
【オペラシティアートギャラリー入口を撮影】
SNAKEPIPE WROTE:
東京オペラシティアートギャラリーで開催されている「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」を鑑賞した。
久しぶりに訪れた気がしたのは間違いではなかったようで、前回は2024年11月の「松谷武判展」だったみたい。
およそ1年半ぶりの訪問だね!
展覧会情報チェックを怠っていたけれど、シュルレアリスムという単語を見逃すわけにはいかないね!(笑)
会期が6月24日までなので、ROCKHURRAHと慌てて初台に向かったのである。
開館時間より少し前に到着すると、ちらほらお客さんが会場前に集まってきている。
10分前くらいからは入場を待つための列ができていたので、最後尾に並ぶ。
時間を少しズラすと、人が少ないのかもね。
次回は開館時間過ぎてからにしよう!
どうにも並ぶのが苦手なんだよね。(笑)
会場はタイトル通り「オブジェ」「写真」「絵画」「ファッション」「インテリア」とジャンルごとにチャプターが分かれていたよ。
展示作品の撮影は一部禁止はあるものの、それ以外は可能だった。
この「可」と「不可」はどのような基準に基づいているのか教えて欲しいよね。
では気になった作品を紹介していこう。
最初に展示されていたのは、シュルリアリスト達が瞼を閉じた証明写真だった。
真ん中に配置されているのがルネ・マグリットの作品のようだけど、証明写真のほうは作品ではないみたい。
SNAKEPIPEはこの写真に興奮したんだけどなあ。(笑)
当時の錚々たるシュルリアリストたちのライフマスクみたいで、とても気に入ったよ!
このポスターが販売されてたら絶対買うのに、残念ながらミュージアムショップでは見かけなかった。
証明写真の下に名前を載せてもらわないと誰なのか分からないんだけどね。(笑)
即答できるのはアンドレ・ブルトンとマックス・エルンストやダリくらいかな。
マン・レイが見当たらないのは、撮影してたからもね。
マン・レイの写真作品が展示されていた。
載せた作品は、「レイヨグラフ(ピストルとアルファベットのステンシル)」。
レイヨグラフとはカメラを使わずに印画紙の上に直接物を置き、光を当てて感光させることで像を浮かび上がらせる写真技法のことで、モホリ=ナギはその技法をフォトグラムと呼んでいたらしい。
マン・レイだからレイヨグラフなんだって。
今回展示されていたレイヨグラフは、展覧会の前期と後期で作品が替わったみたいだね。
フォトグラムを作品にしているアーティストで思い出すのはトーマス・ルフだよ。
あの展覧会に行ったのが10年前だったとは。(遠い目)
「第3章 絵画 視覚芸術の新たな扉」では、馴染みのあるアーティストが勢揃い!
キリコ、エルンスト、ダリなど「シュールといえばこれ!」といった大御所の作品が並んでいる。
載せたのはイブ・タンギーの「失われた鐘」で、1929年の作品だよ。
液体を撒いたような、不思議な形態が空間を漂っている。
鑑賞者によって、それぞれの物語が生まれそうな作品だね。
イブ・タンギーの作品は、2011年3月の「シュルレアリスム展」他、過去に鑑賞したことがあるけれど、観た瞬間にタンギーの作品と分かる特徴があるよね。
他には暗い色調のミロの作品が気になったよ。
2025年に東京都美術館で開催された「ミロ展」には足を運ばなかったので、こうした作品も展示されていたのかも。
「第5章 ファッション 欲望の喚起」では、マン・レイ撮影の「ローズ・セラヴィ」が気になったよ。
1921年の作品なんだね。
ローズ・セラヴィとは女装したマルセル・デュシャンの変名のこと。
載せた画像がちょっとピンボケでごめんなさい。(笑)
日本の現代アーティストである森村泰昌がパロディを作成している、別バージョンのポートレートが有名だよね。
今回展示されていた作品では、マルセル・デュシャンはまるでミュージシャンのように見えたよ。
マルセル・デュシャンの作品としては、オブジェが数点展示されていて嬉しかったよ。
エルザ・スキャパレッリの作品は2022年2月に鑑賞した「奇想のモード」で初めて鑑賞したはず。
「スキャパレッリについては、もう少し調べてみたいと思った」とその時の感想に書いているね。(笑)
今回の展覧会ではドレスやアクセサリーが展示されていた。
アクセサリーの素晴らしさに目が釘付け!
レプリカがあったらコレクションしたくなるね。
「第6章 インテリア 室内空間の変容」で気になったのは、マックス・エルンストの作品。
1974年制作の「偉大なる無知の人」は屏風のような衝立で、説明によればベッドとセットにして99点のみ限定販売される予定だったんだとか。
エルンストが亡くなってしまったため、15点のみ存在する作品だという。
初めて観たと思ったのに、2012年5月の「マックス・エルンスト-フィギィア×スケープ」でも鑑賞していたみたい。
説明文についても忘れているとは、ひどいね。(笑)
この作品も欲しくなってしまったSNAKEPIPEだよ!
「シュルレアリスム展」を鑑賞し終わり、同時開催されている寺田コレクション「幻想の景色と不思議ないきものたち」の会場に向かう。
ある作品の前で足を止める。
池田龍雄の「禽獣記シリーズ」は1958年から1959年に制作されたインクや木炭を使用したモノクロームの作品。
まるで妖怪のような異形が描かれている。
この不気味さは、どこかで見覚えがあると思ったら!
松本俊夫監督、1969年の映画「薔薇の葬列」に出てきたんだよね。
とても気になっていたアーティストの作品を鑑賞できて嬉しかったよ!
「拡大するシュルレアリスム」は、シュルレアリスムを広く浅く捉えた展覧会だった。
ダイジェスト版といった感じなので、シュルレアリスム運動を知るにはもってこいの企画展だね。
シュールと聞けば目の色を変え、今まで数々の展覧会に足を運んでいるROCKHURRAH RECORDSにとっては少し物足りなかったかも。(笑)
驚いたのは、今回の展覧会の所蔵先はほとんど日本国内だったこと。
国内にこんなにたくさんのシュルレアリスムの作品が存在していたとは。
お気に入りの作品をもう一度鑑賞できる可能性が高いことが分かり、嬉しくなったSNAKEPIPEだよ!









