80年代にはコクトーツインズっていうのもいたっけ。(笑)
軽く思いついただけでこれだもの。
まだまだ他にもいっぱいあるはず。

他分野からの影響を受けたアート、などと考察すると面白いかもしれない。

誰がCOVERやねん

【パロディ・カヴァーの元祖と言えばこの人】

ROCKHURRAH WROTE:

さて今回はタイトルでわかる通りカヴァー・ヴァージョンについて書いてみよう。
と言っても例のごとくROCKHURRAH流に最近のは全くなし。パンクやニュー・ウェイブ時代のちょっと偏屈なものをメインで。リンクが非常に多くてかなり読みにくいけども許して。
※タイトル下及び黄色文字色のリンクは全て音や映像が出ますので注意。

オリジナル・パンク時代で最もカヴァーが目立つバンドはやっぱりダムドが筆頭だろうか。デビュー・シングルのB面でいきなり「Help」だし、イギー・ポップ&ストゥージスの「1970(I Feel Alright)」、スウィートの「Ballroom Blitz」、ジェファーソン・エアプレインの「White Rabbit」、セックス・ピストルズの「Pretty Vacant」などなど、後の時代のバンド達に多大な影響と勇気を与えた節操のないカヴァーぶりはさすが。
スウィートのこの曲はサイコビリー系でも多くのバンドがなぜかカヴァーしてるんだが、ひとつの曲に対してカヴァーが集中するのはサイコビリーの奇妙な傾向だと思える。別の機会にその事も書いてみようか。
話がそれたがダムドのカヴァーでROCKHURRAHが好きなのはベルギーのプラスティック・ベルトランによる大ヒット曲「Ça Plane Pour Moi(「恋のウー・イー・ウー」「恋のパトカー」などという邦題がつけられてたな)」を「Jet Boy, Jet Girl」と歌っていたものだ。ん?これは単なる替え歌と言うべきか?

続けてニュー・ウェイブ時代のカヴァー・ヴァージョンについて考察してみようと思ってたんだが、実はあんまり面妖なカヴァーが見つからなかった。
例えばバウハウスがTレックスデヴィッド・ボウイのカヴァーするのはそりゃ当たり前、というようなパターンが多くて、あまり飛躍がないんだな。
そんな中でちょっとだけROCKHURRAHの心に引っかかったのは元ティアドロップ・エクスプローズジュリアン・コープが人気絶頂の頃にペル・ユビュの「Non-Alignment Pact」をカヴァーした事。今でも大した知名度はないけど、この当時(86年頃)はまだペル・ユビュはごく一部の好き者だけにしか知られてない(なかなか売ってなかったし)カルト的な、かなり難解で珍妙なバンドだった。この曲だけ聴くとストレートにカッコ良いけどね。
ジュリアン・コープは甘い顔立ちでアイドル・ポップスター的な面もあったが、亀の甲羅を背中にしょったジャケット(それじゃ花輪和一もしくは河童の三平でしょう)、と言うような奇怪な面もあり、むしろそれが本質だったように感じる。その辺に通じるものがあるのかも。そう言えば前述のバウハウスのピーター・マーフィーもソロでペル・ユビュの「Final Solution」をカヴァーしていたな。

パンク、ニュー・ウェイブとは直接関係ないかも知れないがSNAKEPIPEお気に入りのもちょこっと紹介してみようか。
フランスのアラブ系移民バンド、ラシッド・タハはクラッシュの名曲「Rock The Casbah」を大胆にカヴァー。と言うか元歌がそれ風なので逆にこっちの方がオリジナルのように聴こえてしまうな。このバンドはゴングなどで知られるプログレ・ギタリスト、スティーブ・ヒレッジも参加しているのがすごい。クラッシュのミック・ジョーンズがゲストでギター弾いてる映像などもあるので興味ある方は調べてみるべし。

音楽性は違うがドイツとチリ、テクノとラテンという相容れなさそうな組み合わせで活躍していたセニョール・ココナッツも面白い。ラテン・ミュージックでなぜにクラフトワークとかYMOとかカヴァーするか?という意外性と、聴いてみたら完璧にしっくりきてるというアレンジの上手さが素晴らしい。昔ドイツで活躍していたロスト・グリンゴスあたりを思い出してしまう。

あと、原曲とはかけ離れた楽器で演奏するというパターンで気に入ったのはYouTubeなどで見かける二人組。アマチュアが趣味でやってるっぽいんだが、これがウクレレでラモーンズ、バズコックスからBlubbery Hellbellies(!)、ゲイリー・ニューマン、ヴィサージまでカヴァーしてしまうという強者。彼らの場合はとぼけた味のビデオが楽しげ(ただ弾いてるだけなんだが)でかなり素晴らしい。

逆にこれはひどいカヴァー・ヴァージョンだと自信を持ってオススメ出来るのがアダム・アント。スパイス・ガールズの「Wannabe」をとんでもなくへっぽこにカヴァーしていたのをYouTubeで偶然見つけてビックリしたものだ。かつてはアダム&ジ・アンツで全英一位になってROCKHURRAHも大ファンだったものだがここまで堕ちるか?一体どうして?

意表をついたカヴァーと言えば最後にROCKHURRAHお得意の番外編としてこの人を挙げないわけにはいかない。マッド・モンゴルズやSxTxH、そしてソロとして名高いサイコビリー界の伝説(?)Mad Masato。カッコいい曲の間にさりげなくやっているのは山口百恵の「秋桜」、そしてなぜか「暴れん坊将軍」のテーマ。好きだからやってるのか狙ってやってるのかは不明だが何だかすごい。関東付近で滅多にライブやらないのが残念だが、もっと活動して欲しいアーティストの一人だ。

ジョニー・リコは戦場へ行った

【スターシップ・トゥルーパーズ3劇場用ポスター】

SNAKEPIPE WROTE:

カルトSF映画として名高いシリーズ「スターシップ・トゥルーパーズ3」を観てきた。
なんと公開初日の第一回目の一番に乗り込み、最前列の「かぶりつき」で観て来てしまったROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
とは言っても、別にガンダムの大ファンではないのでよろしく!(笑)

スターシップ・トゥルーパーズは以前にDAVID LYNCH評論家として有名な滝本誠氏が大絶賛していた記事を読んだことがあり、気になっていた映画の一本だった。
パンク系の写真家Shigeo“Jones”Kikuchi氏のブログにも「スターシップ・トゥルーパーズ3の公開嬉しい!」なんて記事を目にしたこともある。
近所のレンタルDVD屋でスターシップ・トゥルーパーズ1と2を発見し、ROCKHURRAHと観たのは先月のことだったろうか。
評判を裏切らず、とても面白かったのである。

スターシップ・トゥルーパーズ」は1997年のアメリカ映画で、監督はポール・バーホーベン
原作はロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士(1959年)」とのことだけど、これは未読!
主人公ジョニー・リコの軽薄だけど熱血キャラという設定と、かなりリアルな残酷シーンのギャップが見事!
地球連邦軍(人間) VS バグス(巨大昆虫)の戦いが主題の映画である。
両親は被災して亡くなり、リコの恋人(フィービー・ケイツ似?古い!)は簡単に違う男に走る、仲間達はあっけなく戦場で死んでいく、と散々な目に遭う主人公リコ。
リコ持ち前の能天気さのおかげで映画全体は暗くはない。
途中途中で入る地球連邦軍のCM「FEDERAL NETWORK」も効果的だ。
ヴァイオリンを弾く軍隊仲間がまるで「サイコビリーバンドにいそう」なタイプだったのが非常に気になった。
映画は高度な知能を持つブレイン・バグを捕らえたところで終わる。

スターシップ・トゥルーパーズ2」は前作で主役だったジョニー・リコが出て来ないサイドストーリーだ。
これは2003年のアメリカ映画でフィル・ティペットという別の監督作品。
どうやらアメリカでは劇場公開されなかったらしい。
全く1作目の話とは関係がなく、人物設定にもつながりはない。
画面は全体に暗く、単純にバグスとの戦いを描いている。
前作のユーモラスな部分や残酷なシーンもあまり出てこないので、1作目でファンになった人は物足りなさを感じるかも?
しかも前作同様、バグスとの戦いに使用する武器に無理があるので、観ているこっちがハラハラしてしまう。
もっと空中からミサイル打ち込むとか、火炎放射器使うとか策はないものかね?
バグスが人間に寄生して支配する、という方式は「遊星からの物体X」や「エイリアン」そのもの!
訳の分からない生物に支配されるという構図はやっぱり怖いけどね!
今回の主人公はショーン・コネリー似で、いかにも主役顔だったのが面白かった。

そしてついに「スターシップ・トゥルーパーズ3」である。
最初の監督、ポール・バーホーベンが製作総指揮で再登場、主人公ジョニー・リコも復活!
やっぱりあの「能天気さ」がないとね!(笑)
1作目から11年が経過した、という設定から始まるためリコもやや老け気味。
残念ながらリコ以外は登場人物がかぶることはなかったので、密かに楽しみにしていた「サイコビリー系の人」も出演しなかった。
今回はサイキックで総司令官役のアノーキなる人物が「死に日和(It’s A Good Day To Die)」なんて歌を歌い、大ヒットしてる、なんて設定がおかしい。(笑)
「FEDERAL NETWORK」CMも相変わらずの悪ノリで笑ってしまった。
バグスは進化してるのに、連邦軍側はそこまで武器の強化はないのが歯がゆい。
後半にやっと「マローダー」なるガンダムの元祖とも言えるモビルスーツが登場したけど、活躍はほんの少しだけ。
またもや知能バグス「ベヒモコイタル」という更に巨大な存在が出現したり、リコが死んだことになったり、と1作目に近い内容の3作目だった。
SNAKEPIPEがとても気に入ったのはローラ役のJolene Blalock
美しさとたくましさの両方を持つ素敵な女性だった。
今回でシリーズは終わってしまうのか?
まだバグスとの戦争は終わってないのにね!

エンドロールが流れる頃、客席に揺れを感じる。
まさかこれも映画の効果?
と思ったら本当に地震だっ!
慌てて席を立ち、非常階段前で待つ時間の長かったこと!
どうやらそれほどの震度ではなかったみたいだけど、ビルの6階での上映だったため余計に揺れを体感したようだ。
SNAKEPIPEはてっきり巨大バグスが襲ってきたのかと思ったよ!(笑)
とりあえず何事もなくて良かった。

好き好きアーツ!#03 松井冬子&金村修

【金村修風?SNAKEPIPE撮影の写真を加工して制作】

SNAKEPIPE WROTE:

ターナー賞の歩み展」と「真っ赤なバラにゃトゲがある」に登場した友人Mから昨日の午前中に電話があった。
「今日の午後3時から松井冬子のトークショーがあるから一緒に行こう」
とまた突然のお誘い。
午後はROCKHURRAHと買い物に出かける予定だったのだが、急遽変更。
恵比寿に向かうことになった。
これはかつて表参道にあった洋書店&ギャラリー「ナディッフ」が再オープンした記念イベントとのこと。
松井冬子は旬なので、トークショーなんていったらきっと大勢の人でごった返しているだろう、との予想は大ハズレ!
多くても40人はいなかったと思う。
しかも友人Mは何度もギャラリーに電話し、整理券は発行しない、トークショーまでの時間を並んで待たせることはしないと確認済み。
椅子の数は20個、トークショー開始30分前から並べる、なんて情報まで入手していた。
ってことは…これは椅子取りゲームだ!(笑)
そしてまんまと友人M、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEの3人は前から2列目のバッチリな席でトークショーを見ることができた。ラッキーだね!

トークショーは松井冬子ご本人、成山画廊の成山明光氏をゲストに雑誌DUNE編集長の林文浩氏がインタビュアーとして登場。
松井冬子は髪をアップにしたピンクの浴衣姿、成山氏は以前成山画廊で目撃した時と同じように黒の3つ揃え。
松井冬子、テレビで見るよりずっとキレイで艶やか!
びっくりたまげた~!(笑)
今回は軽い話題で、という前フリ通りに松井冬子が好きな音楽や食べ物の話など、ほとんど作品や制作に関する話題がないトークショーだった。
ちなみに制作の際に聴く音楽は「テクノなどの反復が多い音楽」で、学生時代はPUBLIC ENEMYが好きだったとのこと。
PUBLIC ENEMYはSNAKEPIPEも大好きだったので、よく解る!
そして今現在気に入っているのはTOM TOM CLUBって…古っ!(笑)

終始なごやかに笑顔を絶やさずトークしていた松井冬子。
質疑応答の時間もあり何人かが松井冬子に質問した。
「どうしても気力が湧かない時はどのように対処してますか」
「幽霊を実際に見たことがありますか」
「静岡での好きな神社はどこですか」
といった今回のトークショーに似合った(?)軽い質問。
実はSNAKEPIPEも聞いてみたいことがあったけれど、ディープ過ぎるかなと思って遠慮した。
Mにその質問内容を話してみたら
「それはきっと上野千鶴子さんにしか答えないんじゃない?」
と言われた。
確かにそうかも。(笑)
それにしても突然びっくりハプニングで、生・松井冬子が見られて良かった!
成山氏もイイ味出してて楽しませてもらった。(笑)

さて続いては「好き好きアーツ第3弾」として好きな写真家・金村修を取り上げたいと思う。

金村修は1964年生まれの写真家だ。
国内外を問わず評価が高く、1996年にはニューヨーク近代美術館主催の「世界の注目される6人の写真家」に選ばれ、2000年には土門拳賞を受賞という輝かしい経歴を持っている。

金村修を知ったのはいつだったろうか。
好き好きアーツ#1 畠山直哉」の記事にも書いている1998年に東京国立近代美術館で行われたグループ展「写真の現在—距離の不在」で金村修が出品していた時、すでにその作品を知っていたのでそれ以前のことになるだろう。
一目で「あ、金村修の写真だ」と分かる、個性的な写真である。

金村修の作風は
乱雑(CHAOS)
暴力的(VIOLENCE)
破壊的(DESTROY)
とパンク要素が三拍子揃った(?)モノクローム写真だ。
焼きはかなり黒めである。
よく目にするような、あえて特別ではない風景をスペシャルな場所に変えてしまう。
それが「金村マジック」とでも言おうか、写真家としての力量であり魅力なのだろう。
金村修の写真そのものに共感して似た写真を撮りたい、とは思わない。
嫉妬するならその「マジック」の部分になるのかもしれない。

金村修本人もパンク好きらしく、パンク写真家なんて書いてあるのを見たことがある。
金村の写真集に「CHINESE ROCKS」という「まんま」のタイトルがあり、自身が解説している文章の中にジョニー・サンダースについて語っている部分がある。
恐らく年齢から考えても、金村修は70年代オリジナルパンクが好きに違いない。(笑)
写真展開催のために海外に行くときにもライダースにサングラスが必須だった、と以前何かで読んだことがあるから尚更そう思ったけれど。

今調べてみると2000年だったらしいが、金村修がNHKのトップランナーという番組に出演したことがある。
SNAKEPIPEも興味深く鑑賞!
この時初めて喋っている金村修を見ることになる。
「写真学校で作品を見せたら先生達に汚い写真だ、汚い写真だと嬉しそうに言われた」
「早見優と西田ひかるの区別がつかなかったから人物写真はあきらめた」
などの貴重な話を聞き、益々好感を持つ。(笑)
シニカルでややブラック気味な口調、人をおちょくっているような態度など、さすがパンクスだ!

現在は日本カメラで「作家になりたきゃなればいい」というタイトルの執筆をしていたり、2001年9月から始めているワークショップも継続しているようだ。
写真そのものの評価はもちろんだけれど、キャラクターにも注目されているようでいろんな仕事してるんだな。

バンド関係以外にも頑張ってる40代がここにもいた!(笑)
これからも応援していきたいと思う。

それにしても金村修のページ、きっと何年もデザインの更新してないような。
ROCKHURRAHとSNAKEPIPEに任せてくれたらパンクテイストいっぱいのカッコいいページお作りしますのに。
ご依頼、お待ちしております!(笑)